一人一人に合った施術を施すアーユルヴェーダ
ごま油を頭に垂らすというアーユルベーダが
最近ひそかなブームを巻き起こしているという。
インド・スリランカ地方で5千年の歴史を持つといわれる伝統医学であるが、
まだまだ日本では絶対的なサロン数の少ないアーユルヴェーダ。
当サイトスタッフも実はアーユルヴェーダ初体験。
ということで、一体どんな内容なのか、その奥の深さを垣間見るべく
東池袋にあるアーユルヴェーダ専門サロン
「サトヴィック」さんに取材に行ってまいりました。
アーユルヴェーダとはサンスクリット語で
「生命の科学」と訳されるインド伝承医学のこと。
西洋医学が病気が起こってから治療を施す「対症療法」の
考え方に基づいているのに対して、
東洋医学は
「病気が起こる前から、健康増進に努めることによって
病気を防ごうとする考え方」
なのです。
早速アーユルヴェーダについて、実際に施術をしてもらいながら、色々と教えていただきました。
ハーブオイルを贅沢に使ってマッサージ
今回の施術で特に感じたのですが、
アーユルヴェーダの施術では、オイルをとにかくたっぷりと使います。
しかもそれもただのオイルではなく、
美容・健康によい様々なハーブがふんだんに混ぜ込まれたオイル
を使うのです!
お部屋に入った瞬間から漂うアジアンハーブの香りは
これらのたくさんのオイルに配合されているハーブの香りなんです。
頭の先から足の先まで、文字通り全身をオイルでトリートメントしてもらうことって
普段なかなかないですよね。
体中の毒素を排出してくれる、贅沢で芳醇なハーブオイルが、
身も心も芯からとろけそうな至福の時間を提供してくれるのです。
アーユルヴェーダとオイルは切っても切れない関係、ということなのですね。
早速アーユルヴェーダの施術開始。まずはトリドーシャチェック
まず、温かいお茶をいただきながら、
最初に簡単なチェックシートで
トリドーシャをチェック。
(おまけ話:
アーユルヴェーダでは体内に溜まった老廃物を排出させるため、
とにかくたくさん水分を取ることが大切だとのこと。施術前、施術後、とにかくたくさん
水分を取るように勧められます)
トリドーシャとは???
アーユルヴェーダでは、宇宙は3つのドーシャによって成り立つと考えます。
トリ(3つ)のドーシャ(性質)=トリドーシャによって
すべてのものが出来ているという考え方なのです。
ドーシャとは???
体の中のエネルギーや病素のことです。
3つのドーシャとは、「風」・「火」・「水」のことで、
それぞれ以下のような性質があります。
人間はみな必ず3つのドーシャを持っていますが、
人によって持っているパーセンテージが違います。
このため、体質や性格の違いが出てくると考えます。また、多く持っているドーシャの性質が、乱れやすいといわれます。
しかし、ドーシャはバランスがとても大切なので、
3つのバランスが少しでも崩れていると、どこか体に不調が発生します。
そこでアーユルヴェーダの施術ではまず、ドーシャのバランスを調べて、
崩れているバランスを元に戻してあげるようなメニューを組んであげるのだそうです。
以下が3つのドーシャを簡単にまとめたものです。
ドーシャ | 「ヴァータ」「風」 | 「ピッタ」「火」 | 「カファ」「水」 |
性質 | 軽い・動き・冷たい・ 速い・乾燥 冬の風のイメージ 冷たくて乾いていて、 動いている |
熱い・軽い・流動・ |
重い・冷たい・遅い |
精神的 |
風は常に動いていることから「動き」に関連 |
火は燃えることから、 |
水は安定していることから |
肉体的な 性質 |
【下腹部に関連】 脳、耳、骨、心臓、循環器系、神経系、腸、生殖器、膀胱(泌尿器系) |
【腹部の位置に関連】 |
【頭部・胸部に関連】 |
ちなみに体験を受けたスタッフのドーシャは「風」が一番多く、次に多かったのが「火」でした。
あまりにも性格が当たっていてびっくり!
アーユルヴェーダは「一人一人に合ったトリートメント方法」を
提供するもので、
「今日は”風”のドーシャが強いな」、という時は
「風の特性が多く出ている=体が冷たくなっている」ので、崩れたバランスを元に戻してあげるために、
オイルを温かくして施術してあげたりするのです。
オーナーの萩島さんに、当スタッフのチェックシートの結果を見ていただいて、
以下のような施術メニューを提案してもらいました。
「火と風が多いということで、とにかく軽い。とにかく身軽、フットワークが軽いのが特徴で
”ダルくてうごけない”というよりは、”動きすぎて痛みを感じる”ですとか、”落ち着かない”ということのほうが多いようですね。
(チェックシートの結果によると)今日は風が元から多いにしても、ちょっと増えすぎているので、
風の性質と反対のものを与えて、冷たく軽い動きを止めてあげます。
軽いので重さを与えてあげる、
乾いているので、潤いを与えてあげるということですね。
具体的には、体を温めるようなオイルを使って施術を行いましょう。
オイルには重みがありますので、それを使うことによって、
いつも考えすぎで次々と浮かんでくるような考えも
オイルでどっぷりとしずめてあげるのです。
また、”眠りが浅い”にチェックが付いてますが、眠りが浅いということは、
一日中動いていることになってしまうので、休めてあげるために額にオイルをたらすのがすごく向いているんですよね。」
〜ということで、体を温めるようなオイルを用いたトリートメントにプラス、
額にオイルをたらす「シロダーラ」のコースを体験することにいたしました!
ちなみに、「火」のドーシャが多くなった場合はどうするのかお伺いしてみたところ、
「オイルで冷たくするというのはちょっと難しいので、あまり熱くないぬるめのオイルで行います。
ミルクを使ったりすることもあるんですよ。
」
とのことです。
オイルは6-7種類用意しているので、人によってはクールダウンするようなオイルも使ったりするそうです。
火があまりにも多い場合は、実はオイルは向いていないときもあるそうで、
そんな時はドライマッサージを行ったり、冷たくするようなペーストを使うそうです。
タイハーブ入りフットバスで足を温めながら、
頭皮をオイルマッサージ
まず、紙パンティーを履き、バスタオルに着替え♪
タイハーブの入ったフットバスに足をつけ、頭をオイルマッサージしてもらいます。フットバスから漂ってくるタイハーブのオリエンタルな香りと、
草っぽい、素朴で暖かい、アロマテラピーの香りとはまた違った「インドの香り」のする
緑色のオイルの素朴な香りに癒されます。
この緑色のオイルを頭皮にたっぷりとすり込むようにマッサージしていきます
。
「このオイルは自宅で調合しているのですか?」
「いえいえ、インドの会社から買っています。
ゴマ油をベースに、10種類以上のハーブ、
それから牛のミルクみたいなものも入ってるんですよね。
だからオイルと言っても、煎じ液のようなものになりますので、
べたつきがあまりないんです。
先ほど、ミルクといいましたが、その乳牛も、
マッサージ用に使うために特別のえさを食べていたりするんですね。」
「すごーい、マッサージに使うために、育てられているんですね!」
頭皮と髪にオイルを一通り馴染ませ、頭皮マッサージが終わると、次は肩。
先ほどとは、種類の違う、オイルをまたたっぷりとたらしていく。
甘い香りが広がっていく…。ちょっと黒糖のようなあま〜い香りです。
いよいよ全身のオイルトリートメント・・・
次はベッドの上にうつぶせに横たわることに…ベッドの下に温熱マットが敷いてあるため、ぽかぽか暖かくて気持ちいい。
どんどん汗をかけそう・・・。
暖かいとろとろのオイルをたっぷり体にかけられると、体がゆるゆるにほぐれていきます。
体験を受けたスタッフは、今まで何度かオイルマッサージを受けた経験がありますが、
オイルは「くすぐったい」と感じたことの方が多く、
心底ツボにはいって、「う〜キモチイイ〜〜」となったことが実はあまりなかったのでした。
しかし、このアーユルヴェーダのオイルトリートメントは
今までのと違いました。
オイルが人肌まで温めてあったオイルだったからでしょうか。
(使用する油の温度は、人によりますが、36〜40度くらいで、
全部薬用ハーブの配合されたオイルだそうです)
また、ベッド自体が温かく、全身が弛緩していたからだったのでしょうか。
とにかく今までのオイルマッサージとは違った至福の感覚を味わいました。
あまりの気持ちよさに、思わず
「この気持ちよさでは、みんな寝ちゃうんじゃないですか? 」
と質問したところ、
「体が相当固まってる方は、痛みを感じますので、起きていらっしゃいますが、
けっこう皆さん眠ってしまわれますね。」
とのこと。
途中で仰向けになり、あまり痛みを伴わない、伸ばすような方法で
背面、表面、手も足も胸も全身ほぐしていきます・・・
音楽は瞑想などに使うマントラ。
(マントラは「聖なる呪文」という意味です)
ヨガが人気なので、日本でも、こういうインド系列の
ヒーリング・ミュージックが手に入りやすくなっているよう
です。
マントラの調べにますます夢心地の世界へ・・・
※「マッサージビジネス独立開業マニュアル」が
いつも訴えている
「五感を満たす」という条件が
完璧に揃っています。
視覚を満たす、という点では、ハーブや薬草の本がディスプレイされています。
視覚=オリエンタルな内装 味覚=ハーブティー 聴覚=マントラの音楽 嗅覚=ハーブの香り 触覚=オイルの肌触り |
フェイシャルトリートメント
マッサージでほぐれた体を、毛布で包んで温めている間にフェイシャルトリートメント。温熱マットのおかげで、とても温かく、全身サウナになっているよう。
まずはメイクを落としていきます。
タイのクリームをコットンにとって、丁寧にメイクを取っていきます。
タイのクリームほうが香りがよく、日本人好みなのだそう。
インド産は草の香りが強すぎるとのこと。
その後顔もオイルを使って丹念にトリートメントしていきます。
顔にはアーユルヴェーダのオイルではなく、
100パーセントホホバオイルを使っているとのこと。
ホホバオイルは、お肌への浸透率も高く
保湿効果のあるオイルですので、
このオイルをたっぷり塗ることでお肌にハリがよみがえります。
ラストはシロダーラとヘナシャンプー
「シロ」というのは頭。
「ダーラ」というのは流れ。
額に流れを与えてあげるのが「シロダーラ」。
「ごま油のイメージが強いんですが、実は、人によって、
牛乳だったり、バターミルクだったり、いろいろ流すものを変えたりするんですよ。
ミルクは冷やす性質があるので、たとえば夏の暑いときに、
火のドーシャが多い方なんかは、ミルクシロダーラをやったりするといいですね。」
目にオイルが入らないように布で目隠しをして、
十分に温かくなったオイルを額の上の壷から垂らしていきます。
オイルはフェイシャルの施術中に、専用のヒーターの上で温めておいたので、
ちょうどよい温かさ。温度加減などもきちんと計算されているんですね。
温かいオイルを額に流してあげることで頭皮の緊張をとったり、
逆にミルクなどで冷やして、熱を取ってあげるそうです。
〜体験者の感想〜
温かく細い指で、額をやさしくなでられているような・・・ シロダーラ以外では絶対に味わったことのない この世のものとも思えぬ、快感でした。 |
なんと1回の施術で使用するオイルの量は1リットル。
壷から1回に流れるオイルは5分くらいでなくなってしまいますので、
上から流れてくるオイルを下の受け皿ですくい、
また壷に戻してあげて、
何回か髪の毛をすくように頭皮の上を繰り返し流します。
最初は1リットルあったオイルも
施術の途中で髪の毛や頭皮に吸収されて半分くらいに減るんだそうです。
それくらいたくさんの栄養分が頭に与えられているのだと考えると
なんだか嬉しいですね。
シロダーラを行う道具は実は手作りだそう。
萩島さんいわく、
「とくに特別な道具を買った、というのではなく、
ホームセンターなどで調達できる道具を工夫して自作しました。
壷も特別なものである必要はないんです。
自分で穴が開けられれば本当は何でもいいんですよ。 」
「シロダーラのトリートメントで大変なことって何ですか?」
「一番悩んだのは使用した後に残ったオイルの処理ですが、
これはお客様にプレゼントする、という方法をとることで解決しました。」
また最後シャワーを浴びる前に、頭をヘナシャンプーですすいでくれます。
こうすることで少しでも油を落として、お風呂場の排水溝のつまりを
防止することができるのだそうです。
なるほど!
たっぷりとオイルを使うにはきちんと環境にやさしい配慮をする必要があるのですね!
随所に萩島さんのアイディアが盛り込まれたメニューに感服いたしました。
余談ですが、アジアンドラッグでも扱っている「苛性ソーダ」を使うと、
オイルから手作りセッケンを作ることもできるんですよね♪
アーユルヴェーダのマッサージ方法の特徴は?
たっぷりとオイルを塗る
アーユルヴェーダの特長とも言えるのが、まんべんなく全身にたっぷりと塗るオイル。
頭の先から足の先まで、これほどたっぷりと贅沢にオイルを使う施術は他にはないのではないでしょうか。
様々なハーブが配合されている薬用オイルは、サトヴィックさんがいつもインドの会社から直接購入しているそう。
「マルマ」を中心に施術
中国のツボのような感じで、インドにはマルマというものがありまして、
そこを中心に触っていくのが特徴ですね。
触ってみて、固いところにはオイルを足してあげて、ゆるませるという形になります。
オーナーの萩島さんにインタビュー
「本日は本当にありがとうございました。とっても癒されました〜。
さて、今度は萩島さんご自身のことですとか、
アーユルヴェーダについていろいろと教えてください。」
「アーユルヴェーダという言葉を最近よく耳にしますが、
やはりブームになってきているのですか?」
ヨガがアーユルヴェーダの大枠に含まれるということで、
最近のヨガブームもきっとその一因なのでしょうかね。
ここのサロンはオープンして1年くらいなのですが、
ずいぶんとお客様も増えてまいりました。
「アーユルヴェーダとはどのようにして出会ったのですか?」
エステ業界に入る前には、アパレル業界で激務に携わっていて、体を壊しぎみに。 どうせ人と接する仕事がしたいんだったら、
自分も健康で元気になれるような仕事がしたいと思いまして、この業界の仕事を選びました。
はじめは大手のエステ店で働いていたんですね。
そこは世界のエステが体験できる所でして、
痩身から何から本当にあらゆるメニューが体験できたんです。
そこでずっと不思議に思っていたことがあったのですが、
お客様によって、施術の効果がぜんぜん違うんです。
同じコースを選んでも、お客様が努力している、いないにかかわらず、
結果がでる人とでない人がいるんですね。
それで”どうしてなんだろう〜?”と思うようになりまして。
当時働いていたエステでは、いろんな国の施術方法を体験できたのですが、
アーユルヴェーダだけが、『体質チェック』から入っていく、というまったく違った切り口のものでした。
ただ単に、『体質チェック』をした後に、『コースがあるよ』っていうだけのものじゃなくて、
『その人にあった食生活があるんだよ』っていうところまで、ケアできるものがあったんですね。
いろんな世界のエステを見てきましたが、アーユルヴェーダだけ、 ぜんぜん違うなと感じていたんです。
それが、”これ(アーユルヴェーダ)はなんなんだろう?”と思い始めた、最初のきっかけですね。
折りしも、同僚の子が熱狂的に『これからはアーユルヴェーダだ』とすごく勧めるので、
一緒に学校に入って学び始めました。
「具体的には、どういうところが違うんですか?」
まず、一人ひとりの調子を見ていくので、「自分に合っている・合っていない」というのがないんですね。
そもそもその人に合わせてオイルやメニューを決めていくので。
どちらかというと、
アロマトリートメントなどは、「香りがいい」とか「気持ちいい」
というのが主な効果ですが、アーユルヴェーダのトリートメントの場合は、
体の調子が良くなくなったり、体が軽くなったりということが抜群に感じられるんですね
薬用オイルが体に直接働きかけるというのが実感できるんです。
これはアーユルヴェーダ独特な施術方法で、日本にはなかなかないものですね。
どのようにスクールを探されたのですか?
スクールはインターネットで使って探しました。日本で、お医者さんで、アーユルヴェーダを取り入れているところが2ヶ所あったんですね。
ハタイクリニック(東京都目黒区中町2−47−22/TEL03−3719−8598)と
マハリシ立川クリニック (東京都立川市富士見町2-15-3/TEL 042-521-3544)です。
私の場合は、ハタイクリニックで実際に施術をしていただいて、色々と聞いて学びました。
アーユルヴェーダの医院ではどのようなことをしてくれるのですか?
オイルマッサージやドライハーブのマッサージが受けられたり、
アーユルヴェーダのハーブを処方してくれたりします。
またアーユルヴェーダの考え方も教えてくれますね。
アーユルヴェーダの考え方とはどのようなものでしょう?
アーユルヴェーダには以下のような2つの大きな目的があります。
・ 健康人がさらに健康に、年齢よりもさらに若々しくなれるように
・ 病気の治療
私が訪ねていった病院では、健康人がさらに健康になるものを教えているんです。
もともとが医療なので、解剖学的なことなどもありますが、
自分にあったライフスタイル、家族、食生活などの観点から
自分の興味ある方向に進んでいくためにはどうしたらいいのか?
ということを教えてくれます。
たとえば、料理に興味があってアーユルヴェーダに進んだのであれば、
その人の年齢・体質に合わせた食事法というのがあるんですが、
それを学んだりするのがアーユルヴェーダの考え方ですね。
マッサージだけではなく、アーユルヴェーダ全体的に
「食事・生活・薬」が大きく治療になると考えています。
アーユルヴェーダを学ぶのには、医学的知識はある程度あった方がよいのですか?
そうですね、あったらもちろんいいかもしれませんが、
アーユルヴェーダには本当に、独特な考えがあるんですね。
たとえば風邪でしたら、現代医学では、その症状に対する薬を出すんですね。
症状を抑える薬、例えば咳だったら咳止め、炎症があったら炎症止めを渡すんですね。
でもアーユルヴェーダは風邪にかかった原因を探していく。
のどが痛いのはしゃべりすぎかもしれないわけですよ(笑)。
どうしてその病気になっちゃったのか?その原因を取り除くのがアーユルヴェーダなんですね。
だから、治療としても、患者さんの状態の見方なんです!
三つのエネルギーが関係しているものがあるんですね。
たとえば、「水のドーシャ」。
「水」というのは鎖骨より上に多く存在してるんですね。
春の時期は、水が多いのですが、世の中的にも氷が溶け出して、水になるように、
春は水に関係する症状が出やすくなるんですね。
その代表的なものが花粉症ですが、出てくる場所は鎖骨より上ですね。
水が増えるような生活をしてる人、
ためこむ、食事などを十分消化できていないような人、
食べすぎ、夜遅くに食べて寝てしまって消化できていないとか…。
元気をつけなきゃいけないと、むりやり食べて消化しきれていない人。
最近おなかがすいたと感じていない人。
こういう症状の方が、「水」の多くなる春には出やすくなるんですね。
このように、アーユルヴェーダという考え方は、
水(や火や風)のエネルギーを元にして、体であったり症状を分析していくもの。
ですから西洋医学の知識とはまた違った考え方を学ぶことになりますね。
アーユルヴェーダの考え方では、「はじめに完璧なものがあった」というんですね。
すべてのことを知っている神様がいて、人間にはそもそも病気がなかったのに、
病気が出てきてしまった時に、口伝えでその医学を教えたということになっているんです。
しゃべり方や外見から総合的に、その人の何が乱れているかをみて、
それに対して何があてはまるか、というアプローチ方法をするのです。
あくまで、その人を見て、その人にあったトリートメントを施す、という方法をとります。
アーユルヴェーダのすごくいいところは、その人を見るツールがものすごく豊富で、
この人がたとえば火の性質が多い日だったら、
辛いものとかすっぱいものを食べたら熱くなるので、
熱くなるような食事を減らしなさい、ということになるんですね。
インドやスリランカ地方で代々受け継がれてきた伝統医療で、
そのときそのときに応じて最適なものを見つけるわけですから、
「同じ人でも日によって食事療法が異なる」ということもあるんですね。
アーユルヴェーダとライフスタイルの関係をもう少し詳しく教えてください。
一人ひとりのアーユルヴェーダ、という考え方がありまして、
自分の体質を知り、自分はこういう風に生きていったら自分らしい魅力が保てる、
ということを知ることがとても重要なのですね。
小さいレベルでは、今ある(肉体的・精神的な)痛みが取れるといい、と皆さん考えますが、
もっと人生全体を大きいスパンでみて、病気の発生する原因を取り除くようにできたらもっといいですよね。
「動き」を求める「風」の要素が多い人ならば、
繰り返しの多い事務の仕事はストレスを感じちゃったりするわけですね。
頭を使って想像力を生かした仕事をした方が、風の人は生き生きすることができるわけです。
「自分にあったライフスタイルを持っているということが、
その人がその人らしく生きているということになる」
というのがアーユルヴェーダとライフスタイルの関係です。
「なんか、哲学的ですね!」
アーユス(生命)とヴェーダ(科学)=ライフ・サイエンス。
科学なので、すごく広いものなんですよね。
アーユルヴェーダってはじめはちょっと興味があっても、あまりにも深すぎて逃げていっちゃう人も多いのですが、、、。
究極的には私が教えるものじゃなくて、
うちのサロンに来たことをきっかけに、
皆さんが自分らしくより美しく若々しく生きるためのヒントを見つけられれるお手伝いができれば、
と思っています。
終わった後に、「肩の荷がおりた」という感覚が持ってもらえれば嬉しいですね。
普段健康だと思っていたけど、もしかしたらどこか緊張していたんじゃないかとか、
サロンでの二時間や三時間というのは、そういうことに気づいてもらうきっかけでしかないと思うんですね。
では最後に、将来の夢や展望を教えてください!
将来は、アーユルヴェーダのエステティシャンを育てて、全国にサロンを広げたいですね。
アーユルヴェーダって、まだまだ全国にはそんなにサロンの数があるわけではないので、
これから育成していって大きく育てたいと思っています。
それから、滞在型のトータルなアーユルヴェーダ空間を作りたいです。
食べ物やヨガなどをトータルに取り入れて2泊3日くらいで
心身ともにリフレッシュして帰ってもらえるような。。。
そんな滞在型サロンを作りたいです。
「それはすごく壮大な計画ですね!
何か具体的に計画をすすめていらっしゃるのですか?」
はい。
現在すでにうちのサロンで3人くらい生徒さんを教え始めているのですね。
最初はうちのお客様だったのですが、
後から電話がかかってきて、ぜひ教えてほしいと言われて。
こうやって空いている時間を使って、
少しずつ後継者を育成する準備をしているんですよ。
なんと、萩島さんは、現在アーユルヴェーダのサロンの運営だけではなく、 ご友人と月1回のアーユルヴェーダベーシック講座も開いているそう。 毎回20人くらいの参加者が来られるそうです。 アーユルヴェーダを学びたいと思っている方は、 ぜひ一度サトヴィックさんで施術を受けられることをお勧めします。 アーユルヴェーダの考え方、ハーブの知識、 ライフスタイルや食事についてなど、貴重なお話をお聞きすることができるはずです。 |
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壁には認定証や 写真がずらり |
アーユルヴェーダの6つの味をすべて兼ね備えたハーブ「トリファラ」
アーユルヴェーダには6つの味があります。
(1)すっぱい
(2)しょっぱい
(3)あまい
(4)にがい
(5)しぶい
(6)からい
その6つの味をすべて満たしているハーブが
アーユルヴェーダのトリートメントオイルにも配合されているハーブ、
「トリファラ」。
ハリタキー、アーマラキー、ビビータキーの三種類を配合したハーブで
ドーシャのバランスを整えると言われ、すべての体質の人に適している。
トリは「3つ」という意味。
パウダーでも、タブレットでも、あります。
サトヴィック お店基本データ
アーユルヴェーダサロン・サトヴィック
営業時間:10時ー24時(水曜日定休)
ご予約:電話:03−3942−2630/e-mail:info@sattvic.jp
有楽町線 東池袋駅より徒歩8分 都営荒川線 東池袋四丁目より徒歩8分
スクールあり。
http://www.sattvic.jp/index.html
本格的アーユルヴェーダ商品のオンラインショップ&店頭販売もあります。
http://www.sattvic.jp/shop/index.html
Real Ayurveda 本場インド・アーユルヴェーダリゾート発オイルトリートメント |
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■マハラニの休息 ViPアビヤンガ+シロダーラ アーユルヴェーダをまるごと体験できる一押しコース! |
150分円25,200円 |
■VIPアビヤンガ 全身オイルトリートメント フェイシャル、ヘッドトリートメント、スチームバス(発汗)、シャワー付 |
90分15,750円 |
■シロダーラ ヘッドトリートメント+フェイシャル+シロダーラ 額から温かいオイルと垂らし続けるアーユルヴェーダで一番人気の トリートメント |
90分15,750円 |
夏限定!ミルクシロダーラ オイルの代わりにサンダルウッド入りミルクを使用します。 ミルクの香りと鎮静効果で、頭がすっきり涼しくなります。 |
90分12,600円 |
■カティーバスティ NEW |
40分8,400円 |
OPTION |
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◆ヘナパック 100%天然へナで髪と地肌をケアします。 |
3,150円 |
アロマテラピー&アーユルヴェーダ アーユルヴェーダのコンセプトを元につくられたタイ政府認定のアロマプロダクツを使用 |
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■アロマ・アビヤンガ 体質別アロマオイルで全身トリートメント |
60分8,400円 |
■VIPアロマ・アビヤンガ 体質別アロマオイルで全身トリートメント+ハーブボール+フェイシャル |
90分12,600円 |
■パーダー・アビヤンガ フットバス+フットトリートメント |
60分6,300円 |
◆ハーバルサウナ | 1,575円 |
フェイシャルメニュー | |
■ハーバルフェイシャル | 60分6,300円 |
ダイエットメニュー | |
■1ヶ月集中コース | 84,000円〜 |
ブライダルメニュー | |
■プリンセスコース 1回 |
90分15,750円 |
■シンデレラコース 3回 | 52,500円 |