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第2回 伊藤弘美
(有限会社フェアベリッシュ 代表取締役社長)


「心からの笑顔でお客様を迎え入れる」
「従業員が自然な笑顔でお客様を迎えるような空間作りが大事」


足の不自由な方、寝たきりの方にとって通常の靴を履く、そして履いて歩くとう行為はとても苦痛な行為なのです。そして、歩くという行為が苦痛になるということは、外へ出るのが苦痛、リハビリのモチベーションが下がる、ということになり、まさに生活の根底が足元から崩れ、笑顔もなくし、コミュニケーションも不全となり介護する親族からも笑顔が無くなってしまうのです。

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有限会社フェアベリッシュは、足の不自由な方、寝たきりの方がとても楽に履ける靴、「介護靴」を発明し販売している会社です。その代表取締役社長 伊藤弘美さんにインタビューのお時間を頂きました。


伊藤さんはこの介護靴がビジネスになると確信して、フェアベリッシュを設立されたのではありません。


12年の介護された祖母がお亡くなりになった後、最後の願い「外に出て歩きたい」を適えてあげられなかった、その後悔の念から、夢に表われた「介護靴」を現実に作成して、天国の祖母に届けたいとの一心で手作りの介護靴を作成したのがきっかけでした。


しっかりとした介護靴を作りたいがために障害者センターにボランティアとして出向き、モニター調査。そのうちに伊藤さんの手作り靴のファンが1人増え、2人増え、そしてついに100人を越えた時点で会社設立を決意しました。


「介護靴を多くの人に届けるだけではなく、しっかりとアフターケアも行いたい」そのための手段として、有限会社フェアベリッシュを設立したそうです。


みなさんは「起業」の意義をどう考えますか?十人十色のご事情があるでしょうが、ビジネスをワクワクしながら継続させたいのであれば、ご自身のリラクゼーションサービスを「誰に」届け、どうやって「喜び」を共有したいのか、それを具体的に持つことが大切だと思います。

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ところで有限会社フェアベリッシュはアロマ商品の通販も営んでおり、伊藤さんもアロマとマッサージの大ファン。ご自身がお客さんとして、マッサージ店を選ばれる時のポイントとして、「看板」の効用を挙げていました。


すなわち、何も「肩書き」が無いよりは、タイ古式、バリニーズ、リフレクソロジー等々の専門分野及び「肩書き」が看板にあった方が、入るときに安心感が伝わるとのこと。


特に女性客の場合、その時間、その空間で着替えをして体を預けることへの安心感をいかに入店前に伝えるかは、新規客獲得のために大切なポイントです。


そして、リラクゼーションビジネス成功の秘訣。これは全てのサービス業に通ずることですが、「心からの笑顔でお客様を迎え入れる」こと。


気持ちをこめて接したお客様に対しては、あたかも身内のようにその人のことは覚えていますし、それは何人までだったら出来るという数の問題ではないはず。

気持ちを込めて接し、「あなたに出会えて良かった、あなたの大切な身体を施術することが出来てよかったという感謝の気持ち」があれば、心の中に自然とそのお客様のカルテが作られ、次回以降いらっしゃった時も、以前の状態と比較して、その延長線上で細やかなサービスが自然と出来るのではないかということです。


もちろん、複数の社員を抱える場合も同じことです。その心のファイルを社員全員で共有できるように工夫し、何よりも社員全員が心からの笑顔を自然と出来るような空間を作ることも、経営者として大切な仕事のひとつなのです。

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伊藤さんをインタビューしまして、何より素晴しいと感じたのは、その内容もさることながら、その話しぶり。ご自身のビジネスとお客様への愛情が十二分に伝わってきました。

是非 インタビュー動画も御覧下さい。


有限会社 フェアベリッシュ

〒108-0073 東京都港区三田3-4-1 MIC301

TEL:03-5441-7370

FAX:03-5441-2170

営業時間: 9:30〜17:45

(土日祝日、夏季・年末年始日除く)

URL: http://www.fairberish.co.jp/

e-mail: aozora@fairberish.co.jp







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