2005年09月29日

トータルなアーユルヴェーダを!ビューティーライフ研究所

JR新小岩駅南口から徒歩7分。


アーケードのルミエール商店街をくぐりぬけ、自転車屋さんの横を右折すると、ターメリック色のかわいらしいビルがあります。一見、ちょっとかわいらしいカフェかレストランかな?というたたずまいの入口を入ると、中には本当にカフェがあります!

しかし、ここは単なるカフェではありません!

本日取材するビューティーライフ研究所(所在地=東京都江戸川区 代表=高橋佳璃奈さん)ではアーユルヴェディック・アロマテラピーサロン「ケアリーナ」だけではなく、カフェとショップの「レクリーナ」、セミナーなどを開催する「カルチャーナ」など様々な角度からアーユルヴェーダの普及と実践活動をしていらっしゃいます。早速お話を伺うことにしました。

アーユルヴェーダをトータルに実践

「うちはボディーケアだけでなく、アーユルヴェーダをトータルでやっているということが特徴です。本来、アーユルヴェーダってトータルなものなんです。ただアーユルヴェーダの食事っていうのもなかなか難しいですよね。

うちではそういう点でのアドバイスもできます。ギーやデーツ、それになかなか手に入らないスパイスなどをカフェで食べて頂けますし、それをおわけすることもできるのです。」

ボディー・トリートメントにとどまらず、トータルなアーユルヴェーダのケアをされているということなんですね!カフェに入って「あれっ」と思ったのが、はじめにコップに入れて頂いたのが「水」ではなく「お湯」だったのですが…!

「珍しいでしょ?アーユルヴェーダでは白湯が一番イイって言われてるんですよ。普通は喫茶店とかレストランは氷と水が出てくるけどうちは白湯なんです。

白湯って飲んでるだけで、身体にいいのですよ。肌もキレイになるし、便秘も改善する。体温より低い温度のものを取ると、体温を戻すのにエネルギーを使うから、夏ばてするんですよ。

白湯飲んでればそういうことないんです。

暑い地方に行くほど冷たい水って飲まないんですよ。ましてや、今の日本人は身体が冷えている。昔は冷房もなければ、氷水を飲んだりすることもよかったと思うんだけど、今ってへたすると、冬よりも寒くないですか?

そんな時に冷たいものを飲んだら冷えがたまり、むくんだりします。」


なるほど☆ちなみに、先ほど出た「ギー」と「デーツ」っていうものは…?

「【ギー】は、無塩バターを煮詰めたものでして…バターの水分とタンパク質を取り除いたものです。インドではお料理にもアーユルヴェーダのトリートメントにも使われています。うちは自家製で作っていまして、ほとんどのお料理に使っています。

煮詰めるのですが、焦げたりしないようにちょっとした技が必要なんです。詳しい作り方は私も執筆に参加している『アーユルヴェーダ実践ブック』に載っています。」

クラッカーにつけたギーを試食してみると…しっかりしたコクのある味でおいしい!無塩なのに、存在感がありますね。少しバターよりざらっとした舌触りで、何ともいえないですね。

「バターがなめらかなのは、水分が含まれているからなんですよ。ギーはそれをとばしているので、少しざらっとした感じなんです。ギーにはまってしまい、よく食べにくるお客様もいらっしゃるんですよ。

【デーツ】というのはナツメヤシの果実を干したもの。ビタミンの宝庫で、遊牧民が持っていた果実で、これ一つ持っていれば大丈夫っていう非常食みたいなものなんですよ。ミネラルなどの栄養分がすごくはいっているので、鉄分など不足しがちな女性にはホントにオススメです。完全オーガニック栽培で…いろいろ食べてみて一番よかったイランのものを入れています。」

(さっそく試食!もぐもぐ…)素朴な味ですね。見た感じプルーンと似ていますが、すっぱみは全然なく、甘い!干し柿のような、少しほくほくっとした食感もあり…美味しいです。

「砂糖とか使っていない、本当にコレだけの甘みなのに、代謝によい糖類なので太らないんです!結構甘みが強いので、日本茶なんかにもすっごく合います!」


ミントティー・ギー付きクラッカー・デーツ 高橋さん一押しの「デーツ」 大人気の「薬膳スープカレー」

薬膳スープカレーという大人気のメニューがあるそうです。こちらはクミンをはじめ、20種類以上のスパイスと漢方素材、ハーブを使っています。(詳細は企業秘密とのこと)


食べてみたところ、「薬膳」を意識させないくらい普通に美味しいスープカレー!味はいわゆる激辛ッという感じではないのに、気がつくと口の中や身体全体がぽかぽかしてきます。後からじんわりくる刺激が、スパイスの薬効を予感させます。美味しく自然に食べていく中で、身体にもイイなんて、一石二鳥ですね★

ショップ「レクリーナ」には、ギーやデーツの他にも、アーユルヴェーダに必須の生ゴマ油、ひまわりオイル、各種エッセンシャルオイル、アロマ名刺入れなどのオリジナルの商品、様々なスパイスやハーブ、アロエ・ベラジュース(写真左)、化粧品、それに、アクセサリーや書籍など、面白いものがところ狭しとおいてあります!アーユルヴェーダやアロマテラピーに興味がある方なら、一日いても飽きない空間です。

アーユルヴェーダの普及活動
高橋さんは、各種専門学校などでアーユルヴェディック・アロマテラピーの講座を担当されたり、本も著していらっしゃいます。

ビューティーライフ研究所でもカフェだけでなく、「カルチャーナ」といってセミナーを開いていらっしゃいますね。

「はい、ベーシックなアーユルヴェーダから、ヨーガ、さらにセルフケアなどのコースがあります。ベーシックなコースを終えられてよりプロフェッショナルを養成するコースもあります。」

プロフェッショナルといいますと、セラピスト希望の方のためのコースということになるんでしょうか?

「そうですね、若い人たちがイメージする“いわゆるセラピスト”というよりももっと本格的な“ケア・ワーカー”というものを目指す形になりますね。

セラピストは本来は療術家とか治療家という意味ですよね。
西洋とかだと心理士とか精神科の領域を指します。

日本では、セラピストというと、“何かアロマができる人”みたいなイメージで使われてしまってますが、でも本当はセラピストというのは医療資格が必要なものだったりすると思うのです。

でも資格といってもなかなかとれるものではないですから、セラピストではなく“ケア・ワーカー”というもっと治療色を薄めた広い範囲の意味合いの言葉を選んだのですね。ケアというと本当に広くて、それこそ、“世話をする”ということですから、話を聞いたりするのも含まれますし、そういうところで頑張れる人たちを養成したいなということでケアリーナと命名しました。

ですからアロマができる人であればアロマ・ケアリーナになりますし、アーユルヴェーダだったらアーユルヴェーダ・ケアリーナ。心理が得意な人はサイコ・ケアリーナになります。」

というと、ビューティライフ研究所のアーユルヴェーダ・ケアというのは高齢者や病気の方向けが中心という感じなんでしょうか?

「いえいえ、そうとは限りません!若い方だって今もうぼろぼろでしょう?まず食事がなっていないですからね。眠れない方が多いし、女の人でも生理不順とか多いでしょ。健康って何かということをもふくめてメンタル面も含めてケアしていきたいのです。

アーユルヴェーダは本来医療のものなので、本当に内容が多いし難しいですよ。


医療の部分はお医者様に任せるべきだと思いますが、その周辺部分、お医者さんではまかないきれない部分をトータルでサポートできるような人材を育成したいのです。アーユルヴェーダですべての治療をするということはなかなかできないかもしれませんが、周辺の緩和ケアの部分だったら、食事だとかスパイスをどう使うかということが非常に重要になってきます。そこをきっちりできる人達を育てていきたいのです。

アーユルヴェーダは本来医療といっても、日本ではどんなお医者さんでも医学は全部西洋医学を学びますよね。医療行為は医師免許がなかったらできませんから…まず西洋医学を学んで、その上で、ご自身でアーユルヴェーダを学ばれて取り入れるかということになります。

私は岡本記念クリニックというところで、立ち上げから関わらせてもらったのですが、医療の仕組みには保険の問題があって、アーユルヴェーダのような保険対象外の治療は自費扱いとなり、主催者も患者さんも負担が大きくなり、難しいんですね。

アーユルヴェーダを日本で普及された幡井先生がいなかったら今の日本のアーユルヴェーダの状況はないでしょうね。今は、アーユルヴェーダが体験できるクリニックも前より増えてきてはいるんだけど、まだ数がとても少ないです。

アーユルヴェーダは実にコストがかかります。大量にオイルを使うのもそうですし、セラピストの人件費、シーツ、紙パンツ、洗濯、洗剤、タオル、水道代、光熱費…本当に山のようにかかります。だから、そんなに簡単に利益がでるものではないです。

あと、体力が必要です。かなり力をいれてストロークを行う手技もあり、夏は汗だくになるので、首タオル状態です。アーユルヴェーダの技術は他のセラピー系と比べたら格闘技に近いかもしれません。」

トリートメントを受けました!
では、早速ビューティーライフ研究所の3階「ケアリーナ」にて、アーユルヴェディック・アロマテラピーの施術を体験してみたいと思います。人気のコースなどは何ですか?

「特に今人気なのはパーフェクトフル・コースですね。時間も長くて、高いコースなのですが、人気です。1回でサイズダウンや体脂肪が減り、代謝がよくなりますが、こちらも汗だくで太る心配がありません。(笑)

太ってる人というのは脂肪がついているというのに加えて、水分などでふくらんでるというのがあるんですよ。このコースをされると、間に何回もトイレに行かれる方がいます。1回トイレの量が200cc~250ccとして、それが4回だから1キロくらいは落ちるんですよ。水を流してあげることによって老廃物とかも一緒に流れでやすくなり、ズボンがゆるゆるになってしまうんですよ。

あとはヘナを使うストレス頭・ヒーリングコースですね。

ヘナなどのハーブペーストを頭に載せて、そのあいだにボディをケアをするというものです。ヘナは髪を染めるというイメージがありますが、実際はとても頭皮と髪にいいハーブなのですね、それを頭にのせておくと、目もすっきりとします。これからヘナやハーブペーストのコースには力をいれていきたいと思っています。」

アーユルヴェディック・アロマテラピーというのは、アーユルヴェーダの中でアロマの精油を使うのですか?

「はいそうです。体質に合わせたキャリアオイルに混ぜて使います。アロマの得意なところっていうのは、心理面だったりします。いろいろな身体に出てくる物の背後に隠れている心理的な要因があって、それに対して香りが働きかける。そうすると深いところのレベルまで、誘導することができるんです。」

スタッフのドーシャ(体質)に水(カパ)と火(ピッタ)の性質が多いということなので、カパの人向けに作られた超・カパケアというコースと、バラを使ったハーブフェイシャルのコースを体験することになりました!(参考 ドーシャについて)

●まずはインド式ヘッドマッサージ。

ひまわりオイルに、インドの頭用薬草オイルをブレンドしたものを頭皮にすり込ませます。

かなりさっぱりしているべとつきの少ないオイルをつけてもらっているうちにじわじわと頭皮がひんやり爽快に!

「ひんやりするでしょ?頭の熱を逃がしてあげるからスーっとなって爆睡しちゃう人もいるくらいなんですよ。目が疲れている人なんかにもお勧めです♪」

施術してくださった工藤さん(写真)の繊細な手つきが絶妙。工藤さんはアーユルヴェーダの勉強をするために北海道から東京にやってきたそうです。

頭のマッサージは首と頭皮をまわりの筋肉ごと上にぐっと持ち上げてもらいます。 普段伸ばすことのない頭の皮膚ですがちょっと伸ばしてあげるだけでずいぶんとすっきりします。

●続いてフェイシャルのゴマージュ。

はじめに特殊な水をホホバ油で乳化したものでクレンジングしていきます。

アーユルヴェーダにもホホバ油は使うのですか!?

「アーユルヴェーダ自体では本来ホホバオイルは使わないですが、肌によいものなので、クレンジングにだけ特別に使っています。 界面活性剤や乳化剤などが一切入っておらず、水とホホバだけの商品は、お肌の弱い方にも安心なんです。」

アーユルヴェーダのトリートメント自体に使われるキャリアオイルというと…やはりゴマですか。

「そうですねゴマオイルもですし、ヒマワリオイルとか、オリーブオイルをよく使いますね。」

優しくお肌をくるくるくる…。丁寧にメイクやお肌の汚れを取り除いた後、ローズの花びらや、ハチミツをはじめとした秘伝のペーストを肌に塗り、優しく広げていきます。

ゴマージュ=スクラブというイメージから多少刺激があるモノかな?と思いましたが、固形物はバラの花くらいなので、とてもなめらか。まったく肌に負担がかかりません。

優雅な薔薇の香りのペーストを顔に乗せたまましばらく置きます。

実際の施術は高橋さんご自身よりも、スタッフさんがされることが多いのですか?

「私と工藤が実際の施術にあたっています。実際に教室で教えても…なかなか『ハイ、じゃあやって』っていう風にはできませんよね。一つのステップ・ステップが深くて、基本は気配りや接客サービスとしてのスタンスが大事です。」

なるほど。ではスタッフの皆さん下でカフェのお仕事もやりながら、施術の方も少しずつ学ばれていくという感じなのでしょうか?

「そうです。結局サロンにもカフェにも共通する『接客』というものが大切です。アーユルヴェーダを行うにはハーブやオイルなどの準備や下ごしらえ、そして後かたづけが大切になります。

これはお料理と同じですし、トリートメント後のアドバイスに必ず食事指導がつきますから、カフェの仕事も大切なトリートメントの一部になります。

なので下のカフェのお仕事がつとまらないような人はやめなさい!といいます。

特にアーユルヴェーダは施術しながら、次はお風呂も入れて、次はお風呂洗ってとやることが多いですから。お料理できません、お掃除できませんっていうのでは勤まらないんですよ。それがダメでやめていった人もたくさんいますね(笑)

その代わり、うちでスタッフやったら、すっごくいいお嫁さんになること間違いなし(笑)」

なるほど…。いろんな意味で鍛えられるんですね!

そうこうしているうちに、ゴマージュ・ペーストをオフ。拭き取らなくても、顔の上にコットンをつけると、ペーストがするっとくっついて剥けます。

●続いて身体のトリートメントツイン・ガルシャナ。これはカパ(水)の体質の強い方にはぴったりだそうです!
ベサンパウダーにサンダルウッドをプラスしたパウダーを取り、手にはめたシルクの手袋を使って、足からこすりあげていきます。 ハーブの粉を身体にすりこんで、磨き上げているようなイメージ。ちょっとあかすりに似ていますが、もっとリズミカルで軽く早いタッチです。高橋さんと工藤さんがまったく同じ動きで繰り広げる手技はまるで、シンクロナイズドスイミングか、熟練したパントマイムなどのパフォーマンスを見ているよう!


すごいですね!これはかなり練習を積まれたのではないでしょうか?

「実はそんなに練習はしていないですね。パートナーの工藤さんは私の教え子だったんですが、彼女の感性が素晴らしく、またスポーツ万能なので、数回の練習でしっかりついてきてくれました。」

それにしてはしっかりぴったりそろっていますね!

「実は私も彼女もバスケット部だったので、パスの練習をしました。意外かもしれないけれど、同じ身体の使い方ができリズムがとれる、ということが大事なのです。それとお互いのことを思いやれるというあ・うんの呼吸です。」

足から始まって、背中もお腹も前も後ろも、全てこすりあげられ、身体中がぽかぽか。
はじめは粉っぽかったパウダーが、いつのまにか肌になじんでつるつるになっています。

●続いて「アヴィヤンガ」(オイルトリートメント)

アーユルヴェーダといえばオイルトリートメントというくらい、印象が強いアビヤンガです。


「インドではもう穴という穴にすべて油を入れるんですよ!鼻にも耳にも入れますし、目も浸しますし、それこそ、浣腸もしますし…オイルマッサージというのも結局皮膚の毛穴からオイルを入れるっていうことですよね。

目とか、肩凝ったり、疲れてる時って、かさついてる感じがしませんか?

筋肉が動きにくい時、凝ってる時って…筋肉がぱさぱさって堅いスジ肉になっちゃってるイメージなんですね。これがヴァータという風の強い状態で、あらゆるものを乾かし、硬くしてしまっている・・・と考えます。その風をそよ風に変えるのが、このアビヤンガです。風の吹き具合を調節するのがストロークで、左右対称に2人で行うから、体全体のバランスを取り、整えるのが早いわけ。

でも、本来、日本は高温多湿だからそんなに油切れする状況じゃないんです。インドなんてすごい乾燥地帯だから、大変なんです。オイルでシロダーラ(額にオイルを垂らしつづけるトリートメント)するでしょ。そのあと、シャンプーして、タオルドライすると、もうパチパチっと静電気が起きるくらい乾燥しているの。そういう土地では、普通に暮らしていてもすごい身体の油分が取られる訳ですよ。だからこそこうやってオイルを使うような施術やカレー料理が発達したんだと思います。

逆に言えば、まったく同じものを日本で行ったら、ちょっとオイルが多すぎるのかなと思うんですね。」

体験したスタッフは「カパ(水)」のドーシャが強く、もともとずっしりと停滞したり、重みを持っている体質なので、あまり大量のオイルを使ってしまうのは向いていないそうです。そこで、ゴマと ひまわりのキャリアオイルに、グレープフルーツとローズマリーのエッセンシャルオイルをプラスしたものを少量足と背中だけに使います。足の裏から背中まで丁寧に4本の手で触られて贅沢ないい気持ち!

その後、身体をタオルで包み、サウナ状態にして発汗させます。

●続いてフェイシャル・パック。
こちらもバラの花びらを始め、秘伝のレシピで創られたパックです。

極上のバラの香りに包まれて 手作りのジェルがたっぷりと贅沢に顔中に塗られていきます。
ハーブやスパイス、アロマテラピー、化粧品の 知識と経験の豊富な高橋さんがこだわりを持って作った
フェイシャルパックですからその効果もかなり期待大!
ひんやりジェルに顔を包まれながら夢見心地に。
「頭寒足温」と言いますが、そのとおり頭をオイルやフェイシャルで冷やしてあげて足は温めてあげると体にいいんだそうです。

身体がすっかりあったまって、顔もつるつるになったところで、シャワーを浴びて終了★

施術が終わってすぐにスタッフが感じたのは… 「顔がもっちもち☆」
ぷるんぷるんでしっとりとした赤ちゃんのようなお肌になりました♪
また体は水が汗となっていっぱい出たので、ちょっと軽くなったようなすっきりした気分になりました。
高橋さん曰く、これから数日間は水が体から出てきて 痩せる効果が期待できそう!とのこと。

施術が終わってからは2時間ほど後でも、首から顔にかけてうっすらと汗が浮かんでいました。
ようやく汗がひいてきたなと思ったら頭と体が軽くなったようでとてもすっきりしました。

ビューティーライフ研究所取締役社長「高橋佳璃奈」さんインタビュー
幅広い活躍をされている高橋さんですが、アーユルヴェーダとの出会いや、サロン経営していくうえでのお話など伺っていきたいと思います。さっそくですが、高橋さんは、アーユルヴェーダ歴17年と非常に長いことアーユルヴェーダに関わっていらっしゃいますね!当時はまだ今ほどの知名度もなかったと思うのですが…どうやってアーユルヴェーダのお仕事を始められたのですか?


「私はアーユルヴェーダに出会う前にも美容関係の仕事をしていたんです。美容歴は27年になります。

もともとは人をキレイにするこ。特に<顔>に興味が一番あったんですね。メイクです。でも、メイクをやるなら、ヘアとかもできないといけないよということで、美容師の免許を取ったりヘアも勉強したんです。エステティシャン、ヘアメイク的なこともやりましたし、化粧品企画会社にも勤めていました。

その当時はメイクの世界にも新しいものが入ってくる時代で、ビューティ・セラピーとか、精神的なことも言われだしたころだったのですね。

メイクって『Make up』でしょ。だから『アップ』、つまり『気分があがることが大切』っていうようなことや、『その人らしいことが美しい』とかそういう考えが出てきていました。

私が当時働いていた会社がそういうことに意識が高かったので、『化粧品とはなんぞや』っていうことなんかを考えたり、ハーブ・オイル・基材の勉強などもすることができて楽しかったですよ。

その後、17年前でしたか、ちょうどアロマが上陸した頃だったと思います。初めて海外のアロマの商品を見て、直感的に『これ、すごくイイ!』と思っていたら、日本で一軒セミナーをやっているところを見つけ、『アロマテラピー』を学びはじめたのですが、早速ブレンドオイルを作って使ってみたところ、かぶれてしまったんです!いい物なはずなのになぜ?と思っていたのですね。

その当時、ちょうど、友人が偶然にもインド人と結婚しまして、アロマテラピーのことを説明したら、『それはアーユルヴェーダだ』と言うんです。
それでアーユルヴェーダにも興味を持ちまして、唯一売られていた1冊の幡井先生の本でアーユルヴェーダを勉強し始めました。日本の本はまだ、専門的で難しいものが多かったですね。アメリカ人の友人がアメリカの本を送ってくれて、それがとてもわかりやすかった。

そうやって学ぶ中で、アーユルヴェーダには「体質」という考え方があるんだな、というのがわかりまして、そしてもう一度アロマのブレンドオイルを作り直してみたんです。

そうしたら、今度は大丈夫だったんですね。それで『体質を知ること』の大切さを知り、それを取り入れてアーユルヴェーディック・アロマテラピーをずっと研究しています。」

アーユルヴェーダはどのようにして本格的に学ばれましたか?

「まず、知りたい一心で、ニューデリーのホーリーファミリーホスピタルのバット先生のところで2ヶ月学びました。もっといたかったのですが、紛争が起きて外国人強制退去になり帰ってきました。

バット先生を紹介くださった日本アーユルヴェーダスクールのクリシュナ先生から は、たくさんの機会をいただきアーユルヴェーダを教えていただきました。

また、ハタイクリニック院長であり、日本でアーユルヴェーダを30年以上にわたり普及しつづ け今日の道を作ってくださった幡井勉先生には、本当にお世話になりました。そして、アーユルヴェーダの知識と実践の機会を与えてくださった岡本記念クリニックの岡本丈院長と上馬場和夫先生の元で2年半働かせて頂いたことは、今の私の大きな礎 となっています。」

岡本記念クリニックでは施術の方もされてたんですか?

「施術もそうですし、受付から掃除まで何から全てやっておりました(笑)でもこれが今とても役に立っていますよ。」

こちら「ビューティーライフ研究所」の方は、初めからこちらのビルでスタートされたのですか?

「いえ、はじめは近くのマンションで小さくやっていたんですが、1人でやっていると何か自己満足的に思え、せっかく学んだこの英知をもっと公に知ってもらいたいと有限会社化に踏み切りました。

新小岩は私の地元なんですよ!」

そうなんですか!やはり、地元でやりたいということではじめから新小岩で開業を考えられていたんですか?

「自分なりにどのような方向性でアーユルヴェーダを伝えたいかと考えた時に、“福祉の領域”というのが念頭にありました。そのために介護福祉を学び資格をとりました。

介護福祉士の資格が取れたちょうど一週間後に父が脳梗塞で倒れ、リハビリを含めてアーユルヴェーディック・アロマテラピーでできる限りのケアを行い、麻痺にも痴呆にもならず一ヶ月で退院することができ、自分の方向性が間違っていないことを確信しました。

その後、父のケアもあり、実家に戻る必要があったため地元での開業が一番自分にとってやりやすいと考えました。

下町育ちですし、自分の生まれ育った場所でそれまでお世話になった方たちの少しでも役に立てればと思う気持ちもありました。同級生も同じように更年期だの、介護ストレスを抱える年代ですし、それが少しでも快方に向かう手助けができたらいいなと思い地元を選んだのですね。」

このビルすごくカワイイですよね!

「そうですね~はじめできた時は、周りの人も『あの黄色のアヤシいビルは何?』って感じだったんですよ。

しかも名前がビューティーライフ研究所。ほら、研究所っていうだけで、パナウェーブ研究所とか一時あったじゃないですか!そういうのの仲間?何なの?っていうのははじめありましたよ。じゃあいっそのこと、魔女だーっていうことでいろいろ魔女のキャラクターを作ってしまいました!今はおかげさまで地元の方にもだんだん覚えて頂いてます。だからハロウィーンは大きなイベントです。

平成15年には江戸川区産業賞優良商店というので表彰していただきました。

こちらは『ユニークで頑張っているお店』というのと、いろんな地域からお客様もいらっしゃいますので、そういう意味で『地域に貢献している』ことが認められて、表彰していただいたのですね。」

地元の皆様にも愛されているんですね!

このターメリック色の壁の外装や窓の形など、ヨーロッパ風でしゃれてますし、 商店街からも近いですしイイですよね。
内装や外装合わせてどれくらい費用をおかけになりましたか?


「具体的な金額は公表できませんが…
全体としてこの規模で開業までにかかる費用は設備含めて数百万以上必要ですね。」

お客様はやはり地元の方が多いのですか?


「地元の方が4割、都内の方が4割で、遠くから探し当てていらっしゃる方も2割ほどいらっしゃいます。」

お客様の年齢層は?

「圧倒的に30代が多く、次が20代、40代、50代と続きます。30代は、仕事や家庭、育児とストレスが一番かかる年代ですし、情報キャッチ能力も早いので、インターネットを通じてこられる方が多いです。

もちろんもっと年齢が上の方もいらっしゃいますし、中には、妊娠前から、妊娠中、出産後とトリートメントを受けている人もいます。生まれた赤ちゃんは、生まれる前からこのお店に来てるから、なんだか落ち着いちゃうみたいなんですよ。」

一日お客様は何組くらいいらっしゃいますか?

「…『ケアリーナ』の方は一日最高でも5人までですね。ベッドが少ないですし、トリートメントに時間がかかり、シャワーも使うので。」

こちらは男性のお客様もいらっしゃるんですか?

「女性専用というわけではなく、一応カップルサポートという男女ペアの方向けのコースなどがございますが…
基本的には男性のお客様は女性の方の紹介を受けてから、という形をとらせて頂いております。
最近は一度自分が受け、ぜひ彼にも、とバースデー・プレゼントにして下さったり、バレンタインギフトにする太っ腹(でもとても心が優しいということ)の頼もしい女性が増えてきましたよ。」

3階のサロン「ケアリーナ」1階のカフェ「レクリーナ」2階のセミナー「カルチャーナ」はどういう順番で始められたんですか?

「すべて同時です。

カフェでは、はじめお茶くらいしか出してなかったんだけど、お客さんから『カレーとかないの?』っていう要望が多くありまして、徐々にカレーなどのお食事なんかも出すようになったんですよ。」

こちらでお食事だけ目的でこられるという方もいらっしゃるんですか?

「はいたくさんいらっしゃいますよ。食事だけでこんなに体調がよくなる、ということを知ってもらいたくて、オリジナルメニューがたくさんあります。」


ちなみに、3階のサロン「ケアリーナ」1階のカフェ「レクリーナ」2階のセミナー「カルチャーナ」それぞれの収益の割合というのはどのくらいなんでしょうか?

「理想としては、4:3:3ですね。」

すべて「○○~ナ」という形で名称を統一されてますね!

「別に意味はないのですが、名称としてセニョリータのタのようにナをつけることで統一感をもたせています。1階は楽しさを味わう場所として『レクリーナ』になっています。

3階の『ケアリーナ』ですが、『ケアリーナ』というのは当社のケア・エキスパート講座を 終了した人たちのことも指します。 『ケアリーナ』という名称も、商標登録出願しています。 アーユルヴェーダ・ケアリーナ、ビューティー・ケアリーナ、アロマ・ケアリーナ、 クッキング・ケアリーナと部門部門での専門家を育て、それぞれの人が社会貢献できるようなバックアップ体制も含めて全体でアーユルヴェーダの普及がなされるような活動が出来たら、と思っています。」

高橋さんがこれまでビューティーライフ研究所を運営されて嬉しかったこと、印象深いエピソードなどってありますか?

「やっぱり一番嬉しいのは、スタッフとともに働けることですね。

一人の力は所詮一人の力でしかない。でも三人集まると文殊の知恵といわれるように、どうしたらもっとお客様に喜んでもらえるだろうか、と皆で知恵を出し合えることが本当に嬉しいです。

結局会社が発展するかしないかは、社長の力ではなくスタッフの力が大きいのです。これは驚くほど、数字やお客様のリピートという形で出てきますね。
特に一階の『レクリーナ』は、『愉しさを提供できる場』としています。単なるレストランでもショップでもなく、お客様がここにいるだけでほこっとシアワセな気持ちになれる、そういう雰囲気を出せるのは、そこにいる人たちです。明るく、元気よく、素直な感性があれば、そこに光がいつもあります。その光こそが、人を和ませるのです。

たった2歳の子供達が常連になる店ってそうそうないですよね。でも彼らは明らかにくつろぎ、楽しみ、ここに来たがる。
そんな中で、食事や接客を通じて健康になるための知恵や教育を行います。3歳の女の子に、『早く風邪治したかったら、ショウガ食べようね』というと、ちゃんと食べます。

その子が、また風邪を引いた時にはママに『美味しくないけど、早く風邪なおして皆と遊びたいからショウガちょうだい』というんです。ここで、ショウガ=風邪、というインプットができる。同時に夜アイスクリームを食べると咳が止まらない、ということも学習される。
そういう場を提供できることもとてもシアワセです。」

逆にサロンを運営されていて辛いこと、お困りのことというのはなんですか?

「スタッフの入れ替わりも多いので、それは大変ですね。でも女性のスタッフは定着しないのは仕方ないことですね。それと、一度に3つの部門を運営しているので、管理が大変です。それだけに、マネジメントの部分も多くなります。大事な部分を絞り、仕事の量を減らす工夫として、スタッフ同士の連携や体制を整えることは随時の課題になっています。

集客、売上に関しては、どのサロンも企業もいつも苦労することは同じでしょう。大切なのは、時代や時流を読み、創意工夫がいつもできることだと思います。」

現在、ビューティーライフ研究所のスタッフの方は4名ということでお伺いいたしました。先ほどツイン・ガルシャナをして頂いた工藤さんと、あとカフェの方に竹内さんと、菅原さんがいらっしゃいましたね。皆さんのお仕事分担はどのようにされているのですか?大変様々なグッズを通販や店舗販売で扱っていらっしゃいますが、仕入れや発送などの事務は、専門スタッフの方などがいらっしゃるのですか?

「うちはみんなマルチです。全部みんなでやるのです(笑)
でも向き不向きがあるので、得意分野での力を貸してもらっています。今度入った菅原さんはパン作りが上手で、喫茶メニューに『フォカッチャ』が加わりました。すると、トリートメントで使うカティ・バスティ(※腰などに小麦粉で土手を作り、そこにオイルをためるという施術)の土手用の小麦粉を練るのも上手なわけで、助かってます。
事務的なものは私と工藤と分担していますが、これからは事務の方は専任としての人を雇用していきます。」

アーユルヴェーダは奇跡
「今までやってきたいろいろな出会いも、全て神様から頂いたと感じずにはおれないほど、奇跡があったのです。アーユルヴェーダを学びたい、知りたい、と心から思った時、次々と扉が開かれまし た。17年前はパソコンも普及しておらず、インターネットなどない時代でしたから、 奇跡以外つながる道はありませんでした。

だからこそ、神の計らいを強く感じるのです。起業してからも、アクシデントはヤマのようにありましたが、奇跡が起こるのです。だから、続けていられる。神様が、『もうやめなさい』と思ったら、とっくにつぶれていたでしょう。でも、奇跡を下さる。

だから、続けていられるし、このアーユルヴェーダが神からおろされた知恵であることを確信できるのです。

アーユルヴェーダを今までやってきたのは、『これがやってみたい』という純粋な想いがあったからです。お金とかでは全くありません。純粋に想いだけですね。だからどんなことがあっても辛くならずに続けていられる。」

運命的ですね!日本のアーユルヴェーダの黎明期から関わっていらっしゃる高橋さんからみて、近年のアーユルヴェーダを取り巻く環境はどうですか?かなり最近ではアーユルヴェーダという言葉も広まってきたのではないかと思いますが…

「かつてアロマが経験したように、スクールが普及してきて大量生産化されると、結局自滅するのではないかということを危惧しています。
それ以上に、自分が実践の経験もなくスクールで教える人たちがいる、ということに危機感を感じます。
うちに来るスタッフでも、いろいろなスクールを出てきた人がいますが、結局知識だけでは実践ができないので一から教えることがたくさんあります。

私は美容の時代、インターンも含め下積みをずっとしてきましたから、その大切さがしみています。

トリートメントにしても、人それぞれいろいろな違いがあります。オイルの選定や量、ストローク、熱のかけ方、アフターフォロー等…たくさんの人を経験して失敗したり悩んだりして、人をみることができてきています。特にアーユルヴェーダは本来医療であるために、そのトリートメント自体に治療的な意味がたくさん含まれています。

かつてクリニックで行っていた時代に、トリートメント後に倒れる人たちも多くいました。それだけに、気をつける場面や、人をみることがとても大切なことを痛感しています。

本来、美容にしても料理にしても、下積みということが基本だったのですが、今はきっちりした下積みなしにお金さえあれば資格も容易にとれ、それなりに設備が整えられ、宣伝もできて教えることがなされています。

でも、本当にそれでよいでしょうか?特にうちのクライアントにはガンの人もいるし、難病を抱えている人もこられます。
アーユルヴェーダに集まる人たちには、そういう藁をもすがる状態の人もいらっしゃるんですよ。
そうすると、もっと学ぶことや知ることがどんどん出てくる。知識も実践も、解析も必要です。

アロマが普及しだした時代から、そういう傾向が見られるのです。時代といえば時代なのかもしれませんが、人としての“誠実さ”ということを考えると、しっかり修行をして欲しいと思いますね。結局は、自分本位かそうでないかということになると思いますが。

結局アーユルヴェーダを実践・普及するということは、生涯自己鍛錬だと感じています。」

なるほど…。生半可な気持ちではアーユルヴェーダ・セラピストにはなれないということなんですね!これからセラピストを目指したいという方、アーユルヴェーダを学びたいという方にはどういうことを言いたいですか?

「アーユルヴェーダを学ぶ人の中には、アロマやリフレクソロジーという技術を持っていて、それだけではなかなかうまくいかないので、次にアーユルヴェーダを、と思ってくる人たちも多いですね。

しかし、一つのことを達成できずに次のことを学んでも、結果的にはうまくいきません。まして、アーユルヴェーダはこういうトリートメントのなかで最も難しく、最もコストと時間と体力が必要です。従って、利益を得るには、様々な創意工夫が必要となります。流行だから、他と違っていたいから、という名目だけでは 到底続けることは難しいでしょう。

アーユルヴェーダトリートメントは、かなり体力を使います。 まず健康と体力に自信がないと無理です。足腰が強くないと、結果がきちんと出せません。足腰の弱い人は、自分が弱っていってしまいますね。

ソフトマッサージだけでなく、ハードなマッサージも含むので、1に体力、2に体力、そして精神力と施術者の心身の健康が資本です。 アロマのような優雅なマッサージでへこたれているようではできないでしょう。 それだけではなく、オイルを大量に使うので掃除やメンテナンス、洗濯も普通の2倍の労力を使います。賃貸で借りている場合は、排水口の注意も必要でしょう。なので、施術者はトリートメント&アフターフォローと体力を必要とします。

ちなみに、私と工藤の足と腕の筋肉を見て頂くとお分かりになるでしょう。」

大量に使うオイルの後処理というのはかなり大変なのですねぇ。
こちらで使用済みのオイルに混ぜると「洗剤」になって流せるという「油キレイ」を扱ってらっしゃるのにはそういう理由もあるんですね。

「施術者にもっと大切なのは、気配り、心配り、ちょっとの反応にも気づける能力です。自分本位な人や、配慮のない人はよい技術はできません。

特に当社は、ツインでアビヤンガを行っています。

以心伝心、お互いを思いやる気持 ちがないと、ピッタリと技術をあわせることができません。従って、よいパートナー 関係が出来上がるには、人を選びます。 なぜ、アーユルヴェーダがツインのアビヤンガを行っているかというと、左右対称に ストロークを行うことで左右バランスが調い、脳を刺激し、体の秩序を正すためです。そして、二人のエネルギーを一人の人に注入するので活性する力が強 いのです。

その活性力は、施術者の純粋な気持ちから生まれるものです。

私が初めてインドでこのトリートメントを学んだ時、テクニシャンの人から『全ては神様から頂くものです。自分はただそのエネルギーを媒介するにすぎない。自分が行っているのではなく、神のしもべとなって初めてそのエネルギーが伝達されるのです』 ということを言われ、目から鱗がぼろぼろとおちました。

自分が何かやってあげたい、という奢りの気持ちはそのときに捨てました。

結局、アーユルヴェーダのトリートメントを行うということは、日々の自己鍛錬につながるのです。だから、ヴェーダ(哲学)なのです。ヨーガの修行では、最終的に神に近づくためにバクティヨーガという献身の修行を行 いますが、当社ではどんな人でも初めは下働きから行ってもらいます。どんなよい大学やスクールを出たとしても、関係ありません。下働きがきちんとできていないと、掃除も洗濯も出来ず、ましてや心配りという気持ちは生まれてきません。

例えばお風呂掃除の時、『あ、ごっそり毛が抜けている』という気づきがあると、その人にかける『声かけ』が違ってきますね。体質や問題点にも気づくわけです。そういう積み重ねが『人間力』につながります。」

単に技術という以前に人間性が問われる世界なのですね。

「エステもアロマも接客サービス業であるには変わらないのです。接客サービスというものが どういうものかがわからない人は、どんなツールをもったとしても成功せず、あれこれ手を出して一つも本質をつかまずに終わることとなるでしょう。 アーユルヴェーダを学ぶ、実践するということは、人間としての修行を行う、ということだと感じています。」


ビューティーライフ研究所さんの今後の展望や展開などはどのように考えていらっしゃいますか?

「将来的には、私個人や会社ということというより、ケアリーナをどんどん増やして、地域や社会に貢献できる活動を個々に行っていくサポートをしていきたい、と思っています。私個人の活動としては、あと10年を目安にしていますが、 もっと若い人たちが本当のアーユルヴェーダを理解し、普及する層が広がれば、若い人たちの意識もかわり、健康や幸福への価値観もかわるでしょう。すると社会も変わっていきます。
自己利益の追求ということではなく、自分がこのアーユルヴェーダということを純粋な意識と行動にかえるだけで、もっと大きな場所や世界ということにつながり、大きな未来まで関わっていくということを知って欲しいと思うのです。特に、女性の真の健康が健全な社会を導く大きさに気づいて下さい。
ビューティーライフという意味は、“麗しい人生”という願いを込めています。麗しいということはゴージャスということではありません。心豊かに潤いのある人生という意味ですから、それを導く人生のサポーターが増えることを祈っているのです。

当社のアユキッズが20歳になったとき、本当に楽しみですね。」

10年後、20年後、アーユルヴェーダを取り巻く環境も大きく変わっているかもしれませんね!
大変勉強になりました。ありがとうございました。

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1F/レクリーナ   (喫茶&ショップ)
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取締役社長 高橋 佳璃奈

(介護福祉士、健康心理士、美容家、福祉レクリエーションワーカー、アロマコーディネーター、アーユルヴェーダ・テクニシャン日本アーユルヴェーダ学会評議員、日本アロマコーディネーター協会主任講師、日本健康心理学会会員


東京都江戸川区松島3-12-11
TEL 03-3674-3568
FAX 03-3674-3615
URL http://www.BTL369.com

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【参考】クリニックなど

*1ハタイ・クリニック

日本におけるアーユルヴェーダの第一人者幡井勉氏のクリニック。
西洋医学に東洋医学を大胆に取り入れて、現在アーユルヴェーダ、鍼灸などを取り入れた療法をハタイ・クリニックにて実践中。
東京都目黒区
http://www009.upp.so-net.ne.jp/bhatai/

*2倉敷光クリニック

「生きがい療法」提唱者 柴田Dr.のアーユルヴェーダクリニック
岡山県倉敷市
http://www.tamatele.ne.jp/~ku-hikari-c/index.htm

*3日本アーユルヴェーダ・スクール

所長 幡井勉
校長 クリシュナU.K.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~charaka/

投稿者 asidru : 19:47 | コメント (0)

フィットネスクラブとの提携でマッサージ~株式会社ミッシュ~

JR川口駅東口から徒歩一分。
きれいなビルの8階に8月にオープンしたばかりのフィットネスクラブ「ティップネス」があります。

「こんにちは~!」さわやかなポロシャツ姿のスタッフさんに挨拶をして、9階にあがると…ロッカーへの入り口手前に「ボディーケアルーム」の看板を発見!ここが、今回取材させて頂く株式会社ミッシュ(所在地=東京都渋谷区 代表=北島昇さん 以下ミッシュ)が運営されているボディーケアールームです。

“スポーツクラブに併設されている”というところに普通のマッサージサロンとは違う特色がありますね!

ミッシュさんの沿革をお聞きしたところ、社長である北島昇さんが大学時代の先輩と2人でトレーナーズユニオンを設立。当初は中・高・大学のクラブチーム、社会人・実業団チームなどへトレーナーを派遣事業をしていたそうです。

数年後の2000年4月、北島さんが独立し、その時期に知り合った現会長と株式会社ミッシュを設立。
現在ではトレーナーズユニオン事業部と併せてBOC部門(フィットネスクラブ内ボディケアルーム)、教育部門(トレーナー向け・一般者向け・施術者向けなどのセミナー・スクール実施)、一般部門(パーソナルトレーナーがフィットネスクラブ内で一般者向けにパーソナルトレーニング指導)を設立され、多角的に事業をされているそうです。

現在ボディーケアルームで展開しているコースは按摩マッサージ指圧・または柔道整復師の資格者を中心にした“ボディリラクゼーション”と、“ロミロミ”の2つ。

指圧マッサージとロミロミというのは、ちょっと珍しい組み合わせのように思いますが、なぜ、ロミロミを選ばれたのでしょうか?

「ロミロミは、ハワイにおいては古くから治療的要素の大きい施術として認識されていて、その手技も特に筋肉を揉みほぐすことに関してはかなり効果の高いものです。ボディケアルームを癒しを提供する場ではなく、お客様の持っている身体的な問題の解決を図る場として展開している私たちとしては、運営方針に合った施術の1つだったので導入しました。」
(ミッシュ 砂さん)

なるほど。スポーツトレーナー派遣から始まったミッシュさんでは、マッサージを、スポーツに伴う不調不具合のケアのためのツールとして捉えていらっしゃるのですね!

フィットネスクラブのロミロミ体験!
早速ボディーケアルームにてロミロミを体験してみることにしました!

ロミロミのベッドは指圧のベッドより少し高めに調整してあります。指圧の方がぐっと下に押し下げる形の施術が多いからだそう。施術者やお客様の体型に合わせて高さを変えることも可能です。

このオイルは…?

「グレープシードオイルとスウィートアーモンドオイルなどの植物油をブレンドした100%天然のものです。(ロミロミセラピスト福武さん)」

精油(エッセンシャルオイル)もおいてありますが、こちらはどんな種類のものを?

「こちらは、焚いたりする時はあるのですが、ボディには使ってません。アロマテラピーにはアロマテラピーの良さというのがあります、ロミロミとはまた違いますのでここでは使っておりません。」

さっそく少量のオイルを手に取り、施術にはいる福武さん。

頭側から、背中を押し下げるように手のひらで筋肉を押し広げていきます。

スタッフはロミロミの施術を受けるのが初めてだったのですが、ロミロミというかわいらしい語感から想像していたよりずっと強くダイレクトな刺激です。もっとも、一点押しされるのとは異なり、手の付け根から腕までを使って、広い範囲で刺激されるので、イタイという感じはありません。筋肉を奥から掘り起こされる感覚とでもいうのでしょうか?

福武さんの手は指が大きく、どっしりしている感じ。繊細にさわさわ~というタイプの触り方ではなく、それでいて荒々しいわけでもない、迷いがなく実に安心できる力強い手の動かし方です。

腕や手の先までしっかり押しひろげ、揉みほぐされ、気づいたら本気でうっとり…スタッフは気持ちいいと感じましたが…かなり筋肉の張って堅くなっている方などは、初めて受けるとイタイ!と言われるかたもいるそう。でもなぜかリピーターになってしまうそうで、その気持ち、わかります!植物性のオイルは肌に素早く浸透するため、終わった後はそのままTシャツを着てしまいました。

力強いストロークですね!

「腕や手など上半身には全く力が入ってないんですよ。
すべて体重移動でやっていますので、セラピスト自身は全く疲れないんです。」

スポーツ系のマッサージにロミロミというのは一見、意外な組み合わせのように感じたのですが…?

「そうですね。ロミロミというとリラクセーションや癒しというイメージがやはり強いかと思うのですが、このボディーケアールームはスポーツクラブ併設だということもあって、癒しというよりは筋肉のケアを目的にした方が多くいらっしゃいます。

そもそもロミロミはハワイにおいては、リラクゼーションではなく医療として発達してきたものなのですね。私がハワイでロミロミを勉強した時は、いろいろな方を実際につれてきてその“症例”を勉強しました。リウマチですとか、様々な症状の方をロミロミでケアしていくのです。机上で医学や生理学を学ぶのとはまた異なります。『とにかく手で覚えろ!』と師匠に言われ、ほぼマンツーマンで手や体の動かし方など叩きこまれました。」

いつからロミロミをされているんですか?


「私はリフレクソロジーのセラピストとして働いていたのですが、お客様から「肩も揉んでくれないの~?」なんていう要望が多く、ボディ全体のケアに興味を持っていました。そんな時、5年前でしたか、ロミロミに知り合い、これだ!ということで、インターネットでスクールを探し、ハワイと行ったり来たりで2年間ロミロミを学びました。現在もハワイと行き来して勉強は続けています。

私は2人の師匠の方について勉強してきたのですが、すばらしい先生と出会うことができました…師との出会いは本当に恵まれたと思っています。」

師匠といいますと、もしかしてアンティ・マーガレット・マシャド女史(※ハワイアンだけに伝えられていたロミロミの技術をハワイアン以外に広めたとされる功労者)ですか?

「いえいえ、 Dr.Silvaという方と、 Dr.Maka'ala Yatesという方です。そのうちの1人はアンティ・マーガレットの直接の弟子の方なのですが。もっとも、私のロミロミはアンティ・マーガレットのスタイルとは違うんですよ。」

ロミロミにもいろいろな流派があるんですね!

「そうです。アンティ・マーガレットはクリスチャンなので、キリスト教の影響を強く受けていますね。 そこからLoving Touchや愛などの言葉が出てくるのだと思います。

日本でロミロミを紹介されているのはアンティ・マーガレットに師事を受けた方々が多いですので、ロミロミ=アンティ・マーガレットというイメージが強いですが、ロミロミを学んでいくと、アンティ以外にも優れたロミロミの師匠や流派があることがわかってきます。」

福武さんはどういう経緯でミッシュさんのボディーケアルームでお仕事をされるようになったのですか?

「私はロミロミのスクールをしているのですが、そこにミッシュさんの方から『ロミロミを取り入れたい』ということで、連絡がありまして、こちらですることになったのです。「ロミロミについては私が主催しているスクールの卒業生が担当しておりまして、私が技術面の管理をしております。

みんなスクールでは技術面をみっちり学んでますので、そちらの方は安心なのですが、やはり実際サロンに入ると、接客など、サロンでしか学べないお仕事が出てきますので、そこらへんも私がはじめは見て指導しています。私はもともとリフレクソロジーのサロンで働いてましたので、サロンのマネジメントはそちらで学びました。」

スタッフの方は何人でやっていらっしゃいますか?

「こちらのサロンでは5人です。ミッシュ全体ではもっと多いです。」

お客様は一日どれくらいいらっしゃいますか?

「平均10名程度でしょうか?多い日は17人いらっしゃったこともあります。」

お客様の男女比はどのような感じですか?

「ロミロミをされるのは、圧倒的に女性の方が多いですね。男性でロミロミを受けた方は…今まで数えるほどですね。でももっと男性の方に体験していただきたいんですよ!」

人気のコースはどれですか?

「指圧とロミロミは半々くらいですね。

まずはおためしということで30分コースを選ばれる方が多いです。
でも、皆さん、一度体験されるともっと長くしてほしい!ということでだんだん長いコースになっていかれるんですよ。」

こちらはフィットネスクラブ内でロミロミをされていますが…

「そうですね、なかなかない試みで本当に面白いと思います。施術していましても、どこの筋肉が弱いかわかりますので、インストラクターに伝えることなどができます。フィットネスクラブの方にも好評でして、トレーニングルームの方にも施術用のベッドを置いてほしいという話などもあったりするんですよ。」

フィットネス&マッサージのコラボレーション
フィットネスクラブとの提携という個性を生かし、様々な試みをされているミッシュさんの運営について砂さんにお聞きしました。


ミッシュさんの最大の特徴だと思うのですが、「フィットネスクラブでマッサージをする」ということは、運動単体、マッサージ単体で行うことと比べて、どのような違いや効果があるのでしょうか?

「施術以外にも、フィットネスクラブ内にあるハード(施設や機材)とソフト(各種スタジオプログラムやパーソナルトレーニングなど)などを使うことで根本治癒や効果的な改善を狙ったアドバイスができることが最大のメリットです。」(ミッシュ 砂さん)

ミッシュさんは、ティップネス国分寺店においてマッサージとパーソナルトレーニングを組み合わせて部分痩せを目指す「コラボシェイプ」というメニューを提案していらっしゃるそうです。(現在国分寺店のみ。他店舗でも順次導入予定)

その内容は、ボディリラクゼーションマッサージを15分間行い、その直後、トレーニングエリアにてパーソナルトレーニングを30分間行うというもの。なぜマッサージとトレーニングを組み合わせるといいのでしょうか?

「マッサージを受けると脂肪分解に不可欠なホルモン「ノルアドレナリン」が分泌されます。通常、運動のみだと運動開始20分後からノルアドレナリンの分泌が始まるのですが、マッサージを受けることで、この分泌が促されます。

そして、ノルアドレナリンが分泌された状態で、脂肪分解効果の高いパーソナルトレーニングで運動を行うことによって脂肪分解が通常よりも促進されるという理論なのですね。

メリットとしては、まず、通常より短い時間でも脂肪分解効果が得られるので、忙しい人にはぴったりです。また、通常より軽い負荷でも脂肪分解効果が高いので、運動が苦手な人でもばっちりですし、通常と同じ負荷で行えば、さらに脂肪分解効果が高くなり、より効率のいい脂肪分解が期待できるんですよ。」


●コラボシェイプ商品内容●
【コース】(1)二の腕 (2)くびれ (3) ヒップ (4)ふともも (5)ふくらはぎ
【料金】 ¥31,500円(税込み)
【合計時間】315分
      (マッサージ105分 パーソナル210分)+カウンセリング時間
【期間】  3週間(期間延長原則無し)
【セッション数】 7回(45分/回)


フィットネスクラブと提携したボディーケアルームはいくつくらい展開されているのですか?

「7店舗です。(関東:蒲田・武蔵小杉・国分寺・川口関西:布施・宝塚・江南)フィットネスクラブ以外での独自のサロン展開は現在しておりません。」(砂さん)

ミッシュさんでは出張での施術などはされていますか?


「武蔵小杉店は、出張診療も行ってます。もっとも出張はまだ今月からスタートしたばかりなので、殆ど(9割方)は店舗内ですね。」

ティップネスさんとの提携はどのようにされてきたのでしょうか?

「3年前に弊社からランニング・ウォーキングセミナーの講師を派遣したことに始まり、以後マラソンツアーへのケアスタッフ帯同やパーソナルトレーナー派遣、ホームページコンテンツの制作、ボディケアルームの運営など順次取引内容が拡大してきたのです。」

ボディーケアルームを併設したことにより、ティップネスさんからの反応などはいかがですか?

「ティップネスさんには、付帯収入の増加への貢献ももちろんですが、退会率の低下への貢献が特に大きいことに満足頂いています。

またお客様からは『巷に沢山のマッサージルームがあるけれど、どこを選んで良いか分からないところ、フィットネスクラブが認めた業者であれば、安心できる!』

『マッサージだけでなく、トレーニングプログラムを考えてくれたり、どのレッスンを受ければよいかなど、アドバイスがもらえるから頼れる!』などの喜びの声を頂いております。」

体を鍛える場としてのイメージが強いフィットネスクラブですが、ボディーケアの機能を備えることにより、リラクゼーションを含め、体のメンテナンス全般をできる場として進化を遂げたのですね!

これまでサロンを経営されていて、一番お困りだったことはなんでしょう?

「一番困っていることは、人材確保です。未だ解決はされてません。人材教育の方はマニュアル作成し、研修制度を強化し、進めて行く予定です。」

こちらに就職された場合の各種待遇などを訓えていただけますか?

「給与は契約社員は、月給215,000円~45万、アルバイトは、時給900円~1,500円です。

各種社会保険は完備です。その他昇給年2、賞与年1あります。運動処方に関する各種研修は、もともと各種セミナーやスクールを運営している分野でもあり、絶対の自信があります。」

資格があっても手技のテクニック面や、サロンのマネジメントの面で不安がある方もいらっしゃるのではないかと思いますが、そういった点でのサポートはしていただけるのでしょうか?

「定期的に実技研修などがあります。これは、技術研鑽と同時に各店舗における技術の標準化のために行われます。

教育や研修の組み立ては、最終的に施術者の方が独立できるだけのものを提供することを目指しているので、そういった面のサポートは万全ですよ。」

なるほど、頼もしいですね!

「今後もフィットネスクラブ内に必要な各種専門的な人材をまとめて派遣できるような体制を作り、フィットネスクラブとの提携を深めていきたいですね。」

「スポーツに強い」という特徴にこだわり、そこを最大に活かしたところにミッシュさんの成功と魅力があるように思いました。貴重なお話をありがとうございました。

株式会社ミッシュ
〒150-0046東京都渋谷区松涛1-4-9松涛サンエルサビル407号
http://www.netfield.ne.jp/0/AAAC0010/

投稿者 asidru : 19:42 | コメント (0)

ハワイアンリラクゼーションスクール&サロンUilani

ロミロミ(LOMI LOMI)とは、ハワイ語で「揉む・マッサージする/掌(手の平)から伝わる愛」
という意味であり、何百年も昔のハワイの古代王朝から民間医療として行われてきた手技のこと。
日本語でいうと『揉み揉み』にあたるのでしょうか?

最近ブレイクの兆しが見える、ハワイアンセラピー「ロミロミ」ですが、
そのロミロミに早い時期から注目し、日本に紹介してきた
草分け的存在のサロン「Uilani」さんに取材に行ってまいりました。

広尾駅を降りて徒歩5分ほど、移転したてのUilaniさんのサロンに到着いたしました。
Uilaniさんのサロン前からは六本木ヒルズがきれいに見えます♪

<アクセス>
港区南麻布5-2-9内田ビル1F
地下鉄日比谷線広尾駅下車、3番出口から徒歩5分。
日赤病院下交差点を右折、北条坂の右手、内田ビルの自動販売機を右に曲がると入り口があります。

さっそくウイラニさん店内へ♪

リニューアル移転に伴い、以前は2つのベッドだったのを、3つのベッドに増設されたとのこと。
ペアでいらっしゃるお客様がかなり多いのだそうです。

「ご夫婦やカップルのお二人以外にも、すごく多いのがOLさんのお友達同士ですとか、女の子姉妹とか。お母様と娘さんですとか、そういう二人一緒でいらっしゃる方が多いんですよ~☆」

「ペアで受けるということは施術する方も2人いるということですか?」

「そうです」

「同じ部屋で2人同時でやりたい時もありますよね!一人じゃ寂しいときもありますもんね(笑)
それでは本日はどうぞよろしくお願いいたします♪ 」

まず真っ白いガウンを渡してもらい着替え。
やわらかく、ふっくらとした着心地です。
着換えのコーナーに、ハンガーやアクセサリー類を
入れる専用のかごがある細かい配慮が嬉しい♪

また充実のメイクアップコーナーもあるので、
お化粧が崩れても安心なのも嬉しい☆

オイルやスクラブを選べる!

施術の前に、今日使うオイルやスクラブを
実際に香りを確認しながら選ばせてもらいます☆

オイルは、ハワイのアスリートたちからの評判も高いと言われているウオレンボタニカル社の製品。
・ボディ用
・吸入用
・痛みやコリの部分用
の3種類あって、それぞれさらに好きなものを選べます。

☆吸入用のオイル2種

ロミロミが始まる前や、体の向きを変える時に嗅いでいただく、
吸入用のアロマテラピーのオイルです。
施術をしていると、血液循環が促進されてお鼻がグズグズとゆるんできますが、、
このオイルの香りを嗅ぐとスーっとリフレッシュできます。

●レスパラトリーリリーフ(Respiratory Relief)
エッセンシャルオイル
・カンファー
・バジル
・ペパーミント
・ローズマリー
・ユーカリ

ベースオイル
グレープシードオイル

ヴェポラップのような香り。
香りを充分楽しんだ後、首の張っている部分に少しつけると、とってもスーっとする☆
肩こりによさそう&パソコン仕事の合間にすっきりしたい!
ということで、お土産に1本分けていただきました☆

背中に使用したオイルは拭き取らなくてもよいのか尋ねたところ、

「希望の方にはホットタオルで拭き取っています。
しかし、グレープシードオイルは浸透力が非常に強く体にしみこんでしまうため、
そのまま帰られる方が多いです。

ただ、白いシャツとかブラウスなんかの方は、拭き取ることをオススメしてますね。

また、施術によって汗をすごくかかれる方がいらっしゃるので、
そういう方でご希望があれば、ホットタオルをお渡ししています。
内側から発汗するので・・・
たくさんの方がぬるめの温泉にずっと浸かっているような感じがする、とおっしゃっています。」

とのことでした。
いろんな精油が入っているオイルで、体にもよさそうですね。

施術を受けたスタッフの感想
「筋肉をしっかり捕らえられてのトリートメントに、体の奥深くまでほぐされる感じでした。
またレスパラトリーオイルはとてもリフレッシュさせてくれるもので、枕の下から香りが漂ってくる
方法が新鮮でした。
フラダンスのステップを踏んでの繰り返しの手技とザンジバーオイルの効果で、
背中がじわ~んと心地よく温まるのを感じ、思わずまどろんでしまいました。」

施術前には、大豆・黒豆・小豆にはちみつで甘味をつけた「豆茶」をいただきます。
さっぱりとした素朴でやさしい味です。
表面が星型にかたどられていてとってもかわいらしい☆
( 施術後には、ハワイのお茶「ママキティー」をいただけます。)

Uilaniのロミロミサロンには、
「いろんなマッサージを体験してこちらに辿りついた」という方が多いそうです。
そんな人気の秘訣をさぐるべく、「豆茶」をいただきながら、
Uilaniオーナーの新堀朋子さんにインタビューをさせていただきました。

「Lomi Lomiって!?」

―それではまずロミロミの紹介といいますか、歴史や世界観について教えてください。

「ロミロミの歴史は、確かではないんですが7~800年と言われています。

ハワイがまだアメリカになる前っていうのは、様々な部族に分かれて戦国時代のような感じだったんですね。
そこに有名なカメハメハ大王などが現れてハワイを統一したりするのですが・・・
その時代にカフナというコミュニティーのリーダー的存在がいたんです。

ロミロミは、カフナや家々の民間療法として伝えられてきたといわれています。


ハワイの文化っていうのは、口で伝える口承文化なので、文化を伝える手段が「フラ」であったり、「チャント」という、抑揚のない声で歌う歌だったのですね。
「チャント」はもともと名前を伝えるものだったそうなのですが、長い長い歴史の中で、
いろんなことを伝えていくアカペラのような感じになったそうなんですね。日本でいう琵琶法師みたいなものです。

ロミロミもそんな中で、ハワイアンだけに代々受け継がれていた門外不出のハワイアンの文化だったのです。

そんなハワイに他から移民がどんどん入ってきまして、その歴史は18世紀(1778年)にキャプテン・クックがハワイにたどりついたところから始まるんですけれども、アメリカが入ってきたことによってハワイにいろんな変化がありました。

それこそ『タロイモ畑がなくなった~』ですとか(笑)
・・・もちろん発展してリゾート地として開発されていい面もあったと思います。
ウクレレのように、他の文化と融合して、残っていったハワイアンの文化もあったりと
プラスの面もマイナスの面もいろいろあったと思うんですね。ロミロミもその影響を受けています。


私の師であるアンティーマーガレットマチャドさんは、カフナの一人といわれていますが、ハワイアン以外にはじめてロミロミの門戸を開いた方です。当初はバッシングをウケながらも、ハワイアンヒーリングを広めた彼女をハワイの人々は慕っています。

―ハワイではロミロミは盛んなのですか?

「うーん・・・誰でも知っているかっていったら・・・違いますね。

ハワイは多民族国家のようなものですから。

もちろんハワイアンの人は誰でも知っていますし、
ロミロミはヒーリングアート・カルチャーとして認められて
スパなどにははいっています。


面白いことに、ハワイでは、どんないい一流ホテルでもセラピストの出入りが自由なんですね。
日本だと、ホテルが提携してる出入りのマッサージやさんだけですとか、
ホテル内の併設サロンだけ、という制約があったりするんですが、
ハワイではホテル側がセラピストの出入りを認めているんです。
ですので、出張形式でロミロミをやっているセラピストさんはたくさんいると思います。」

ホオポノポノの哲学

ハワイには、ホオポノポノという言葉があるそうです。


ホオポノポノとは…夕陽が沈むまでに今日会ったことを家族で話し合い、マイナスの気持ちを海へ投げ捨てるという教え。ホオポノポノとは人間の根本的な相反する気持ち、例えば人を愛する気持ちと相反して人を嫉み嫉妬する。。。つまり、一番大事なことは、過ちがあったとしても自分を、そして相手を許す気持ちが大切であるという教えです。セラピストとしてロミロミを行っていくうえでも自然界のマナのパワーを借りながら自分を媒介してクライアントに伝えていく、という気持ちが重要なのです。

―素敵な考え方ですね・・・
ロミロミの技術的な特徴は何ですか。

「手のひらだけでなく、腕の内側や肘を使って筋肉に働きかけるのが特徴のひとつです。
大地にしっかりスタンディングして体重移動しているので、よく『フラダンスの動きによく似ている』 といわれます。歴史が長い分、手技も非常に多く、腕を使いお客様との距離が近くなることで筋肉の痛みや感情をシェアできるという面で特徴があると思います。

お客様に明るい気持ちで帰っていただけるようにっていう思いをこめてやっています。」

―なるほどーロミロミって、技術的な面はもちろん、スピリチュアル的な特徴も非常に大きいんですね。

ロミロミとの出会い

―では新堀さんがロミロミのサロンを開業されるまでのいきさつなどをお伺いしたいのですが・・・
今でこそ大きなロミロミスクールなどがありますが、
数年前まではあまり聞くこともなかったと思うのですが・・・
新堀さんは、ロミロミはどういったきっかけではじめられたのですか?

「私は大学を出てから旅行会社に勤めてまして、ダイビングが趣味だったので、
海外でいろいろなマッサージなど受けていたときに出会ったのがロミロミで、
初めて受けたときには、びりっと感動がありました。

なんて気持ちいいんだろう~と(笑)

それからロミロミに惚れこみまして、時が流れて、ハワイにロミロミの勉強に行きました。」

―すごい行動力ですね!

「もうもうロミロミが好きでしたし、ハワイにもよく行っていたので(笑)

その時、日本ではまだロミロミはなくて、いろんなマッサージやアロマの学校にいってみてたんですね。
・・・けれど、ピンとこなくて、『やっぱりハワイ島で習いたいな』と思いまして。
自分でハワイ島に行った時に、あちこちを回って、『どこで習ったんですか~』って聞きまわって・・・・。

そうしたら、やっぱりアーティ・マーガレットに習った方が多かったんですよ。」

―先ほどの、初めて一般の人にロミロミを広めたという・・アンティ・マーガレットさんですか?

「そうです、アンティ・マーガレットがハワイ島でちょうど学校をやってましたので、
そこで習うことにしたのですね。あそこにアンティ・マーガレットの写真がおいてあるんですが・・・。

アンティっていうのは、『先生』という意味や『おばあちゃん』という意味で、
マーガレット・マチャドさんという名前なんですよ。

その時ロミロミのスクールには、私のほかに女の子が6人いたんですが、
みんなそうやって調べて調べてやっとたどりついた!という方でしたね。

実はUilaniのパンフレットや看板に使われているお花は、
そのスクールで知り合った友人が撮った写真なんですよ。
彼女は今ではハワイ在住なのですが、
…その友情の証みたいな意味もあって、この写真を使えることはとても嬉しいんです★」

―サロンの写真の1つ1つにもそんな素敵なエピソードがあるんですね!
アンティ・マーガレットさんの学校のカリキュラムはどのような物だったんですか?

「ベーシックのコースが一ヶ月、それからアドバンスのコースに進み数ヶ月滞在しました。
そのあとハワイで働きたい場合はハワイ州のマッサージライセンスを取って、ビザを取って~という流れになります。」

開業までの道のり

―ところで、旅行業界からロミロミサロンというとかなり思い切った転身のような気がしますが・・・


「…自分の中ではあまり変わってはいません。サービス業が好きという観点からすると。原点は大学時代にアルバイトをした当時の東京ディズニーランド。アルバイトの研修にも創始者であるウォルト・ディズニーの生い立ちから創設の思いまでをみっちり学習、仕事についてからも、とにかくエンターテイメントの顧客の立場にたった接客を学んだわけです。

その影響で大学卒業後は旅行会社に就職しましたが、現在の方がよっぽど旅行会社のような仕事をしていますね。ハワイのワークショップの際には添乗員、ドライバー、講師の役割をしていますし(笑)

ただ、旅行会社時代の人脈やノウハウは現在の仕事にも活かされていると思います。」

―なるほど、転職は自然な流れでされたという感じなのですね。ではあまり転職に対する不安はなかったんですか?

「いえいえ!もちろん独立する時は自分の腕で食べていけるのか?と
不安な面もたくさんありました。この仕事は職人のようなものですからね、どこがゴールっていうのがありませんよね。

スクールの生徒さんにも『私はゴールまでは連れて行かない、スタート台に立たせるだけだよ。』と言っています。

その後は、いろんな方のお体に触るのも勉強ですし、自分自身でマッサージにいったり、
いろんなマッサージを勉強したり受けること、
またはマッサージ以外のことでも、どんな小さいことでもそんな体験が、セラピストにとっては勉強だと思っております。

セラピストはとてもいい仕事だと思っています。」

スクールについて

―Uilaniさんではロミロミスクールも併設されていますが、
スクールには、やはり開業したいという生徒さんが多いのでしょうか?

「もともとはお客様だった生徒さんが多かったりするのですが、
『お母様がちょっと体調が悪くて、それを楽にしてあげたい』ですとか、
『家族の方にやってあげたい』ですとか、
『美容室の免許をもって働いているけど、マッサージも勉強したい』という方もいれば・・・

そんな中で『自宅で開業して手に職をつけたい』という方がやはり一番多いですね。」

―ロミロミのスクールを始められた経緯というのは・・・?

「始めに、2001年の5月からハワイでのワークショップを始めました。

一度、留学雑誌にうちのワークショップが出たことがきっかけで全国からお問い合わせが殺到しまして『日本でも教室をしてほしい』という要望が多かったんです。

現在はベーシック(初級~中級)は広尾で、アドバンスやストーンはハワイ島で という形になりました。

ハワイ島のワークショップは、現地講師のご自宅をお借りして、ロミロミのレッスンの他にもチャントやフラ、ハワイの伝統的なお料理を作ったり、レイを作るためにプルメリアを摘みにいったり…日本では体験できないハワイ島ならではの内容が人気です。現在は年に2回のペースで開催しています。

―そのロミロミワークショップのセットアップはご自分でされたんですか?

「企画は(有)ウイラニプランニング、主催はトラベルオーダーメイドです。(http://www.tom-tour.co.jp/)

やはり、自分のサロンがありますので、旅行の手配、ホテルだなんだということをやっている時間をとるのは
なかなか大変ですので、お申し込みだとか、入金確認だとか、予定表発送などは
全部主催旅行会社の方に任せてしまっています。

自分は現場で教える場に出て行って、という役割分担でやっていますね。」

―ハワイのロミロミワークショップと日本でのロミロミスクールはどちらが人気がありますか?

「それぞれ特色が違いますので一概には言えませんが・・・

・・・日本と、ハワイのワークショップどちらが大事っていうのはなくて、
どちらも大事ですので、バランスを取りながらやっていっています。

例えば、日本では遠方の方のフォローはすべてしきれませんので、
そういう方にはハワイのワークショップに参加していただいたりしています。
なかには、名古屋とか、群馬からこちらのロミロミスクールに通ってらっしゃる方もいるにはいるんですけれども。

あと、地方の方で『一週間行くので、その間に全部教えて!』という要望がよくありますが、
それは・・・無理なんですよね。
ロミロミはそこまで浅いものではないので・・・
一生勉強するくらいののんびりとした気持ちの方でしたら、相談に乗るんですが・・・
大抵皆さん切羽詰って『急いでやりたいっ!』という方ですので・・・
どうどうどう、落ち着いて、と(笑)。
何回かメールをやりとりすると分かってくださる方が多いですけれどもね。」

―ロミロミスクールで教えることは技術が中心ですか?

「技術、プラス、そのうえで開業して自分の腕で食べていくには、
接客も含んだカウンセリング部分であったり、細かい部分の習得が非常に重要になってきます。
例えばハワイ島のアドバンスコースで習ったことですとかは、
1回教えただけでは教えっぱなしになっちゃうじゃないですか。
そのときは分かったと思っても、一回で完璧に吸収できている人なんていないわけです。
ですので、日本ではそういうところの細かい部分のサポートをしていますね。

このように、日本のスクールと、ハワイのワークショップは
補い合っている関係ですので、できれば両方体験していただきたいですね。」

サロンの経営

―独立される時は、起業塾ですとか、開業コンサルタントみたいのはご利用されましたか?

「いえぜんぜん行ってないんですね、最近は女性起業塾とか、あるみたいですね!」

―開業するときは・・・何か参考にされたものなどはありますか?

「自分の体験でしょうか。いろいろなホテルだったり
アロマのサロンだったりいくつかの場所で働いてみて・・・
それぞれいいところ悪いところありますよね。
色々なところで得た自分の経験が開業の大きなベースになりました。
あと、技術的な面では、指名が取れないようでは、難しいでしょうし。
まあ技術はお客様との相性がありますので、一概には難しいところがあるんですけれどもね。

開業するには強い自分の意思が必要だと思います。
転職だったり、開業っていうのは、私も乗り越えてきたハードルなんですけど、
迷っているくらいだったら、よく考えて、あんまり急いでやらないほうがいいかもしれないですね。

自分に大きすぎる課題を課してしまっても・・・ね。

セラピストって自分に余裕がないと、なかなかお客様を癒したりできないですよね?
セラピストが切羽詰っていたら・・・怖いじゃないですか(笑)。

みんなに言っているのは『少しずつゆっくりやればいいんじゃないかな』ってことです。
開業にもいろいろあって、こうやってサロンを構える以外にも、
集に一回お仕事が休みの日に誰かとやったりですとかいろんなパターンがありますので、
少しずつやってみるのも手だと思います。

例えば今現在やっているお仕事とセラピストとしてのお仕事の比率を、
最初は9:1の割合で始めて、
それを徐々に5:5の割合に・・・というようなことは、時間をゆっくりかければできますよね。」

―Uilaniさんは最初からサロン開業だったのですか?ここはすごくいい立地ですね。

「はじめは2年間くらい中目黒の近くでやっていたんですが、
2001年に広尾の駅近くに移転しました。
『日本でロミロミの技術を教えてください』という希望がたくさんあって、
それがきかっけですね。

それから2005年になって、駅からほんの少し離れた現在の場所に移転したのです。
移転前の(広尾駅すぐの)サロンは店舗型だったんですね。
一階が全部店舗で二階からがマンションで、芸能人の方なども住んでいたところだったんですよ。
駅からすぐで、大通りにも面していたので便利だったんですが、
車どおりが多かったり、窓がなかったり、やってるうちに、息苦しさのようなものを覚えまして…。

そこで、ちょっと違う形で始めたいな、と思ってもう少し静かな現在の場所に移転しました。」

―店舗型からちょっと隠れ家っぽいマンション型になったという感じですか?

「その通りです。」

―ちょっと入るだけでかなり静かですよね。他に事務所というのはありますか?

「事務所はここを使ったり・・・もしくは自宅を使うこともありますね。」

―ウェブサイト拝見いたしましたが、すごく色使いといいデザインといいキレイですね!
ウェブサイトはご自分で管理されているんですか?

「ウェブサイトは最初は製作を依頼して、更新は自分でしています。」

―ロミロミサロンを経営していて一番大変なことは何でしょう?

「えええーいっぱいある・・・!(爆笑)
でも楽しいこともいっぱいありますからね。一番の苦労話って・・・なんだろう・・・

うちのお客様は皆さんわがままを言わない方ばかりで、、そういう苦労はないのですけど・・・
指名が私ばっかりに偏ってしまうことでしょうか。
二名で入られるお客様が多いので、そのときは私が入りますし、昔から来てくださっている方や、
指名してくださる方は私が入りますが、やっぱりセラピーはスタッフに前に出てもらいたいですね。
誰が出てもいいというサロンを目指しているので。」

―Uilaniさんの今後のプランというか、事業の目標などはございますか?

「私がロミロミスクールを始めたのが、割とはじめの方なので、
日本にロミロミを紹介する役割を多少は担ってきたと思うんです。
でも せっかく習っても、習いっぱなしになってしまうことがありますよね。
日本にもいろんな学校がありますが、例えばクラスが40人くらいいたとしたら・・・
そのうち何人が実際に食べていけるのか?って言うと、
もしかしたら1人かもしれない。

そういうわけで、スクールで教えるだけでなく、
独立開業した後のサポートをもっとしっかりしていく、というのに興味がありますね。

例えば、場所によっても違いますし、生活パターンによっても違いますので、
スクールで習ったことの生かし方は100人いたら100人違うと思うんですけれど、
せっかく習ったことを生かして・・施術一本で食べていくのじゃなくても、
せっかくロミロミを習ったのですから、何かそれを生かせるようなサポートなどをできないかなと思っています。」

―Uilaniの姉妹店ですとか、チェーン展開などは考えていらっしゃるのですか?

「あああー、そういう形でやらせてくれないかとのお話もよくも頂くんですけどね。

例えばUilaniの名前だけ貸してくれないかですとか・・・
どんどんサロンを展開していくことは悪いことは全くないと思うんですけれど、
でも講習はしてもやっぱり、全部にまでは目が届かないですよね。

私自身は、自分の目がしっかり届く範囲でやっていきたいので・・・
そういう統括をできる人がもしもいれば、考えるかもしれませんけれども、
今は自分の名前で広げていくという風には考えていません。

もちろん、チェーン展開すれば、
例えば地方でなかなか東京にこられない方も気軽に施術を受けられるとか、
そういういい点があるとは思いますけれど。」

―Uilaniさんの成功の秘密はなんでしょうか?

「いえいえもう・・・失敗の繰り返しですよ。それをちゃんと自分で反省したりしていくことでしょうか。

あとは強い気持ちですね。ロミロミや接客が好きだ!とか。そういう気持ちがあったので今まで進んでこれました。」

―ロミロミを始めたくてこの記事を見ている方も多いと思います。
これからロミロミマッサージや、リラクゼーションで独立開業されたい方にメッセージをお願いします。

「やりたい気持ちがもし強ければ、一歩を踏み出すのは難しいことではありません。

女性って、家族のことなどもありますから、バリバリ動ける時期って制約されている部分もあると思うんです。
その時に体が元気で、動ける状態にあるんであれば、一歩を踏み出してみるのもすごくいいと思います。

後はあせらずに、時間をかけながら、少しずつ進んでいくことですね。
いろいろなことがセラピストとして歩んでいく上で糧になります。

自分自身でもお客様に育ててもらったという思いが強いのです。
いろいろ大変なこともありましたが、継続は力なりで、続けていくことで自分が成長できたと思っております。」

―新堀さん、本日は本当にありがとうございました。
これからも応援しております!

オーナー新堀朋子さん(右)とスタッフの方です。

参考:ハワイアンロミロミについて
「マッサージビジネス独立開業マニュアル」のこちらのコンテンツもご覧下さいね!
ロミロミとは?
ロミロミの歴史
ロミロミのマッサージ方法

Uilani お店基本データ

ハワイアンリラクセーションスクール&サロン
Uilani(ウイラニ)

〒106-0047
港区南麻布5-2-9
南麻布内田ビル1F
TEL 03-5724-5166
FAX 03-3442-4564
E-MAIL info@lomilomi-cafe.com
URL http://www.lomilomi-cafe.com/index.html
地下鉄日比谷線広尾駅下車、3番出口から徒歩5分
【営業時間】
火~金 11:00~22:00
土日祝 11:00~20:00
月曜定休(祝日の場合は営業)
完全予約制

Uilani ウイラニは、フラダンスを踊るために生まれてきたような美しい少女の名前です。
またハワイ語では「Ui」は美しいひと、「lani」は楽園を意味します。

サロンメニュー◆ Special Menu ◆

60分 6800円
120分 15750円
210分 21000円


サロンメニュー詳細:http://www.lomilomi-cafe.com/salon/index.html

スクールメニュー

◆ ハワイ島ロミロミワークショップ(アドバンス、ストーン)◆

ロミロミワークショップ(ストーン)
◇ 最小催行人員 6名(最大8名)
◇ 費用 278,000円
◇ 出発日 2005年12月
◇ 日程 5泊7日


ロミロミワークショップ(アドバンス)
◇ 最小催行人員 6名(最大8名)
◇ 費用 288,000円
◇ 出発日 2005年12月
◇ 日程 5泊7日

◆ ロミロミセラピストコース(入学随時、見学可) ◆
◇ 定員 6名
◇ 入会金 なし
◇ 受講料 345.500円(教材費、税込み)3分割まで可能
◇ 日程 火~金  AM 9:00~PM 4:00[予約制]
土・日・祝 AM 9:00~PM 2:00[予約制]
上記時間外は応相談

◆ ロミロミ実技(初級、中級)講座 ◆
◇ 初級 18時間
ロミロミの基本的な施術
(ボディーワーク初心者、ロミロミ初心者向け)
◇ 中級 18時間
ロミロミの基本的な施術を習得されている方向け
(実技初級、ハワイ島ベーシックツアー修了者向け)
◇ 定員 初級6名・中級6名
◇ 入会金 なし
◇ 受講料 初級、中級とも各 126,000円(教材費、税込み)
◇ 日程 お問合せください。


スクールメニュー詳細:http://www.lomilomi-cafe.com/school/index.html

投稿者 asidru : 19:32 | コメント (0)

アーユルヴェーダサロン サトヴィック

一人一人に合った施術を施すアーユルヴェーダ

ごま油を頭に垂らすというアーユルベーダが
最近ひそかなブームを巻き起こしているという。
インド・スリランカ地方で5千年の歴史を持つといわれる伝統医学であるが、
まだまだ日本では絶対的なサロン数の少ないアーユルヴェーダ。

当サイトスタッフも実はアーユルヴェーダ初体験。
ということで、一体どんな内容なのか、その奥の深さを垣間見るべく
東池袋にあるアーユルヴェーダ専門サロン
「サトヴィック」さんに取材に行ってまいりました。

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で
「生命の科学」と訳されるインド伝承医学のこと。

西洋医学が病気が起こってから治療を施す「対症療法」の
考え方に基づいているのに対して、
東洋医学は
「病気が起こる前から、健康増進に努めることによって
病気を防ごうとする考え方」
なのです。

早速アーユルヴェーダについて、実際に施術をしてもらいながら、色々と教えていただきました。

ハーブオイルを贅沢に使ってマッサージ
今回の施術で特に感じたのですが、
アーユルヴェーダの施術では、オイルをとにかくたっぷりと使います。
しかもそれもただのオイルではなく、
美容・健康によい様々なハーブがふんだんに混ぜ込まれたオイル
を使うのです!

お部屋に入った瞬間から漂うアジアンハーブの香りは
これらのたくさんのオイルに配合されているハーブの香りなんです。

頭の先から足の先まで、文字通り全身をオイルでトリートメントしてもらうことって
普段なかなかないですよね。

体中の毒素を排出してくれる、贅沢で芳醇なハーブオイルが、
身も心も芯からとろけそうな至福の時間を提供してくれるのです。
アーユルヴェーダとオイルは切っても切れない関係、ということなのですね。


早速アーユルヴェーダの施術開始。まずはトリドーシャチェック
まず、温かいお茶をいただきながら、
最初に簡単なチェックシートでトリドーシャをチェック。

(おまけ話: アーユルヴェーダでは体内に溜まった老廃物を排出させるため、
とにかくたくさん水分を取ることが大切だとのこと。施術前、施術後、とにかくたくさん
水分を取るように勧められます)

トリドーシャとは???

アーユルヴェーダでは、宇宙は3つのドーシャによって成り立つと考えます。

トリ(3つ)のドーシャ(性質)=トリドーシャによって
すべてのものが出来ているという考え方なのです。

ドーシャとは???

体の中のエネルギーや病素のことです。
3つのドーシャとは、「風」・「火」・「水」のことで、
それぞれ以下のような性質があります。

人間はみな必ず3つのドーシャを持っていますが、
人によって持っているパーセンテージが違います。
このため、体質や性格の違いが出てくると考えます。また、多く持っているドーシャの性質が、乱れやすいといわれます。
しかし、ドーシャはバランスがとても大切なので、
3つのバランスが少しでも崩れていると、どこか体に不調が発生します。


そこでアーユルヴェーダの施術ではまず、ドーシャのバランスを調べて、
崩れているバランスを元に戻してあげるようなメニューを組んであげるのだそうです。

以下が3つのドーシャを簡単にまとめたものです。          

ドーシャ 「ヴァータ」「風」 ・・・
性質 軽い・動き・冷たい・
速い・乾燥

冬の風のイメージ
冷たくて乾いていて、
動いている 熱い・軽い・流動・
微細・鋭・柔

精神的 性質
風は常に動いていることから「動き」に関連

行動型 

動きが早い
創造性豊か
情熱的
直感的
好奇心が豊富
頭の回転が速い

逆に言うと・・・
考えが変わりやすい
不安になりやすい
ストレスを感じやすい

肉体的な性質
【下腹部に関連】

・運動機能
・血液や体液の流れ
・消化したものの運搬

脳、耳、骨、心臓、循環器系、神経系、腸、生殖器、膀胱(泌尿器系)

「ピッタ」「火」 ・・・

燃える火・太陽のイメージ
動きがあって軽いもの

火は燃えることから、
「変化」に関連

リーダー型
入って来た情報を自分のものとして落とし込む
頭で考えがち
完璧にものをこなしていく
鋭い

逆に言うと・・・
批判的
イライラしやすい
ズレたことが許せなく
なってイライラ
熱があって攻撃的 


【腹部の位置に関連】

・食べた物の消化
・胃腸の働き
・体の新陳代謝

火が増えている時には、
・体から熱が生まれやすい
・熱を出しやすい
・汗をかきやすい
・おなかがすきやすい

目、胃、十二指腸、肝臓、皮膚、血液、汗

「カファ」「水」
重い・冷たい・遅い
鈍・静・滑

種をまいたら
生まれてくるような
湿った、栄養たっぷりの
水・土のイメージ

水は安定していることから
「結合」に関連

安定型

情が深い
穏やか
ずっしりと安定している
集中力がある
愛情豊か
忍耐力がある
体力・持久力がある

逆に言うと・・・
動きがない。
やる気がない、だるい。
食べるがのとまらない

【頭部・胸部に関連】

・構造の維持
・体力、免疫力

鼻、呼吸器(のどや肺)、
関節、胃、リンパ組織、
脂肪

ちなみに体験を受けたスタッフのドーシャは「風」が一番多く、次に多かったのが「火」でした。
あまりにも性格が当たっていてびっくり!

アーユルヴェーダは「一人一人に合ったトリートメント方法」を 提供するもので、 「今日は”風”のドーシャが強いな」、という時は
「風の特性が多く出ている=体が冷たくなっている」ので、崩れたバランスを元に戻してあげるために、オイルを温かくして施術してあげたりするのです。

オーナーの萩島さんに、当スタッフのチェックシートの結果を見ていただいて、以下のような施術メニューを提案してもらいました。


「火と風が多いということで、とにかく軽い。とにかく身軽、フットワークが軽いのが特徴で”ダルくてうごけない”というよりは、”動きすぎて痛みを感じる”ですとか、”落ち着かない”ということのほうが多いようですね。

(チェックシートの結果によると)今日は風が元から多いにしても、ちょっと増えすぎているので、風の性質と反対のものを与えて、冷たく軽い動きを止めてあげます。
軽いので重さを与えてあげる、 乾いているので、潤いを与えてあげるということですね。

具体的には、体を温めるようなオイルを使って施術を行いましょう。
オイルには重みがありますので、それを使うことによって、
いつも考えすぎで次々と浮かんでくるような考えも オイルでどっぷりとしずめてあげるのです。

また、”眠りが浅い”にチェックが付いてますが、眠りが浅いということは、一日中動いていることになってしまうので、休めてあげるために額にオイルをたらすのがすごく向いているんですよね。」

~ということで、体を温めるようなオイルを用いたトリートメントにプラス、
額にオイルをたらす「シロダーラ」のコースを体験することにいたしました!

ちなみに、「火」のドーシャが多くなった場合はどうするのかお伺いしてみたところ、

「オイルで冷たくするというのはちょっと難しいので、あまり熱くないぬるめのオイルで行います。ミルクを使ったりすることもあるんですよ。 」

とのことです。
オイルは6-7種類用意しているので、人によってはクールダウンするようなオイルも使ったりするそうです。
火があまりにも多い場合は、実はオイルは向いていないときもあるそうで、
そんな時はドライマッサージを行ったり、冷たくするようなペーストを使うそうです。


タイハーブ入りフットバスで足を温めながら、頭皮をオイルマッサージ
まず、紙パンティーを履き、バスタオルに着替え♪

   タイハーブの入ったフットバスに足をつけ、頭をオイルマッサージしてもらいます。フットバスから漂ってくるタイハーブのオリエンタルな香りと、草っぽい、素朴で暖かい、アロマテラピーの香りとはまた違った「インドの香り」のする緑色のオイルの素朴な香りに癒されます。

   この緑色のオイルを頭皮にたっぷりとすり込むようにマッサージしていきます。


  「このオイルは自宅で調合しているのですか?」

  「いえいえ、インドの会社から買っています。
  ゴマ油をベースに、10種類以上のハーブ、
  それから牛のミルクみたいなものも入ってるんですよね。
  だからオイルと言っても、煎じ液のようなものになりますので、
  べたつきがあまりないんです。
  先ほど、ミルクといいましたが、その乳牛も、
  マッサージ用に使うために特別のえさを食べていたりするんですね。」

 「すごーい、マッサージに使うために、育てられているんですね!」

  頭皮と髪にオイルを一通り馴染ませ、頭皮マッサージが終わると、次は肩。

  先ほどとは、種類の違う、オイルをまたたっぷりとたらしていく。
  甘い香りが広がっていく…。ちょっと黒糖のようなあま~い香りです。

いよいよ全身のオイルトリートメント・・・
次はベッドの上にうつぶせに横たわることに…
ベッドの下に温熱マットが敷いてあるため、ぽかぽか暖かくて気持ちいい。
どんどん汗をかけそう・・・。

暖かいとろとろのオイルをたっぷり体にかけられると、体がゆるゆるにほぐれていきます。

体験を受けたスタッフは、今まで何度かオイルマッサージを受けた経験がありますが、
オイルは「くすぐったい」と感じたことの方が多く、
心底ツボにはいって、「う~キモチイイ~~」となったことが実はあまりなかったのでした。

しかし、このアーユルヴェーダのオイルトリートメントは
今までのと違いました。

オイルが人肌まで温めてあったオイルだったからでしょうか。
(使用する油の温度は、人によりますが、36~40度くらいで、
全部薬用ハーブの配合されたオイルだそうです)
また、ベッド自体が温かく、全身が弛緩していたからだったのでしょうか。
とにかく今までのオイルマッサージとは違った至福の感覚を味わいました。

あまりの気持ちよさに、思わず「この気持ちよさでは、みんな寝ちゃうんじゃないですか? 」と質問したところ、

「体が相当固まってる方は、痛みを感じますので、起きていらっしゃいますが、  けっこう皆さん眠ってしまわれますね。」

とのこと。

途中で仰向けになり、あまり痛みを伴わない、伸ばすような方法で
背面、表面、手も足も胸も全身ほぐしていきます・・・

音楽は瞑想などに使うマントラ。
(マントラは「聖なる呪文」という意味です)
ヨガが人気なので、日本でも、こういうインド系列の
ヒーリング・ミュージックが手に入りやすくなっているようです。
マントラの調べにますます夢心地の世界へ・・・

※「マッサージビジネス独立開業マニュアル」が
いつも訴えている「五感を満たす」という条件が
完璧に揃っています。

視覚を満たす、という点では、ハーブや薬草の本がディスプレイされています。

視覚=オリエンタルな内装
味覚=ハーブティー
聴覚=マントラの音楽
嗅覚=ハーブの香り
触覚=オイルの肌触り

フェイシャルトリートメント
マッサージでほぐれた体を、毛布で包んで温めている間にフェイシャルトリートメント。
温熱マットのおかげで、とても温かく、全身サウナになっているよう。
まずはメイクを落としていきます。
タイのクリームをコットンにとって、丁寧にメイクを取っていきます。

タイのクリームほうが香りがよく、日本人好みなのだそう。
インド産は草の香りが強すぎるとのこと。

その後顔もオイルを使って丹念にトリートメントしていきます。
顔にはアーユルヴェーダのオイルではなく、
100パーセントホホバオイルを使っているとのこと。
ホホバオイルは、お肌への浸透率も高く
保湿効果のあるオイルですので、
このオイルをたっぷり塗ることでお肌にハリがよみがえります。

ラストはシロダーラとヘナシャンプー
「シロ」というのは頭。
「ダーラ」というのは流れ。
額に流れを与えてあげるのが「シロダーラ」。

「ごま油のイメージが強いんですが、実は、人によって、牛乳だったり、バターミルクだったり、いろいろ流すものを変えたりするんですよ。

ミルクは冷やす性質があるので、たとえば夏の暑いときに、
火のドーシャが多い方なんかは、ミルクシロダーラをやったりするといいですね。」

目にオイルが入らないように布で目隠しをして、十分に温かくなったオイルを額の上の壷から垂らしていきます。

オイルはフェイシャルの施術中に、専用のヒーターの上で温めておいたので、ちょうどよい温かさ。温度加減などもきちんと計算されているんですね。
温かいオイルを額に流してあげることで頭皮の緊張をとったり、
逆にミルクなどで冷やして、熱を取ってあげるそうです。

~体験者の感想~ 温かく細い指で、額をやさしくなでられているような・・・
シロダーラ以外では絶対に味わったことのないこの世のものとも思えぬ、快感でした。

なんと1回の施術で使用するオイルの量は1リットル。

壷から1回に流れるオイルは5分くらいでなくなってしまいますので、
上から流れてくるオイルを下の受け皿ですくい、
また壷に戻してあげて、
何回か髪の毛をすくように頭皮の上を繰り返し流します。

最初は1リットルあったオイルも
施術の途中で髪の毛や頭皮に吸収されて半分くらいに減るんだそうです。
それくらいたくさんの栄養分が頭に与えられているのだと考えると
なんだか嬉しいですね。

シロダーラを行う道具は実は手作りだそう。
萩島さんいわく、

「とくに特別な道具を買った、というのではなく、
ホームセンターなどで調達できる道具を工夫して自作しました。
壷も特別なものである必要はないんです。
自分で穴が開けられれば本当は何でもいいんですよ。 」

「シロダーラのトリートメントで大変なことって何ですか?」

「一番悩んだのは使用した後に残ったオイルの処理ですが、
これはお客様にプレゼントする、という方法をとることで解決しました。」

また最後シャワーを浴びる前に、頭をヘナシャンプーですすいでくれます。
こうすることで少しでも油を落として、お風呂場の排水溝のつまりを
防止することができるのだそうです。

なるほど!
たっぷりとオイルを使うにはきちんと環境にやさしい配慮をする必要があるのですね!
随所に萩島さんのアイディアが盛り込まれたメニューに感服いたしました。

余談ですが、アジアンドラッグでも扱っている「苛性ソーダ」を使うと、
オイルから手作りセッケンを作ることもできるんですよね♪

アーユルヴェーダのマッサージ方法の特徴は?

たっぷりとオイルを塗るアーユルヴェーダの特長とも言えるのが、まんべんなく全身にたっぷりと塗るオイル。
頭の先から足の先まで、これほどたっぷりと贅沢にオイルを使う施術は他にはないのではないでしょうか。
様々なハーブが配合されている薬用オイルは、サトヴィックさんがいつもインドの会社から直接購入しているそう。

「マルマ」を中心に施術
中国のツボのような感じで、インドにはマルマというものがありまして、
そこを中心に触っていくのが特徴ですね。
  触ってみて、固いところにはオイルを足してあげて、ゆるませるという形になります。

オーナーの萩島さんにインタビュー
「本日は本当にありがとうございました。とっても癒されました~。
さて、今度は萩島さんご自身のことですとか、
アーユルヴェーダについていろいろと教えてください。」

「アーユルヴェーダという言葉を最近よく耳にしますが、
やはりブームになってきているのですか?」

ええ、最近問い合わせは、本当に増えてますね~。
ヨガがアーユルヴェーダの大枠に含まれるということで、
最近のヨガブームもきっとその一因なのでしょうかね。
ここのサロンはオープンして1年くらいなのですが、
ずいぶんとお客様も増えてまいりました。


「アーユルヴェーダとはどのようにして出会ったのですか?」

エステ業界に入る前には、アパレル業界で激務に携わっていて、
体を壊しぎみに。 どうせ人と接する仕事がしたいんだったら、
自分も健康で元気になれるような仕事がしたいと思いまして、この業界の仕事を選びました。

はじめは大手のエステ店で働いていたんですね。
そこは世界のエステが体験できる所でして、
痩身から何から本当にあらゆるメニューが体験できたんです。

そこでずっと不思議に思っていたことがあったのですが、
お客様によって、施術の効果がぜんぜん違うんです。
同じコースを選んでも、お客様が努力している、いないにかかわらず、
結果がでる人とでない人がいるんですね。

それで“どうしてなんだろう~?”と思うようになりまして。

当時働いていたエステでは、いろんな国の施術方法を体験できたのですが、
アーユルヴェーダだけが、『体質チェック』から入っていく、というまったく違った切り口のものでした。
ただ単に、『体質チェック』をした後に、『コースがあるよ』っていうだけのものじゃなくて、『その人にあった食生活があるんだよ』っていうところまで、ケアできるものがあったんですね。
いろんな世界のエステを見てきましたが、アーユルヴェーダだけ、 ぜんぜん違うなと感じていたんです。

それが、“これ(アーユルヴェーダ)はなんなんだろう?”と思い始めた、最初のきっかけですね。

折りしも、同僚の子が熱狂的に『これからはアーユルヴェーダだ』とすごく勧めるので、
一緒に学校に入って学び始めました。

「具体的には、どういうところが違うんですか?」

まず、一人ひとりの調子を見ていくので、「自分に合っている・合っていない」というのがないんですね。
そもそもその人に合わせてオイルやメニューを決めていくので。

どちらかというと、 アロマトリートメントなどは、「香りがいい」とか「気持ちいい」
というのが主な効果ですが、アーユルヴェーダのトリートメントの場合は、体の調子が良くなくなったり、体が軽くなったりということが抜群に感じられるんですね

薬用オイルが体に直接働きかけるというのが実感できるんです。
これはアーユルヴェーダ独特な施術方法で、日本にはなかなかないものですね。

どのようにスクールを探されたのですか?

スクールはインターネットで使って探しました。
日本で、お医者さんで、アーユルヴェーダを取り入れているところが2ヶ所あったんですね。
ハタイクリニック(東京都目黒区中町2-47-22/TEL03-3719-8598)と
マハリシ立川クリニック (東京都立川市富士見町2-15-3/TEL 042-521-3544)です。

私の場合は、ハタイクリニックで実際に施術をしていただいて、色々と聞いて学びました。

アーユルヴェーダの医院ではどのようなことをしてくれるのですか?

オイルマッサージやドライハーブのマッサージが受けられたり、
アーユルヴェーダのハーブを処方してくれたりします。
またアーユルヴェーダの考え方も教えてくれますね。

アーユルヴェーダの考え方とはどのようなものでしょう?

アーユルヴェーダには以下のような2つの大きな目的があります。

・ 健康人がさらに健康に、年齢よりもさらに若々しくなれるように
・ 病気の治療

私が訪ねていった病院では、健康人がさらに健康になるものを教えているんです。
もともとが医療なので、解剖学的なことなどもありますが、
自分にあったライフスタイル、家族、食生活などの観点から
自分の興味ある方向に進んでいくためにはどうしたらいいのか?
ということを教えてくれます。

たとえば、料理に興味があってアーユルヴェーダに進んだのであれば、
その人の年齢・体質に合わせた食事法というのがあるんですが、
それを学んだりするのがアーユルヴェーダの考え方ですね。

マッサージだけではなく、アーユルヴェーダ全体的に「食事・生活・薬」が大きく治療になると考えています。

アーユルヴェーダを学ぶのには、医学的知識はある程度あった方がよいのですか?

そうですね、あったらもちろんいいかもしれませんが、アーユルヴェーダには本当に、独特な考えがあるんですね。
たとえば風邪でしたら、現代医学では、その症状に対する薬を出すんですね。
症状を抑える薬、例えば咳だったら咳止め、炎症があったら炎症止めを渡すんですね。

でもアーユルヴェーダは風邪にかかった原因を探していく。
喉が痛いのはしゃべりすぎかもしれないわけですよ(笑)。
どうしてその病気になっちゃったのか?その原因を取り除くのがアーユルヴェーダなんですね。

だから、治療としても、患者さんの状態の見方なんです!

三つのエネルギーが関係しているものがあるんですね。

たとえば、「水のドーシャ」
「水」というのは鎖骨より上に多く存在してるんですね。
春の時期は、水が多いのですが、世の中的にも氷が溶け出して、水になるように、春は水に関係する症状が出やすくなるんですね。
その代表的なものが花粉症ですが、出てくる場所は鎖骨より上ですね。

水が増えるような生活をしてる人、ためこむ、食事などを十分消化できていないような人、食べすぎ、夜遅くに食べて寝てしまって消化できていないとか…。
元気をつけなきゃいけないと、むりやり食べて消化しきれていない人。
最近おなかがすいたと感じていない人。
こういう症状の方が、「水」の多くなる春には出やすくなるんですね。

このように、アーユルヴェーダという考え方は、水(や火や風)のエネルギーを元にして、体であったり症状を分析していくもの。
ですから西洋医学の知識とはまた違った考え方を学ぶことになりますね。

アーユルヴェーダの考え方では、「はじめに完璧なものがあった」というんですね。
すべてのことを知っている神様がいて、人間にはそもそも病気がなかったのに、病気が出てきてしまった時に、口伝えでその医学を教えたということになっているんです。

しゃべり方や外見から総合的に、その人の何が乱れているかをみて、
それに対して何があてはまるか、というアプローチ方法をするのです。
あくまで、その人を見て、その人にあったトリートメントを施す、という方法をとります。

アーユルヴェーダのすごくいいところは、その人を見るツールがものすごく豊富で、この人がたとえば火の性質が多い日だったら、辛いものとかすっぱいものを食べたら熱くなるので、熱くなるような食事を減らしなさい、ということになるんですね。
インドやスリランカ地方で代々受け継がれてきた伝統医療で、そのときそのときに応じて最適なものを見つけるわけですから、「同じ人でも日によって食事療法が異なる」ということもあるんですね。

アーユルヴェーダとライフスタイルの関係をもう少し詳しく教えてください。

一人ひとりのアーユルヴェーダ、という考え方がありまして、自分の体質を知り、自分はこういう風に生きていったら自分らしい魅力が保てる、
ということを知ることがとても重要なのですね。

小さいレベルでは、今ある(肉体的・精神的な)痛みが取れるといい、と皆さん考えますが、もっと人生全体を大きいスパンでみて、病気の発生する原因を取り除くようにできたらもっといいですよね。

「動き」を求める「風」の要素が多い人ならば、繰り返しの多い事務の仕事はストレスを感じちゃったりするわけですね。
頭を使って想像力を生かした仕事をした方が、風の人は生き生きすることができるわけです。

「自分にあったライフスタイルを持っているということが、その人がその人らしく生きているということになる」というのがアーユルヴェーダとライフスタイルの関係です。

「なんか、哲学的ですね!」

アーユス(生命)とヴェーダ(科学)=ライフ・サイエンス。
科学なので、すごく広いものなんですよね。

アーユルヴェーダってはじめはちょっと興味があっても、あまりにも深すぎて逃げていっちゃう人も多いのですが、、、。
究極的には私が教えるものじゃなくて、 うちのサロンに来たことをきっかけに、皆さんが自分らしくより美しく若々しく生きるためのヒントを見つけられれるお手伝いができれば、と思っています。

終わった後に、「肩の荷がおりた」という感覚が持ってもらえれば嬉しいですね。
普段健康だと思っていたけど、もしかしたらどこか緊張していたんじゃないかとか、サロンでの二時間や三時間というのは、そういうことに気づいてもらうきっかけでしかないと思うんですね。

では最後に、将来の夢や展望を教えてください!

将来は、アーユルヴェーダのエステティシャンを育てて、
全国にサロンを広げたいですね。
アーユルヴェーダって、まだまだ全国にはそんなにサロンの数があるわけではないので、これから育成していって大きく育てたいと思っています。

それから、滞在型のトータルなアーユルヴェーダ空間を作りたいです。
食べ物やヨガなどをトータルに取り入れて2泊3日くらいで心身ともにリフレッシュして帰ってもらえるような。。。
そんな滞在型サロンを作りたいです。

「それはすごく壮大な計画ですね!
何か具体的に計画をすすめていらっしゃるのですか?」

はい。
現在すでにうちのサロンで3人くらい生徒さんを教え始めているのですね。
最初はうちのお客様だったのですが、後から電話がかかってきて、ぜひ教えてほしいと言われて。
こうやって空いている時間を使って、少しずつ後継者を育成する準備をしているんですよ。 なんと、萩島さんは、現在アーユルヴェーダのサロンの運営だけではなく、ご友人と月1回のアーユルヴェーダベーシック講座も開いているそう。
毎回20人くらいの参加者が来られるそうです。

アーユルヴェーダを学びたいと思っている方は、ぜひ一度サトヴィックさんで施術を受けられることをお勧めします。
アーユルヴェーダの考え方、ハーブの知識、 ライフスタイルや食事についてなど、貴重なお話をお聞きすることができるはずです。

壁には認定証や写真がずらり
アーユルヴェーダの6つの味をすべて兼ね備えたハーブ「トリファラ」もあります。

アーユルヴェーダには6つの味があります。
(1)すっぱい
(2)しょっぱい
(3)あまい
(4)にがい
(5)しぶい
(6)からい

その6つの味をすべて満たしているハーブが
アーユルヴェーダのトリートメントオイルにも配合されているハーブ、
「トリファラ」。

ハリタキー、アーマラキー、ビビータキーの三種類を配合したハーブで
ドーシャのバランスを整えると言われ、すべての体質の人に適している。
トリは「3つ」という意味。
パウダーでも、タブレットでも、あります。

サトヴィック お店基本データ
アーユルヴェーダサロン・サトヴィック

営業時間:10時ー24時(水曜日定休)
ご予約:電話:03-3942-2630/e-mail:info@sattvic.jp
有楽町線 東池袋駅より徒歩8分 都営荒川線 東池袋四丁目より徒歩8分
スクールあり。
http://www.sattvic.jp/index.html

本格的アーユルヴェーダ商品のオンラインショップ&店頭販売もあります。
http://www.sattvic.jp/shop/index.html

Real Ayurveda
本場インド・アーユルヴェーダリゾート発オイルトリートメント
■マハラニの休息
ViPアビヤンガ+シロダーラ
アーユルヴェーダをまるごと体験できる一押しコース!
150分円25,200円

■VIPアビヤンガ
全身オイルトリートメント
フェイシャル、ヘッドトリートメント、スチームバス(発汗)、シャワー付
90分15,750円
■シロダーラ
ヘッドトリートメント+フェイシャル+シロダーラ
額から温かいオイルと垂らし続けるアーユルヴェーダで一番人気の
トリートメント 90分15,750円
夏限定!ミルクシロダーラ
オイルの代わりにサンダルウッド入りミルクを使用します。
ミルクの香りと鎮静効果で、頭がすっきり涼しくなります。 90分12,600円
■カティーバスティ NEW
背面のトリートメント+カティーバスティ
腰・背中のつらい部分にオイルのプチ温泉をつくって温めるトリートメント
40分8,400円
OPTION

◆ヘナパック
100%天然へナで髪と地肌をケアします。
3,150円
アロマテラピー&アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダのコンセプトを元につくられたタイ政府認定のアロマプロダクツを使用
■アロマ・アビヤンガ
体質別アロマオイルで全身トリートメント
60分8,400円
■VIPアロマ・アビヤンガ
体質別アロマオイルで全身トリートメント+ハーブボール+フェイシャル
90分12,600円
■パーダー・アビヤンガ
フットバス+フットトリートメント
60分6,300円
◆ハーバルサウナ  1,575円
フェイシャルメニュー
■ハーバルフェイシャル 60分6,300円
ダイエットメニュー
■1ヶ月集中コース 84,000円~
ブライダルメニュー
■プリンセスコース 1回
90分15,750円
■シンデレラコース 3回 52,500円

投稿者 asidru : 19:18 | コメント (0)

台湾式リフレクソロジー「烏来(ウーライ)」に行ってきました!

台湾式リフレクソロジー「烏来(ウーライ)」に行ってきました!
足ツボ反射区から体の悪い部分をチェックシートで渡してくれる
というユニークな台湾式エステ「烏来 赤坂店」に行ってきました!

まずは完全にカーテンで仕切られた個室に通されて、
リラックス服へお着替え♪
ちょっとライトダウンされた落ち着いた雰囲気の個室に
リラックスチェアのようなベッドが置いてあります。
マッサージ中にかけてくれる軽い掛け布団も用意されていて、
気分は寝るモード!

早速着替えてベッドに寝そべっていると、
施術者の方が熱いウーロン茶の入った桶をもって登場!
ウーロン茶で足を洗浄してくれます。
(気持ち熱いかも。。。でも慣れたら心地よい)
寝そべりながら、じゃばじゃばと足を洗ってもらい、拭いてもらいました。

さっそく足裏反射区療法開始!
「いたーーーい!!!!(大絶叫><)」
目ン玉が飛び出んばかりの痛さです。
「もっとやさしくしてもらえますかぁ?」と懇願しながら
施術を受けることに。
棒でも使ってるのかと思われるほどの痛さにチラッと足の方を見やると
そのような道具を使っている気配はありません。
やはり指だけを使っているのでしょうか?
とにかく棒のような一点の先端物でぐりぐりと
押されている気がしたのです。
特に土踏まずが痛かったので、きっと対応する臓器が悪かったのでしょう。

かかとの外側はとっても気持ちよく、
むしろ「もっと揉んで~」という気分だったのですが。。。
その日の体調によって、痛いところと気持ちよく感じる場所が違うのですね。

クリームをつけながら、
足の裏全体のツボを、あたかも体調を確かめるように
丹念に刺激していきます。
しかも嬉しいことに、足の裏側だけでなく、
内側・外側・足の甲、指先まで、足のありとあらゆる部分を
余すところなく丹念に刺激してくれるのです。
特に足の甲は普段なかなか触ることの無いスジまで
縦横無尽になぞって伸ばしてくれます。
さらにはふくらはぎ・すね横・ひざまで丁寧に揉みあげてくれます。
この徹底的な揉みっぷりには感服いたします。

一通りマッサージが終わったら
熱い蒸しタオルを何枚も使って、贅沢に足を包んでくれます。
蒸したままの状態でしばらく休憩。。。


しばらく極上の気分でうとうとしていると
最後にスタッフの方がコップ1杯の白湯と
足裏で張っていた部分を教えてくれるチェックシートを
渡してくれます。

私の場合は
「頚部(首)」「肩」「胃」「十二指腸」「腰椎」
が危険信号だそうです!

確かに最近肩が凝ってはいたし、
食生活も荒れていたかも。。。
おそるべし、足裏反射区図表。

施術が終わったら、あんなに痛かったけれども(痛かっただけあって?)、
足裏がすっきり爽快、軽やかになったのを実感!
「痛キモチイ」烏来の台湾式足部反射区健康法、やみつきになりそうです。

http://www.wulai.co.jp/

投稿者 asidru : 14:57 | コメント (0)

癒しのあるネイルサロン 神谷町「La mano」

ネイルサロンというと、ネイルアートや、ネイルカラーを塗ってくれるサロンというイメージであるが、最近では癒しをテーマに、かなり本格的なハンド、フットケアが受けられるサロンが出てきているとのこと。
神谷町La manoではネイルサロンの中でも珍しくフットのコースまで受けられるとの噂を聞きつけ、早速取材に行ってきました。

地下鉄日比谷線神谷町4B出口を出て徒歩3分。


ネイルサロン「La mano」は美容室DECORさんの中に併設されている隠れ家的サロンです。
一歩サロンの中に入ると、柔らかく暖かい印象の間接照明がほんわりとした空気を作り出しています…


ソファや壁の質感も全て高級でありながらとてもフレンドリー。自然と「ほっ」と一息ついてしまいます…。

スタッフは、ネイルサロン初体験のため、まずはハンド、フットのベーシックなケアをお願いしました。

ハンドケア、開始
La manoさんではマニソロジー、ぺディソロジーという独特のケアをしていらっしゃいます。


まずは爪の形成。ファイルと呼ばれるヤスリのようなもので、爪の形を整えていきます。

次は甘皮ケア。初めにフィンガーバスと呼ばれる温かいお湯に指を浸します。フィンガーバスには、海藻エキス・パパイヤエキスなどが含まれえも言われぬ心地よい香りが気持ちよい~


スタッフ「手が気持ちよがってます~」

このフィンガーバスに5-10分ほど指を浸すことによって、爪の汚れを取り、甘皮を柔らかくしてケアをしやすくするそうです。よく、お風呂の後に爪の手入れをするとよいといわれますが、それと同じ原理なのですね。

続いて、甘皮を柔らかくするリムーバーを爪の付け根に塗り、スティックでふやけた甘皮を削って取り除いていきます。
爪の付け根は爪が形成される大事な部分ですが、ここの余分な甘皮を取り除くことにより、爪が生まれるモトの部分に栄養がいきわたりやすくなるそうです。

特別な器具を使って甘皮を切り取っていきます…ドキドキしますが、確かな技術を持つネイリストさんなので安心できます。


最後はハンドマッサージです。マッサージのまえにまずアルコールをつけたコットンで残った甘皮や爪の汚れを拭き取ります。

その後、よい香りのスキンローションを改めて手にすりこみマッサージしていきます。毎日の生活の中で疲れていた手が生き返るような感覚があります


その他ゴマージュ(マンゴピールを使ったスクラブケア)やトリートメント(グレープシードオイルを使った保湿ケア)などスペシャルケアが用意されているので、体調や好みに合わせてチョイスしたいですね☆

爪にキューティクルオイルを塗りこんでケアします。爪に栄養を与えることで、爪を丈夫にします。

爪のためには、 家庭でもこまめにオイルを塗ることがオススメとのこと(キューティクルオイルを初めプロが使っているネイル用品はサロンにて購入できます)

ケアを受けてつるつるに仕上がったスタッフの手。
心も体もリラックス、爪もぴかぴか、心より満足してしまいました☆


続いてフットケア
続いてはフットケアです・・・


バラの花を贅沢にたっぷり入れたフットバスに足を浸します。
立ち込める優雅なバラの香りに、天にも昇る気分!
しかもこのフットバスには、ジャスミンティーも入っているそう!
芳しいティーと、ローズのエキスが、足の皮膚を柔らかくほぐしてくれます。
たまにはこんな風に優雅な時間を過ごすのもよいね…。

その後、いい具合にふやけた足にスキンローションを塗り、足裏マッサージ。足全体がトロピカルなクリームに包まれ、程よい刺激と爽快感で気持ちいい~!


ネイリストさん、インタビュー
施術していただいたネイリスト・杉岡さんにお話を伺いました。


お客さんはどのような方が多いのですか?
「20代後半から30代の女性が一番多いですが、幅広くいらっしゃいますよ。男性の方もいらっしゃいます。ご夫婦でいらっしゃったりすることも多いですね。」

ネイルサロンというと、ネイルアートやスカルプチュア(人工爪)というイメージが強いのですが…
「スカルプチュアだけではなく、ケア中心のお客様も結構いらっしゃいますよ」

混みあう時間帯などはありますか?
「オフィス街ですので、お昼過ぎや、アフターファイブは多くの方がいらっしゃいます。フリーチケットの方が多いです。土曜日も、このあたりに住まわれている方が訪れてくださいます」

※フリーチケットとは?
なんとLa manoでは1カ月に何回でも施術(ハンド→カラー、フット→マッサージ)が受けられるお得なフリーチケット制度があるそう。リピーターには嬉しいですね。

ネイリストの杉岡さんはもともとネイルが大好きだったためこの世界に飛び込んだという。「接客業ですので、それぞれのお客様との出会いを大事にしています。これからは、やはり季節柄足を出すことが多いですので、フットのコースが特にオススメです」とのことです。

 スタッフ感想 ネイルサロンで見つけた、新しいリラックスの形。
ネイルサロンというと、「ネイルカラーを塗ってくれる」、「爪を磨いてくれる」というイメージを持っていたのですが、神谷町La manoさんには「リラックスすることでハンドとフットの美しさを得る」ということを教えていただいた気がします。

爪に栄養を与えてあげて、すてきな香りのするクリームでハンドやフットの疲れを取り除いて、心と体をリラックスさせてあげることで、美しい爪がなりたつのではないかと感じました。最近「爪が痛んできたのでは、、、」とちょうど感じていたところなので、きっと私の爪も喜んでいることと思います。

また定期的に通いたくなってしまうようなお店です。

取材協力:
マニ・ペディソロジー La Mano
東京都港区虎ノ門4-1-6 第二大石ビル4F 美容室DECOR内
TEL 03-3433-6140
定休日:日曜日
営業時間:11:00-20:00
URL: http://www.felicia.ne.jp/kami-main.html

投稿者 asidru : 14:52 | コメント (0)

NK Salon 本格的なタイ古式マッサージが受けられる手作りサロン

「東武動物公園」から徒歩数分のところに、
「女性専用」、「お子様連れもOK」
というユニークなタイ古式マッサージサロンが
オープンしたとのこと!
その情報を聞きつけたスタッフが
早速取材に行って参りました!

東武動物公園駅(西口)から、
東武動物公園へ向かって徒歩約15分。
(電車でお越しの方には嬉しい送迎サービスがあるそうです!)

お天気がよい日だったので、
途中にある公園 「新しい村」の美しい自然を楽しみながら、
歩いて向かいました♪


早速タイ古式マッサージ初・体・験
まずは足湯(フットバス)で足を温め、清めます。
足を充分温めることで、マッサージへの準備になります。
その後、タイ風の合掌をして、マッサージを開始します。

その際、好みのエッセンシャルオイルを選べます!その日の気分や、目的別に、好きな香りを選ぶと、それをアロマポッドでたいてくれるので、部屋中に癒しのアロマの香りが広がります…。


「キューキュー・・ザザー・・・」
ここは南国かプーケットのリゾートか。。。
波の音とイルカの泣き声のスロ~な音とアロマポッドとキャンドルから漂ってくるアロマの香りによってまるで異国のバケーションに来たような錯覚に・・・。
ふっくらとしたシーツも気持ちいい。
部屋はほどよく日当たりのよい部屋が、 ブラインドによって青みがかかっていて、どことなく南国ムード。
そんな空間に横たわって、施術を開始。


足からほぐすように、ゆっくりとマッサージしていきます。

菊地さんの手が触れた瞬間、手の厚みと、手の熱が心地よく伝わってきました。
どこかほっとするような安心感があります。。。


タイ古式マッサージの特色は、足に重点を置いたトリートメントにあるそうです。
一般的に、タイ古式マッサージ(ヌアボーラン)は、片足30分、片足30分、そして背中~肩に30分という割合で行うことが多いとのこと。
他の術式と比べても、足への比重が非常に高いことがわかります。
足をゆっくり刺激し続けると、上半身も徐々に温かくなってくるような感覚を覚えます。

次はうつぶせになり、背中のマッサージをしていただきます。

「2人ヨガ」とも言われるタイ古式マッサージならではの特殊な体位がいっぱい!今まで伸ばしたことのないような部分を痛気持ちよ~く伸ばしてくれます。

体をひねったり、ブリッジしたり、アクロバティックな体位なのですが、見た目より全然苦しくなく、自然にストレッチされる感じです。

あまりにも気持ちよすぎるので、思わず寝入ってしまいそうに。


右の写真は、天然ハーブボール・サムンプライ。8種類のハーブがはいったサムンプライを蒸し器で暖め、全身を暖めてほぐしてくれます。ちょっぴりスパイシーなタイハーブの独特の香りが精神をリラックスさせてくれ、ほどよい熱さのサムンプライで圧迫されると、それだけでそこがマッサージされているかのように、ほぐれていくのを感じます。


「は~、たまにはこんな休暇もいいよね。」
とつぶやく当社スタッフ。
仕事を忘れて、すっかりふやけてしまいました。

マッサージの後には、ハーブティーとケーキのサービスがあります!!
ハーブティーはお好みに合わせて選べます。
細かい心遣いが嬉しいですね!

いつもお仕事や家事で疲れている方には、この癒し空間はたまらないでしょう。










マッサージビジネス経営者インタビュー!

☆それでは今日はいろいろうかがいたいと思います。
マッサージサロンとして開業を決意されたきっかけや、理由などを教えていただきたいのですが。。。

★何か自宅でできる仕事はないかな?と考えていたところに、娘がタイ古式マッサージのスクールの話を持ってきたんです。

そこで、スクールに電話をして詳しく説明を聞き、私も興味がわいてきたので、息子夫婦に相談したところ二つ返事で「生きがいを見つけることはよいことだ。頑張れ」と言ってくれてポンっとお金を出してくれました。それでスクールに通うことになったんです。


☆いい話ですね…(スタッフ感激)
マッサージといっても色々な種類があると思うのですが、 なぜタイ古式マッサージというジャンルを選ばれたのですか?

★私もマッサージの種類には全然詳しくなかったんですよ。
この年になって一度も受けたこともないし、子供たちに肩をもんでもらったり、マッサージチェアなどの機械でマッサージはしていたのですが、マッサージにもいろいろあるというのは知らなかったんですね。

タイ古式を知ったきっかけは、娘が軽井沢に行ってタイ古式マッサージを受けて、「こういうのがあるよ~」と紹介してくれたんです。

ー娘さんはご家族で訪れた軽井沢でタイ古式マッサージを受け、そのユニークな術式のとりこになってしまったそうだ。
しかし、そのタイ古式マッサージのサロンが“お子様お断り”だったため、娘さんが施術を受けているあいだ、旦那さんとお子さんは車で待機、次に、旦那さんの番になったら、娘さんがお子さんと車で待つ・・・という形だったそう。

その時、「子供がいるお母さんは、なかなか一人だったら子供をつれてマッサージにこれないんだろうなぁ~」と実感した。そこから、「女性専用・お子様連れOK」という主婦層を対象としてマッサージサロンのアイディアがひらめいたそうだ。

☆なるほど…娘さんのアイディアと息子さんの協力があって、NK salonさんが出来てきたんですね…!タイ古式というほかにも、NK salonさんの特徴として「女性専用」というのがあると思うんですが…なぜ女性専用のサロンとしているのですか?

★はじめは普通の男女共用のサロンを考えていたんです。
そのときに風俗と間違えられていっぱいいやらしい電話が沢山かかってきたんですね。
その対策に頭を悩ませていたところ、「うちは主婦を対象としているお店です」 として女性専門にしたらいいんじゃないの?って娘が提案してくれて。 自分の安全対策もかねて女性専門ということにいたしました。マッサージですと、女同士のほうがやりやすい、ってこともあります。
お客様も安心していただけるようですし…。お客様のご紹介で、「うちの主人も肩こっているのでやってくれる?」ということであれば、男性の方も喜んでやらせてもらいますけれど・・・基本的には女性限定のサロンということで、やっています。


☆どういったお客様がよく来られますか?

★やはり30代のお母さんなどが多いですが…でも幅広くいらっしゃいますね。地域は、結構遠方から来られる方もいらっしゃいますよ。インターネットで見たり、チラシを見て来られる方が多いです。
チラシは自分たちで配って、ポスティングや新聞折込などで広告しています。

あとは、インターネットですね。HPは娘が作ってくれています。
日本ヌアボーランスクールのHPにも掲載されているんですよ。


☆スクールに通われてみていかがでしたか?

★毎日通ったというわけではないんですね。 ほんとは毎日行けばもっと早く終わったのですけど、この年になると通うのが大変でしてね。少し卒業まで時間がかかってしまいました。 途中色々と挫けそうにもなりまして(苦笑)。

☆それはどういったものだったのですか?

★自分がマッサージの練習をしようと思って娘の体を借りようと思うと、孫がママがいじめられてると勘違いをし、止めに入ってきて、マッサージの練習をさせてもらえないんですよ。 それの繰り返しで、練習が全然できなかったんです。

それから、主人はマッサージされるのがあまり好きではないんです。 あまりこっていないと言うんです。


だから全然練習ができなかったもので、 だんだん学校に行くのが不安になっちゃったんです。

みなさんお家で、ご家族にマッサージをして練習しているみたいだったんですけど、 私は全然練習できなかったので、 みんなより遅れを取るんじゃないかと思ったりして心配になってしまって。


それが学校のスタッフの方たちがいい方ばっかりだったので、それを察してくれて、いろいろ協力したり、うまくサポートしてくれたんですね。
私はちょっと検定試験の自信がなかったりしたのですが、やっぱりスタッフの方たちが「菊地さんいいよ、心配しなくって」と励ましてくれて、そのおかげもあって無事認定証を頂くことが出来ました。

☆なるほど・・・!ところで、NK Salonという名前の由来も教えてください!


★私の名前なんです。(菊地 信子 Kikuchi Nobukoさんです!)
初めは家族で話して決めて、それからスクールで字画を調べてもらったんですよ。

☆そうなんですか!サロンの名前の字画にも気配りしていらっしゃるんですね。
同じスクールに通われていた方はやはり独立開業を目指されている方が多かったのですか?
趣味で通う~みたいな方もいらっしゃったのでしょうか?

★そうですね。やっぱり、開業を目指している方が多いです。
すでにマッサージサロンで働かれている方ですとか、 今すぐ開業というのではなくてもなんとなく「いつかはお店を持ちたいな」と思っている方が多くて、それまでは技術を忘れない程度にサロンなどでアルバイトをしたり、という方が多かったですね。

趣味だけで受けている方はほとんどいらっしゃらなかったのではないでしょうか?

年齢層は、若い方が多く、 20代とか30代の方がすごく多かったですね。
年配はあたしだけだったんですよ。

☆菊地さんは個人事業主として開業されたのですか?

★そうですね。開業したのは学校では多分一番早かったのではないかな(笑顔)

☆(スタッフ感嘆!) すごい行動力ですね!!


★もうねー。早くやっておいて技術を常に磨いておきたかったんです。

☆以前も個人事業をやられていたことがあるのですか?

★業種は全然違うのですが、以前は居酒屋を経営していました。

☆なるほど!だから開業手続きはスムーズにできた、ということなのですね。

★このまま年を取っていくというのがすごく不安だったんです。
何もしないでいたら、何かボケちゃうんじゃないかって思って。

☆ずっとアクティブにやっていきたい、ということでマッサージを選ばれたということなのですね。

この辺(東武動物公園の近辺)では、 タイ古式マッサージはまだあまり数がないと思うのですが、
体験されたお客さんはどのようにおっしゃっていきますか?

★もう~「過激ですよね」という印象で。(一同笑)

☆でもタイ古式マッサージは、過激な格好の割にはそんなに痛くないですよね。 むしろ体がじっくりほぐれてすっきりしますよね。

★そうですね。私自身も施術を受けたりしますが、やっぱり楽になりますよね。 最初は「なんだろこれ。ほんとにすごいなぁ。骨が折れちゃうんじゃないかなぁ。」 って思いましたけどね。 でも実際経験したら、やっぱりあとがすっきりしてね、2~3日気持ちいいですね。

☆マッサージの後のティーサービスに感激したのですが…ハーブティーは何が人気ですか?

★全てオススメですが…カリビアンとチョコレートが特に人気ありますね。
すべて自分たちで香りを確認して、気に入ったものを厳選して選んだんですよ。

☆こだわっているんですね!

NK salon嬉しいサービス
嬉しいケーキ&ティーサービスのほかにも、NK Salonさんでは、お客さんのために
色々なサービスを用意しています。

その1つが、「スタンプカード」。
3000円ごとにスタンプをひとつ押してくれて、 30ポイントたまると、なんとマッサージが1時間無料になるという。

「お友達紹介カード」
このカードをお友達に紹介することで、
ご紹介者、紹介を受けてご来店された方が1000円割引で施術を受けられます。

その他、お得な回数券や「会員価格」などもございます。(HP参照)
クリスマスやバレンタインの際にはキャンペーンも繰りひろげるそうなので、HPをこまめにチェックしてみてくださいね!

Birthday割引
お誕生日月は全コース1000円引き! 身分証明書をご持参下さい。その他多彩な割引メニューはHPをご覧ください。 もちろん、マッサージビジネス独立開業サイトでもお知らせしていきます!

「キッズルーム」
お子様連れでも安心して施術を受けられます。(写真はキッズルームです。)

取材後記
マッサージの快感からくる「触覚」
南国を意識したリニューアルで、「視覚」
ヒーリング・ミュージックで「聴覚」
アロマオイルの香りで「嗅覚」
さらには、ケーキ&ハーブティで「味覚」

NK salonさんでは、人間の持つ五感全てが満たされてしまうわけです。
さりげないようで、実は、考え抜かれたサービス。
ぜひ多くの人に体験してもらいたいです。


癒されたい女性のみなさん、是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
スタッフの方の温かい心遣いにも癒されますよ!

東武動物公園のすぐそばですので、ご家族でレクリエーションをした後に、ゆっくりタイ古式マッサージでリラックスというのもオススメです。
子供さんづれでも安心して訪れられるNK salonぜひ訪れてみてください☆☆☆


取材協力: タイ古式マッサージ NK Salon
TTMA 日本トラディショナルタイマッサージ協会公認
〒345-0824
埼玉県南埼玉郡宮代町山崎208-7
予約専用TEL 0480-34-4071
ホームページアドレス http://www2.tbb.t-com.ne.jp/tai-nksalon/
営業時間 AM10:00-PM8:00
女性限定 完全予約制 着替え有 送迎有
キッズルームをご利用のお客様は予約の際に申し込み

★メニュー★
☆マッサージ
タイ風マッサージ 60分 6300円~
☆フットケア
タイ式リフレクソロジー<足ツボマッサージ> 60分 6300円(ツボを刺激し、血行をよくします)
フットピーリング<角質とり>   60分 6300円(足裏の固くなった皮膚をキレイさっぱりと取り除きます)
☆フェイシャル   60分 7350円(深海の泥を使ってパックします)

投稿者 asidru : 14:51 | コメント (0)