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以下のコンテンツは行政書士 小笠原事務所様の許可を経て転載したものです。
会社設立なら…行政書士 小笠原事務所



会社名についてはどの社長さんでも悩むものです。別に画数などこだわるつもりもないし、ほんとうにどんなものでもいいのですが、かといって今までの個人事業の屋号じゃ会社らしくないし。・・・結構難しいものですね。
  言いやすく、業種がわかりやすく、センスがよく、覚えてもらいやすくって考えていけばきりがないですからね。でも、会社名には、こう決めるのがいいという定番があります。

 その定番のコンセプトは「なさそうな名前」です。具体的には「造語」「珍しい単語」「珍しい組み合わせ」などです。
 類似商号があったらもちろん本店のある市区町村で最初からの登記ができないばかりか、よくある名前だと、本店移転の時に移転ができないこともあります。

 さらに、不正競争防止法上の問題もあります。通信関係やコンピュータ関係など、日本中のお客を相手にする業種だと、日本中のどこかの同じ業者から「うちの名前を使うな」とクレームが来たりします。これはあとで作ったほうは裁判で負けますので、最初から「なさそうな名前」で登記するのがいいですね。検索エンジンなどで名のある同業者がないか調べた方がいいと思います。

 なさそうな名前って、どんなのでしょう?

 逆によくある名前のほうが例をあげやすいですね。まず「J・H・C」など、アルファベット2文字か3文字の何かの略の名前は、たいがいどこかにありますので、やめたほうがいいですね。何かの略は、略の過程でいろいろと思い入れがあるかと思いますが、客には何のことかわかりません。

 つまり会社名がアピールしないのです。おまけにアルファベット3文字の名前はあまりにも多いので、第3者には覚えにくいですね。覚えてもらいにくい名前は、営業上有利ではないとは思います。しかし、取締役の方々の頭文字をとったアルファベット三文字とか、商号を考える方の立場にとっては思い入れがありますよね。

 ではほかに、どんな会社名がよくあるのでしょう?

 列挙しますと、社名のメインの部分がコスモ、グローバル、テック、テクノ、トータル、メディア、エコ、システム、グッドなどですね。漢字だと大和、三和、太陽、といったところでしょうか。もちろん社名のサブの部分ならいいですが。たとえば「大ボケ」というのをメインにして、サブが「システム」で、「大ボケシステム」ならインパクトはありますし、まず無い名前ですね。でも「グローバルシステム」ならどこにでもありそうですね。また、通常誰もが知っている英単語はたいがい存在するようですね。英語はやめられたほうがいいでしょうね。

 「大ボケシステム」はいくら何でも変ですね。誰もシステムを発注はしてくれないでしょう。いずれにせよ「なさそうな名前」となるとなかなか大変です。さらに造語をみていきましょう。「サクセス」と「テック」で「サクセテック」みたいな切り貼りや「デジタルエッグ」みたいになさそうな組み合わせとか、スペイン語、フランス語などなかなか聞かない言葉を使うとか。

  そうゆう私どもは、「小笠原事務所」という平凡な名前です。




日付:  2005/8/15
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