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2005年09月29日
エッセンシャルオイル使用上の注意
こんな風に、とても便利で健康にも、生活にも、リラクゼーションにも応用できるアロマテラピーですが、精油を扱うときには必ず注意しなくてはならないことがあります。楽しく安全にアロマテラピーの恩恵を受けるため、この注意は必ず守って下さい。
・肌に直接塗るときは必ず希釈する
真性ラベンダー、ティートリー、ペパーミントなどの一部の例外を除き、精油を直接肌に塗るときは必ず希釈して下さい。
希釈するときは、キャリアオイルを使います。キャリアオイルは天然の植物性オイルで、未精製のものの方がより良いとされています。
ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、グレープシードオイルなど、キャリアオイルにもたくさんの種類があります。また、キャリアオイルにも有効成分が含まれており、精油と混ぜることで、よりよい効果を上げることができます。
希釈の目安は1%以下。精油1滴に対して5mlの割合で薄めましょう。肌が弱い方や、アレルギー体質の方、そして皮膚の薄い顔に使用するときは特に注意して、0.5%からはじめて下さい。
・精油は飲んではいけません
海外では精油を内服することもありますが、それは必ず医者の指示の元で行われています。精油は高濃度の成分が含まれていますので、大変危険です。絶対に飲まないように、また、お子さんが口にしたりしないよう、安全な場所に保管して下さい。
・パッチテストを行う
パッチテストとは、アレルギーのテストのことです。
希釈した精油を上腕部に塗布し、48時間放置します。通常は1時間も経たずに結果が出ますが、ものによってはアレルギー反応が起きるまで長い時間がかかるものもあります。
かゆみや刺激を感じたり、赤く腫れたりした場合、その精油にアレルギーがあると言うことですので、アレルギー反応が出た精油は使用しないで下さい。
・光毒性のモノに注意
柑橘系などの光毒性のある精油を使用したら、その後6時間は直射日光に当たらないようにしてください。
・保存期間は半年から1年
精油成分は分解しやすく不安定なものが多いので、冷暗所に保存して下さい。期限は半年から1年です。
・ブレンドしたものは3週間程度で使い切れる量にしておく
その都度使い切れる量にするのが一番良いのですが、作り置きをしたい場合は3週間を目安にして下さい。
・妊娠中の注意
妊娠中はケトン、ホルモン類似物質を含む精油の使用はなるべく避け、使用する場合は医者のアドバイスを受けるようにしてください。特に妊娠後期は注意が必要です。
・高血圧。低血圧。てんかん、慢性疾患がある人は専門家のアドバイスを聞いてから使用して下さい。
〈新しい扉〉
今回で、総論は終わりです。次回からは、各精油の特徴やその植物にまつわるエピソードをお話ししていきます。どんな成分が入っているのか、ブレンドするなら何と相性が良いのかなど、より深いお話になっていきます。
今、あなたの目の前には、それぞれの精油に通じる扉がたくさん並んでいます。
最初に開ける扉は、アロマテラピーの中でも最もポピュラーなラベンダーの扉です。青紫色のラベンダーの扉の中にはどんなお話が広がっているのでしょう? それは、次回のお楽しみです。
投稿者 asidru : 2005年09月29日 14:19