女性起業家に聞くリラクゼーションビジネス成功の秘訣

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第1回 鈴木友華
(株式会社アントレサポート 代表取締役社長)


「自分がどうしたいのか、どう社会に貢献したいのかを明確に!」
「商人タイプか経営者タイプか、その見極めが事業発展の鍵」



スモールビジネスの立上げからその発展へと全面的にサポートする会社、
それが株式会社アントレサポート。鈴木友華社長はご自身の経験を踏まえて、
「レンタルオフィス」事業を核に起業家を全面的に細やかに支援する、
そんな展望を描く、女性経営者です。

1月某日、株式会社アントレサポート道玄坂事務所にて、
ふたつのテーマを軸にインタビューさせていただきました。

ひとつは会社員生活にピリオドを打ち、起業家としてデビューした、
その時の背景と決意です。

勤めていた広告代理店が倒産寸前になり、自分の道を考えざるを得なくなった、
鈴木さん。当初は転職かフリーランスを考えていたのですが、ある知人のアドバイスで

自らが経営者となる「起業」という道を決意しました。
23歳という若さから失敗してももう一度他の会社に就職できる、そんな気持ちも手伝ったそうです。

業種は、同じ形態の広告代理店を選びました。それは仕事自体が好きで、スキルもある程度あり、
さらに当時のクライアントから、鈴木さんが会社を去っても、鈴木さんに仕事をお願いしたいという
お話が何件があり、同じ形態での起業を選んだそうです。
(もっとも口先だけのクライアントもいて苦労もしたそうですが、、、)



そんな鈴木さんに、もしリラクゼーション産業を起業するとしたら、どんな事を考えるかを尋ねると
「自分がどうしたいのか、どう社会に貢献したいのかを明確にすること」という返答がありました。

それは、仕事帰りに手早く疲れを癒してあげたい、アロマを使って優雅な休日を演出したい、
整体一筋に治療サービスを提供したいなど、ご自身の使命(ミッション)を明確にすることが
大切だということではないでしょうか。

そして、この考えは起業家だけに必要な意識ではありません。会社員であっても、自分がこうしたい、
こうすれば会社に貢献できる、会社に貢献することを通じて社会にも貢献できる、その貢献の内容が
具体的であれば具体的であるほど、個々人の思いが事業として開花し、誰かに喜んでいただけるのでは
ないでしょうか。

もうひとつのテーマは、事業が順調に推移して次のステージへ向かうときの心構えです。

鈴木さんは、当初の広告代理業務が軌道に乗り、3年ほど経過したときに「多角化」を

選択しました。

レンタルオフィス、さらには経営コンサルタントとより多面的に「起業家」を応援しようと
いう形態を選択します。もちろん広告代理業に特化したまま事業を維持することも考えたのですが
「何か物足りたい」という思いが湧き上がり、起業当時の「新しい一歩を踏み出したい」という気持ちに
立ち返ったそうです。
「もっと向上したい」それは広告のみならず、もっと様々な面でお客さまに、社会に貢献したい、
そういう思いだったのではないでしょうか。

マッサージ師やセラピストの方々も同じような場面に遭遇することがあるのではないでしょうか。
当初 一職人として独立し、ある程度事業も順調に推移してきた。さあどうするか?
このまま職人として道を究めるのか?二号店、三号店と規模を拡大するのか?
それとも事業家として手広く他事業に参入するのか?、いろいろと考えるのではないでしょうか。

もし、リラクゼーションの起業家から、そんな相談をされたらどうしますか?
という問いに対して鈴木さんはこうアドバイスします。

「自分が商人タイプか、経営者タイプかを見極めること」

よりたくさんの人にサービスを届けたいのであれば、店舗と従業員を増やさないといけませんが、
そうすると、自分自身が全てのお客さんと接することはできなくなります。
ここで大事なのは、自分が事業を進める上で、何に喜びを見出すタイプなのかをはっきりさせることです。

「商人タイプは、直接お客さんにサービスを提供することで喜びを見出すタイプ、経営者タイプは、組織を拡大し、
より多くのお客さんにサービスを提供することで喜びを見出すタイプ、ご自身がどちらのタイプかを明確にされるのが
大切です」

さて経営者タイプには、商人タイプにはない悩みがつきまといます。それは技術の伝承。

いかに従業員に技術を伝え、お客様に自分自身が接するのと同水準のサービスを提供するか?

鈴木さんはこんな工夫をされているそうです。
「マニュアルを作ることも大事ですが、そこに人間的な側面をいかに乗せるか。
 そのためにわたし自身の思いや気持ちを直接話す機会をより多く持つようにしています。
 今は10名程度の規模なので、それで事足りますが、これから20名、30名となってくると
 そのステージに応じた創意工夫をする必要があるでしょうね」

最後に、リラクゼーション産業に参入する女性への応援メッセージを頂いた。
「女性特有の感性を生かせるビジネスだと思います。新しいことを始める勇気をもって始めたビジネスなので、
 果敢に挑戦してほしいと思います。壁にぶち当たることもあるでしょうが、何事も創意工夫をもって
 努力すれば必ず道が開けると思います。」



鈴木友華プロフィール
株式会社アントレサポート 代表取締役社長
1996年 株式会社エスジェイプランニング(現在の株式会社アントレサポート)を設立。
2000年 独自の付加価値サービスを取り入れ、新事業『渋谷アントレオフィス』開設
2001年 アントレオフィスのノウハウを生かし『渋谷サポートオフィス』開設。
2002年 アライアンスオフィス運営(開設立上サポート)を行なう。
2005年 2号店『道玄坂サポートオフィス』開設。




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