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2005年09月29日

バリとの出会い

私がバリを初めて訪れたのは、いまから10年ほど前の話。
友達に連れられるままバリがインドネシアにあることさえ知らず(失礼!)、
私はバリ島へと旅立ったのでした。

肌に絡みつくような湿気と甘い香りのするングラ・ライ空港に降り立った瞬間、
私は初めてのバリなのに以前ここに来たことがあるように感じて
懐かしい気持ちになり、安心感に包まれました。
例えるなら母の子宮のような安心感。すべてを包み込む温かさ。

バゲージクレームで3ヵ月後にまたここに「戻る」と手帳に記した私は
すでに聖なる島のマジックにかけられていたのでしょうね。
予定通り3ヵ月後、私はこの島を再び訪れ、
その後も日本とバリを行き来するようになりました。

それではまずはこの聖なる島のご紹介。
それはジャワ島に連なりその東にある小さな島。
面積は5561k㎡と四国の1/3くらいで、17,500以上あるインドネシアの島々の中で
注意して探さないと見落としてしまうような小さな島。

その小さな島の名前は「BALI」。語源はサンスクリット語のワリと言われ、意味は「捧げ物」。
つまり、この小さな島は神へ捧げられた聖なる島であり、
ここで育つ植物やここに住む人々も神へ差し出された捧げ物というわけです。
ですからバリの人々にとって信仰は生活そのもの。
というより人生そのものと言っても過言ではないくらい。
すべての命あるものに神が宿り、
浄と不浄、善と悪という対極にあるものが一つの中に存在すると考えられています。

例えば嘘ばかりつく人がいるとします。
でもこの人にも神が宿り、嘘ばかりつくのも神の一面。
そう考えるとまた違う視点からこの人を捉えることができますね。
空港ですべてを包み込む母の子宮のような温かさを感じたのは
この包容力がこの島に根付いているからかもしれません。
癒しは許すことから始まることをバリが教えてくれました。

バリニーズも相手の中に宿る神に捧げる行為。
セラピストである前にまず人であること。
技術的なことばかり勉強するのではなく自分を磨くこと。
バリのスピリットから本当に大切なものは何かを感じ取ること。
本当のバリニーズは学べば学ぶほど内なる自分が輝きだします。

そして、もっと深くバリを知りたいと思うようになるんです。
私は10年以上バリマジックにかかったままです・・!

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投稿者 asidru : 2005年09月29日 14:21

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