« 予防医学の大切さ 2 ~西洋医学のカベ~ | メイン | 予防医学の大切さ 4 ~自分の健康をコントロールするには…?~ »
2005年09月29日
予防医学の大切さ 3 ~食生活の影響~
子供を育てて初めて感じることがありました。
子供は母親が与える食べ物で大きくなります。
自分でお店にいって買い食いできるはずもありません。
初めは、母親の乳を飲み、やがて離乳食という、どろどろの消化しやすい食べ物で固形の食べ物に慣らしていきます。
やがて歯が生えれば、それなりの固形の物でも食べることができるようになります。
もし、この子供に、毎日カツ丼、ステーキ、ハンバーグ、そしてスナック菓子、ジュースを与え、適度な量の野菜や果物を与えなかったら、どうなるでしょうか?
これは、必ず子供ながら肥満になり、もしかしたら糖尿病、高血圧や高脂血症といったmetabolic syndrome(メタボリック・シンドローム=代謝症候群。肥満・高血糖・高中性脂肪血症・高コレステロール血症・高血圧の危険因子が重なった状態)まで発症する可能性があります。
これは、この子供のせいではなく、一概にはいえませんが、明らかに食生活に一因があります。
これと同様に考えて、これがサラリーマンの食生活だったら・・・。
そして、その行く末は・・・。
今お騒がせの若貴騒動よりもわかりやすい問題です。
この食生活を改善すれば、病気とつきあわずに済む可能性があります。
にもかかわらず、自分の習慣を変えないまま、降圧剤やコレステロールの薬や糖尿病の薬を飲み始めるとします。
これでは、毒と薬を両方とも生活の中に取り込むことになり、なんとも無駄であり、自分以外の何かに依存的な精神と生活をおくる第一歩になるのです。
(続く)
ドクターハラが語る、「自分の健康を自分でコントロールする方法」とは・・・?
待て、次号!
※当コンテンツの無断転用は禁止いたします。
著作権の取り扱い・帰属先・禁止事項についてもご覧ください。
投稿者 asidru : 2005年09月29日 12:54