エッセンシャルオイルとは、植物の花・葉・果実などから抽出される天然の揮発性オイルのこと。

揮発度が低いエッセンシャルオイル（ベースノート）は長時間香りが持続し、
揮発度が高いエッセンシャルオイル（トップノート）は短時間で香りが消える。
また中間のものをミドルノートと云う。

抽出方法には、圧搾法・蒸留法・油脂吸着法・溶剤抽出法・気体抽出法などがある。

アロマポット（香炉）で香りを楽しむ芳香浴や入浴剤、またスキンローションとしても使用される。

キリスト生誕時、東方から三賢者が持ってきた贈り物は没薬（ミルラ）と
乳香（フランキンセンス）だったと云うように、エッセンシャルオイルの歴史は長い。

精油のほとんどは液体で、透明無色あるいは淡黄色をしている。
例外として、アズレンを多分に含むヤローやヒソップのエメラルドグリーン、
ジャーマンカモミールの藍色、ベルガモットの黄緑色、バレリアンの緑色などがある。
ローマン・カモミールは80％をエステル類が占めることにより黄色。ラ
ベンダーも黄色パチュリのような琥珀色。ベチバーはブラウンである。