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2005年09月30日

時をかける少女とラベンダー

 日本でラベンダーの香りが一般に知られるようになったきっかけは異才の巨匠筒井康隆のジュブナイルSF 「時をかける少女」でした。ラベンダーの香りを嗅ぐとタイムスリップしてしまう、という設定が斬新で、ナンセンスSFで有名な筒井康隆作品の中で最もリリカルな作品です。

 古くはNHK少年ドラマシリーズで映像化されていますが、ブレイクしたのはやはり原田知世主演・大林宣彦監督の映画版でしょう(個人的には少年ドラマシリーズのセーラー服の方が好みなのですが(^_^;))
 大林監督お得意の尾道。入り組んだ細い道と坂と階段。古い町並みは、それだけでどこか違う世界に通じているような感じがします。そこへこのSF作品をもってきたのはさすがの感性。
 原田知世という、普通のアイドルとはどこか違うちょっと不思議なイメージを持つ彼女は、この作品のヒロインにぴったりだったと言えるでしょう。

 映画公開時は前売り券を買うと、ラベンダーの香りのしおりがついてきたこともあって、ラベンダーの香りは一般に知られるようになりました。

 ユーミン作詞作曲の主題歌「時をかける少女」もヒットしました。ユーミンバージョンと原田知世バージョンのあるこの主題歌シングル、実は原田知世バージョンにはラベンダーの香りのついているバージョンも存在したそうです。30代半ば~40代の方は、ラベンダーの香りと言えば「時をかける少女」、「時をかける少女」と言えばラベンダーの香り、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

投稿者 asidru : 11:46 | コメント (0)

ラベンダーの逸話

 20世紀初頭、フランスの化学者ガットフォセが実験中の事故で火傷を負ったときに、咄嗟にラベンダーの精油を患部に塗ったところ、非常に効果があったことから、この植物療法をアロマテラピーと命名したのが本格的なアロマテラピーの始まりでした。
 その後、フランス人の軍医ジャン・バルネ博士に、ラベンダーの殺菌、消毒、鎮痛などの優れた作用が着目され、兵士の傷の治療や痛み止めとして大いに活用されたそうです。パルネ博士の著作「バルネ博士の植物=芳香療法」は、その後のアロマテラピー発展の礎となっています。

 でも、それよりもずっとずっと昔からラベンダーはヨーロッパを中心とした各地で親しまれていたのです。

 古代エジプトのテーペでは、ラベンダーは城壁をめぐらせた庭で栽培されており、その庭は「聖なる庭」と呼ばれていたそうです。香りが良いことからミイラの副葬品としてもよく用いられ、かのツタンカーメンの墓が発掘されたとき、ラベンダーの香りがまだ墓の中に残っていたそうです。その鮮やかな香りは、 3000年もの永い時の経過を感じさせないほどだったとか。

 また、ラベンダーは本来香りのない植物だったが、聖母マリアがキリストの産着をラベンダーの花の上に干したところ、芳香を放つようになったという伝説も残されています。没薬といい、乳香といい、キリストには色々な芳香植物の逸話があるようですね。

 ラベンダーはローマ兵からヨーロッパに広がってゆきました。
 行軍中の兵隊達が、ラベンダー畑を通りかかったとき、その香りに戦闘意欲を次第に失い、ラベンダー畑で眠り込んでしまったという逸話もあります。

 古代ギリシャでは神々の生贄となる娘たちがラベンダーで飾られ、また、富裕層の人々は湯船が紫に染まるほどのラベンダーを浮かべ、その薬効の恩恵にあずかりつつ、心安まる香りで優雅なバスタイムを過ごしたそうです。

 イギリスではチューダー朝からスチュアート朝時代に特に人気が高く、凝った造りのイングリッシュガーデンの周りに植えるハーブとして、また、貴婦人の使うラベンダー水として人々に愛されてきました。特にラベンダー水はチャールズ一世の妻、マリア・ヘンリエッタ妃のお気に入りの香水だったそうです。

 時代が下ってヴィクトリア朝では気絶した女性にラベンダーの香りを気付け用に用い、“魔法の香り”と呼んでいました。外出時にラベンダーをバッグやドレスに忍ばせていない女性はレディではないと言われるほどで、その人気の高さが伺えます。

 また、イタリアではラベンダーの時期には、花の茂みに洗濯物を広げ、香りを染み込ませながら乾燥させる習慣があり、虫除けと消毒の効果を兼ねていました。

 花の季節が終わっても、ラベンダーは、たんすの防虫用のラベンダー・バンドルや心地よい眠りのためのラベンダー・ピロー、それからハーブティ、ラベンダー水などの形で、人々の生活に溶け込んでいたのです。

投稿者 asidru : 11:45 | コメント (0)

ラベンダー

 各論の第一回目はラベンダーです。
 数ある精油の中でも最もポピュラーで人気の高いラベンダーは、ハーブの女王と呼ばれています。そのすっきりとした香りを吸い込むと、胸の中に爽やかな初夏の風が吹き抜けるような感じがします。私も最初に買った精油はラベンダーでした。

 何故これほどまでにラベンダーは人気があるのでしょう? それは、親しまれやすい香りと、精油の中でも最も使用範囲が広く、様々な形で利用できたからではないでしょうか。

学名:Lavandula officinalis,Lavandula augustifolia
 洗うというラテン語Lavareから来ているという説と、鉛がかった青という言葉から来ているという説があります。

科名:シソ科(Lamiaceae)

主な産地:フランス、イギリス、ブルガリア

成分:
リナロール
・消毒作用があります。ラベンダー油の中でも酢酸リナリルと並んで、最も含有量の多い成分です。

酢酸リナリル
・沈静、消炎、鎮痛作用があります。ラベンダーを用いるアロマテラピーで重要な役割を担っています。
 頭痛の時に、こめかみにラベンダーオイルを使ってマッサージすると、とてもよく効くそうです。マッサージ・皮膚からの直接の浸透と、こめかみという鼻に近い部位に用いることで、鼻からの吸収が良くなり、心理面・生理学面の両方から作用するので即効性も期待されます。

βカリオフィレン
・β-カリオフィレンは月経前の鬱状態を改善することが明らかになっています。月経前に心理的に不安定になったり、体調が悪くなることを月経前症候群(PMS)といいます。このPMSと病体の同じマタニティブルーにもβ-カリオフィレンが有効であることがわかり、現在PMSやマタニティブルーの医療補助物質として販売されています。

 この、珍しい九員環の構造式は、アーケードゲームの名作パックマンに似ていることから、有機化学の分野では俗に「パックマン」と呼ばれているそうです。頭脳明晰でバリバリ仕事派のイメージのある研究者の人たちも、結構お茶目なところがあるようですねv

ラバンデュロール
 含有量は非常に少ないですが、ラベンダー特有の香りを放つ重要な成分の一つです。


テルピネン-4-オール
 消毒効果があるとされています。


  
揮発度:トップノート~ミドルノート
使用部分:花、葉
香りの特徴:爽やかなフローラル系
花言葉:誠実・貞節 古代には沈黙という意味もあったようです。
別名:薫衣草
相性の良い精油:ラベンダーは相性の良い精油が多いので応用が利いてとても        便利です。オレンジスイート、カモミール、クラリセージ、        ジャスミン、ゼラニウム、レモン、ローズマリーなど

投稿者 asidru : 11:45 | コメント (0)

2005年09月29日

トータルなアーユルヴェーダを!ビューティーライフ研究所

JR新小岩駅南口から徒歩7分。


アーケードのルミエール商店街をくぐりぬけ、自転車屋さんの横を右折すると、ターメリック色のかわいらしいビルがあります。一見、ちょっとかわいらしいカフェかレストランかな?というたたずまいの入口を入ると、中には本当にカフェがあります!

しかし、ここは単なるカフェではありません!

本日取材するビューティーライフ研究所(所在地=東京都江戸川区 代表=高橋佳璃奈さん)ではアーユルヴェディック・アロマテラピーサロン「ケアリーナ」だけではなく、カフェとショップの「レクリーナ」、セミナーなどを開催する「カルチャーナ」など様々な角度からアーユルヴェーダの普及と実践活動をしていらっしゃいます。早速お話を伺うことにしました。

アーユルヴェーダをトータルに実践

「うちはボディーケアだけでなく、アーユルヴェーダをトータルでやっているということが特徴です。本来、アーユルヴェーダってトータルなものなんです。ただアーユルヴェーダの食事っていうのもなかなか難しいですよね。

うちではそういう点でのアドバイスもできます。ギーやデーツ、それになかなか手に入らないスパイスなどをカフェで食べて頂けますし、それをおわけすることもできるのです。」

ボディー・トリートメントにとどまらず、トータルなアーユルヴェーダのケアをされているということなんですね!カフェに入って「あれっ」と思ったのが、はじめにコップに入れて頂いたのが「水」ではなく「お湯」だったのですが…!

「珍しいでしょ?アーユルヴェーダでは白湯が一番イイって言われてるんですよ。普通は喫茶店とかレストランは氷と水が出てくるけどうちは白湯なんです。

白湯って飲んでるだけで、身体にいいのですよ。肌もキレイになるし、便秘も改善する。体温より低い温度のものを取ると、体温を戻すのにエネルギーを使うから、夏ばてするんですよ。

白湯飲んでればそういうことないんです。

暑い地方に行くほど冷たい水って飲まないんですよ。ましてや、今の日本人は身体が冷えている。昔は冷房もなければ、氷水を飲んだりすることもよかったと思うんだけど、今ってへたすると、冬よりも寒くないですか?

そんな時に冷たいものを飲んだら冷えがたまり、むくんだりします。」


なるほど☆ちなみに、先ほど出た「ギー」と「デーツ」っていうものは…?

「【ギー】は、無塩バターを煮詰めたものでして…バターの水分とタンパク質を取り除いたものです。インドではお料理にもアーユルヴェーダのトリートメントにも使われています。うちは自家製で作っていまして、ほとんどのお料理に使っています。

煮詰めるのですが、焦げたりしないようにちょっとした技が必要なんです。詳しい作り方は私も執筆に参加している『アーユルヴェーダ実践ブック』に載っています。」

クラッカーにつけたギーを試食してみると…しっかりしたコクのある味でおいしい!無塩なのに、存在感がありますね。少しバターよりざらっとした舌触りで、何ともいえないですね。

「バターがなめらかなのは、水分が含まれているからなんですよ。ギーはそれをとばしているので、少しざらっとした感じなんです。ギーにはまってしまい、よく食べにくるお客様もいらっしゃるんですよ。

【デーツ】というのはナツメヤシの果実を干したもの。ビタミンの宝庫で、遊牧民が持っていた果実で、これ一つ持っていれば大丈夫っていう非常食みたいなものなんですよ。ミネラルなどの栄養分がすごくはいっているので、鉄分など不足しがちな女性にはホントにオススメです。完全オーガニック栽培で…いろいろ食べてみて一番よかったイランのものを入れています。」

(さっそく試食!もぐもぐ…)素朴な味ですね。見た感じプルーンと似ていますが、すっぱみは全然なく、甘い!干し柿のような、少しほくほくっとした食感もあり…美味しいです。

「砂糖とか使っていない、本当にコレだけの甘みなのに、代謝によい糖類なので太らないんです!結構甘みが強いので、日本茶なんかにもすっごく合います!」


ミントティー・ギー付きクラッカー・デーツ 高橋さん一押しの「デーツ」 大人気の「薬膳スープカレー」

薬膳スープカレーという大人気のメニューがあるそうです。こちらはクミンをはじめ、20種類以上のスパイスと漢方素材、ハーブを使っています。(詳細は企業秘密とのこと)


食べてみたところ、「薬膳」を意識させないくらい普通に美味しいスープカレー!味はいわゆる激辛ッという感じではないのに、気がつくと口の中や身体全体がぽかぽかしてきます。後からじんわりくる刺激が、スパイスの薬効を予感させます。美味しく自然に食べていく中で、身体にもイイなんて、一石二鳥ですね★

ショップ「レクリーナ」には、ギーやデーツの他にも、アーユルヴェーダに必須の生ゴマ油、ひまわりオイル、各種エッセンシャルオイル、アロマ名刺入れなどのオリジナルの商品、様々なスパイスやハーブ、アロエ・ベラジュース(写真左)、化粧品、それに、アクセサリーや書籍など、面白いものがところ狭しとおいてあります!アーユルヴェーダやアロマテラピーに興味がある方なら、一日いても飽きない空間です。

アーユルヴェーダの普及活動
高橋さんは、各種専門学校などでアーユルヴェディック・アロマテラピーの講座を担当されたり、本も著していらっしゃいます。

ビューティーライフ研究所でもカフェだけでなく、「カルチャーナ」といってセミナーを開いていらっしゃいますね。

「はい、ベーシックなアーユルヴェーダから、ヨーガ、さらにセルフケアなどのコースがあります。ベーシックなコースを終えられてよりプロフェッショナルを養成するコースもあります。」

プロフェッショナルといいますと、セラピスト希望の方のためのコースということになるんでしょうか?

「そうですね、若い人たちがイメージする“いわゆるセラピスト”というよりももっと本格的な“ケア・ワーカー”というものを目指す形になりますね。

セラピストは本来は療術家とか治療家という意味ですよね。
西洋とかだと心理士とか精神科の領域を指します。

日本では、セラピストというと、“何かアロマができる人”みたいなイメージで使われてしまってますが、でも本当はセラピストというのは医療資格が必要なものだったりすると思うのです。

でも資格といってもなかなかとれるものではないですから、セラピストではなく“ケア・ワーカー”というもっと治療色を薄めた広い範囲の意味合いの言葉を選んだのですね。ケアというと本当に広くて、それこそ、“世話をする”ということですから、話を聞いたりするのも含まれますし、そういうところで頑張れる人たちを養成したいなということでケアリーナと命名しました。

ですからアロマができる人であればアロマ・ケアリーナになりますし、アーユルヴェーダだったらアーユルヴェーダ・ケアリーナ。心理が得意な人はサイコ・ケアリーナになります。」

というと、ビューティライフ研究所のアーユルヴェーダ・ケアというのは高齢者や病気の方向けが中心という感じなんでしょうか?

「いえいえ、そうとは限りません!若い方だって今もうぼろぼろでしょう?まず食事がなっていないですからね。眠れない方が多いし、女の人でも生理不順とか多いでしょ。健康って何かということをもふくめてメンタル面も含めてケアしていきたいのです。

アーユルヴェーダは本来医療のものなので、本当に内容が多いし難しいですよ。


医療の部分はお医者様に任せるべきだと思いますが、その周辺部分、お医者さんではまかないきれない部分をトータルでサポートできるような人材を育成したいのです。アーユルヴェーダですべての治療をするということはなかなかできないかもしれませんが、周辺の緩和ケアの部分だったら、食事だとかスパイスをどう使うかということが非常に重要になってきます。そこをきっちりできる人達を育てていきたいのです。

アーユルヴェーダは本来医療といっても、日本ではどんなお医者さんでも医学は全部西洋医学を学びますよね。医療行為は医師免許がなかったらできませんから…まず西洋医学を学んで、その上で、ご自身でアーユルヴェーダを学ばれて取り入れるかということになります。

私は岡本記念クリニックというところで、立ち上げから関わらせてもらったのですが、医療の仕組みには保険の問題があって、アーユルヴェーダのような保険対象外の治療は自費扱いとなり、主催者も患者さんも負担が大きくなり、難しいんですね。

アーユルヴェーダを日本で普及された幡井先生がいなかったら今の日本のアーユルヴェーダの状況はないでしょうね。今は、アーユルヴェーダが体験できるクリニックも前より増えてきてはいるんだけど、まだ数がとても少ないです。

アーユルヴェーダは実にコストがかかります。大量にオイルを使うのもそうですし、セラピストの人件費、シーツ、紙パンツ、洗濯、洗剤、タオル、水道代、光熱費…本当に山のようにかかります。だから、そんなに簡単に利益がでるものではないです。

あと、体力が必要です。かなり力をいれてストロークを行う手技もあり、夏は汗だくになるので、首タオル状態です。アーユルヴェーダの技術は他のセラピー系と比べたら格闘技に近いかもしれません。」

トリートメントを受けました!
では、早速ビューティーライフ研究所の3階「ケアリーナ」にて、アーユルヴェディック・アロマテラピーの施術を体験してみたいと思います。人気のコースなどは何ですか?

「特に今人気なのはパーフェクトフル・コースですね。時間も長くて、高いコースなのですが、人気です。1回でサイズダウンや体脂肪が減り、代謝がよくなりますが、こちらも汗だくで太る心配がありません。(笑)

太ってる人というのは脂肪がついているというのに加えて、水分などでふくらんでるというのがあるんですよ。このコースをされると、間に何回もトイレに行かれる方がいます。1回トイレの量が200cc~250ccとして、それが4回だから1キロくらいは落ちるんですよ。水を流してあげることによって老廃物とかも一緒に流れでやすくなり、ズボンがゆるゆるになってしまうんですよ。

あとはヘナを使うストレス頭・ヒーリングコースですね。

ヘナなどのハーブペーストを頭に載せて、そのあいだにボディをケアをするというものです。ヘナは髪を染めるというイメージがありますが、実際はとても頭皮と髪にいいハーブなのですね、それを頭にのせておくと、目もすっきりとします。これからヘナやハーブペーストのコースには力をいれていきたいと思っています。」

アーユルヴェディック・アロマテラピーというのは、アーユルヴェーダの中でアロマの精油を使うのですか?

「はいそうです。体質に合わせたキャリアオイルに混ぜて使います。アロマの得意なところっていうのは、心理面だったりします。いろいろな身体に出てくる物の背後に隠れている心理的な要因があって、それに対して香りが働きかける。そうすると深いところのレベルまで、誘導することができるんです。」

スタッフのドーシャ(体質)に水(カパ)と火(ピッタ)の性質が多いということなので、カパの人向けに作られた超・カパケアというコースと、バラを使ったハーブフェイシャルのコースを体験することになりました!(参考 ドーシャについて)

●まずはインド式ヘッドマッサージ。

ひまわりオイルに、インドの頭用薬草オイルをブレンドしたものを頭皮にすり込ませます。

かなりさっぱりしているべとつきの少ないオイルをつけてもらっているうちにじわじわと頭皮がひんやり爽快に!

「ひんやりするでしょ?頭の熱を逃がしてあげるからスーっとなって爆睡しちゃう人もいるくらいなんですよ。目が疲れている人なんかにもお勧めです♪」

施術してくださった工藤さん(写真)の繊細な手つきが絶妙。工藤さんはアーユルヴェーダの勉強をするために北海道から東京にやってきたそうです。

頭のマッサージは首と頭皮をまわりの筋肉ごと上にぐっと持ち上げてもらいます。 普段伸ばすことのない頭の皮膚ですがちょっと伸ばしてあげるだけでずいぶんとすっきりします。

●続いてフェイシャルのゴマージュ。

はじめに特殊な水をホホバ油で乳化したものでクレンジングしていきます。

アーユルヴェーダにもホホバ油は使うのですか!?

「アーユルヴェーダ自体では本来ホホバオイルは使わないですが、肌によいものなので、クレンジングにだけ特別に使っています。 界面活性剤や乳化剤などが一切入っておらず、水とホホバだけの商品は、お肌の弱い方にも安心なんです。」

アーユルヴェーダのトリートメント自体に使われるキャリアオイルというと…やはりゴマですか。

「そうですねゴマオイルもですし、ヒマワリオイルとか、オリーブオイルをよく使いますね。」

優しくお肌をくるくるくる…。丁寧にメイクやお肌の汚れを取り除いた後、ローズの花びらや、ハチミツをはじめとした秘伝のペーストを肌に塗り、優しく広げていきます。

ゴマージュ=スクラブというイメージから多少刺激があるモノかな?と思いましたが、固形物はバラの花くらいなので、とてもなめらか。まったく肌に負担がかかりません。

優雅な薔薇の香りのペーストを顔に乗せたまましばらく置きます。

実際の施術は高橋さんご自身よりも、スタッフさんがされることが多いのですか?

「私と工藤が実際の施術にあたっています。実際に教室で教えても…なかなか『ハイ、じゃあやって』っていう風にはできませんよね。一つのステップ・ステップが深くて、基本は気配りや接客サービスとしてのスタンスが大事です。」

なるほど。ではスタッフの皆さん下でカフェのお仕事もやりながら、施術の方も少しずつ学ばれていくという感じなのでしょうか?

「そうです。結局サロンにもカフェにも共通する『接客』というものが大切です。アーユルヴェーダを行うにはハーブやオイルなどの準備や下ごしらえ、そして後かたづけが大切になります。

これはお料理と同じですし、トリートメント後のアドバイスに必ず食事指導がつきますから、カフェの仕事も大切なトリートメントの一部になります。

なので下のカフェのお仕事がつとまらないような人はやめなさい!といいます。

特にアーユルヴェーダは施術しながら、次はお風呂も入れて、次はお風呂洗ってとやることが多いですから。お料理できません、お掃除できませんっていうのでは勤まらないんですよ。それがダメでやめていった人もたくさんいますね(笑)

その代わり、うちでスタッフやったら、すっごくいいお嫁さんになること間違いなし(笑)」

なるほど…。いろんな意味で鍛えられるんですね!

そうこうしているうちに、ゴマージュ・ペーストをオフ。拭き取らなくても、顔の上にコットンをつけると、ペーストがするっとくっついて剥けます。

●続いて身体のトリートメントツイン・ガルシャナ。これはカパ(水)の体質の強い方にはぴったりだそうです!
ベサンパウダーにサンダルウッドをプラスしたパウダーを取り、手にはめたシルクの手袋を使って、足からこすりあげていきます。 ハーブの粉を身体にすりこんで、磨き上げているようなイメージ。ちょっとあかすりに似ていますが、もっとリズミカルで軽く早いタッチです。高橋さんと工藤さんがまったく同じ動きで繰り広げる手技はまるで、シンクロナイズドスイミングか、熟練したパントマイムなどのパフォーマンスを見ているよう!


すごいですね!これはかなり練習を積まれたのではないでしょうか?

「実はそんなに練習はしていないですね。パートナーの工藤さんは私の教え子だったんですが、彼女の感性が素晴らしく、またスポーツ万能なので、数回の練習でしっかりついてきてくれました。」

それにしてはしっかりぴったりそろっていますね!

「実は私も彼女もバスケット部だったので、パスの練習をしました。意外かもしれないけれど、同じ身体の使い方ができリズムがとれる、ということが大事なのです。それとお互いのことを思いやれるというあ・うんの呼吸です。」

足から始まって、背中もお腹も前も後ろも、全てこすりあげられ、身体中がぽかぽか。
はじめは粉っぽかったパウダーが、いつのまにか肌になじんでつるつるになっています。

●続いて「アヴィヤンガ」(オイルトリートメント)

アーユルヴェーダといえばオイルトリートメントというくらい、印象が強いアビヤンガです。


「インドではもう穴という穴にすべて油を入れるんですよ!鼻にも耳にも入れますし、目も浸しますし、それこそ、浣腸もしますし…オイルマッサージというのも結局皮膚の毛穴からオイルを入れるっていうことですよね。

目とか、肩凝ったり、疲れてる時って、かさついてる感じがしませんか?

筋肉が動きにくい時、凝ってる時って…筋肉がぱさぱさって堅いスジ肉になっちゃってるイメージなんですね。これがヴァータという風の強い状態で、あらゆるものを乾かし、硬くしてしまっている・・・と考えます。その風をそよ風に変えるのが、このアビヤンガです。風の吹き具合を調節するのがストロークで、左右対称に2人で行うから、体全体のバランスを取り、整えるのが早いわけ。

でも、本来、日本は高温多湿だからそんなに油切れする状況じゃないんです。インドなんてすごい乾燥地帯だから、大変なんです。オイルでシロダーラ(額にオイルを垂らしつづけるトリートメント)するでしょ。そのあと、シャンプーして、タオルドライすると、もうパチパチっと静電気が起きるくらい乾燥しているの。そういう土地では、普通に暮らしていてもすごい身体の油分が取られる訳ですよ。だからこそこうやってオイルを使うような施術やカレー料理が発達したんだと思います。

逆に言えば、まったく同じものを日本で行ったら、ちょっとオイルが多すぎるのかなと思うんですね。」

体験したスタッフは「カパ(水)」のドーシャが強く、もともとずっしりと停滞したり、重みを持っている体質なので、あまり大量のオイルを使ってしまうのは向いていないそうです。そこで、ゴマと ひまわりのキャリアオイルに、グレープフルーツとローズマリーのエッセンシャルオイルをプラスしたものを少量足と背中だけに使います。足の裏から背中まで丁寧に4本の手で触られて贅沢ないい気持ち!

その後、身体をタオルで包み、サウナ状態にして発汗させます。

●続いてフェイシャル・パック。
こちらもバラの花びらを始め、秘伝のレシピで創られたパックです。

極上のバラの香りに包まれて 手作りのジェルがたっぷりと贅沢に顔中に塗られていきます。
ハーブやスパイス、アロマテラピー、化粧品の 知識と経験の豊富な高橋さんがこだわりを持って作った
フェイシャルパックですからその効果もかなり期待大!
ひんやりジェルに顔を包まれながら夢見心地に。
「頭寒足温」と言いますが、そのとおり頭をオイルやフェイシャルで冷やしてあげて足は温めてあげると体にいいんだそうです。

身体がすっかりあったまって、顔もつるつるになったところで、シャワーを浴びて終了★

施術が終わってすぐにスタッフが感じたのは… 「顔がもっちもち☆」
ぷるんぷるんでしっとりとした赤ちゃんのようなお肌になりました♪
また体は水が汗となっていっぱい出たので、ちょっと軽くなったようなすっきりした気分になりました。
高橋さん曰く、これから数日間は水が体から出てきて 痩せる効果が期待できそう!とのこと。

施術が終わってからは2時間ほど後でも、首から顔にかけてうっすらと汗が浮かんでいました。
ようやく汗がひいてきたなと思ったら頭と体が軽くなったようでとてもすっきりしました。

ビューティーライフ研究所取締役社長「高橋佳璃奈」さんインタビュー
幅広い活躍をされている高橋さんですが、アーユルヴェーダとの出会いや、サロン経営していくうえでのお話など伺っていきたいと思います。さっそくですが、高橋さんは、アーユルヴェーダ歴17年と非常に長いことアーユルヴェーダに関わっていらっしゃいますね!当時はまだ今ほどの知名度もなかったと思うのですが…どうやってアーユルヴェーダのお仕事を始められたのですか?


「私はアーユルヴェーダに出会う前にも美容関係の仕事をしていたんです。美容歴は27年になります。

もともとは人をキレイにするこ。特に<顔>に興味が一番あったんですね。メイクです。でも、メイクをやるなら、ヘアとかもできないといけないよということで、美容師の免許を取ったりヘアも勉強したんです。エステティシャン、ヘアメイク的なこともやりましたし、化粧品企画会社にも勤めていました。

その当時はメイクの世界にも新しいものが入ってくる時代で、ビューティ・セラピーとか、精神的なことも言われだしたころだったのですね。

メイクって『Make up』でしょ。だから『アップ』、つまり『気分があがることが大切』っていうようなことや、『その人らしいことが美しい』とかそういう考えが出てきていました。

私が当時働いていた会社がそういうことに意識が高かったので、『化粧品とはなんぞや』っていうことなんかを考えたり、ハーブ・オイル・基材の勉強などもすることができて楽しかったですよ。

その後、17年前でしたか、ちょうどアロマが上陸した頃だったと思います。初めて海外のアロマの商品を見て、直感的に『これ、すごくイイ!』と思っていたら、日本で一軒セミナーをやっているところを見つけ、『アロマテラピー』を学びはじめたのですが、早速ブレンドオイルを作って使ってみたところ、かぶれてしまったんです!いい物なはずなのになぜ?と思っていたのですね。

その当時、ちょうど、友人が偶然にもインド人と結婚しまして、アロマテラピーのことを説明したら、『それはアーユルヴェーダだ』と言うんです。
それでアーユルヴェーダにも興味を持ちまして、唯一売られていた1冊の幡井先生の本でアーユルヴェーダを勉強し始めました。日本の本はまだ、専門的で難しいものが多かったですね。アメリカ人の友人がアメリカの本を送ってくれて、それがとてもわかりやすかった。

そうやって学ぶ中で、アーユルヴェーダには「体質」という考え方があるんだな、というのがわかりまして、そしてもう一度アロマのブレンドオイルを作り直してみたんです。

そうしたら、今度は大丈夫だったんですね。それで『体質を知ること』の大切さを知り、それを取り入れてアーユルヴェーディック・アロマテラピーをずっと研究しています。」

アーユルヴェーダはどのようにして本格的に学ばれましたか?

「まず、知りたい一心で、ニューデリーのホーリーファミリーホスピタルのバット先生のところで2ヶ月学びました。もっといたかったのですが、紛争が起きて外国人強制退去になり帰ってきました。

バット先生を紹介くださった日本アーユルヴェーダスクールのクリシュナ先生から は、たくさんの機会をいただきアーユルヴェーダを教えていただきました。

また、ハタイクリニック院長であり、日本でアーユルヴェーダを30年以上にわたり普及しつづ け今日の道を作ってくださった幡井勉先生には、本当にお世話になりました。そして、アーユルヴェーダの知識と実践の機会を与えてくださった岡本記念クリニックの岡本丈院長と上馬場和夫先生の元で2年半働かせて頂いたことは、今の私の大きな礎 となっています。」

岡本記念クリニックでは施術の方もされてたんですか?

「施術もそうですし、受付から掃除まで何から全てやっておりました(笑)でもこれが今とても役に立っていますよ。」

こちら「ビューティーライフ研究所」の方は、初めからこちらのビルでスタートされたのですか?

「いえ、はじめは近くのマンションで小さくやっていたんですが、1人でやっていると何か自己満足的に思え、せっかく学んだこの英知をもっと公に知ってもらいたいと有限会社化に踏み切りました。

新小岩は私の地元なんですよ!」

そうなんですか!やはり、地元でやりたいということではじめから新小岩で開業を考えられていたんですか?

「自分なりにどのような方向性でアーユルヴェーダを伝えたいかと考えた時に、“福祉の領域”というのが念頭にありました。そのために介護福祉を学び資格をとりました。

介護福祉士の資格が取れたちょうど一週間後に父が脳梗塞で倒れ、リハビリを含めてアーユルヴェーディック・アロマテラピーでできる限りのケアを行い、麻痺にも痴呆にもならず一ヶ月で退院することができ、自分の方向性が間違っていないことを確信しました。

その後、父のケアもあり、実家に戻る必要があったため地元での開業が一番自分にとってやりやすいと考えました。

下町育ちですし、自分の生まれ育った場所でそれまでお世話になった方たちの少しでも役に立てればと思う気持ちもありました。同級生も同じように更年期だの、介護ストレスを抱える年代ですし、それが少しでも快方に向かう手助けができたらいいなと思い地元を選んだのですね。」

このビルすごくカワイイですよね!

「そうですね~はじめできた時は、周りの人も『あの黄色のアヤシいビルは何?』って感じだったんですよ。

しかも名前がビューティーライフ研究所。ほら、研究所っていうだけで、パナウェーブ研究所とか一時あったじゃないですか!そういうのの仲間?何なの?っていうのははじめありましたよ。じゃあいっそのこと、魔女だーっていうことでいろいろ魔女のキャラクターを作ってしまいました!今はおかげさまで地元の方にもだんだん覚えて頂いてます。だからハロウィーンは大きなイベントです。

平成15年には江戸川区産業賞優良商店というので表彰していただきました。

こちらは『ユニークで頑張っているお店』というのと、いろんな地域からお客様もいらっしゃいますので、そういう意味で『地域に貢献している』ことが認められて、表彰していただいたのですね。」

地元の皆様にも愛されているんですね!

このターメリック色の壁の外装や窓の形など、ヨーロッパ風でしゃれてますし、 商店街からも近いですしイイですよね。
内装や外装合わせてどれくらい費用をおかけになりましたか?


「具体的な金額は公表できませんが…
全体としてこの規模で開業までにかかる費用は設備含めて数百万以上必要ですね。」

お客様はやはり地元の方が多いのですか?


「地元の方が4割、都内の方が4割で、遠くから探し当てていらっしゃる方も2割ほどいらっしゃいます。」

お客様の年齢層は?

「圧倒的に30代が多く、次が20代、40代、50代と続きます。30代は、仕事や家庭、育児とストレスが一番かかる年代ですし、情報キャッチ能力も早いので、インターネットを通じてこられる方が多いです。

もちろんもっと年齢が上の方もいらっしゃいますし、中には、妊娠前から、妊娠中、出産後とトリートメントを受けている人もいます。生まれた赤ちゃんは、生まれる前からこのお店に来てるから、なんだか落ち着いちゃうみたいなんですよ。」

一日お客様は何組くらいいらっしゃいますか?

「…『ケアリーナ』の方は一日最高でも5人までですね。ベッドが少ないですし、トリートメントに時間がかかり、シャワーも使うので。」

こちらは男性のお客様もいらっしゃるんですか?

「女性専用というわけではなく、一応カップルサポートという男女ペアの方向けのコースなどがございますが…
基本的には男性のお客様は女性の方の紹介を受けてから、という形をとらせて頂いております。
最近は一度自分が受け、ぜひ彼にも、とバースデー・プレゼントにして下さったり、バレンタインギフトにする太っ腹(でもとても心が優しいということ)の頼もしい女性が増えてきましたよ。」

3階のサロン「ケアリーナ」1階のカフェ「レクリーナ」2階のセミナー「カルチャーナ」はどういう順番で始められたんですか?

「すべて同時です。

カフェでは、はじめお茶くらいしか出してなかったんだけど、お客さんから『カレーとかないの?』っていう要望が多くありまして、徐々にカレーなどのお食事なんかも出すようになったんですよ。」

こちらでお食事だけ目的でこられるという方もいらっしゃるんですか?

「はいたくさんいらっしゃいますよ。食事だけでこんなに体調がよくなる、ということを知ってもらいたくて、オリジナルメニューがたくさんあります。」


ちなみに、3階のサロン「ケアリーナ」1階のカフェ「レクリーナ」2階のセミナー「カルチャーナ」それぞれの収益の割合というのはどのくらいなんでしょうか?

「理想としては、4:3:3ですね。」

すべて「○○~ナ」という形で名称を統一されてますね!

「別に意味はないのですが、名称としてセニョリータのタのようにナをつけることで統一感をもたせています。1階は楽しさを味わう場所として『レクリーナ』になっています。

3階の『ケアリーナ』ですが、『ケアリーナ』というのは当社のケア・エキスパート講座を 終了した人たちのことも指します。 『ケアリーナ』という名称も、商標登録出願しています。 アーユルヴェーダ・ケアリーナ、ビューティー・ケアリーナ、アロマ・ケアリーナ、 クッキング・ケアリーナと部門部門での専門家を育て、それぞれの人が社会貢献できるようなバックアップ体制も含めて全体でアーユルヴェーダの普及がなされるような活動が出来たら、と思っています。」

高橋さんがこれまでビューティーライフ研究所を運営されて嬉しかったこと、印象深いエピソードなどってありますか?

「やっぱり一番嬉しいのは、スタッフとともに働けることですね。

一人の力は所詮一人の力でしかない。でも三人集まると文殊の知恵といわれるように、どうしたらもっとお客様に喜んでもらえるだろうか、と皆で知恵を出し合えることが本当に嬉しいです。

結局会社が発展するかしないかは、社長の力ではなくスタッフの力が大きいのです。これは驚くほど、数字やお客様のリピートという形で出てきますね。
特に一階の『レクリーナ』は、『愉しさを提供できる場』としています。単なるレストランでもショップでもなく、お客様がここにいるだけでほこっとシアワセな気持ちになれる、そういう雰囲気を出せるのは、そこにいる人たちです。明るく、元気よく、素直な感性があれば、そこに光がいつもあります。その光こそが、人を和ませるのです。

たった2歳の子供達が常連になる店ってそうそうないですよね。でも彼らは明らかにくつろぎ、楽しみ、ここに来たがる。
そんな中で、食事や接客を通じて健康になるための知恵や教育を行います。3歳の女の子に、『早く風邪治したかったら、ショウガ食べようね』というと、ちゃんと食べます。

その子が、また風邪を引いた時にはママに『美味しくないけど、早く風邪なおして皆と遊びたいからショウガちょうだい』というんです。ここで、ショウガ=風邪、というインプットができる。同時に夜アイスクリームを食べると咳が止まらない、ということも学習される。
そういう場を提供できることもとてもシアワセです。」

逆にサロンを運営されていて辛いこと、お困りのことというのはなんですか?

「スタッフの入れ替わりも多いので、それは大変ですね。でも女性のスタッフは定着しないのは仕方ないことですね。それと、一度に3つの部門を運営しているので、管理が大変です。それだけに、マネジメントの部分も多くなります。大事な部分を絞り、仕事の量を減らす工夫として、スタッフ同士の連携や体制を整えることは随時の課題になっています。

集客、売上に関しては、どのサロンも企業もいつも苦労することは同じでしょう。大切なのは、時代や時流を読み、創意工夫がいつもできることだと思います。」

現在、ビューティーライフ研究所のスタッフの方は4名ということでお伺いいたしました。先ほどツイン・ガルシャナをして頂いた工藤さんと、あとカフェの方に竹内さんと、菅原さんがいらっしゃいましたね。皆さんのお仕事分担はどのようにされているのですか?大変様々なグッズを通販や店舗販売で扱っていらっしゃいますが、仕入れや発送などの事務は、専門スタッフの方などがいらっしゃるのですか?

「うちはみんなマルチです。全部みんなでやるのです(笑)
でも向き不向きがあるので、得意分野での力を貸してもらっています。今度入った菅原さんはパン作りが上手で、喫茶メニューに『フォカッチャ』が加わりました。すると、トリートメントで使うカティ・バスティ(※腰などに小麦粉で土手を作り、そこにオイルをためるという施術)の土手用の小麦粉を練るのも上手なわけで、助かってます。
事務的なものは私と工藤と分担していますが、これからは事務の方は専任としての人を雇用していきます。」

アーユルヴェーダは奇跡
「今までやってきたいろいろな出会いも、全て神様から頂いたと感じずにはおれないほど、奇跡があったのです。アーユルヴェーダを学びたい、知りたい、と心から思った時、次々と扉が開かれまし た。17年前はパソコンも普及しておらず、インターネットなどない時代でしたから、 奇跡以外つながる道はありませんでした。

だからこそ、神の計らいを強く感じるのです。起業してからも、アクシデントはヤマのようにありましたが、奇跡が起こるのです。だから、続けていられる。神様が、『もうやめなさい』と思ったら、とっくにつぶれていたでしょう。でも、奇跡を下さる。

だから、続けていられるし、このアーユルヴェーダが神からおろされた知恵であることを確信できるのです。

アーユルヴェーダを今までやってきたのは、『これがやってみたい』という純粋な想いがあったからです。お金とかでは全くありません。純粋に想いだけですね。だからどんなことがあっても辛くならずに続けていられる。」

運命的ですね!日本のアーユルヴェーダの黎明期から関わっていらっしゃる高橋さんからみて、近年のアーユルヴェーダを取り巻く環境はどうですか?かなり最近ではアーユルヴェーダという言葉も広まってきたのではないかと思いますが…

「かつてアロマが経験したように、スクールが普及してきて大量生産化されると、結局自滅するのではないかということを危惧しています。
それ以上に、自分が実践の経験もなくスクールで教える人たちがいる、ということに危機感を感じます。
うちに来るスタッフでも、いろいろなスクールを出てきた人がいますが、結局知識だけでは実践ができないので一から教えることがたくさんあります。

私は美容の時代、インターンも含め下積みをずっとしてきましたから、その大切さがしみています。

トリートメントにしても、人それぞれいろいろな違いがあります。オイルの選定や量、ストローク、熱のかけ方、アフターフォロー等…たくさんの人を経験して失敗したり悩んだりして、人をみることができてきています。特にアーユルヴェーダは本来医療であるために、そのトリートメント自体に治療的な意味がたくさん含まれています。

かつてクリニックで行っていた時代に、トリートメント後に倒れる人たちも多くいました。それだけに、気をつける場面や、人をみることがとても大切なことを痛感しています。

本来、美容にしても料理にしても、下積みということが基本だったのですが、今はきっちりした下積みなしにお金さえあれば資格も容易にとれ、それなりに設備が整えられ、宣伝もできて教えることがなされています。

でも、本当にそれでよいでしょうか?特にうちのクライアントにはガンの人もいるし、難病を抱えている人もこられます。
アーユルヴェーダに集まる人たちには、そういう藁をもすがる状態の人もいらっしゃるんですよ。
そうすると、もっと学ぶことや知ることがどんどん出てくる。知識も実践も、解析も必要です。

アロマが普及しだした時代から、そういう傾向が見られるのです。時代といえば時代なのかもしれませんが、人としての“誠実さ”ということを考えると、しっかり修行をして欲しいと思いますね。結局は、自分本位かそうでないかということになると思いますが。

結局アーユルヴェーダを実践・普及するということは、生涯自己鍛錬だと感じています。」

なるほど…。生半可な気持ちではアーユルヴェーダ・セラピストにはなれないということなんですね!これからセラピストを目指したいという方、アーユルヴェーダを学びたいという方にはどういうことを言いたいですか?

「アーユルヴェーダを学ぶ人の中には、アロマやリフレクソロジーという技術を持っていて、それだけではなかなかうまくいかないので、次にアーユルヴェーダを、と思ってくる人たちも多いですね。

しかし、一つのことを達成できずに次のことを学んでも、結果的にはうまくいきません。まして、アーユルヴェーダはこういうトリートメントのなかで最も難しく、最もコストと時間と体力が必要です。従って、利益を得るには、様々な創意工夫が必要となります。流行だから、他と違っていたいから、という名目だけでは 到底続けることは難しいでしょう。

アーユルヴェーダトリートメントは、かなり体力を使います。 まず健康と体力に自信がないと無理です。足腰が強くないと、結果がきちんと出せません。足腰の弱い人は、自分が弱っていってしまいますね。

ソフトマッサージだけでなく、ハードなマッサージも含むので、1に体力、2に体力、そして精神力と施術者の心身の健康が資本です。 アロマのような優雅なマッサージでへこたれているようではできないでしょう。 それだけではなく、オイルを大量に使うので掃除やメンテナンス、洗濯も普通の2倍の労力を使います。賃貸で借りている場合は、排水口の注意も必要でしょう。なので、施術者はトリートメント&アフターフォローと体力を必要とします。

ちなみに、私と工藤の足と腕の筋肉を見て頂くとお分かりになるでしょう。」

大量に使うオイルの後処理というのはかなり大変なのですねぇ。
こちらで使用済みのオイルに混ぜると「洗剤」になって流せるという「油キレイ」を扱ってらっしゃるのにはそういう理由もあるんですね。

「施術者にもっと大切なのは、気配り、心配り、ちょっとの反応にも気づける能力です。自分本位な人や、配慮のない人はよい技術はできません。

特に当社は、ツインでアビヤンガを行っています。

以心伝心、お互いを思いやる気持 ちがないと、ピッタリと技術をあわせることができません。従って、よいパートナー 関係が出来上がるには、人を選びます。 なぜ、アーユルヴェーダがツインのアビヤンガを行っているかというと、左右対称に ストロークを行うことで左右バランスが調い、脳を刺激し、体の秩序を正すためです。そして、二人のエネルギーを一人の人に注入するので活性する力が強 いのです。

その活性力は、施術者の純粋な気持ちから生まれるものです。

私が初めてインドでこのトリートメントを学んだ時、テクニシャンの人から『全ては神様から頂くものです。自分はただそのエネルギーを媒介するにすぎない。自分が行っているのではなく、神のしもべとなって初めてそのエネルギーが伝達されるのです』 ということを言われ、目から鱗がぼろぼろとおちました。

自分が何かやってあげたい、という奢りの気持ちはそのときに捨てました。

結局、アーユルヴェーダのトリートメントを行うということは、日々の自己鍛錬につながるのです。だから、ヴェーダ(哲学)なのです。ヨーガの修行では、最終的に神に近づくためにバクティヨーガという献身の修行を行 いますが、当社ではどんな人でも初めは下働きから行ってもらいます。どんなよい大学やスクールを出たとしても、関係ありません。下働きがきちんとできていないと、掃除も洗濯も出来ず、ましてや心配りという気持ちは生まれてきません。

例えばお風呂掃除の時、『あ、ごっそり毛が抜けている』という気づきがあると、その人にかける『声かけ』が違ってきますね。体質や問題点にも気づくわけです。そういう積み重ねが『人間力』につながります。」

単に技術という以前に人間性が問われる世界なのですね。

「エステもアロマも接客サービス業であるには変わらないのです。接客サービスというものが どういうものかがわからない人は、どんなツールをもったとしても成功せず、あれこれ手を出して一つも本質をつかまずに終わることとなるでしょう。 アーユルヴェーダを学ぶ、実践するということは、人間としての修行を行う、ということだと感じています。」


ビューティーライフ研究所さんの今後の展望や展開などはどのように考えていらっしゃいますか?

「将来的には、私個人や会社ということというより、ケアリーナをどんどん増やして、地域や社会に貢献できる活動を個々に行っていくサポートをしていきたい、と思っています。私個人の活動としては、あと10年を目安にしていますが、 もっと若い人たちが本当のアーユルヴェーダを理解し、普及する層が広がれば、若い人たちの意識もかわり、健康や幸福への価値観もかわるでしょう。すると社会も変わっていきます。
自己利益の追求ということではなく、自分がこのアーユルヴェーダということを純粋な意識と行動にかえるだけで、もっと大きな場所や世界ということにつながり、大きな未来まで関わっていくということを知って欲しいと思うのです。特に、女性の真の健康が健全な社会を導く大きさに気づいて下さい。
ビューティーライフという意味は、“麗しい人生”という願いを込めています。麗しいということはゴージャスということではありません。心豊かに潤いのある人生という意味ですから、それを導く人生のサポーターが増えることを祈っているのです。

当社のアユキッズが20歳になったとき、本当に楽しみですね。」

10年後、20年後、アーユルヴェーダを取り巻く環境も大きく変わっているかもしれませんね!
大変勉強になりました。ありがとうございました。

割引クーポンがございます。(クーポンだけのページはこちらをクリック!)
(※必ず予約時に「マッサージビジネス独立開業マニュアル」の割引券を見た、とお伝え下さい。)


アーユルヴェーダ・トリートメントを現金でお支払の方
10%オフ
有効期限  2005年9月30日まで
有限会社ビューティーライフ研究所 (火曜日定休)

1F/レクリーナ   (喫茶&ショップ)
2F/カルチャーナ  (各種セミナー)
3F/ケアリーナ   (各種トリートメント)

取締役社長 高橋 佳璃奈

(介護福祉士、健康心理士、美容家、福祉レクリエーションワーカー、アロマコーディネーター、アーユルヴェーダ・テクニシャン日本アーユルヴェーダ学会評議員、日本アロマコーディネーター協会主任講師、日本健康心理学会会員


東京都江戸川区松島3-12-11
TEL 03-3674-3568
FAX 03-3674-3615
URL http://www.BTL369.com

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【参考】クリニックなど

*1ハタイ・クリニック

日本におけるアーユルヴェーダの第一人者幡井勉氏のクリニック。
西洋医学に東洋医学を大胆に取り入れて、現在アーユルヴェーダ、鍼灸などを取り入れた療法をハタイ・クリニックにて実践中。
東京都目黒区
http://www009.upp.so-net.ne.jp/bhatai/

*2倉敷光クリニック

「生きがい療法」提唱者 柴田Dr.のアーユルヴェーダクリニック
岡山県倉敷市
http://www.tamatele.ne.jp/~ku-hikari-c/index.htm

*3日本アーユルヴェーダ・スクール

所長 幡井勉
校長 クリシュナU.K.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~charaka/

投稿者 asidru : 19:47 | コメント (0)

フィットネスクラブとの提携でマッサージ~株式会社ミッシュ~

JR川口駅東口から徒歩一分。
きれいなビルの8階に8月にオープンしたばかりのフィットネスクラブ「ティップネス」があります。

「こんにちは~!」さわやかなポロシャツ姿のスタッフさんに挨拶をして、9階にあがると…ロッカーへの入り口手前に「ボディーケアルーム」の看板を発見!ここが、今回取材させて頂く株式会社ミッシュ(所在地=東京都渋谷区 代表=北島昇さん 以下ミッシュ)が運営されているボディーケアールームです。

“スポーツクラブに併設されている”というところに普通のマッサージサロンとは違う特色がありますね!

ミッシュさんの沿革をお聞きしたところ、社長である北島昇さんが大学時代の先輩と2人でトレーナーズユニオンを設立。当初は中・高・大学のクラブチーム、社会人・実業団チームなどへトレーナーを派遣事業をしていたそうです。

数年後の2000年4月、北島さんが独立し、その時期に知り合った現会長と株式会社ミッシュを設立。
現在ではトレーナーズユニオン事業部と併せてBOC部門(フィットネスクラブ内ボディケアルーム)、教育部門(トレーナー向け・一般者向け・施術者向けなどのセミナー・スクール実施)、一般部門(パーソナルトレーナーがフィットネスクラブ内で一般者向けにパーソナルトレーニング指導)を設立され、多角的に事業をされているそうです。

現在ボディーケアルームで展開しているコースは按摩マッサージ指圧・または柔道整復師の資格者を中心にした“ボディリラクゼーション”と、“ロミロミ”の2つ。

指圧マッサージとロミロミというのは、ちょっと珍しい組み合わせのように思いますが、なぜ、ロミロミを選ばれたのでしょうか?

「ロミロミは、ハワイにおいては古くから治療的要素の大きい施術として認識されていて、その手技も特に筋肉を揉みほぐすことに関してはかなり効果の高いものです。ボディケアルームを癒しを提供する場ではなく、お客様の持っている身体的な問題の解決を図る場として展開している私たちとしては、運営方針に合った施術の1つだったので導入しました。」
(ミッシュ 砂さん)

なるほど。スポーツトレーナー派遣から始まったミッシュさんでは、マッサージを、スポーツに伴う不調不具合のケアのためのツールとして捉えていらっしゃるのですね!

フィットネスクラブのロミロミ体験!
早速ボディーケアルームにてロミロミを体験してみることにしました!

ロミロミのベッドは指圧のベッドより少し高めに調整してあります。指圧の方がぐっと下に押し下げる形の施術が多いからだそう。施術者やお客様の体型に合わせて高さを変えることも可能です。

このオイルは…?

「グレープシードオイルとスウィートアーモンドオイルなどの植物油をブレンドした100%天然のものです。(ロミロミセラピスト福武さん)」

精油(エッセンシャルオイル)もおいてありますが、こちらはどんな種類のものを?

「こちらは、焚いたりする時はあるのですが、ボディには使ってません。アロマテラピーにはアロマテラピーの良さというのがあります、ロミロミとはまた違いますのでここでは使っておりません。」

さっそく少量のオイルを手に取り、施術にはいる福武さん。

頭側から、背中を押し下げるように手のひらで筋肉を押し広げていきます。

スタッフはロミロミの施術を受けるのが初めてだったのですが、ロミロミというかわいらしい語感から想像していたよりずっと強くダイレクトな刺激です。もっとも、一点押しされるのとは異なり、手の付け根から腕までを使って、広い範囲で刺激されるので、イタイという感じはありません。筋肉を奥から掘り起こされる感覚とでもいうのでしょうか?

福武さんの手は指が大きく、どっしりしている感じ。繊細にさわさわ~というタイプの触り方ではなく、それでいて荒々しいわけでもない、迷いがなく実に安心できる力強い手の動かし方です。

腕や手の先までしっかり押しひろげ、揉みほぐされ、気づいたら本気でうっとり…スタッフは気持ちいいと感じましたが…かなり筋肉の張って堅くなっている方などは、初めて受けるとイタイ!と言われるかたもいるそう。でもなぜかリピーターになってしまうそうで、その気持ち、わかります!植物性のオイルは肌に素早く浸透するため、終わった後はそのままTシャツを着てしまいました。

力強いストロークですね!

「腕や手など上半身には全く力が入ってないんですよ。
すべて体重移動でやっていますので、セラピスト自身は全く疲れないんです。」

スポーツ系のマッサージにロミロミというのは一見、意外な組み合わせのように感じたのですが…?

「そうですね。ロミロミというとリラクセーションや癒しというイメージがやはり強いかと思うのですが、このボディーケアールームはスポーツクラブ併設だということもあって、癒しというよりは筋肉のケアを目的にした方が多くいらっしゃいます。

そもそもロミロミはハワイにおいては、リラクゼーションではなく医療として発達してきたものなのですね。私がハワイでロミロミを勉強した時は、いろいろな方を実際につれてきてその“症例”を勉強しました。リウマチですとか、様々な症状の方をロミロミでケアしていくのです。机上で医学や生理学を学ぶのとはまた異なります。『とにかく手で覚えろ!』と師匠に言われ、ほぼマンツーマンで手や体の動かし方など叩きこまれました。」

いつからロミロミをされているんですか?


「私はリフレクソロジーのセラピストとして働いていたのですが、お客様から「肩も揉んでくれないの~?」なんていう要望が多く、ボディ全体のケアに興味を持っていました。そんな時、5年前でしたか、ロミロミに知り合い、これだ!ということで、インターネットでスクールを探し、ハワイと行ったり来たりで2年間ロミロミを学びました。現在もハワイと行き来して勉強は続けています。

私は2人の師匠の方について勉強してきたのですが、すばらしい先生と出会うことができました…師との出会いは本当に恵まれたと思っています。」

師匠といいますと、もしかしてアンティ・マーガレット・マシャド女史(※ハワイアンだけに伝えられていたロミロミの技術をハワイアン以外に広めたとされる功労者)ですか?

「いえいえ、 Dr.Silvaという方と、 Dr.Maka'ala Yatesという方です。そのうちの1人はアンティ・マーガレットの直接の弟子の方なのですが。もっとも、私のロミロミはアンティ・マーガレットのスタイルとは違うんですよ。」

ロミロミにもいろいろな流派があるんですね!

「そうです。アンティ・マーガレットはクリスチャンなので、キリスト教の影響を強く受けていますね。 そこからLoving Touchや愛などの言葉が出てくるのだと思います。

日本でロミロミを紹介されているのはアンティ・マーガレットに師事を受けた方々が多いですので、ロミロミ=アンティ・マーガレットというイメージが強いですが、ロミロミを学んでいくと、アンティ以外にも優れたロミロミの師匠や流派があることがわかってきます。」

福武さんはどういう経緯でミッシュさんのボディーケアルームでお仕事をされるようになったのですか?

「私はロミロミのスクールをしているのですが、そこにミッシュさんの方から『ロミロミを取り入れたい』ということで、連絡がありまして、こちらですることになったのです。「ロミロミについては私が主催しているスクールの卒業生が担当しておりまして、私が技術面の管理をしております。

みんなスクールでは技術面をみっちり学んでますので、そちらの方は安心なのですが、やはり実際サロンに入ると、接客など、サロンでしか学べないお仕事が出てきますので、そこらへんも私がはじめは見て指導しています。私はもともとリフレクソロジーのサロンで働いてましたので、サロンのマネジメントはそちらで学びました。」

スタッフの方は何人でやっていらっしゃいますか?

「こちらのサロンでは5人です。ミッシュ全体ではもっと多いです。」

お客様は一日どれくらいいらっしゃいますか?

「平均10名程度でしょうか?多い日は17人いらっしゃったこともあります。」

お客様の男女比はどのような感じですか?

「ロミロミをされるのは、圧倒的に女性の方が多いですね。男性でロミロミを受けた方は…今まで数えるほどですね。でももっと男性の方に体験していただきたいんですよ!」

人気のコースはどれですか?

「指圧とロミロミは半々くらいですね。

まずはおためしということで30分コースを選ばれる方が多いです。
でも、皆さん、一度体験されるともっと長くしてほしい!ということでだんだん長いコースになっていかれるんですよ。」

こちらはフィットネスクラブ内でロミロミをされていますが…

「そうですね、なかなかない試みで本当に面白いと思います。施術していましても、どこの筋肉が弱いかわかりますので、インストラクターに伝えることなどができます。フィットネスクラブの方にも好評でして、トレーニングルームの方にも施術用のベッドを置いてほしいという話などもあったりするんですよ。」

フィットネス&マッサージのコラボレーション
フィットネスクラブとの提携という個性を生かし、様々な試みをされているミッシュさんの運営について砂さんにお聞きしました。


ミッシュさんの最大の特徴だと思うのですが、「フィットネスクラブでマッサージをする」ということは、運動単体、マッサージ単体で行うことと比べて、どのような違いや効果があるのでしょうか?

「施術以外にも、フィットネスクラブ内にあるハード(施設や機材)とソフト(各種スタジオプログラムやパーソナルトレーニングなど)などを使うことで根本治癒や効果的な改善を狙ったアドバイスができることが最大のメリットです。」(ミッシュ 砂さん)

ミッシュさんは、ティップネス国分寺店においてマッサージとパーソナルトレーニングを組み合わせて部分痩せを目指す「コラボシェイプ」というメニューを提案していらっしゃるそうです。(現在国分寺店のみ。他店舗でも順次導入予定)

その内容は、ボディリラクゼーションマッサージを15分間行い、その直後、トレーニングエリアにてパーソナルトレーニングを30分間行うというもの。なぜマッサージとトレーニングを組み合わせるといいのでしょうか?

「マッサージを受けると脂肪分解に不可欠なホルモン「ノルアドレナリン」が分泌されます。通常、運動のみだと運動開始20分後からノルアドレナリンの分泌が始まるのですが、マッサージを受けることで、この分泌が促されます。

そして、ノルアドレナリンが分泌された状態で、脂肪分解効果の高いパーソナルトレーニングで運動を行うことによって脂肪分解が通常よりも促進されるという理論なのですね。

メリットとしては、まず、通常より短い時間でも脂肪分解効果が得られるので、忙しい人にはぴったりです。また、通常より軽い負荷でも脂肪分解効果が高いので、運動が苦手な人でもばっちりですし、通常と同じ負荷で行えば、さらに脂肪分解効果が高くなり、より効率のいい脂肪分解が期待できるんですよ。」


●コラボシェイプ商品内容●
【コース】(1)二の腕 (2)くびれ (3) ヒップ (4)ふともも (5)ふくらはぎ
【料金】 ¥31,500円(税込み)
【合計時間】315分
      (マッサージ105分 パーソナル210分)+カウンセリング時間
【期間】  3週間(期間延長原則無し)
【セッション数】 7回(45分/回)


フィットネスクラブと提携したボディーケアルームはいくつくらい展開されているのですか?

「7店舗です。(関東:蒲田・武蔵小杉・国分寺・川口関西:布施・宝塚・江南)フィットネスクラブ以外での独自のサロン展開は現在しておりません。」(砂さん)

ミッシュさんでは出張での施術などはされていますか?


「武蔵小杉店は、出張診療も行ってます。もっとも出張はまだ今月からスタートしたばかりなので、殆ど(9割方)は店舗内ですね。」

ティップネスさんとの提携はどのようにされてきたのでしょうか?

「3年前に弊社からランニング・ウォーキングセミナーの講師を派遣したことに始まり、以後マラソンツアーへのケアスタッフ帯同やパーソナルトレーナー派遣、ホームページコンテンツの制作、ボディケアルームの運営など順次取引内容が拡大してきたのです。」

ボディーケアルームを併設したことにより、ティップネスさんからの反応などはいかがですか?

「ティップネスさんには、付帯収入の増加への貢献ももちろんですが、退会率の低下への貢献が特に大きいことに満足頂いています。

またお客様からは『巷に沢山のマッサージルームがあるけれど、どこを選んで良いか分からないところ、フィットネスクラブが認めた業者であれば、安心できる!』

『マッサージだけでなく、トレーニングプログラムを考えてくれたり、どのレッスンを受ければよいかなど、アドバイスがもらえるから頼れる!』などの喜びの声を頂いております。」

体を鍛える場としてのイメージが強いフィットネスクラブですが、ボディーケアの機能を備えることにより、リラクゼーションを含め、体のメンテナンス全般をできる場として進化を遂げたのですね!

これまでサロンを経営されていて、一番お困りだったことはなんでしょう?

「一番困っていることは、人材確保です。未だ解決はされてません。人材教育の方はマニュアル作成し、研修制度を強化し、進めて行く予定です。」

こちらに就職された場合の各種待遇などを訓えていただけますか?

「給与は契約社員は、月給215,000円~45万、アルバイトは、時給900円~1,500円です。

各種社会保険は完備です。その他昇給年2、賞与年1あります。運動処方に関する各種研修は、もともと各種セミナーやスクールを運営している分野でもあり、絶対の自信があります。」

資格があっても手技のテクニック面や、サロンのマネジメントの面で不安がある方もいらっしゃるのではないかと思いますが、そういった点でのサポートはしていただけるのでしょうか?

「定期的に実技研修などがあります。これは、技術研鑽と同時に各店舗における技術の標準化のために行われます。

教育や研修の組み立ては、最終的に施術者の方が独立できるだけのものを提供することを目指しているので、そういった面のサポートは万全ですよ。」

なるほど、頼もしいですね!

「今後もフィットネスクラブ内に必要な各種専門的な人材をまとめて派遣できるような体制を作り、フィットネスクラブとの提携を深めていきたいですね。」

「スポーツに強い」という特徴にこだわり、そこを最大に活かしたところにミッシュさんの成功と魅力があるように思いました。貴重なお話をありがとうございました。

株式会社ミッシュ
〒150-0046東京都渋谷区松涛1-4-9松涛サンエルサビル407号
http://www.netfield.ne.jp/0/AAAC0010/

投稿者 asidru : 19:42 | コメント (0)

ハワイアンリラクゼーションスクール&サロンUilani

ロミロミ(LOMI LOMI)とは、ハワイ語で「揉む・マッサージする/掌(手の平)から伝わる愛」
という意味であり、何百年も昔のハワイの古代王朝から民間医療として行われてきた手技のこと。
日本語でいうと『揉み揉み』にあたるのでしょうか?

最近ブレイクの兆しが見える、ハワイアンセラピー「ロミロミ」ですが、
そのロミロミに早い時期から注目し、日本に紹介してきた
草分け的存在のサロン「Uilani」さんに取材に行ってまいりました。

広尾駅を降りて徒歩5分ほど、移転したてのUilaniさんのサロンに到着いたしました。
Uilaniさんのサロン前からは六本木ヒルズがきれいに見えます♪

<アクセス>
港区南麻布5-2-9内田ビル1F
地下鉄日比谷線広尾駅下車、3番出口から徒歩5分。
日赤病院下交差点を右折、北条坂の右手、内田ビルの自動販売機を右に曲がると入り口があります。

さっそくウイラニさん店内へ♪

リニューアル移転に伴い、以前は2つのベッドだったのを、3つのベッドに増設されたとのこと。
ペアでいらっしゃるお客様がかなり多いのだそうです。

「ご夫婦やカップルのお二人以外にも、すごく多いのがOLさんのお友達同士ですとか、女の子姉妹とか。お母様と娘さんですとか、そういう二人一緒でいらっしゃる方が多いんですよ~☆」

「ペアで受けるということは施術する方も2人いるということですか?」

「そうです」

「同じ部屋で2人同時でやりたい時もありますよね!一人じゃ寂しいときもありますもんね(笑)
それでは本日はどうぞよろしくお願いいたします♪ 」

まず真っ白いガウンを渡してもらい着替え。
やわらかく、ふっくらとした着心地です。
着換えのコーナーに、ハンガーやアクセサリー類を
入れる専用のかごがある細かい配慮が嬉しい♪

また充実のメイクアップコーナーもあるので、
お化粧が崩れても安心なのも嬉しい☆

オイルやスクラブを選べる!

施術の前に、今日使うオイルやスクラブを
実際に香りを確認しながら選ばせてもらいます☆

オイルは、ハワイのアスリートたちからの評判も高いと言われているウオレンボタニカル社の製品。
・ボディ用
・吸入用
・痛みやコリの部分用
の3種類あって、それぞれさらに好きなものを選べます。

☆吸入用のオイル2種

ロミロミが始まる前や、体の向きを変える時に嗅いでいただく、
吸入用のアロマテラピーのオイルです。
施術をしていると、血液循環が促進されてお鼻がグズグズとゆるんできますが、、
このオイルの香りを嗅ぐとスーっとリフレッシュできます。

●レスパラトリーリリーフ(Respiratory Relief)
エッセンシャルオイル
・カンファー
・バジル
・ペパーミント
・ローズマリー
・ユーカリ

ベースオイル
グレープシードオイル

ヴェポラップのような香り。
香りを充分楽しんだ後、首の張っている部分に少しつけると、とってもスーっとする☆
肩こりによさそう&パソコン仕事の合間にすっきりしたい!
ということで、お土産に1本分けていただきました☆

背中に使用したオイルは拭き取らなくてもよいのか尋ねたところ、

「希望の方にはホットタオルで拭き取っています。
しかし、グレープシードオイルは浸透力が非常に強く体にしみこんでしまうため、
そのまま帰られる方が多いです。

ただ、白いシャツとかブラウスなんかの方は、拭き取ることをオススメしてますね。

また、施術によって汗をすごくかかれる方がいらっしゃるので、
そういう方でご希望があれば、ホットタオルをお渡ししています。
内側から発汗するので・・・
たくさんの方がぬるめの温泉にずっと浸かっているような感じがする、とおっしゃっています。」

とのことでした。
いろんな精油が入っているオイルで、体にもよさそうですね。

施術を受けたスタッフの感想
「筋肉をしっかり捕らえられてのトリートメントに、体の奥深くまでほぐされる感じでした。
またレスパラトリーオイルはとてもリフレッシュさせてくれるもので、枕の下から香りが漂ってくる
方法が新鮮でした。
フラダンスのステップを踏んでの繰り返しの手技とザンジバーオイルの効果で、
背中がじわ~んと心地よく温まるのを感じ、思わずまどろんでしまいました。」

施術前には、大豆・黒豆・小豆にはちみつで甘味をつけた「豆茶」をいただきます。
さっぱりとした素朴でやさしい味です。
表面が星型にかたどられていてとってもかわいらしい☆
( 施術後には、ハワイのお茶「ママキティー」をいただけます。)

Uilaniのロミロミサロンには、
「いろんなマッサージを体験してこちらに辿りついた」という方が多いそうです。
そんな人気の秘訣をさぐるべく、「豆茶」をいただきながら、
Uilaniオーナーの新堀朋子さんにインタビューをさせていただきました。

「Lomi Lomiって!?」

―それではまずロミロミの紹介といいますか、歴史や世界観について教えてください。

「ロミロミの歴史は、確かではないんですが7~800年と言われています。

ハワイがまだアメリカになる前っていうのは、様々な部族に分かれて戦国時代のような感じだったんですね。
そこに有名なカメハメハ大王などが現れてハワイを統一したりするのですが・・・
その時代にカフナというコミュニティーのリーダー的存在がいたんです。

ロミロミは、カフナや家々の民間療法として伝えられてきたといわれています。


ハワイの文化っていうのは、口で伝える口承文化なので、文化を伝える手段が「フラ」であったり、「チャント」という、抑揚のない声で歌う歌だったのですね。
「チャント」はもともと名前を伝えるものだったそうなのですが、長い長い歴史の中で、
いろんなことを伝えていくアカペラのような感じになったそうなんですね。日本でいう琵琶法師みたいなものです。

ロミロミもそんな中で、ハワイアンだけに代々受け継がれていた門外不出のハワイアンの文化だったのです。

そんなハワイに他から移民がどんどん入ってきまして、その歴史は18世紀(1778年)にキャプテン・クックがハワイにたどりついたところから始まるんですけれども、アメリカが入ってきたことによってハワイにいろんな変化がありました。

それこそ『タロイモ畑がなくなった~』ですとか(笑)
・・・もちろん発展してリゾート地として開発されていい面もあったと思います。
ウクレレのように、他の文化と融合して、残っていったハワイアンの文化もあったりと
プラスの面もマイナスの面もいろいろあったと思うんですね。ロミロミもその影響を受けています。


私の師であるアンティーマーガレットマチャドさんは、カフナの一人といわれていますが、ハワイアン以外にはじめてロミロミの門戸を開いた方です。当初はバッシングをウケながらも、ハワイアンヒーリングを広めた彼女をハワイの人々は慕っています。

―ハワイではロミロミは盛んなのですか?

「うーん・・・誰でも知っているかっていったら・・・違いますね。

ハワイは多民族国家のようなものですから。

もちろんハワイアンの人は誰でも知っていますし、
ロミロミはヒーリングアート・カルチャーとして認められて
スパなどにははいっています。


面白いことに、ハワイでは、どんないい一流ホテルでもセラピストの出入りが自由なんですね。
日本だと、ホテルが提携してる出入りのマッサージやさんだけですとか、
ホテル内の併設サロンだけ、という制約があったりするんですが、
ハワイではホテル側がセラピストの出入りを認めているんです。
ですので、出張形式でロミロミをやっているセラピストさんはたくさんいると思います。」

ホオポノポノの哲学

ハワイには、ホオポノポノという言葉があるそうです。


ホオポノポノとは…夕陽が沈むまでに今日会ったことを家族で話し合い、マイナスの気持ちを海へ投げ捨てるという教え。ホオポノポノとは人間の根本的な相反する気持ち、例えば人を愛する気持ちと相反して人を嫉み嫉妬する。。。つまり、一番大事なことは、過ちがあったとしても自分を、そして相手を許す気持ちが大切であるという教えです。セラピストとしてロミロミを行っていくうえでも自然界のマナのパワーを借りながら自分を媒介してクライアントに伝えていく、という気持ちが重要なのです。

―素敵な考え方ですね・・・
ロミロミの技術的な特徴は何ですか。

「手のひらだけでなく、腕の内側や肘を使って筋肉に働きかけるのが特徴のひとつです。
大地にしっかりスタンディングして体重移動しているので、よく『フラダンスの動きによく似ている』 といわれます。歴史が長い分、手技も非常に多く、腕を使いお客様との距離が近くなることで筋肉の痛みや感情をシェアできるという面で特徴があると思います。

お客様に明るい気持ちで帰っていただけるようにっていう思いをこめてやっています。」

―なるほどーロミロミって、技術的な面はもちろん、スピリチュアル的な特徴も非常に大きいんですね。

ロミロミとの出会い

―では新堀さんがロミロミのサロンを開業されるまでのいきさつなどをお伺いしたいのですが・・・
今でこそ大きなロミロミスクールなどがありますが、
数年前まではあまり聞くこともなかったと思うのですが・・・
新堀さんは、ロミロミはどういったきっかけではじめられたのですか?

「私は大学を出てから旅行会社に勤めてまして、ダイビングが趣味だったので、
海外でいろいろなマッサージなど受けていたときに出会ったのがロミロミで、
初めて受けたときには、びりっと感動がありました。

なんて気持ちいいんだろう~と(笑)

それからロミロミに惚れこみまして、時が流れて、ハワイにロミロミの勉強に行きました。」

―すごい行動力ですね!

「もうもうロミロミが好きでしたし、ハワイにもよく行っていたので(笑)

その時、日本ではまだロミロミはなくて、いろんなマッサージやアロマの学校にいってみてたんですね。
・・・けれど、ピンとこなくて、『やっぱりハワイ島で習いたいな』と思いまして。
自分でハワイ島に行った時に、あちこちを回って、『どこで習ったんですか~』って聞きまわって・・・・。

そうしたら、やっぱりアーティ・マーガレットに習った方が多かったんですよ。」

―先ほどの、初めて一般の人にロミロミを広めたという・・アンティ・マーガレットさんですか?

「そうです、アンティ・マーガレットがハワイ島でちょうど学校をやってましたので、
そこで習うことにしたのですね。あそこにアンティ・マーガレットの写真がおいてあるんですが・・・。

アンティっていうのは、『先生』という意味や『おばあちゃん』という意味で、
マーガレット・マチャドさんという名前なんですよ。

その時ロミロミのスクールには、私のほかに女の子が6人いたんですが、
みんなそうやって調べて調べてやっとたどりついた!という方でしたね。

実はUilaniのパンフレットや看板に使われているお花は、
そのスクールで知り合った友人が撮った写真なんですよ。
彼女は今ではハワイ在住なのですが、
…その友情の証みたいな意味もあって、この写真を使えることはとても嬉しいんです★」

―サロンの写真の1つ1つにもそんな素敵なエピソードがあるんですね!
アンティ・マーガレットさんの学校のカリキュラムはどのような物だったんですか?

「ベーシックのコースが一ヶ月、それからアドバンスのコースに進み数ヶ月滞在しました。
そのあとハワイで働きたい場合はハワイ州のマッサージライセンスを取って、ビザを取って~という流れになります。」

開業までの道のり

―ところで、旅行業界からロミロミサロンというとかなり思い切った転身のような気がしますが・・・


「…自分の中ではあまり変わってはいません。サービス業が好きという観点からすると。原点は大学時代にアルバイトをした当時の東京ディズニーランド。アルバイトの研修にも創始者であるウォルト・ディズニーの生い立ちから創設の思いまでをみっちり学習、仕事についてからも、とにかくエンターテイメントの顧客の立場にたった接客を学んだわけです。

その影響で大学卒業後は旅行会社に就職しましたが、現在の方がよっぽど旅行会社のような仕事をしていますね。ハワイのワークショップの際には添乗員、ドライバー、講師の役割をしていますし(笑)

ただ、旅行会社時代の人脈やノウハウは現在の仕事にも活かされていると思います。」

―なるほど、転職は自然な流れでされたという感じなのですね。ではあまり転職に対する不安はなかったんですか?

「いえいえ!もちろん独立する時は自分の腕で食べていけるのか?と
不安な面もたくさんありました。この仕事は職人のようなものですからね、どこがゴールっていうのがありませんよね。

スクールの生徒さんにも『私はゴールまでは連れて行かない、スタート台に立たせるだけだよ。』と言っています。

その後は、いろんな方のお体に触るのも勉強ですし、自分自身でマッサージにいったり、
いろんなマッサージを勉強したり受けること、
またはマッサージ以外のことでも、どんな小さいことでもそんな体験が、セラピストにとっては勉強だと思っております。

セラピストはとてもいい仕事だと思っています。」

スクールについて

―Uilaniさんではロミロミスクールも併設されていますが、
スクールには、やはり開業したいという生徒さんが多いのでしょうか?

「もともとはお客様だった生徒さんが多かったりするのですが、
『お母様がちょっと体調が悪くて、それを楽にしてあげたい』ですとか、
『家族の方にやってあげたい』ですとか、
『美容室の免許をもって働いているけど、マッサージも勉強したい』という方もいれば・・・

そんな中で『自宅で開業して手に職をつけたい』という方がやはり一番多いですね。」

―ロミロミのスクールを始められた経緯というのは・・・?

「始めに、2001年の5月からハワイでのワークショップを始めました。

一度、留学雑誌にうちのワークショップが出たことがきっかけで全国からお問い合わせが殺到しまして『日本でも教室をしてほしい』という要望が多かったんです。

現在はベーシック(初級~中級)は広尾で、アドバンスやストーンはハワイ島で という形になりました。

ハワイ島のワークショップは、現地講師のご自宅をお借りして、ロミロミのレッスンの他にもチャントやフラ、ハワイの伝統的なお料理を作ったり、レイを作るためにプルメリアを摘みにいったり…日本では体験できないハワイ島ならではの内容が人気です。現在は年に2回のペースで開催しています。

―そのロミロミワークショップのセットアップはご自分でされたんですか?

「企画は(有)ウイラニプランニング、主催はトラベルオーダーメイドです。(http://www.tom-tour.co.jp/)

やはり、自分のサロンがありますので、旅行の手配、ホテルだなんだということをやっている時間をとるのは
なかなか大変ですので、お申し込みだとか、入金確認だとか、予定表発送などは
全部主催旅行会社の方に任せてしまっています。

自分は現場で教える場に出て行って、という役割分担でやっていますね。」

―ハワイのロミロミワークショップと日本でのロミロミスクールはどちらが人気がありますか?

「それぞれ特色が違いますので一概には言えませんが・・・

・・・日本と、ハワイのワークショップどちらが大事っていうのはなくて、
どちらも大事ですので、バランスを取りながらやっていっています。

例えば、日本では遠方の方のフォローはすべてしきれませんので、
そういう方にはハワイのワークショップに参加していただいたりしています。
なかには、名古屋とか、群馬からこちらのロミロミスクールに通ってらっしゃる方もいるにはいるんですけれども。

あと、地方の方で『一週間行くので、その間に全部教えて!』という要望がよくありますが、
それは・・・無理なんですよね。
ロミロミはそこまで浅いものではないので・・・
一生勉強するくらいののんびりとした気持ちの方でしたら、相談に乗るんですが・・・
大抵皆さん切羽詰って『急いでやりたいっ!』という方ですので・・・
どうどうどう、落ち着いて、と(笑)。
何回かメールをやりとりすると分かってくださる方が多いですけれどもね。」

―ロミロミスクールで教えることは技術が中心ですか?

「技術、プラス、そのうえで開業して自分の腕で食べていくには、
接客も含んだカウンセリング部分であったり、細かい部分の習得が非常に重要になってきます。
例えばハワイ島のアドバンスコースで習ったことですとかは、
1回教えただけでは教えっぱなしになっちゃうじゃないですか。
そのときは分かったと思っても、一回で完璧に吸収できている人なんていないわけです。
ですので、日本ではそういうところの細かい部分のサポートをしていますね。

このように、日本のスクールと、ハワイのワークショップは
補い合っている関係ですので、できれば両方体験していただきたいですね。」

サロンの経営

―独立される時は、起業塾ですとか、開業コンサルタントみたいのはご利用されましたか?

「いえぜんぜん行ってないんですね、最近は女性起業塾とか、あるみたいですね!」

―開業するときは・・・何か参考にされたものなどはありますか?

「自分の体験でしょうか。いろいろなホテルだったり
アロマのサロンだったりいくつかの場所で働いてみて・・・
それぞれいいところ悪いところありますよね。
色々なところで得た自分の経験が開業の大きなベースになりました。
あと、技術的な面では、指名が取れないようでは、難しいでしょうし。
まあ技術はお客様との相性がありますので、一概には難しいところがあるんですけれどもね。

開業するには強い自分の意思が必要だと思います。
転職だったり、開業っていうのは、私も乗り越えてきたハードルなんですけど、
迷っているくらいだったら、よく考えて、あんまり急いでやらないほうがいいかもしれないですね。

自分に大きすぎる課題を課してしまっても・・・ね。

セラピストって自分に余裕がないと、なかなかお客様を癒したりできないですよね?
セラピストが切羽詰っていたら・・・怖いじゃないですか(笑)。

みんなに言っているのは『少しずつゆっくりやればいいんじゃないかな』ってことです。
開業にもいろいろあって、こうやってサロンを構える以外にも、
集に一回お仕事が休みの日に誰かとやったりですとかいろんなパターンがありますので、
少しずつやってみるのも手だと思います。

例えば今現在やっているお仕事とセラピストとしてのお仕事の比率を、
最初は9:1の割合で始めて、
それを徐々に5:5の割合に・・・というようなことは、時間をゆっくりかければできますよね。」

―Uilaniさんは最初からサロン開業だったのですか?ここはすごくいい立地ですね。

「はじめは2年間くらい中目黒の近くでやっていたんですが、
2001年に広尾の駅近くに移転しました。
『日本でロミロミの技術を教えてください』という希望がたくさんあって、
それがきかっけですね。

それから2005年になって、駅からほんの少し離れた現在の場所に移転したのです。
移転前の(広尾駅すぐの)サロンは店舗型だったんですね。
一階が全部店舗で二階からがマンションで、芸能人の方なども住んでいたところだったんですよ。
駅からすぐで、大通りにも面していたので便利だったんですが、
車どおりが多かったり、窓がなかったり、やってるうちに、息苦しさのようなものを覚えまして…。

そこで、ちょっと違う形で始めたいな、と思ってもう少し静かな現在の場所に移転しました。」

―店舗型からちょっと隠れ家っぽいマンション型になったという感じですか?

「その通りです。」

―ちょっと入るだけでかなり静かですよね。他に事務所というのはありますか?

「事務所はここを使ったり・・・もしくは自宅を使うこともありますね。」

―ウェブサイト拝見いたしましたが、すごく色使いといいデザインといいキレイですね!
ウェブサイトはご自分で管理されているんですか?

「ウェブサイトは最初は製作を依頼して、更新は自分でしています。」

―ロミロミサロンを経営していて一番大変なことは何でしょう?

「えええーいっぱいある・・・!(爆笑)
でも楽しいこともいっぱいありますからね。一番の苦労話って・・・なんだろう・・・

うちのお客様は皆さんわがままを言わない方ばかりで、、そういう苦労はないのですけど・・・
指名が私ばっかりに偏ってしまうことでしょうか。
二名で入られるお客様が多いので、そのときは私が入りますし、昔から来てくださっている方や、
指名してくださる方は私が入りますが、やっぱりセラピーはスタッフに前に出てもらいたいですね。
誰が出てもいいというサロンを目指しているので。」

―Uilaniさんの今後のプランというか、事業の目標などはございますか?

「私がロミロミスクールを始めたのが、割とはじめの方なので、
日本にロミロミを紹介する役割を多少は担ってきたと思うんです。
でも せっかく習っても、習いっぱなしになってしまうことがありますよね。
日本にもいろんな学校がありますが、例えばクラスが40人くらいいたとしたら・・・
そのうち何人が実際に食べていけるのか?って言うと、
もしかしたら1人かもしれない。

そういうわけで、スクールで教えるだけでなく、
独立開業した後のサポートをもっとしっかりしていく、というのに興味がありますね。

例えば、場所によっても違いますし、生活パターンによっても違いますので、
スクールで習ったことの生かし方は100人いたら100人違うと思うんですけれど、
せっかく習ったことを生かして・・施術一本で食べていくのじゃなくても、
せっかくロミロミを習ったのですから、何かそれを生かせるようなサポートなどをできないかなと思っています。」

―Uilaniの姉妹店ですとか、チェーン展開などは考えていらっしゃるのですか?

「あああー、そういう形でやらせてくれないかとのお話もよくも頂くんですけどね。

例えばUilaniの名前だけ貸してくれないかですとか・・・
どんどんサロンを展開していくことは悪いことは全くないと思うんですけれど、
でも講習はしてもやっぱり、全部にまでは目が届かないですよね。

私自身は、自分の目がしっかり届く範囲でやっていきたいので・・・
そういう統括をできる人がもしもいれば、考えるかもしれませんけれども、
今は自分の名前で広げていくという風には考えていません。

もちろん、チェーン展開すれば、
例えば地方でなかなか東京にこられない方も気軽に施術を受けられるとか、
そういういい点があるとは思いますけれど。」

―Uilaniさんの成功の秘密はなんでしょうか?

「いえいえもう・・・失敗の繰り返しですよ。それをちゃんと自分で反省したりしていくことでしょうか。

あとは強い気持ちですね。ロミロミや接客が好きだ!とか。そういう気持ちがあったので今まで進んでこれました。」

―ロミロミを始めたくてこの記事を見ている方も多いと思います。
これからロミロミマッサージや、リラクゼーションで独立開業されたい方にメッセージをお願いします。

「やりたい気持ちがもし強ければ、一歩を踏み出すのは難しいことではありません。

女性って、家族のことなどもありますから、バリバリ動ける時期って制約されている部分もあると思うんです。
その時に体が元気で、動ける状態にあるんであれば、一歩を踏み出してみるのもすごくいいと思います。

後はあせらずに、時間をかけながら、少しずつ進んでいくことですね。
いろいろなことがセラピストとして歩んでいく上で糧になります。

自分自身でもお客様に育ててもらったという思いが強いのです。
いろいろ大変なこともありましたが、継続は力なりで、続けていくことで自分が成長できたと思っております。」

―新堀さん、本日は本当にありがとうございました。
これからも応援しております!

オーナー新堀朋子さん(右)とスタッフの方です。

参考:ハワイアンロミロミについて
「マッサージビジネス独立開業マニュアル」のこちらのコンテンツもご覧下さいね!
ロミロミとは?
ロミロミの歴史
ロミロミのマッサージ方法

Uilani お店基本データ

ハワイアンリラクセーションスクール&サロン
Uilani(ウイラニ)

〒106-0047
港区南麻布5-2-9
南麻布内田ビル1F
TEL 03-5724-5166
FAX 03-3442-4564
E-MAIL info@lomilomi-cafe.com
URL http://www.lomilomi-cafe.com/index.html
地下鉄日比谷線広尾駅下車、3番出口から徒歩5分
【営業時間】
火~金 11:00~22:00
土日祝 11:00~20:00
月曜定休(祝日の場合は営業)
完全予約制

Uilani ウイラニは、フラダンスを踊るために生まれてきたような美しい少女の名前です。
またハワイ語では「Ui」は美しいひと、「lani」は楽園を意味します。

サロンメニュー◆ Special Menu ◆

60分 6800円
120分 15750円
210分 21000円


サロンメニュー詳細:http://www.lomilomi-cafe.com/salon/index.html

スクールメニュー

◆ ハワイ島ロミロミワークショップ(アドバンス、ストーン)◆

ロミロミワークショップ(ストーン)
◇ 最小催行人員 6名(最大8名)
◇ 費用 278,000円
◇ 出発日 2005年12月
◇ 日程 5泊7日


ロミロミワークショップ(アドバンス)
◇ 最小催行人員 6名(最大8名)
◇ 費用 288,000円
◇ 出発日 2005年12月
◇ 日程 5泊7日

◆ ロミロミセラピストコース(入学随時、見学可) ◆
◇ 定員 6名
◇ 入会金 なし
◇ 受講料 345.500円(教材費、税込み)3分割まで可能
◇ 日程 火~金  AM 9:00~PM 4:00[予約制]
土・日・祝 AM 9:00~PM 2:00[予約制]
上記時間外は応相談

◆ ロミロミ実技(初級、中級)講座 ◆
◇ 初級 18時間
ロミロミの基本的な施術
(ボディーワーク初心者、ロミロミ初心者向け)
◇ 中級 18時間
ロミロミの基本的な施術を習得されている方向け
(実技初級、ハワイ島ベーシックツアー修了者向け)
◇ 定員 初級6名・中級6名
◇ 入会金 なし
◇ 受講料 初級、中級とも各 126,000円(教材費、税込み)
◇ 日程 お問合せください。


スクールメニュー詳細:http://www.lomilomi-cafe.com/school/index.html

投稿者 asidru : 19:32 | コメント (0)

アーユルヴェーダサロン サトヴィック

一人一人に合った施術を施すアーユルヴェーダ

ごま油を頭に垂らすというアーユルベーダが
最近ひそかなブームを巻き起こしているという。
インド・スリランカ地方で5千年の歴史を持つといわれる伝統医学であるが、
まだまだ日本では絶対的なサロン数の少ないアーユルヴェーダ。

当サイトスタッフも実はアーユルヴェーダ初体験。
ということで、一体どんな内容なのか、その奥の深さを垣間見るべく
東池袋にあるアーユルヴェーダ専門サロン
「サトヴィック」さんに取材に行ってまいりました。

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で
「生命の科学」と訳されるインド伝承医学のこと。

西洋医学が病気が起こってから治療を施す「対症療法」の
考え方に基づいているのに対して、
東洋医学は
「病気が起こる前から、健康増進に努めることによって
病気を防ごうとする考え方」
なのです。

早速アーユルヴェーダについて、実際に施術をしてもらいながら、色々と教えていただきました。

ハーブオイルを贅沢に使ってマッサージ
今回の施術で特に感じたのですが、
アーユルヴェーダの施術では、オイルをとにかくたっぷりと使います。
しかもそれもただのオイルではなく、
美容・健康によい様々なハーブがふんだんに混ぜ込まれたオイル
を使うのです!

お部屋に入った瞬間から漂うアジアンハーブの香りは
これらのたくさんのオイルに配合されているハーブの香りなんです。

頭の先から足の先まで、文字通り全身をオイルでトリートメントしてもらうことって
普段なかなかないですよね。

体中の毒素を排出してくれる、贅沢で芳醇なハーブオイルが、
身も心も芯からとろけそうな至福の時間を提供してくれるのです。
アーユルヴェーダとオイルは切っても切れない関係、ということなのですね。


早速アーユルヴェーダの施術開始。まずはトリドーシャチェック
まず、温かいお茶をいただきながら、
最初に簡単なチェックシートでトリドーシャをチェック。

(おまけ話: アーユルヴェーダでは体内に溜まった老廃物を排出させるため、
とにかくたくさん水分を取ることが大切だとのこと。施術前、施術後、とにかくたくさん
水分を取るように勧められます)

トリドーシャとは???

アーユルヴェーダでは、宇宙は3つのドーシャによって成り立つと考えます。

トリ(3つ)のドーシャ(性質)=トリドーシャによって
すべてのものが出来ているという考え方なのです。

ドーシャとは???

体の中のエネルギーや病素のことです。
3つのドーシャとは、「風」・「火」・「水」のことで、
それぞれ以下のような性質があります。

人間はみな必ず3つのドーシャを持っていますが、
人によって持っているパーセンテージが違います。
このため、体質や性格の違いが出てくると考えます。また、多く持っているドーシャの性質が、乱れやすいといわれます。
しかし、ドーシャはバランスがとても大切なので、
3つのバランスが少しでも崩れていると、どこか体に不調が発生します。


そこでアーユルヴェーダの施術ではまず、ドーシャのバランスを調べて、
崩れているバランスを元に戻してあげるようなメニューを組んであげるのだそうです。

以下が3つのドーシャを簡単にまとめたものです。          

ドーシャ 「ヴァータ」「風」 ・・・
性質 軽い・動き・冷たい・
速い・乾燥

冬の風のイメージ
冷たくて乾いていて、
動いている 熱い・軽い・流動・
微細・鋭・柔

精神的 性質
風は常に動いていることから「動き」に関連

行動型 

動きが早い
創造性豊か
情熱的
直感的
好奇心が豊富
頭の回転が速い

逆に言うと・・・
考えが変わりやすい
不安になりやすい
ストレスを感じやすい

肉体的な性質
【下腹部に関連】

・運動機能
・血液や体液の流れ
・消化したものの運搬

脳、耳、骨、心臓、循環器系、神経系、腸、生殖器、膀胱(泌尿器系)

「ピッタ」「火」 ・・・

燃える火・太陽のイメージ
動きがあって軽いもの

火は燃えることから、
「変化」に関連

リーダー型
入って来た情報を自分のものとして落とし込む
頭で考えがち
完璧にものをこなしていく
鋭い

逆に言うと・・・
批判的
イライラしやすい
ズレたことが許せなく
なってイライラ
熱があって攻撃的 


【腹部の位置に関連】

・食べた物の消化
・胃腸の働き
・体の新陳代謝

火が増えている時には、
・体から熱が生まれやすい
・熱を出しやすい
・汗をかきやすい
・おなかがすきやすい

目、胃、十二指腸、肝臓、皮膚、血液、汗

「カファ」「水」
重い・冷たい・遅い
鈍・静・滑

種をまいたら
生まれてくるような
湿った、栄養たっぷりの
水・土のイメージ

水は安定していることから
「結合」に関連

安定型

情が深い
穏やか
ずっしりと安定している
集中力がある
愛情豊か
忍耐力がある
体力・持久力がある

逆に言うと・・・
動きがない。
やる気がない、だるい。
食べるがのとまらない

【頭部・胸部に関連】

・構造の維持
・体力、免疫力

鼻、呼吸器(のどや肺)、
関節、胃、リンパ組織、
脂肪

ちなみに体験を受けたスタッフのドーシャは「風」が一番多く、次に多かったのが「火」でした。
あまりにも性格が当たっていてびっくり!

アーユルヴェーダは「一人一人に合ったトリートメント方法」を 提供するもので、 「今日は”風”のドーシャが強いな」、という時は
「風の特性が多く出ている=体が冷たくなっている」ので、崩れたバランスを元に戻してあげるために、オイルを温かくして施術してあげたりするのです。

オーナーの萩島さんに、当スタッフのチェックシートの結果を見ていただいて、以下のような施術メニューを提案してもらいました。


「火と風が多いということで、とにかく軽い。とにかく身軽、フットワークが軽いのが特徴で”ダルくてうごけない”というよりは、”動きすぎて痛みを感じる”ですとか、”落ち着かない”ということのほうが多いようですね。

(チェックシートの結果によると)今日は風が元から多いにしても、ちょっと増えすぎているので、風の性質と反対のものを与えて、冷たく軽い動きを止めてあげます。
軽いので重さを与えてあげる、 乾いているので、潤いを与えてあげるということですね。

具体的には、体を温めるようなオイルを使って施術を行いましょう。
オイルには重みがありますので、それを使うことによって、
いつも考えすぎで次々と浮かんでくるような考えも オイルでどっぷりとしずめてあげるのです。

また、”眠りが浅い”にチェックが付いてますが、眠りが浅いということは、一日中動いていることになってしまうので、休めてあげるために額にオイルをたらすのがすごく向いているんですよね。」

~ということで、体を温めるようなオイルを用いたトリートメントにプラス、
額にオイルをたらす「シロダーラ」のコースを体験することにいたしました!

ちなみに、「火」のドーシャが多くなった場合はどうするのかお伺いしてみたところ、

「オイルで冷たくするというのはちょっと難しいので、あまり熱くないぬるめのオイルで行います。ミルクを使ったりすることもあるんですよ。 」

とのことです。
オイルは6-7種類用意しているので、人によってはクールダウンするようなオイルも使ったりするそうです。
火があまりにも多い場合は、実はオイルは向いていないときもあるそうで、
そんな時はドライマッサージを行ったり、冷たくするようなペーストを使うそうです。


タイハーブ入りフットバスで足を温めながら、頭皮をオイルマッサージ
まず、紙パンティーを履き、バスタオルに着替え♪

   タイハーブの入ったフットバスに足をつけ、頭をオイルマッサージしてもらいます。フットバスから漂ってくるタイハーブのオリエンタルな香りと、草っぽい、素朴で暖かい、アロマテラピーの香りとはまた違った「インドの香り」のする緑色のオイルの素朴な香りに癒されます。

   この緑色のオイルを頭皮にたっぷりとすり込むようにマッサージしていきます。


  「このオイルは自宅で調合しているのですか?」

  「いえいえ、インドの会社から買っています。
  ゴマ油をベースに、10種類以上のハーブ、
  それから牛のミルクみたいなものも入ってるんですよね。
  だからオイルと言っても、煎じ液のようなものになりますので、
  べたつきがあまりないんです。
  先ほど、ミルクといいましたが、その乳牛も、
  マッサージ用に使うために特別のえさを食べていたりするんですね。」

 「すごーい、マッサージに使うために、育てられているんですね!」

  頭皮と髪にオイルを一通り馴染ませ、頭皮マッサージが終わると、次は肩。

  先ほどとは、種類の違う、オイルをまたたっぷりとたらしていく。
  甘い香りが広がっていく…。ちょっと黒糖のようなあま~い香りです。

いよいよ全身のオイルトリートメント・・・
次はベッドの上にうつぶせに横たわることに…
ベッドの下に温熱マットが敷いてあるため、ぽかぽか暖かくて気持ちいい。
どんどん汗をかけそう・・・。

暖かいとろとろのオイルをたっぷり体にかけられると、体がゆるゆるにほぐれていきます。

体験を受けたスタッフは、今まで何度かオイルマッサージを受けた経験がありますが、
オイルは「くすぐったい」と感じたことの方が多く、
心底ツボにはいって、「う~キモチイイ~~」となったことが実はあまりなかったのでした。

しかし、このアーユルヴェーダのオイルトリートメントは
今までのと違いました。

オイルが人肌まで温めてあったオイルだったからでしょうか。
(使用する油の温度は、人によりますが、36~40度くらいで、
全部薬用ハーブの配合されたオイルだそうです)
また、ベッド自体が温かく、全身が弛緩していたからだったのでしょうか。
とにかく今までのオイルマッサージとは違った至福の感覚を味わいました。

あまりの気持ちよさに、思わず「この気持ちよさでは、みんな寝ちゃうんじゃないですか? 」と質問したところ、

「体が相当固まってる方は、痛みを感じますので、起きていらっしゃいますが、  けっこう皆さん眠ってしまわれますね。」

とのこと。

途中で仰向けになり、あまり痛みを伴わない、伸ばすような方法で
背面、表面、手も足も胸も全身ほぐしていきます・・・

音楽は瞑想などに使うマントラ。
(マントラは「聖なる呪文」という意味です)
ヨガが人気なので、日本でも、こういうインド系列の
ヒーリング・ミュージックが手に入りやすくなっているようです。
マントラの調べにますます夢心地の世界へ・・・

※「マッサージビジネス独立開業マニュアル」が
いつも訴えている「五感を満たす」という条件が
完璧に揃っています。

視覚を満たす、という点では、ハーブや薬草の本がディスプレイされています。

視覚=オリエンタルな内装
味覚=ハーブティー
聴覚=マントラの音楽
嗅覚=ハーブの香り
触覚=オイルの肌触り

フェイシャルトリートメント
マッサージでほぐれた体を、毛布で包んで温めている間にフェイシャルトリートメント。
温熱マットのおかげで、とても温かく、全身サウナになっているよう。
まずはメイクを落としていきます。
タイのクリームをコットンにとって、丁寧にメイクを取っていきます。

タイのクリームほうが香りがよく、日本人好みなのだそう。
インド産は草の香りが強すぎるとのこと。

その後顔もオイルを使って丹念にトリートメントしていきます。
顔にはアーユルヴェーダのオイルではなく、
100パーセントホホバオイルを使っているとのこと。
ホホバオイルは、お肌への浸透率も高く
保湿効果のあるオイルですので、
このオイルをたっぷり塗ることでお肌にハリがよみがえります。

ラストはシロダーラとヘナシャンプー
「シロ」というのは頭。
「ダーラ」というのは流れ。
額に流れを与えてあげるのが「シロダーラ」。

「ごま油のイメージが強いんですが、実は、人によって、牛乳だったり、バターミルクだったり、いろいろ流すものを変えたりするんですよ。

ミルクは冷やす性質があるので、たとえば夏の暑いときに、
火のドーシャが多い方なんかは、ミルクシロダーラをやったりするといいですね。」

目にオイルが入らないように布で目隠しをして、十分に温かくなったオイルを額の上の壷から垂らしていきます。

オイルはフェイシャルの施術中に、専用のヒーターの上で温めておいたので、ちょうどよい温かさ。温度加減などもきちんと計算されているんですね。
温かいオイルを額に流してあげることで頭皮の緊張をとったり、
逆にミルクなどで冷やして、熱を取ってあげるそうです。

~体験者の感想~ 温かく細い指で、額をやさしくなでられているような・・・
シロダーラ以外では絶対に味わったことのないこの世のものとも思えぬ、快感でした。

なんと1回の施術で使用するオイルの量は1リットル。

壷から1回に流れるオイルは5分くらいでなくなってしまいますので、
上から流れてくるオイルを下の受け皿ですくい、
また壷に戻してあげて、
何回か髪の毛をすくように頭皮の上を繰り返し流します。

最初は1リットルあったオイルも
施術の途中で髪の毛や頭皮に吸収されて半分くらいに減るんだそうです。
それくらいたくさんの栄養分が頭に与えられているのだと考えると
なんだか嬉しいですね。

シロダーラを行う道具は実は手作りだそう。
萩島さんいわく、

「とくに特別な道具を買った、というのではなく、
ホームセンターなどで調達できる道具を工夫して自作しました。
壷も特別なものである必要はないんです。
自分で穴が開けられれば本当は何でもいいんですよ。 」

「シロダーラのトリートメントで大変なことって何ですか?」

「一番悩んだのは使用した後に残ったオイルの処理ですが、
これはお客様にプレゼントする、という方法をとることで解決しました。」

また最後シャワーを浴びる前に、頭をヘナシャンプーですすいでくれます。
こうすることで少しでも油を落として、お風呂場の排水溝のつまりを
防止することができるのだそうです。

なるほど!
たっぷりとオイルを使うにはきちんと環境にやさしい配慮をする必要があるのですね!
随所に萩島さんのアイディアが盛り込まれたメニューに感服いたしました。

余談ですが、アジアンドラッグでも扱っている「苛性ソーダ」を使うと、
オイルから手作りセッケンを作ることもできるんですよね♪

アーユルヴェーダのマッサージ方法の特徴は?

たっぷりとオイルを塗るアーユルヴェーダの特長とも言えるのが、まんべんなく全身にたっぷりと塗るオイル。
頭の先から足の先まで、これほどたっぷりと贅沢にオイルを使う施術は他にはないのではないでしょうか。
様々なハーブが配合されている薬用オイルは、サトヴィックさんがいつもインドの会社から直接購入しているそう。

「マルマ」を中心に施術
中国のツボのような感じで、インドにはマルマというものがありまして、
そこを中心に触っていくのが特徴ですね。
  触ってみて、固いところにはオイルを足してあげて、ゆるませるという形になります。

オーナーの萩島さんにインタビュー
「本日は本当にありがとうございました。とっても癒されました~。
さて、今度は萩島さんご自身のことですとか、
アーユルヴェーダについていろいろと教えてください。」

「アーユルヴェーダという言葉を最近よく耳にしますが、
やはりブームになってきているのですか?」

ええ、最近問い合わせは、本当に増えてますね~。
ヨガがアーユルヴェーダの大枠に含まれるということで、
最近のヨガブームもきっとその一因なのでしょうかね。
ここのサロンはオープンして1年くらいなのですが、
ずいぶんとお客様も増えてまいりました。


「アーユルヴェーダとはどのようにして出会ったのですか?」

エステ業界に入る前には、アパレル業界で激務に携わっていて、
体を壊しぎみに。 どうせ人と接する仕事がしたいんだったら、
自分も健康で元気になれるような仕事がしたいと思いまして、この業界の仕事を選びました。

はじめは大手のエステ店で働いていたんですね。
そこは世界のエステが体験できる所でして、
痩身から何から本当にあらゆるメニューが体験できたんです。

そこでずっと不思議に思っていたことがあったのですが、
お客様によって、施術の効果がぜんぜん違うんです。
同じコースを選んでも、お客様が努力している、いないにかかわらず、
結果がでる人とでない人がいるんですね。

それで“どうしてなんだろう~?”と思うようになりまして。

当時働いていたエステでは、いろんな国の施術方法を体験できたのですが、
アーユルヴェーダだけが、『体質チェック』から入っていく、というまったく違った切り口のものでした。
ただ単に、『体質チェック』をした後に、『コースがあるよ』っていうだけのものじゃなくて、『その人にあった食生活があるんだよ』っていうところまで、ケアできるものがあったんですね。
いろんな世界のエステを見てきましたが、アーユルヴェーダだけ、 ぜんぜん違うなと感じていたんです。

それが、“これ(アーユルヴェーダ)はなんなんだろう?”と思い始めた、最初のきっかけですね。

折りしも、同僚の子が熱狂的に『これからはアーユルヴェーダだ』とすごく勧めるので、
一緒に学校に入って学び始めました。

「具体的には、どういうところが違うんですか?」

まず、一人ひとりの調子を見ていくので、「自分に合っている・合っていない」というのがないんですね。
そもそもその人に合わせてオイルやメニューを決めていくので。

どちらかというと、 アロマトリートメントなどは、「香りがいい」とか「気持ちいい」
というのが主な効果ですが、アーユルヴェーダのトリートメントの場合は、体の調子が良くなくなったり、体が軽くなったりということが抜群に感じられるんですね

薬用オイルが体に直接働きかけるというのが実感できるんです。
これはアーユルヴェーダ独特な施術方法で、日本にはなかなかないものですね。

どのようにスクールを探されたのですか?

スクールはインターネットで使って探しました。
日本で、お医者さんで、アーユルヴェーダを取り入れているところが2ヶ所あったんですね。
ハタイクリニック(東京都目黒区中町2-47-22/TEL03-3719-8598)と
マハリシ立川クリニック (東京都立川市富士見町2-15-3/TEL 042-521-3544)です。

私の場合は、ハタイクリニックで実際に施術をしていただいて、色々と聞いて学びました。

アーユルヴェーダの医院ではどのようなことをしてくれるのですか?

オイルマッサージやドライハーブのマッサージが受けられたり、
アーユルヴェーダのハーブを処方してくれたりします。
またアーユルヴェーダの考え方も教えてくれますね。

アーユルヴェーダの考え方とはどのようなものでしょう?

アーユルヴェーダには以下のような2つの大きな目的があります。

・ 健康人がさらに健康に、年齢よりもさらに若々しくなれるように
・ 病気の治療

私が訪ねていった病院では、健康人がさらに健康になるものを教えているんです。
もともとが医療なので、解剖学的なことなどもありますが、
自分にあったライフスタイル、家族、食生活などの観点から
自分の興味ある方向に進んでいくためにはどうしたらいいのか?
ということを教えてくれます。

たとえば、料理に興味があってアーユルヴェーダに進んだのであれば、
その人の年齢・体質に合わせた食事法というのがあるんですが、
それを学んだりするのがアーユルヴェーダの考え方ですね。

マッサージだけではなく、アーユルヴェーダ全体的に「食事・生活・薬」が大きく治療になると考えています。

アーユルヴェーダを学ぶのには、医学的知識はある程度あった方がよいのですか?

そうですね、あったらもちろんいいかもしれませんが、アーユルヴェーダには本当に、独特な考えがあるんですね。
たとえば風邪でしたら、現代医学では、その症状に対する薬を出すんですね。
症状を抑える薬、例えば咳だったら咳止め、炎症があったら炎症止めを渡すんですね。

でもアーユルヴェーダは風邪にかかった原因を探していく。
喉が痛いのはしゃべりすぎかもしれないわけですよ(笑)。
どうしてその病気になっちゃったのか?その原因を取り除くのがアーユルヴェーダなんですね。

だから、治療としても、患者さんの状態の見方なんです!

三つのエネルギーが関係しているものがあるんですね。

たとえば、「水のドーシャ」
「水」というのは鎖骨より上に多く存在してるんですね。
春の時期は、水が多いのですが、世の中的にも氷が溶け出して、水になるように、春は水に関係する症状が出やすくなるんですね。
その代表的なものが花粉症ですが、出てくる場所は鎖骨より上ですね。

水が増えるような生活をしてる人、ためこむ、食事などを十分消化できていないような人、食べすぎ、夜遅くに食べて寝てしまって消化できていないとか…。
元気をつけなきゃいけないと、むりやり食べて消化しきれていない人。
最近おなかがすいたと感じていない人。
こういう症状の方が、「水」の多くなる春には出やすくなるんですね。

このように、アーユルヴェーダという考え方は、水(や火や風)のエネルギーを元にして、体であったり症状を分析していくもの。
ですから西洋医学の知識とはまた違った考え方を学ぶことになりますね。

アーユルヴェーダの考え方では、「はじめに完璧なものがあった」というんですね。
すべてのことを知っている神様がいて、人間にはそもそも病気がなかったのに、病気が出てきてしまった時に、口伝えでその医学を教えたということになっているんです。

しゃべり方や外見から総合的に、その人の何が乱れているかをみて、
それに対して何があてはまるか、というアプローチ方法をするのです。
あくまで、その人を見て、その人にあったトリートメントを施す、という方法をとります。

アーユルヴェーダのすごくいいところは、その人を見るツールがものすごく豊富で、この人がたとえば火の性質が多い日だったら、辛いものとかすっぱいものを食べたら熱くなるので、熱くなるような食事を減らしなさい、ということになるんですね。
インドやスリランカ地方で代々受け継がれてきた伝統医療で、そのときそのときに応じて最適なものを見つけるわけですから、「同じ人でも日によって食事療法が異なる」ということもあるんですね。

アーユルヴェーダとライフスタイルの関係をもう少し詳しく教えてください。

一人ひとりのアーユルヴェーダ、という考え方がありまして、自分の体質を知り、自分はこういう風に生きていったら自分らしい魅力が保てる、
ということを知ることがとても重要なのですね。

小さいレベルでは、今ある(肉体的・精神的な)痛みが取れるといい、と皆さん考えますが、もっと人生全体を大きいスパンでみて、病気の発生する原因を取り除くようにできたらもっといいですよね。

「動き」を求める「風」の要素が多い人ならば、繰り返しの多い事務の仕事はストレスを感じちゃったりするわけですね。
頭を使って想像力を生かした仕事をした方が、風の人は生き生きすることができるわけです。

「自分にあったライフスタイルを持っているということが、その人がその人らしく生きているということになる」というのがアーユルヴェーダとライフスタイルの関係です。

「なんか、哲学的ですね!」

アーユス(生命)とヴェーダ(科学)=ライフ・サイエンス。
科学なので、すごく広いものなんですよね。

アーユルヴェーダってはじめはちょっと興味があっても、あまりにも深すぎて逃げていっちゃう人も多いのですが、、、。
究極的には私が教えるものじゃなくて、 うちのサロンに来たことをきっかけに、皆さんが自分らしくより美しく若々しく生きるためのヒントを見つけられれるお手伝いができれば、と思っています。

終わった後に、「肩の荷がおりた」という感覚が持ってもらえれば嬉しいですね。
普段健康だと思っていたけど、もしかしたらどこか緊張していたんじゃないかとか、サロンでの二時間や三時間というのは、そういうことに気づいてもらうきっかけでしかないと思うんですね。

では最後に、将来の夢や展望を教えてください!

将来は、アーユルヴェーダのエステティシャンを育てて、
全国にサロンを広げたいですね。
アーユルヴェーダって、まだまだ全国にはそんなにサロンの数があるわけではないので、これから育成していって大きく育てたいと思っています。

それから、滞在型のトータルなアーユルヴェーダ空間を作りたいです。
食べ物やヨガなどをトータルに取り入れて2泊3日くらいで心身ともにリフレッシュして帰ってもらえるような。。。
そんな滞在型サロンを作りたいです。

「それはすごく壮大な計画ですね!
何か具体的に計画をすすめていらっしゃるのですか?」

はい。
現在すでにうちのサロンで3人くらい生徒さんを教え始めているのですね。
最初はうちのお客様だったのですが、後から電話がかかってきて、ぜひ教えてほしいと言われて。
こうやって空いている時間を使って、少しずつ後継者を育成する準備をしているんですよ。 なんと、萩島さんは、現在アーユルヴェーダのサロンの運営だけではなく、ご友人と月1回のアーユルヴェーダベーシック講座も開いているそう。
毎回20人くらいの参加者が来られるそうです。

アーユルヴェーダを学びたいと思っている方は、ぜひ一度サトヴィックさんで施術を受けられることをお勧めします。
アーユルヴェーダの考え方、ハーブの知識、 ライフスタイルや食事についてなど、貴重なお話をお聞きすることができるはずです。

壁には認定証や写真がずらり
アーユルヴェーダの6つの味をすべて兼ね備えたハーブ「トリファラ」もあります。

アーユルヴェーダには6つの味があります。
(1)すっぱい
(2)しょっぱい
(3)あまい
(4)にがい
(5)しぶい
(6)からい

その6つの味をすべて満たしているハーブが
アーユルヴェーダのトリートメントオイルにも配合されているハーブ、
「トリファラ」。

ハリタキー、アーマラキー、ビビータキーの三種類を配合したハーブで
ドーシャのバランスを整えると言われ、すべての体質の人に適している。
トリは「3つ」という意味。
パウダーでも、タブレットでも、あります。

サトヴィック お店基本データ
アーユルヴェーダサロン・サトヴィック

営業時間:10時ー24時(水曜日定休)
ご予約:電話:03-3942-2630/e-mail:info@sattvic.jp
有楽町線 東池袋駅より徒歩8分 都営荒川線 東池袋四丁目より徒歩8分
スクールあり。
http://www.sattvic.jp/index.html

本格的アーユルヴェーダ商品のオンラインショップ&店頭販売もあります。
http://www.sattvic.jp/shop/index.html

Real Ayurveda
本場インド・アーユルヴェーダリゾート発オイルトリートメント
■マハラニの休息
ViPアビヤンガ+シロダーラ
アーユルヴェーダをまるごと体験できる一押しコース!
150分円25,200円

■VIPアビヤンガ
全身オイルトリートメント
フェイシャル、ヘッドトリートメント、スチームバス(発汗)、シャワー付
90分15,750円
■シロダーラ
ヘッドトリートメント+フェイシャル+シロダーラ
額から温かいオイルと垂らし続けるアーユルヴェーダで一番人気の
トリートメント 90分15,750円
夏限定!ミルクシロダーラ
オイルの代わりにサンダルウッド入りミルクを使用します。
ミルクの香りと鎮静効果で、頭がすっきり涼しくなります。 90分12,600円
■カティーバスティ NEW
背面のトリートメント+カティーバスティ
腰・背中のつらい部分にオイルのプチ温泉をつくって温めるトリートメント
40分8,400円
OPTION

◆ヘナパック
100%天然へナで髪と地肌をケアします。
3,150円
アロマテラピー&アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダのコンセプトを元につくられたタイ政府認定のアロマプロダクツを使用
■アロマ・アビヤンガ
体質別アロマオイルで全身トリートメント
60分8,400円
■VIPアロマ・アビヤンガ
体質別アロマオイルで全身トリートメント+ハーブボール+フェイシャル
90分12,600円
■パーダー・アビヤンガ
フットバス+フットトリートメント
60分6,300円
◆ハーバルサウナ  1,575円
フェイシャルメニュー
■ハーバルフェイシャル 60分6,300円
ダイエットメニュー
■1ヶ月集中コース 84,000円~
ブライダルメニュー
■プリンセスコース 1回
90分15,750円
■シンデレラコース 3回 52,500円

投稿者 asidru : 19:18 | コメント (0)

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投稿者 asidru : 18:23 | コメント (0)

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投稿者 asidru : 18:07 | コメント (0)

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投稿者 asidru : 18:06 | コメント (0)

リンクを貼りたいのですが・・・?

はい、大歓迎です!是非貼ってください!

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また、よろしければ、ご一報ください。
遊びにいかせていただきます!
また、リンクをしてくださったマッサージ関連サイトさんでしたら、
当サイトのリンク集に追加させていただきます!

投稿者 asidru : 18:00 | コメント (0)

リンクを貼ってほしいのですが・・?

はい、大丈夫です!
マッサージビジネス独立開業マニュアルは、
素敵なサイトをいつも紹介していきたいと思っております。

リンクを希望される方はまず当サイトへ相互リンクを貼ってください!
(以下はPCサイトのみとなっております。)

その後、全国サロンリンク集を押すと出てくる、「新規登録」から
あなたのサイトをリンク登録してください!http://relax.asiandrug.jp/modules/weblinks/submit.php

(自由登録ですが、管理人が相互リンクされていることを確認してからの掲載となります。
また管理人が不適切と判断したサイトは掲載できない場合もございますのでご了承ください。)

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投稿者 asidru : 17:59 | コメント (0)

運営主体について教えてください。

当サイトは、アジアンドラッググループ
「マッサージビジネス独立開業マニュアル 事務局」
が運営しております。

事業内容
・リラクゼーション産業のコンサルティング業
・広告代理業

お問い合わせ、連絡先は下記の通りです。

投稿者 asidru : 17:56 | コメント (0)

このサイトの「マッサージビジネス」とは何をさしますか?

「マッサージビジネス独立開業マニュアル」においては、あんま・指圧・マッサージ・鍼・灸等の国家資格によって規定されているものはもちろん、リラクゼーションを目的とするいわゆる民間のリラクゼーションビジネスをも取り扱っていきます。

ただし、性的サービスについては扱いません。
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投稿者 asidru : 17:56 | コメント (0)

マッサージビジネス独立開業マニュアルとは?

このサイトはアジアンドラッグが運営する、
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投稿者 asidru : 17:55 | コメント (0)

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【報酬】
基本報酬 無給
特に反響の大きい記事につきましてはインセンティブを随時お支払いいたします(記事の量・質・および読者の反響(トラックバック数)に応じて決定いたします)

投稿者 asidru : 17:51 | コメント (2)

【東京】マッサージ求人募集

■店名:タイ古式マッサージサロン プーケット
■募集職種:セラピスト(タイ古式&フットケア)
■仕事内容:マッサージ等お店の業務全般。
施術方法は指定しませんが、面接後実技のテストあり。


■雇用形態:(社員、アルバイト)
■給与:完全歩合給(社員)(アルバイト)
技術うまく、頑張る方指名多し、給料40万以上可能
■勤務地:台東区上野丸井デパート裏
■勤務曜日・時間:12:00~04:00 シフト交代制,月4~6日休
※アルバイトは週3日以上・1日7h~応相談
■資格:18~38歳位迄、タイ古式マッサージ、足裏リフレ等資格をお持ちの方。
■採用予定人数:5名
■勤務期間:1年以上
■待遇:寮制度、制服貸与、
■事業内容:マッサージ店の経営、多店舗
■お店のHP:http://www.yoiokachimachi.com/health/u6/phuket/
■写真掲載:ホームページを参照下さい。

■応募方法:お電話でご連絡の上、履歴書を持参下さい。
電話受付時間12:00-01:00
■住所:東京都台東区上野6-8-19
■連絡先、担当者名:090-4967-8105 担当 高橋

投稿者 asidru : 17:46 | コメント (0)

【青森】マッサージ師募集

■店名: すっきり!マッサージセンター
■募集職種:マッサージ師
■仕事内容:マッサージ等お店の業務全般。
施術方法は実際に技術指導をいたします。

■雇用形態:長期雇用
■給与:月給15万円~
     
■勤務地:青森県青森市花園(青森駅からバスで15分)
■勤務曜日・時間: 10:00~21:00 シフト交代制 週休2日
■資格:年齢不問、資格をお持ちの方。
■その他:
■採用予定人数:2名
■勤務期間:1年以上
■待遇:昇給あり 
■事業内容:リクレクソロジールーム
■お店のHP:http://www.k2.dion.ne.jp/~sukkiri/
■写真掲載:


■応募方法:お電話でご連絡の上、履歴書を郵送またはご持参下さい。
電話受付時間10:30-18:00
■住所:〒030-0966 青森市花園2丁目40-7
■連絡先、担当者名:090-6228-3760 柴田

投稿者 asidru : 17:45 | コメント (0)

【関東】登録制のセラピストを募集

登録制のセラピストを募集しています。
腕・技術に自信のある方、サロン運営の経験のある方優遇いたします。
登録制ですので、他の仕事をしている方でも
空いてる時間を有効活用することができます。

勤務地
東京、関東圏
面接地は東京都台東区もしくは中央区を予定しております。

募集ジャンル
基本的にセラピスト経験のある方をオールジャンルで募集しています。
以下の例に記載されていないジャンルでもOKです。
どのような施術内容が可能か明記してください。

以下のような施術ができる方を求めています。(例)
・リフレクソロジー
・アロママッサージ
・タイ式マッサージ
・韓国式アカスリ
・アーユルヴェーダ
・フィジー式マッサージ
・ロミロミ
・台湾式足裏マッサージ
・ヨガ
・耳ツボダイエット
・整体
・接骨
・カイロプラクティック
・鍼灸
・あん摩、マッサージ
・ハンドケア
・ネイルケア
・フェイシャルケア
など。
ご自身の得意な部位・ジャンルのトリートメントだけでもOKです。

募集形態
登録制のアルバイトのお仕事です。(能力次第で社員登用の可能性もあります。)
登録しておくだけで、お仕事があるときには
随時弊社のスタッフから直接お声をかけさせていただきます。
他のお仕事と掛け持ちをしていてもOK。
たまたまその日が休みだったり、
お客様の予約が入っていない時などあなたの都合と合えば、  
お仕事をお願いすることになります。
お給料は嬉しい現金日払いです

土日だけ、平日だけ、短時間だけ・・・など、ご都合のいい時間のみ働いていただけます!

これまでのお仕事依頼例
☆マスダ増にてクイックハンドリフレデモンストレーション販売
販売デモンストレーションとして、
アジアンドラッグのサロン向け業務用品を使って、
お客さんに実際にデモンストレーションしていただきました。

マッサージビジネス独立開業マニュアル運営
アジアンドラッグ
セラピスト採用担当 山内

セラピスト応募をご希望の方は下記フォームよりご応募下さい。
・「セラピスト応募」と明記下さい。
・簡単な経歴
・ご連絡先
・可能な施術内容、ジャンル・部位など詳細に
を必ずご記入下さい。
追って弊社より面接日のご連絡を差し上げます。

投稿者 asidru : 17:43 | コメント (0)

台湾式リフレクソロジー「烏来(ウーライ)」に行ってきました!

台湾式リフレクソロジー「烏来(ウーライ)」に行ってきました!
足ツボ反射区から体の悪い部分をチェックシートで渡してくれる
というユニークな台湾式エステ「烏来 赤坂店」に行ってきました!

まずは完全にカーテンで仕切られた個室に通されて、
リラックス服へお着替え♪
ちょっとライトダウンされた落ち着いた雰囲気の個室に
リラックスチェアのようなベッドが置いてあります。
マッサージ中にかけてくれる軽い掛け布団も用意されていて、
気分は寝るモード!

早速着替えてベッドに寝そべっていると、
施術者の方が熱いウーロン茶の入った桶をもって登場!
ウーロン茶で足を洗浄してくれます。
(気持ち熱いかも。。。でも慣れたら心地よい)
寝そべりながら、じゃばじゃばと足を洗ってもらい、拭いてもらいました。

さっそく足裏反射区療法開始!
「いたーーーい!!!!(大絶叫><)」
目ン玉が飛び出んばかりの痛さです。
「もっとやさしくしてもらえますかぁ?」と懇願しながら
施術を受けることに。
棒でも使ってるのかと思われるほどの痛さにチラッと足の方を見やると
そのような道具を使っている気配はありません。
やはり指だけを使っているのでしょうか?
とにかく棒のような一点の先端物でぐりぐりと
押されている気がしたのです。
特に土踏まずが痛かったので、きっと対応する臓器が悪かったのでしょう。

かかとの外側はとっても気持ちよく、
むしろ「もっと揉んで~」という気分だったのですが。。。
その日の体調によって、痛いところと気持ちよく感じる場所が違うのですね。

クリームをつけながら、
足の裏全体のツボを、あたかも体調を確かめるように
丹念に刺激していきます。
しかも嬉しいことに、足の裏側だけでなく、
内側・外側・足の甲、指先まで、足のありとあらゆる部分を
余すところなく丹念に刺激してくれるのです。
特に足の甲は普段なかなか触ることの無いスジまで
縦横無尽になぞって伸ばしてくれます。
さらにはふくらはぎ・すね横・ひざまで丁寧に揉みあげてくれます。
この徹底的な揉みっぷりには感服いたします。

一通りマッサージが終わったら
熱い蒸しタオルを何枚も使って、贅沢に足を包んでくれます。
蒸したままの状態でしばらく休憩。。。


しばらく極上の気分でうとうとしていると
最後にスタッフの方がコップ1杯の白湯と
足裏で張っていた部分を教えてくれるチェックシートを
渡してくれます。

私の場合は
「頚部(首)」「肩」「胃」「十二指腸」「腰椎」
が危険信号だそうです!

確かに最近肩が凝ってはいたし、
食生活も荒れていたかも。。。
おそるべし、足裏反射区図表。

施術が終わったら、あんなに痛かったけれども(痛かっただけあって?)、
足裏がすっきり爽快、軽やかになったのを実感!
「痛キモチイ」烏来の台湾式足部反射区健康法、やみつきになりそうです。

http://www.wulai.co.jp/

投稿者 asidru : 14:57 | コメント (0)

癒しのあるネイルサロン 神谷町「La mano」

ネイルサロンというと、ネイルアートや、ネイルカラーを塗ってくれるサロンというイメージであるが、最近では癒しをテーマに、かなり本格的なハンド、フットケアが受けられるサロンが出てきているとのこと。
神谷町La manoではネイルサロンの中でも珍しくフットのコースまで受けられるとの噂を聞きつけ、早速取材に行ってきました。

地下鉄日比谷線神谷町4B出口を出て徒歩3分。


ネイルサロン「La mano」は美容室DECORさんの中に併設されている隠れ家的サロンです。
一歩サロンの中に入ると、柔らかく暖かい印象の間接照明がほんわりとした空気を作り出しています…


ソファや壁の質感も全て高級でありながらとてもフレンドリー。自然と「ほっ」と一息ついてしまいます…。

スタッフは、ネイルサロン初体験のため、まずはハンド、フットのベーシックなケアをお願いしました。

ハンドケア、開始
La manoさんではマニソロジー、ぺディソロジーという独特のケアをしていらっしゃいます。


まずは爪の形成。ファイルと呼ばれるヤスリのようなもので、爪の形を整えていきます。

次は甘皮ケア。初めにフィンガーバスと呼ばれる温かいお湯に指を浸します。フィンガーバスには、海藻エキス・パパイヤエキスなどが含まれえも言われぬ心地よい香りが気持ちよい~


スタッフ「手が気持ちよがってます~」

このフィンガーバスに5-10分ほど指を浸すことによって、爪の汚れを取り、甘皮を柔らかくしてケアをしやすくするそうです。よく、お風呂の後に爪の手入れをするとよいといわれますが、それと同じ原理なのですね。

続いて、甘皮を柔らかくするリムーバーを爪の付け根に塗り、スティックでふやけた甘皮を削って取り除いていきます。
爪の付け根は爪が形成される大事な部分ですが、ここの余分な甘皮を取り除くことにより、爪が生まれるモトの部分に栄養がいきわたりやすくなるそうです。

特別な器具を使って甘皮を切り取っていきます…ドキドキしますが、確かな技術を持つネイリストさんなので安心できます。


最後はハンドマッサージです。マッサージのまえにまずアルコールをつけたコットンで残った甘皮や爪の汚れを拭き取ります。

その後、よい香りのスキンローションを改めて手にすりこみマッサージしていきます。毎日の生活の中で疲れていた手が生き返るような感覚があります


その他ゴマージュ(マンゴピールを使ったスクラブケア)やトリートメント(グレープシードオイルを使った保湿ケア)などスペシャルケアが用意されているので、体調や好みに合わせてチョイスしたいですね☆

爪にキューティクルオイルを塗りこんでケアします。爪に栄養を与えることで、爪を丈夫にします。

爪のためには、 家庭でもこまめにオイルを塗ることがオススメとのこと(キューティクルオイルを初めプロが使っているネイル用品はサロンにて購入できます)

ケアを受けてつるつるに仕上がったスタッフの手。
心も体もリラックス、爪もぴかぴか、心より満足してしまいました☆


続いてフットケア
続いてはフットケアです・・・


バラの花を贅沢にたっぷり入れたフットバスに足を浸します。
立ち込める優雅なバラの香りに、天にも昇る気分!
しかもこのフットバスには、ジャスミンティーも入っているそう!
芳しいティーと、ローズのエキスが、足の皮膚を柔らかくほぐしてくれます。
たまにはこんな風に優雅な時間を過ごすのもよいね…。

その後、いい具合にふやけた足にスキンローションを塗り、足裏マッサージ。足全体がトロピカルなクリームに包まれ、程よい刺激と爽快感で気持ちいい~!


ネイリストさん、インタビュー
施術していただいたネイリスト・杉岡さんにお話を伺いました。


お客さんはどのような方が多いのですか?
「20代後半から30代の女性が一番多いですが、幅広くいらっしゃいますよ。男性の方もいらっしゃいます。ご夫婦でいらっしゃったりすることも多いですね。」

ネイルサロンというと、ネイルアートやスカルプチュア(人工爪)というイメージが強いのですが…
「スカルプチュアだけではなく、ケア中心のお客様も結構いらっしゃいますよ」

混みあう時間帯などはありますか?
「オフィス街ですので、お昼過ぎや、アフターファイブは多くの方がいらっしゃいます。フリーチケットの方が多いです。土曜日も、このあたりに住まわれている方が訪れてくださいます」

※フリーチケットとは?
なんとLa manoでは1カ月に何回でも施術(ハンド→カラー、フット→マッサージ)が受けられるお得なフリーチケット制度があるそう。リピーターには嬉しいですね。

ネイリストの杉岡さんはもともとネイルが大好きだったためこの世界に飛び込んだという。「接客業ですので、それぞれのお客様との出会いを大事にしています。これからは、やはり季節柄足を出すことが多いですので、フットのコースが特にオススメです」とのことです。

 スタッフ感想 ネイルサロンで見つけた、新しいリラックスの形。
ネイルサロンというと、「ネイルカラーを塗ってくれる」、「爪を磨いてくれる」というイメージを持っていたのですが、神谷町La manoさんには「リラックスすることでハンドとフットの美しさを得る」ということを教えていただいた気がします。

爪に栄養を与えてあげて、すてきな香りのするクリームでハンドやフットの疲れを取り除いて、心と体をリラックスさせてあげることで、美しい爪がなりたつのではないかと感じました。最近「爪が痛んできたのでは、、、」とちょうど感じていたところなので、きっと私の爪も喜んでいることと思います。

また定期的に通いたくなってしまうようなお店です。

取材協力:
マニ・ペディソロジー La Mano
東京都港区虎ノ門4-1-6 第二大石ビル4F 美容室DECOR内
TEL 03-3433-6140
定休日:日曜日
営業時間:11:00-20:00
URL: http://www.felicia.ne.jp/kami-main.html

投稿者 asidru : 14:52 | コメント (0)

NK Salon 本格的なタイ古式マッサージが受けられる手作りサロン

「東武動物公園」から徒歩数分のところに、
「女性専用」、「お子様連れもOK」
というユニークなタイ古式マッサージサロンが
オープンしたとのこと!
その情報を聞きつけたスタッフが
早速取材に行って参りました!

東武動物公園駅(西口)から、
東武動物公園へ向かって徒歩約15分。
(電車でお越しの方には嬉しい送迎サービスがあるそうです!)

お天気がよい日だったので、
途中にある公園 「新しい村」の美しい自然を楽しみながら、
歩いて向かいました♪


早速タイ古式マッサージ初・体・験
まずは足湯(フットバス)で足を温め、清めます。
足を充分温めることで、マッサージへの準備になります。
その後、タイ風の合掌をして、マッサージを開始します。

その際、好みのエッセンシャルオイルを選べます!その日の気分や、目的別に、好きな香りを選ぶと、それをアロマポッドでたいてくれるので、部屋中に癒しのアロマの香りが広がります…。


「キューキュー・・ザザー・・・」
ここは南国かプーケットのリゾートか。。。
波の音とイルカの泣き声のスロ~な音とアロマポッドとキャンドルから漂ってくるアロマの香りによってまるで異国のバケーションに来たような錯覚に・・・。
ふっくらとしたシーツも気持ちいい。
部屋はほどよく日当たりのよい部屋が、 ブラインドによって青みがかかっていて、どことなく南国ムード。
そんな空間に横たわって、施術を開始。


足からほぐすように、ゆっくりとマッサージしていきます。

菊地さんの手が触れた瞬間、手の厚みと、手の熱が心地よく伝わってきました。
どこかほっとするような安心感があります。。。


タイ古式マッサージの特色は、足に重点を置いたトリートメントにあるそうです。
一般的に、タイ古式マッサージ(ヌアボーラン)は、片足30分、片足30分、そして背中~肩に30分という割合で行うことが多いとのこと。
他の術式と比べても、足への比重が非常に高いことがわかります。
足をゆっくり刺激し続けると、上半身も徐々に温かくなってくるような感覚を覚えます。

次はうつぶせになり、背中のマッサージをしていただきます。

「2人ヨガ」とも言われるタイ古式マッサージならではの特殊な体位がいっぱい!今まで伸ばしたことのないような部分を痛気持ちよ~く伸ばしてくれます。

体をひねったり、ブリッジしたり、アクロバティックな体位なのですが、見た目より全然苦しくなく、自然にストレッチされる感じです。

あまりにも気持ちよすぎるので、思わず寝入ってしまいそうに。


右の写真は、天然ハーブボール・サムンプライ。8種類のハーブがはいったサムンプライを蒸し器で暖め、全身を暖めてほぐしてくれます。ちょっぴりスパイシーなタイハーブの独特の香りが精神をリラックスさせてくれ、ほどよい熱さのサムンプライで圧迫されると、それだけでそこがマッサージされているかのように、ほぐれていくのを感じます。


「は~、たまにはこんな休暇もいいよね。」
とつぶやく当社スタッフ。
仕事を忘れて、すっかりふやけてしまいました。

マッサージの後には、ハーブティーとケーキのサービスがあります!!
ハーブティーはお好みに合わせて選べます。
細かい心遣いが嬉しいですね!

いつもお仕事や家事で疲れている方には、この癒し空間はたまらないでしょう。










マッサージビジネス経営者インタビュー!

☆それでは今日はいろいろうかがいたいと思います。
マッサージサロンとして開業を決意されたきっかけや、理由などを教えていただきたいのですが。。。

★何か自宅でできる仕事はないかな?と考えていたところに、娘がタイ古式マッサージのスクールの話を持ってきたんです。

そこで、スクールに電話をして詳しく説明を聞き、私も興味がわいてきたので、息子夫婦に相談したところ二つ返事で「生きがいを見つけることはよいことだ。頑張れ」と言ってくれてポンっとお金を出してくれました。それでスクールに通うことになったんです。


☆いい話ですね…(スタッフ感激)
マッサージといっても色々な種類があると思うのですが、 なぜタイ古式マッサージというジャンルを選ばれたのですか?

★私もマッサージの種類には全然詳しくなかったんですよ。
この年になって一度も受けたこともないし、子供たちに肩をもんでもらったり、マッサージチェアなどの機械でマッサージはしていたのですが、マッサージにもいろいろあるというのは知らなかったんですね。

タイ古式を知ったきっかけは、娘が軽井沢に行ってタイ古式マッサージを受けて、「こういうのがあるよ~」と紹介してくれたんです。

ー娘さんはご家族で訪れた軽井沢でタイ古式マッサージを受け、そのユニークな術式のとりこになってしまったそうだ。
しかし、そのタイ古式マッサージのサロンが“お子様お断り”だったため、娘さんが施術を受けているあいだ、旦那さんとお子さんは車で待機、次に、旦那さんの番になったら、娘さんがお子さんと車で待つ・・・という形だったそう。

その時、「子供がいるお母さんは、なかなか一人だったら子供をつれてマッサージにこれないんだろうなぁ~」と実感した。そこから、「女性専用・お子様連れOK」という主婦層を対象としてマッサージサロンのアイディアがひらめいたそうだ。

☆なるほど…娘さんのアイディアと息子さんの協力があって、NK salonさんが出来てきたんですね…!タイ古式というほかにも、NK salonさんの特徴として「女性専用」というのがあると思うんですが…なぜ女性専用のサロンとしているのですか?

★はじめは普通の男女共用のサロンを考えていたんです。
そのときに風俗と間違えられていっぱいいやらしい電話が沢山かかってきたんですね。
その対策に頭を悩ませていたところ、「うちは主婦を対象としているお店です」 として女性専門にしたらいいんじゃないの?って娘が提案してくれて。 自分の安全対策もかねて女性専門ということにいたしました。マッサージですと、女同士のほうがやりやすい、ってこともあります。
お客様も安心していただけるようですし…。お客様のご紹介で、「うちの主人も肩こっているのでやってくれる?」ということであれば、男性の方も喜んでやらせてもらいますけれど・・・基本的には女性限定のサロンということで、やっています。


☆どういったお客様がよく来られますか?

★やはり30代のお母さんなどが多いですが…でも幅広くいらっしゃいますね。地域は、結構遠方から来られる方もいらっしゃいますよ。インターネットで見たり、チラシを見て来られる方が多いです。
チラシは自分たちで配って、ポスティングや新聞折込などで広告しています。

あとは、インターネットですね。HPは娘が作ってくれています。
日本ヌアボーランスクールのHPにも掲載されているんですよ。


☆スクールに通われてみていかがでしたか?

★毎日通ったというわけではないんですね。 ほんとは毎日行けばもっと早く終わったのですけど、この年になると通うのが大変でしてね。少し卒業まで時間がかかってしまいました。 途中色々と挫けそうにもなりまして(苦笑)。

☆それはどういったものだったのですか?

★自分がマッサージの練習をしようと思って娘の体を借りようと思うと、孫がママがいじめられてると勘違いをし、止めに入ってきて、マッサージの練習をさせてもらえないんですよ。 それの繰り返しで、練習が全然できなかったんです。

それから、主人はマッサージされるのがあまり好きではないんです。 あまりこっていないと言うんです。


だから全然練習ができなかったもので、 だんだん学校に行くのが不安になっちゃったんです。

みなさんお家で、ご家族にマッサージをして練習しているみたいだったんですけど、 私は全然練習できなかったので、 みんなより遅れを取るんじゃないかと思ったりして心配になってしまって。


それが学校のスタッフの方たちがいい方ばっかりだったので、それを察してくれて、いろいろ協力したり、うまくサポートしてくれたんですね。
私はちょっと検定試験の自信がなかったりしたのですが、やっぱりスタッフの方たちが「菊地さんいいよ、心配しなくって」と励ましてくれて、そのおかげもあって無事認定証を頂くことが出来ました。

☆なるほど・・・!ところで、NK Salonという名前の由来も教えてください!


★私の名前なんです。(菊地 信子 Kikuchi Nobukoさんです!)
初めは家族で話して決めて、それからスクールで字画を調べてもらったんですよ。

☆そうなんですか!サロンの名前の字画にも気配りしていらっしゃるんですね。
同じスクールに通われていた方はやはり独立開業を目指されている方が多かったのですか?
趣味で通う~みたいな方もいらっしゃったのでしょうか?

★そうですね。やっぱり、開業を目指している方が多いです。
すでにマッサージサロンで働かれている方ですとか、 今すぐ開業というのではなくてもなんとなく「いつかはお店を持ちたいな」と思っている方が多くて、それまでは技術を忘れない程度にサロンなどでアルバイトをしたり、という方が多かったですね。

趣味だけで受けている方はほとんどいらっしゃらなかったのではないでしょうか?

年齢層は、若い方が多く、 20代とか30代の方がすごく多かったですね。
年配はあたしだけだったんですよ。

☆菊地さんは個人事業主として開業されたのですか?

★そうですね。開業したのは学校では多分一番早かったのではないかな(笑顔)

☆(スタッフ感嘆!) すごい行動力ですね!!


★もうねー。早くやっておいて技術を常に磨いておきたかったんです。

☆以前も個人事業をやられていたことがあるのですか?

★業種は全然違うのですが、以前は居酒屋を経営していました。

☆なるほど!だから開業手続きはスムーズにできた、ということなのですね。

★このまま年を取っていくというのがすごく不安だったんです。
何もしないでいたら、何かボケちゃうんじゃないかって思って。

☆ずっとアクティブにやっていきたい、ということでマッサージを選ばれたということなのですね。

この辺(東武動物公園の近辺)では、 タイ古式マッサージはまだあまり数がないと思うのですが、
体験されたお客さんはどのようにおっしゃっていきますか?

★もう~「過激ですよね」という印象で。(一同笑)

☆でもタイ古式マッサージは、過激な格好の割にはそんなに痛くないですよね。 むしろ体がじっくりほぐれてすっきりしますよね。

★そうですね。私自身も施術を受けたりしますが、やっぱり楽になりますよね。 最初は「なんだろこれ。ほんとにすごいなぁ。骨が折れちゃうんじゃないかなぁ。」 って思いましたけどね。 でも実際経験したら、やっぱりあとがすっきりしてね、2~3日気持ちいいですね。

☆マッサージの後のティーサービスに感激したのですが…ハーブティーは何が人気ですか?

★全てオススメですが…カリビアンとチョコレートが特に人気ありますね。
すべて自分たちで香りを確認して、気に入ったものを厳選して選んだんですよ。

☆こだわっているんですね!

NK salon嬉しいサービス
嬉しいケーキ&ティーサービスのほかにも、NK Salonさんでは、お客さんのために
色々なサービスを用意しています。

その1つが、「スタンプカード」。
3000円ごとにスタンプをひとつ押してくれて、 30ポイントたまると、なんとマッサージが1時間無料になるという。

「お友達紹介カード」
このカードをお友達に紹介することで、
ご紹介者、紹介を受けてご来店された方が1000円割引で施術を受けられます。

その他、お得な回数券や「会員価格」などもございます。(HP参照)
クリスマスやバレンタインの際にはキャンペーンも繰りひろげるそうなので、HPをこまめにチェックしてみてくださいね!

Birthday割引
お誕生日月は全コース1000円引き! 身分証明書をご持参下さい。その他多彩な割引メニューはHPをご覧ください。 もちろん、マッサージビジネス独立開業サイトでもお知らせしていきます!

「キッズルーム」
お子様連れでも安心して施術を受けられます。(写真はキッズルームです。)

取材後記
マッサージの快感からくる「触覚」
南国を意識したリニューアルで、「視覚」
ヒーリング・ミュージックで「聴覚」
アロマオイルの香りで「嗅覚」
さらには、ケーキ&ハーブティで「味覚」

NK salonさんでは、人間の持つ五感全てが満たされてしまうわけです。
さりげないようで、実は、考え抜かれたサービス。
ぜひ多くの人に体験してもらいたいです。


癒されたい女性のみなさん、是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
スタッフの方の温かい心遣いにも癒されますよ!

東武動物公園のすぐそばですので、ご家族でレクリエーションをした後に、ゆっくりタイ古式マッサージでリラックスというのもオススメです。
子供さんづれでも安心して訪れられるNK salonぜひ訪れてみてください☆☆☆


取材協力: タイ古式マッサージ NK Salon
TTMA 日本トラディショナルタイマッサージ協会公認
〒345-0824
埼玉県南埼玉郡宮代町山崎208-7
予約専用TEL 0480-34-4071
ホームページアドレス http://www2.tbb.t-com.ne.jp/tai-nksalon/
営業時間 AM10:00-PM8:00
女性限定 完全予約制 着替え有 送迎有
キッズルームをご利用のお客様は予約の際に申し込み

★メニュー★
☆マッサージ
タイ風マッサージ 60分 6300円~
☆フットケア
タイ式リフレクソロジー<足ツボマッサージ> 60分 6300円(ツボを刺激し、血行をよくします)
フットピーリング<角質とり>   60分 6300円(足裏の固くなった皮膚をキレイさっぱりと取り除きます)
☆フェイシャル   60分 7350円(深海の泥を使ってパックします)

投稿者 asidru : 14:51 | コメント (0)

求人募集要項

有料ですが良心的価格で掲載依頼を受け付けておりますので
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    ただし、ご応募はマッサージ・リラクゼーションビジネス関連職種に限ります。

 料金に含まれるサービス:
    (1)トップページへの貴店バナー作成および設置
    (2)貴店求人募集詳細データページの作成および掲載
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 掲載料金(30日間):
(1)1ヶ月  9,000円
(2)2ヶ月 15,000円(7500/月)
(3)3ヶ月 18,000円(6000/月)
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★求人広告募集掲載期間
広告掲載期間は、掲載開始後1ヶ月(30日)とします。
掲載期間終了後は自動的に更新となりませんのでご安心下さい。
こちらより引き続き継続されるかどうかのご案内をお送りいたします。

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お申し込み下さい。
別途、お振込先等のご案内をお送りいたします。
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求人広告必要事項記入フォーム
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■店名:リフレクソロジーサロンアジアン
■募集職種:セラピスト(リフレクソロジー&フットケア)
■仕事内容:マッサージ等お店の業務全般。
施術方法は実際に技術指導をいたします。
■雇用形態:(社員、アルバイト、パート)
■給与:月給16万円~(社員)
時給1000円~ (アルバイト)
■勤務地:渋谷区公園通り 渋谷駅徒歩7分
■勤務曜日・時間:10:30~0:00 社/シフト交代制,月4~5日休
※アルバイトは週3日・1日6h~応相談
■資格:18~50歳位迄、リフレクソロジー・整体等資格をお持ちの方。
 将来独立したい方
■採用予定人数:2名
■勤務期間:1年以上
■待遇:交通費全額支給、研修3ヶ月、昇給賞与
■事業内容:リクレクソロジールーム
■お店のHP:http://relax.asiandrug.jp/msg/
■写真掲載:5点まで掲載可。写真の説明文を入れることができます。
(jpgかgifのものを添付ファイルで送ってください。)
■応募方法:お電話でご連絡の上、履歴書を持参下さい。
電話受付時間10:30-20:00
■住所:〒111-1111 東京都渋谷区渋谷1-2-3
■連絡先、担当者名:03-3333-1111 担当 伊藤
■相互リンクを設置して、掲載期間5日間無料延長サービスに応募しますか?
 また応募する場合は、確認のため当サイトのリンクを貼ったURLを教えてください。
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投稿者 asidru : 14:45 | コメント (0)

有限会社と株式会社は、運営上どう違うの?

皆様は有限会社か株式会社のどちらかで会社の設立をお考えでしょう。合名会社、合資会社の方は少ないかと思いますので、有限会社と株式会社の二種類の会社の違いについて説明します。

 最低資本金について
 まず、有限会社が最低資本金300万円、株式会社が1000万円必要です。実務としてはこの資本金に相当する金額を銀行に登記の間中預け「保管証明証」の発行をうることによって証明します。
 また、平成15年2月より確認会社(1円会社)というしくみができ、有限会社・株式会社ともこの最低資本金に達さなくても会社が設立できるようになりました。例えば10万円の確認有限会社とか、同じく10万円の確認株式会社とかができるようになりました。この方法では有限会社と株式会社の資本金は関係ないように思えますが、300万円以上になった時の扱いが異なります。こちらはあくまで「特例」扱いなので、有限会社は300万円未満で、株式会社は1000万円未満の資本金に設定する必要があります。そこで300万円の株式会社はつくれますが、300万円の有限会社はつくれないのです。
         確認会社についてはこちらへ

役員について
 登記面では、有限会社は取締役が一人でできますが、株式会社は取締役が最低3名、監査役が最低1名の合計4人必要です。また、株式会社は最初の決算の後とその後は取締役は2年、監査役は4年に一度の役員変更登記が必要です。
 手間がかからないという点では、一人の取締役だけでよく、しかも設立後もなんら登記の必要がない有限会社がいいようですね。

 税金について
 法人に関する税金は資本金1000万以下なら、有限会社でも株式会社でも税額に差異はありません。資本金で区分されているからです。ただ、消費税だけはあります。株式会社の場合、当初2年間は消費税の免税事業者にはなれません。有限会社なら2年間は免税になりますね。これは有限会社のメリットですよね。

 株式会社のメリットについて
 上記をまとめていくと、有限会社の方が簡単に設立でき運営面でも手間がかからないという面ではメリットがあるようですね。ここでは株式会社のメリットについてふれておきましょう。やはり株式会社の大きなメリットは営業面といえるでしょう。有限会社はどうしても株式会社に比べたら「小さな会社」のイメージがあります。有限会社を作られる方は、会社名よりも技術を、デザイナーやライター、ソフトウエア技術者や店舗の経営の方が多いようです。反面、株式会社にされる方は、名刺や広告などで広く営業する場合に、信頼感が大きくて有利です。もちろん有限会社でも広く営業されている方はたくさんいらっしゃいますよね。ここに書いたことはあくまでも現在の見方の一つです。

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投稿者 asidru : 14:40 | コメント (0)

年収がいくら以上なら会社を作った方が得か?

 個人事業で年収がいくら以上なら会社を作った方が得でしょうか。

 この質問に関しては具体的な数字があります。まず第一段階の話として、個人の所得税と法人税の税率を単純に比較すれば、年収900万円がひとつの分岐点になります。つまり個人の税率(所得税プラス地方税)が、年収が上がるごとに累進で高くなっていて、ある時点で法人税率を超えることになります。それが900万円です。

 ただ個人事業を始めてすぐにそんなに収入を出している方は少ないかもしれません。経費を少ない抑えようとするだけでなく、収入も低くして所得税、地方税、社会保険費を抑えようとするのが普通の考えでしょう。 実際は会社を設立して低い収入でやっている方がほどんどでしょう。900万円というのはあくまで法人税率と個人税率の比較です。

 もっといえば、この900万という数字は、あくまで法人税を払う場合です。実質が個人営業と変わらないような会社なら、法人税は高いので払わないことにして、会社はとんとんか少し赤字にして、その分を全て役員の方の役員報酬に回しているのです。つまり「個人税対個人税」の税額同志がほんとうの比較になります。これが次の段階の話です。

 すると、法人の役員報酬には給与所得控除がありますから、かなり税金は違ってきます。ここでその他の条件は考えずに税金を比較してみましょう。

「個人事業主にかかる税額と法人役員報酬にかかる
税額の比較(地方税プラス国税)」 
年収 個人事業主税額 法人役員報酬税額
900万円 169万1000円 105万円
600万円 100万4000円 58万8140円
300万円 41万円 28万8千円
200万円 30万円 18万3千円

 どうですか?結構違っていますね。上の表の「個人事業主」は個人事業にかかる各種控除を無視しています。たとえば55万円の青色申告控除を使うと、8万3千円くらいは個人に有利になりますが、それでも結構、低い年収でも役員報酬にしたらメリットが出るようですね。かなり年収の低い状態でも法人が得になるということですよ。

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投稿者 asidru : 14:39 | コメント (0)

法人成りをするメリットとデメリットは何か?

 メリットは大きく7つあります

 第1に、一般的に、法人のほうが対外信用力が高まります。つまり新規取引時のネームバリューもそうですし、借利入れの時の点数も個人よりはアップします。借り入れの時のメリットですね。これは大きいですね。個人でお金借りるのはやはり大変ですね。

 第2に、個人と法人は税率構造が違うので、収入によっては、税務上有利な設定が可能です。

 第3に法人には「給与所得控除」があります。事業主であると同時に、サラリーマンと同様の経費控除が受けられます。現在個人事業主の方は55万円の青色申告控除を受けていると思いますが、この控除よりはるかに大きき控除が法人なりでは得られます。この控除があまりにも大きいので、なるたけ税金を取りたい政府は、いつも税制改革論議で、この控除を縮小しようとしているのです。でも多数派のサラリーマンを敵に回すので、なかなか進まないようです。法人化したら、恩恵にあずかれますよ。
 また、会社になっても、現在個人事業で経費にしている部分は同じように経費にできます。さらに、プラスしてこの「給与所得控除」が受けられるようになるのです。小さくした所得をさらに小さくできるのです。日本の累進税率を考えたら、いかにその意味が大きいかおわかりでしょう。結構なメリットですよね。

 第4に、所得を分散できます。家族に報酬を分けたりすることが容易です。

 第5に、青色欠損金を5年間控除できます。個人は3年間です。青色欠損金は、赤字が出てもその赤字を翌期に繰り越せるということで、スタートアップの会社にはとても有利な制度です。

 どちらも、個人と同様の制度が、法人ではもっと有利になってるわけですね。さらにあらにメリットがあります。

 第6に、減価償却費の計上が任意でできます。減価償却費は、30万円以上の資産を買った場合、多年度に分けて経費として計上する制度で、法人は計上しないこともできます。つまり黒字を出したくても赤字が出そうなら、計上しない手があります。個人は強制ですから、選択はできません。
 黒字にしたら税金がかかるのに、わざわざ黒字決算にするということは、資金をどこかから借入れる場合とかが多いようですね。

 第7に、役員でも退職金が支給できます。一般に退職金の税率は優遇されています。
 たとえば会社を作って10年したら、退職金から400万円を控除できて、税金のかかる計算のもととなる金額も半分になります。日本の税制は、特に退職金を優遇しているのですよ。例えば、さらにもうひとつ会社を作って、1つ目の会社を妻に任せて、自分は新会社で仕事をしても退職になるのです。


デメリットは大きく6つあります
 
 第1に設立に費用、手間がかかります。

 第2に会社の維持に、地方税として最低年間7万円かかります。個人事業ではかかりません。

 第3に維持、運営に個人よりも手間、手続が増えます。たとえば記帳は複式簿記できっちりとする必要があります。複式簿記までしていれば、あと少しの努力だと思います。決算報告書などは会計ソフトでできます。

 第4に株式会社なら2年ごとの取締役変更、4年ごとに監査役変更が必要です。また会社の重要な決定事項は、商法に基づいて株主総会や取締役会を開く必要があります。有限会社ならその必要はないです。

 第5に確認会社(1円会社)は5年以内に最低資本金にするために増資をする必要があります。つまり会社設立時にはいくらの資本金でも(1円でも)会社は設立できるのですが、有限会社は300万円、株式会社は1000万円に増資する必要がありますね。

 第6に交際費の経費算入に限度枠があります。法人の場合は資本金5000万以下なら年400万円までで、その9割が交際費に認められます。個人なら限度枠がありませんが、事業のための交際費か個人的な飲み食いかをかっちりと区別する必要があります。交際費の多い個人事業の方は、400万円の枠なんか簡単に突破するということで、わざと法人化しない人もいますね。

  このように法人なり(会社設立)の大きなメリットとデメリットをあげてみました。
 利益がでてくれば会社の形態を選択したほうがメリットが大きいと私どもは思っています。デメリットも私ども行政書士や税理士がカバーできる範囲も多いです。私どものお客様は皆様はある程度になるまでは、売り上げを上げることに専念する方が多いようです。

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投稿者 asidru : 14:37 | コメント (0)

バリで学んだこと

バリニーズを学ぶというのは単に技術や知識を人に
教わることではないのです。

バリで私が学んでいた10年前は、何もかもが手探り状態で、
いつも辞書を持ち歩き、慣れない文化に衝撃を受け、
途方に暮れて泣き出したくなる日もありました。
でも今思えば、何よりもその経験こそが
私のボディーワークの基盤になっていると感じます。
(余談ですが「lengkap( 完全)」と書いてある辞書ほど
不完全であることが多いのです・・!)

バリでの数多くの学びの中に、グラウディングがあります。
グラウディングとは大地にしっかり足をつけるということ。
バリの人々は現在の自分と過去を一本の線でつなぐ先祖を敬い、
その先祖の系譜から発展した家族を大切にし、
家族と関わる地域の共同体と強力な絆を作ることで
自分の存在をしっかり認識しています。
だから迷うことがないんですね。「自分探し」をする必要がないのです。
それで周りの人に労わりの目を向けられる。
きっと昔の日本もそうだったと思うのです。
でもいまは核家族化と個人主義が急速に広がったせいか
グラウディングできてない人が多いように感じます。
自分のルーツや居場所が曖昧な状態で周りの人に
目を向ける余裕なんて生まれてくるわけがないですよね。

施術をする立場の人は、まず自分がしっかり
グラウディングできてないといけないと思います。
それを認識してから技術を習得していくと、
その動きには深みが出てきます。

私はバリニーズは歌やダンスと同じだと思っています。
音程を外さずに歌うことや型通りに踊ることは確かに上手だと思うけれど
それで心が揺さぶられることはあまりないんですよね。

一人一人に個性があるように、
ボディーワークにも個性があります。
それに、施術者と受ける者の双方の個性が混ざり合うことで、
その都度違った動きになってきます。
ボディーワークは施術者が受ける人に対して
一方的に与えるものではなく、
受ける人とコラボレートすることのような気がします。

そのためにも、お互いの呼吸のリズムを合わせながら
相手のエネルギーに触れていきます。
呼吸は普段あまり意識しないかもしれませんが、
動揺したり、恐怖を感じたり、また怒っているときは、
呼吸の乱れを感じることがあると思います。
ゆっくり息を吸って少し息を止めてから吐く呼吸法は
心を静かにしてアルファー波を優勢にします。

アルファー波を高めると身体に余分な力が入らずに、
何事にも集中できます。
この状態ではリラックスしながら施術に集中できるので、
アルファー波を増やすことは施術者にとっても非常に重要なことです。
その状態は手を通じて受ける人にも伝わり、深いリラックスに導けます。
そして素晴らしいコラボレーションが完成するわけですね!
こういう状態をバリでは「タクスーが入った」
なんていう言い方をしますが
これは「神が降りてきた」という意味になります。

私が実践しているのはこの呼吸法とヨーガ、そして書道。
セラピストとして何の役に立つの?と思われるかもしれませんが
静かな心を保つため、しっかりグラウディングするため、
また、しなやかな動きのために大いに役立ちます。
そして、ボディーワークはリズム感が大切なので
バリ舞踊やガムランを鑑賞すること。

あなたらしいボディーワークを創り上げるために、
ぜひ今日から少しずつ取り入れてみてください!


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ナビゲータへの質問・感想・ご意見は・・・「バリエステについて」BBS

投稿者 asidru : 14:34 | コメント (0)

バリエステ・ナビゲーター 冬月千晶プロフィール

冬月千晶
バリニーズエステ&スクール☆トゥンジュン☆セラピスト

バリ式のこだわり、バリの魅力から
実際にバリニーズエステを開業しているセラピストとしての
体験談などを連載して行きます。

また、「開業経営相談所」のマッサージジャンル別トーク「バリエステについて」の管理人も担当。
専門家である冬月千晶さんに、
バリエステについて質問することも可能です。

1995年よりバリのヒーラー、バリアンに師事してボディーワークを学ぶ。
その後5年に渡り、バリと日本を行き来しながらボディーワーク以外にも
バリやインドネシアの文化を学び、2001年にトゥンジュンをオープンした。
現在もバリ/インドネシアへ訪問し、ボディーワーク、
またボディーワークにつながる様々な文化への探求を続けている。

その他の資格
日本アロマコーディネーター協会認定アロマコーディネーター
日本リフレクソロジー協会認定リフレクソロジスト


バリニーズエステ&スクール☆トゥンジュン☆

http://tunjung.web.infoseek.co.jp/
〒586-0081
大阪府河内長野市緑ヶ丘北町20-14
TEL/FAX 0721-56-2300
営業時間:10:00~20:00
(定休日HPトップページのカレンダーでご確認ください)
女性専用/完全予約制
南海千代田駅/河内長野駅までの送迎有
駐車場有
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バリニーズエステ☆トゥンジュン☆

バリニーズリラクゼーション☆トゥンジュン☆を訪れてみませんか?

言葉を失うほど心地良い時間を過ごしたことがありますか?
人々を惹きつけてやまない聖なる地から何世紀にも渡って受け継がれてきた
癒しのバリニーズをぜひお試しください。
その贅沢な体験はあなたの時間を素敵なものにいたします。
言葉を忘れるほど心地良いトリートメントの数々・・・。
しかし、その体験を忘れることはないでしょう。

トゥンジュンではバリのスピリットにこだわったメニューをたくさんご用意しています。

ナチュラルなバリニーズエステで母なる大地が育んだ大自然の恵みをご堪能下さい。

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バリニーズエステスクール☆トゥンジュン☆

トゥンジュンのバリニーズエステスクールはバリのホスピタリティーを受け継ぐべく
セラピストに本当に必要な内面を磨くことに重点を置いています。
技術はマンツーマンでひとりひとりの体型に合った動きを提案いたします。
画一的ではないあなただけのバリニーズが誕生します。

ガムランの調べにも似たリズム、
陰陽のストローク、
呼吸のリズムが生み出すシンクロニシティー。

身体、心、魂そして宇宙・・・すべてが繋がった時、
癒しの扉は開かれます。
手は癒しのためにあります。
指先で触れることで癒しの力は生まれます。

五感。
それは実際に感じるものだけを指すのではありません。
魂で感じ取るイメージの五感。
癒しは創造という名の門を通って入ってくるのです。

目を閉じてトリートメントしてみましょう。
何が視えてきますか?
何が聴こえてきますか?
あなたが触れているものは何ですか?
そしてあなたは何処にいますか?

すべてはここから始まります。

『あなたが学んだことをすべて忘れよ。
もう一度子どもになるのだ。
そうすればその知を悟ることはたやすい。』
―ラーマ・クリシュナ

投稿者 asidru : 14:24 | コメント (0)

様々なバリニーズ

ここ2~3年で一気にブームとなったバリニーズエステ。
私が日本でバリニーズを始めた5年前はまだまだ認知度が低く、
クリームバスなんてミルク風呂のことだと勘違いする人も多かったんですよ。

インドネシアは階級社会。
階級によって着る服が違えば食べるものも違う。
当然、行く場所、お店も階級によって違ってくる。
さらにバリを含む観光地では階級だけではなく
観光客だけが利用する施設やお店が立ち並び、
それらの施設はいちばん高級で庶民の生活とはおよそかけ離れた雰囲気。
私たち旅行者はどの階級の施設でも自由に出入りできる存在。

ビーチのマッサージから高級スパまで、そのどれもに特色があるバリニーズ。
バリニーズエステやスパといえば東屋でのオイルトリートメントや
優雅なフラワーバスをイメージする方が多いはず。
このタイプのスパはホテル内にある場合が多いので
観光客専用で施術の内容はトラディショナルというよりも
欧米の技術を取り入れたスタイルがほとんど。
トラディショナルなルルールやボレもどことなく逆輸入された雰囲気が漂う。
お値段はそれなりにお高いけれどスタッフも日本語が話せたり、
日本人のスタッフが常在している場合もあり、バリ初心者さんや
スパ初体験の方も安心して優雅な気分に浸れます。
また花びらをふんだんに使用したり、アメニティーのセンスが良いのも特長。

もう少しこじんまりしたサロンは
ジャムウ(インドネシアのハーブ)やココナッツオイルを使って
トラディショナルなバリニーズやルルール、ボレといった
インドネシアならではのメニューをお手頃価格でしてくれます。
3時間で数千円ほど。
ここも観光客用なのでスタッフが日本語を話せる場合が多く安心ですね。
日本のフットケアのようなお店もあります。
こういうお店は男性スタッフが多かったかな。

そしてローカル御用達の「サロン・ク・チャンティカン(美容院)」。
クリームバス(ローカル風の発音では「クリンバット」!何だか強そう!)
やフェイシャルもしてくれますが
雑誌でよく見るようなロケーションとはかけ離れ、
レトロな美容院という雰囲気。
この系統のお店で一度お手洗いを貸してもらったことがありますが、
それはそれはローカルなカマルマンディ(お手洗い)で
水を貯めた水槽には小魚がゆらゆらと泳いでいました・・・。
(用を足した後、その水槽からひしゃくで水を汲み、
手で洗う手動ウォシュレット方式トイレ)
クリームバスやフェイシャルのお値段はローカルの
お客さんにはおそらく数百円で
観光客には少々割高といったところかな?
とろけるようなクリームバスとは全く違い、
「あいたたたた~!」と叫びそうになるほど
指で頭皮(というより頭蓋骨)をグリグリしてくれます。
さすがクリンバット、発音どおり手強いです!
刺激的ではあるけれど手の動きは熟練といった感じで
テキパキと仕上げてくれます。
窓の外から子どもがのぞいていたりして、アジアの街角という感じですね。

それから日本の「治療院」という雰囲気のお店。
ここでは本格的なマッサージが数百円ほどで受けることができます。
こういうお店に入ると一気にローカル色が強くなり、
東屋やフラワーバスなんてものは存在しません!
施術もリラクゼーションではなくマッサージ。
私はこの治療院の施術が大好きでよく通います。
働いている方たちはみなプロフェッショナル!
目が不自由な方なのですが、体調をぴたりと当てられて驚きます。
それもそのはず、彼らはインドネシア政府が運営する
マッサージ学校に3年通い、
理論や技術をきっちり勉強して国家試験に合格している方たちなのです。
私もここに通いたかったのですが、
入学できるのはインドネシア国籍で目が不自由な人だけなんですって。
全寮制ですべての費用はインドネシア政府が負担してくれるそうです。

そして最後に紹介したいのがインドネシア独特の寮術師によるマッサージ。
この寮術師は超自然的な能力を持ち、バリではバリアンと呼ばれています。
バリアンにもいろいろな種類があり、
最近では観光用のバリアンもいるとかいないとか。

ここではブラックマジックにかかったローカルの人が駆け込んできて
魔物を取り除いてもらう光景が日常的に見られます。
料金はお布施という形で支払います。
私はバリでしか味わえない独特の空間を楽しむために
ここでマッサージをしてもらったり
魔物を取り除く現場に参加してみたり(笑)。
バリアンのマッサージはマントラ(呪文)を唱え、
お香を焚くところから始まり、
最後にお花がいっぱい入ったティルタ(聖水)を頂きます。

あ、そして忘れていました!
観光客専用でも数百円でできるマッサージがあります。
それはクタビーチによくいるおばさんのマッサージ!
おばさんのマッサージは各家庭で行われている庶民のマッサージ。

ざっと思いつくだけでも様々な種類があるのですが、
どのタイプにもそれぞれの良さがあります。
どこで受けようが、施術者もゲストも心を持つ人間。
この両者の間で繋がりがもてないと、
どんなに素晴らしい設備でも
どんなに勉強した理論や技術でも、
どんなにバリならではの儀式を見ることができても
心からの感動は生まれません。

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投稿者 asidru : 14:23 | コメント (0)

バリとの出会い

私がバリを初めて訪れたのは、いまから10年ほど前の話。
友達に連れられるままバリがインドネシアにあることさえ知らず(失礼!)、
私はバリ島へと旅立ったのでした。

肌に絡みつくような湿気と甘い香りのするングラ・ライ空港に降り立った瞬間、
私は初めてのバリなのに以前ここに来たことがあるように感じて
懐かしい気持ちになり、安心感に包まれました。
例えるなら母の子宮のような安心感。すべてを包み込む温かさ。

バゲージクレームで3ヵ月後にまたここに「戻る」と手帳に記した私は
すでに聖なる島のマジックにかけられていたのでしょうね。
予定通り3ヵ月後、私はこの島を再び訪れ、
その後も日本とバリを行き来するようになりました。

それではまずはこの聖なる島のご紹介。
それはジャワ島に連なりその東にある小さな島。
面積は5561k㎡と四国の1/3くらいで、17,500以上あるインドネシアの島々の中で
注意して探さないと見落としてしまうような小さな島。

その小さな島の名前は「BALI」。語源はサンスクリット語のワリと言われ、意味は「捧げ物」。
つまり、この小さな島は神へ捧げられた聖なる島であり、
ここで育つ植物やここに住む人々も神へ差し出された捧げ物というわけです。
ですからバリの人々にとって信仰は生活そのもの。
というより人生そのものと言っても過言ではないくらい。
すべての命あるものに神が宿り、
浄と不浄、善と悪という対極にあるものが一つの中に存在すると考えられています。

例えば嘘ばかりつく人がいるとします。
でもこの人にも神が宿り、嘘ばかりつくのも神の一面。
そう考えるとまた違う視点からこの人を捉えることができますね。
空港ですべてを包み込む母の子宮のような温かさを感じたのは
この包容力がこの島に根付いているからかもしれません。
癒しは許すことから始まることをバリが教えてくれました。

バリニーズも相手の中に宿る神に捧げる行為。
セラピストである前にまず人であること。
技術的なことばかり勉強するのではなく自分を磨くこと。
バリのスピリットから本当に大切なものは何かを感じ取ること。
本当のバリニーズは学べば学ぶほど内なる自分が輝きだします。

そして、もっと深くバリを知りたいと思うようになるんです。
私は10年以上バリマジックにかかったままです・・!

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投稿者 asidru : 14:21 | コメント (0)

エッセンシャルオイル使用上の注意

 こんな風に、とても便利で健康にも、生活にも、リラクゼーションにも応用できるアロマテラピーですが、精油を扱うときには必ず注意しなくてはならないことがあります。楽しく安全にアロマテラピーの恩恵を受けるため、この注意は必ず守って下さい。 

・肌に直接塗るときは必ず希釈する
 真性ラベンダー、ティートリー、ペパーミントなどの一部の例外を除き、精油を直接肌に塗るときは必ず希釈して下さい。
 希釈するときは、キャリアオイルを使います。キャリアオイルは天然の植物性オイルで、未精製のものの方がより良いとされています。
 ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、グレープシードオイルなど、キャリアオイルにもたくさんの種類があります。また、キャリアオイルにも有効成分が含まれており、精油と混ぜることで、よりよい効果を上げることができます。

 希釈の目安は1%以下。精油1滴に対して5mlの割合で薄めましょう。肌が弱い方や、アレルギー体質の方、そして皮膚の薄い顔に使用するときは特に注意して、0.5%からはじめて下さい。


・精油は飲んではいけません
 海外では精油を内服することもありますが、それは必ず医者の指示の元で行われています。精油は高濃度の成分が含まれていますので、大変危険です。絶対に飲まないように、また、お子さんが口にしたりしないよう、安全な場所に保管して下さい。

・パッチテストを行う
 パッチテストとは、アレルギーのテストのことです。
 希釈した精油を上腕部に塗布し、48時間放置します。通常は1時間も経たずに結果が出ますが、ものによってはアレルギー反応が起きるまで長い時間がかかるものもあります。
 かゆみや刺激を感じたり、赤く腫れたりした場合、その精油にアレルギーがあると言うことですので、アレルギー反応が出た精油は使用しないで下さい。

・光毒性のモノに注意
 柑橘系などの光毒性のある精油を使用したら、その後6時間は直射日光に当たらないようにしてください。

・保存期間は半年から1年
 精油成分は分解しやすく不安定なものが多いので、冷暗所に保存して下さい。期限は半年から1年です。

・ブレンドしたものは3週間程度で使い切れる量にしておく
 その都度使い切れる量にするのが一番良いのですが、作り置きをしたい場合は3週間を目安にして下さい。

・妊娠中の注意
 妊娠中はケトン、ホルモン類似物質を含む精油の使用はなるべく避け、使用する場合は医者のアドバイスを受けるようにしてください。特に妊娠後期は注意が必要です。

・高血圧。低血圧。てんかん、慢性疾患がある人は専門家のアドバイスを聞いてから使用して下さい。


〈新しい扉〉
 今回で、総論は終わりです。次回からは、各精油の特徴やその植物にまつわるエピソードをお話ししていきます。どんな成分が入っているのか、ブレンドするなら何と相性が良いのかなど、より深いお話になっていきます。
 今、あなたの目の前には、それぞれの精油に通じる扉がたくさん並んでいます。
 最初に開ける扉は、アロマテラピーの中でも最もポピュラーなラベンダーの扉です。青紫色のラベンダーの扉の中にはどんなお話が広がっているのでしょう? それは、次回のお楽しみです。

投稿者 asidru : 14:19 | コメント (0)

エッセンシャルオイルの使い方

 実際には、アロマテラピーって何をするものなんでしょう? その答は、今までのお話の中にもあちこちにちりばめられています。
 私は、みなさんがアロマテラピーをやってみたいと思われるなら、せっかくだから、より効果的に、より楽しく、そしてより安全に、アロマテラピーの恩恵を存分に受けてほしいと思います。

 香りを楽しみながら、身も心も十分リフレッシュできたら、きっとそれは深いリラクゼーションを皆さんにもたらしてくれるでしょう。

〈さあ、アロマテラピーをはじめよう!〉

・芳香浴
 アロマテラピーと聞いて、まず思いつくのがこの芳香浴。キャリアオイルで薄めたり、計ったりするのが面倒な人でも、簡単にアロマテラピーを楽しむことができます。

 ・ハンカチ・ティッシュに垂らして、嗅ぐ
 芳香浴の中でも一番簡単な方法がこれ。道具を揃える必要も、手順も何もいりません。出かける前にハンカチにオイルを垂らし、疲れたり、イライラしたりしたときに好きな香りでリフレッシュ!
 どの精油がどんな効果があるかわかってきたら、目的に合わせて、手軽に眠気覚ましにしたり、リラックスしたり、と使い分けることもできますね。
 ☆ハンカチに垂らすときは、シミにならない精油を選びましょう。

 ・カップ&ボウル
 カップや洗面器などに熱いお湯を入れ、オイルを1~3的垂らして、香りを吸い込む方法です。これも初心者向けの簡単で、特別な道具のいらない、良い方法です。
 タオルを頭からすっぽりと被り、蒸気を逃がさないようにして顔に当てる、フェイシャルスチームは美容的な効果を狙うときに有効です。


 ・アロマポット&ランプ
 上部の皿に水を入れて、精油を垂らし、下から暖めて部屋に香りを漂わせる方法です。アロマポットはろうそくに火をつけて使用しますので、火の元には十分注意して下さい。小さなお子さんやペットがいるなら、コンセントに差し込んで使うアロマライトの方が安全でしょう。
 どちらも、可愛らしいデザインのものから、ハイセンスなものまで色々揃ってますので、コレクションする楽しみもありますよ。

 私も、好みのタイプのものを見つけると、ついつい衝動買いしたくなってしまいます。夜の真っ暗な部屋にぽつんとともったアロマランプの灯りはほんわりと暖かく、ロマンティックで、立ち上る香りが体を包み込んで、眠りの世界へと誘ってくれます。

 精油の香りを部屋に漂わせるには、他にディヒューザーがあります。熱を加えず、成分に影響を与えないという利点がありますが、初心者が使うにはお値段が高めなので、ある程度慣れてきて、欲しくなってからでも遅くありません。
 アロマテラピーをご自分のお店などで効率よく利用したい場合は、是非ディヒューザーを使ってみて下さい。ある程度の広さがある場所では機械的に香りを拡散させるディヒューザーはとても便利ですよ。

 ・エア・フレッシュナー
 遮光性のあるスプレー壜に無水エタノール・精製水・精油を入れてよく混ぜて保存しておくと、いつでも好きなときに部屋にスプレーすることができます。

 エア・フレッシュナーは床磨きや、洗濯の時にも手軽に使うことができます。カビを予防したり、消毒になったりと、とても便利ですよ。

 ・慣れてきたら、ブレンドに挑戦!
 いつも同じ香りじゃつまらない、新しいものに挑戦したくなったら、精油を混ぜて使ってみましょう。自分好みの香り、より効果的な組み合わせを、試行錯誤しながら見つけていくのも、アロマテラピーの醍醐味の一つです。お気に入りのブレンドを開発したら、それを使って、いろんなものを作っていくこともできます。

・アロマバス
 お風呂にはいるとき、オイルを数滴垂らしてよくかき混ぜ、使用します。お風呂のお湯で暖められて、精油はバスルーム中に広がります。アロマバスをすることで、バスルームの目地にカビが発生しにくくなるという、思わぬ利点もありますよ。

 オイルの使用量は数種類使うときでも、合計で6滴までをめやすにしてください。湯温は少しぬるめの38℃~40℃で、ゆっくりと長めにつかると血行がよくなり、湯冷めしにくくなります。

 全身浴だけでなく、半身浴、足湯、手湯など、色々な入浴時に使えます。
 手浴の場合は湯量が少なく希釈度が低いので、フェノール類、アルデヒド類を含むものや柑橘系などの皮膚への刺激性が強いものはあらかじめ希釈してから使用する方が安全です。
 ピリピリとした刺激感がある場合は、速やかに使用を中止して石けんで洗い流しましょう。

 実は、私も昔、家でゆず湯をやったとき、全身がかゆくなった想い出があります。ゆず湯はゆずの果皮から直接お湯に精油成分が溶け出す、日本独自の古き良きアロマテラピーです。
 で、何でそんなことになっちゃったかと言えば、何にも知らない子供だった私は、面白がってゆずの果皮をお風呂の中でぎゅうぎゅう絞って遊んでしまったんですね。
 自然に流れるままにしておけば丁度良い濃度だったのにそんなことをしたら必要以上に濃度が濃くなってしまいます。知らなかったとはいえ、馬鹿なことをしちゃったものです。
 みなさんは、私みたいなことにならないように、きちんと量を守ってバスタイムを楽しんで下さいね。

・塗布
 キャリアオイルで希釈したり、白色ワセリンなどで軟膏を作って肌に直接塗ります。この方法は皮膚吸収がよく、効果抜群です。

・マッサージ
 希釈した精油や、精油から作った軟膏やクリームでマッサージすることで、ただ塗るよりも、吸収率がよくなり、マッサージ自体の効果との相乗効果を得ることができます。
 皮膚からだけでなく、香りが鼻や気管から吸収されるので、心理的な効果も得られ、リラクゼーションには最適です。

 症状に応じて精油を使い分けましょう。リンパに沿ってマッサージすると、血行もよくなり、より効果が高まります。

投稿者 asidru : 14:13 | コメント (0)

選ぶときの注意点

 さて、さっそくアロマテラピーのお店に精油を買いに出かけたあなた。

 あ、この香り好きかもv これにしちゃおっと♪――――と思って値札を見た瞬間、選んだものによっては、もしかしたら固まってしまうかもしれません。

「ちょっと何? 何でこんなちっちゃい壜にちょっとだけ入ってるのがこんなに高いわけ?」

「アロマテラピーって、何か面白そうだしやってみようかな」と思いたった人がつまづく第一関門が、実はここだったりします。

 でも、ちょっと待って。確かに、精油はお手ごろな価格のものから、目の玉が飛び出るほど高いものまでさまざまですが、まあ、基本的には、知らない人からすれば高いものに思えてしまうかもしれません。

 けれど、それにはきちんとした理由があるのです。

 精油は植物に含まれている成分を凝縮したものなので、ボトル1本分の精油を作るのに、とても大量の花や、葉が必要です。最高級のジャスミンの精油を一滴とるのにどれほどのジャスミンの花が必要か、以前お話ししましたね。
 それほど極端でなくても、手のひらの中に簡単に収まってしまうその小さなボトルの中には、見た目よりもずっとずっと価値のあるものが詰まっているのです。

 最初はちょっと高いと思うかもしれませんが、実際に使うときには薄めたり、数滴ずつ使うので、1本買うとこれで結構使いでがあります。

「でも、最初なんだし、取りあえず安物で試してからじゃダメなの? あっちの雑貨屋さんのはどれも一本千円もしなかったわよ?」

ついついそう思ってしまう気持ちはわかります。でも、安いものには、安いなりの理由が、これまたきちんとあるのです。
 昔はそれなりのきちんとしたお店に行かないと手に入らなかった精油も、今では、あちこちで見かけるようになりました。精油に詳しい店員さんのいるお店が増えてきたことも事実ですが、本当のところ、「アロマテラピー」の名を借りただけの、質のよくないものを置いている所が多いのが現実です。

 壜の大きさは専門店のものと同じなのに、どのオイルもあまり値段に差がなく、千円未満で手にはいるようなものは、まず、本物の精油ではありません。
 精油とは、100%天然のもの――それが絶対条件です。でも、そんな安物のオイルには必ず合成物が含まれています。もしかしたら、天然のオイルなんて壜の中の1割も入っていないかもしれません。

 海外の文学作品では「安香水の匂いがした」という表現をよく見かけますが、
精油も、合成物が含まれた安物はそれなりの匂いしかしません。そういうものは香りだけを真似したまがい物ですから、前回ご紹介した有効成分はもちろん、ほとんど入っていないのです。

「でも、私、ローズが凄く好きなんです! 最初はローズって決めてたのに、こんなに高いんじゃ手がでないわ……」

 そうですね。大好きな香りを最初に選びたい気持ちはとてもよくわかります。それなら、精油そのものから揃えるのではなく、キャリアオイルであらかじめ直接肌に使えるように丁度良く薄めている商品を専門店で選ぶという手もあります。
 これなら初心者でも、買ったその日からマッサージにアロマテラピーを取り入れることができますし、大好きな香りを手に入れられて一石二鳥!

 ただし、よーく成分をチェックして、精油とキャリアオイル以外のものが混ぜられていないか、確認して下さいね。

 ジャンクでキッチュなものにもそれはそれで良いところはあります。けれど、目的が「アロマテラピー」なら、「安かろう悪かろう」の精神で、本物を選び取って下さい。

「じゃあ、どんなものなら本物だってわかるの?」

 とっても良い質問です。それでは、きちんとした良質の、100%天然の精油の見分け方のポイントを、お教えしましょう。

・茶色か青の遮光壜に入っているものを選ぶこと
精油の成分の中には、光で変質してしまうものが多くあります。ですから、品質を保つために、きちんとしたメーカーは精油を遮光壜に入れるのです。もし、あなたが手にしたものが透明の壜に入っていたら、そのメーカーは信用できません。

・植物の学名(ラテン名)、産地が明記されていること
 人間の学名がホモ・サピエンス(Homo sapiens)であることは皆さんもよくご存じですね。人間と同じように、地球上の植物や動物には普段呼ばれている通称の他に学名が必ずついています。そして、その学名はラテン語で記されています。

 何故、この学名が重要なのでしょう?それは通称では同じ名で呼ばれていても、含まれている成分が違ったり、本物よりも手に入りやすくて安かったりするものがあるからです。
 また、産地によってもケモタイプやグレードの差があり、使用目的が明確な場合、重要なポイントになります。

 良質できちんとしたメーカーなら、自社製品に誇りを持っていますから、そういう重要な情報は必ず明記してあるのです。

・使用部分が明記されていること
 これも重要なことです。植物は部位によって含まれる成分が違います。香りだけを重視するなら、香りの成分があるどの部分でも構わないかもしれません。でも、他の重要な有効成分があまり含まれていなければ、精油としては合格とは言えません。
 また、部位によって香りも違えば有効成分も違い、それぞれ独立した別の精油として活用されているものもあります。


 なかには、どちらかというと最初から効能別に選びたい人もいるかもしれません。そういう人向けに「リラックスしたいとき」「気分をシャキッとさせたいとき」など、あらかじめブレンドされているものもあります。
 アロマテラピーで、何をまずやりたいか決まっている人は、そういうブレンドされたものを選ぶのも良いかもしれません。今までお話しした注意点をクリアしている精油のメーカーのものなら、安心して使える商品です。

 その時も、必ず香りのチェックをして下さい。シャキッとしたいときなら多少好みに合わない香りでも構わないかもしれませんが、リラックスしたいときや眠れないときに使うなら、やはり好みの香りのものがいいのです。好きな香りは心に効く――リラックスしたいときなら尚更です。
 

 とにかく、選ぶときには納得できるまでしっかりチェック! これが大事です。

投稿者 asidru : 13:55 | コメント (0)

精油を選ぼう

 今までの回で、アロマテラピーとは、精油とは何か、香りの歴史、そして精油成分の効能についてお話ししてきました。いよいよ、アロマテラピーの実践についてお話ししていこうと思います。

今回は、アロマテラピーの最初の一歩として、精油を実際に手に入れるまでのお話をしていきましょう。

 アロマテラピーをはじめるときに買っておきたいものは色々ありますが、まずは精油(エッセンシャルオイル)が無いとはじまりません。
 初めの一本を手に入れるところから、あなたのアロマテラピーがはじまります。

 最初に買うなら、まずは好きな香りから。
 あなたの好きな香りは何ですか?

 フローラル?
 柑橘系?
 それともウッディ?

 すぐに思いつかないなら、お店に行ってテスターをかぎ比べて、自分の好きな香りを探してみて下さい。
 あんまり一度に試すと、嗅覚が鈍って混乱してしまうので、3~5種類試したら、ちょっと休憩。色々迷いながら選ぶのも楽しいものですよv 難しいことはあまり考えず、直感で選ぶのがオススメです。

 お目当ての精油がもう決まってるあなたも、新しい香りに親しんでみる良いチャンスです。
 雑貨屋の1コーナーにあるものよりも、専門店で買う方が、お店の人のアドバイスも聞けますし、何より信頼性が高いです。
 それから徐々に、目的別に選んでいくのが良いでしょう。

投稿者 asidru : 13:54 | コメント (0)

精油の成分と効果

 今回は、精油に含まれる主な成分とその効果についてお話ししていきます。

 精油には、様々な効果のある成分がそれぞれに含まれていて、それは、全て天然のものです。
 そして、天然=自然界に存在するものは、人に多くの恩恵をもたらしますが、いいことばかりではありません。大自然は、人間の都合の良いようにだけできているのではないのです。
 
 私たちが口にしているものには全て致死量がある、と言ったらきっと皆さんはとても驚かれるでしょう。極端な例として良く挙げられるのが「水」です。
 人間は水がなければ生きていけません。けれど、水も多く取りすぎると死に至るのです。「酸素」もそうです。空気中の酸素の割合があまり多くなると人間は生きていくことができなくなってしまいます。

 ですから、自然から十分な恩恵を受けようとするなら、その危険性もまた、正しく知り、先人たちが蓄えた知恵を活かさねばなりません。

 精油にも同じことが言えます。これからお話しすることは少し難しいかもしれませんが、アロマテラピーを通して、その効果を最大限に享受し、副作用や危険を避けるために、とても重要なことですので、じっくりと読んでみて下さい。

・モノテルペン炭化水素類
 ほとんどの精油に含まれている成分で、特に柑橘類に多く含まれます。酸素に触れて分解し、それによって殺菌作用が起こります。
 殺菌、鎮痛作用などの作用があります。

例)テルピネン、サビネン、ピネン、リモネンなど

・セスキテルペン炭化水素
 消炎作用が特徴。特に、皮膚粘膜に対する消炎作用が有名で、クローブやジャーマンカモミールなどに含まれています。
 うがい薬や胃の薬としてよく用いられる水溶性アズレンも、セスキテルペン炭化水素のひとつです。
 
例)カマズレン、エレメン、アズレンなど


●アルコール
 アルコールは私たちの生活中でもなじみの深い成分のひとつです。構造に(-OH)が含まれるのが特徴です。

●モノテルペンアルコール類
  強い殺菌作用、抗真菌作用を持ち、ラベンダー、ペパーミントなどに含まれます。
 
例)ゼラニオール、シトロネロール、メントールなど


●セスキテルペンアルコール類
  強い消炎作用が特徴が特徴です。その他にも抗アレルギー、消炎作用、ホルモン調整作用など、多くの作用があります。
  ジャーマンカモミール、クラリセージ、サンダルウッドなどに含まれています。

例)グロブロール、ネロリドール、セドロールなど


●エステル類
  精油中のアルコールの一部が酸と反応して、エステル化合物と水に変化します。
   酸 + アルコール → エステル + 水

 構造に(-OCOC-)または(-COOC-)が入っているのが特徴です。

 中枢神経系の働きを抑制することによって、鎮静作用、抗けいれん作用が発現します。その他にも消炎作用、抗ウィルス作用があります。ラベンダー、プチグレン、クラリセージなどに多く含まれます。
 
例) 酢酸リナリル、安息香酸ベンジル、ラバンデュリルなど

●オキサイド類
 代表的な成分に1,8シネオールがあります。去痰作用があり、呼吸器系の感染症に有効な他、防腐作用もあります。高温・多湿に弱く、酸化しやすいなど変化しやすく、また皮膚刺激性もあるので、取り扱い・保存には注意しましょう。
 ユーカリ、ラバンサラ、ニアウリなどに含まれます。
例)1,8シネオール、ビサボロールオキサイドなど

・フェノール類
 殺菌作用、免疫力向上作用があります。
 刺激性があり、長期使用すると肝障害になる恐れがありますので、使用量・使用期間など取り扱いには注意して下さい。また、乳児、妊婦への使用は避けて下さい。
  タイム、オレガノ、クローブなど、料理でよく使われる有名なハーブにも含まれています。
例)チモール、オイゲノール、trans-アネトールなど

●アルデヒド類
 アルコールが脱水素酸化するとアルデヒドになります。お酒が体内でアセトアルデヒドになり、二日酔いの原因となるのは有名ですね。
 エタノール→→アセトアルデヒド+水素 

    アルコールデヒドロゲナーゼ

 構造に(-CHO)が含まれているのが特徴です。

 このアルデヒドにはアルコールとカンファーのちょうど間にあるような作用があります。消炎、殺菌、抗真菌、解熱、免疫刺激作用などがあります。
 皮膚刺激性が強いので低濃度で使用するようにして下さい。また、不安定ですぐに化学変化を起こし、変質するので気をつけて冷暗所に保存して下さい。

 メリッサ、レモングラスなどの主成分として含まれます。

例)バニリン、シトラール、ネロールなど。


●ケトン類
 ケトンも、アルコールが酸化してできる物質のひとつです。構造に(=O)が入っているのが特徴です。
 
 代表的作用は粘液溶解作用で、喉にしつこくからみつくねばねばとした痰を取るのにも役立ちます。その他、鎮痛、脂肪分解などがあります。
 神経毒性があるため、量や使用期間に十分注意すること。乳児・妊婦、老人には使用しないようして下さい。

 ただし、全てのケトン類がが危険なわけではありません。ユーカリ、ローズマリーは含有量が少ないため、副作用の心配はありません。
 逆に要注意なのはヒソップ、セージ、ワームウッド、樟脳です。特に樟脳はカンファーの含有率が高く、また発ガン性、肝毒性のあるサフロールも含まれているため大変危険です。
 カンファーの含有率が高い精油は特に使用量に注意するようにして下さい。

例)カンファー、ベルベノン、メントンなど

●ラクトン類
 粘液溶解作用があり、ケトンと同じく神経毒性があります。
 柑橘類に多く含まれ、日光に過敏に反応し、皮膚に炎症を起こす日光感作性があるので注意が必要です。
 
 特に、ベルガモットに含まれるベルカプテン、クマリンはメラニン産生を遺伝子レベルで傷つけると言われています。
 メラニンはシミやソバカスの原因として美容の敵のように言われることもありますが、紫外線から皮膚を守るという非常に重要な働きを持っています。

 紫外線は人間が健康に生きていくために必要なものです。朝起きたとき、前の夜に多少夜更かししていても、朝の陽の光を浴びると、体内時間がリセットされて、夜になったら、きちんと眠くなってくれます。また、日光を十分に浴びていないと、カルシウム産生がうまくいきません。
 そんな風に重要な紫外線ですが、最初にお話ししたとおり、自然のものは良いことばかりではないのです。

 メラニン産生が阻害されると、紫外線による皮膚ガンの発ガン性が増大しますので、日中は直接肌につけないなど、注意して使用するようにして下さい。

例)ベルカプテン、クマリン、ジャスミンラクトン 

投稿者 asidru : 13:48 | コメント (0)

香りの心理的作用

・好きな香りは心に効く
 駅の中にある某お菓子屋さん。いつも甘い香りが漂ってきます。でも、疲れて帰ってくるときはその甘ったるい匂いが辛くて辛くてしょうがない。好きな人には、嬉しいけれど、そうでない人には嬉しくない。エレベーターの中のキツい香水も困りものですよね。

 そんな風に人には好きな香りと嫌いな香りがあるのは当たり前です。そして、好きな香りは、心にとてもよく効くのです。大好きな香りをかいでいると、心が落ち着くといった経験は、誰しも覚えがあるでしょう。
 
 嫌なことがあったり、何かを我慢してたりすると、大脳辺縁系が抑えられ、ストレス状態になりますが、好きな香りをかぐと、視床下部に作用して、リラックスすることができます。

・香りが引き起こす「プルースト効果」
 街を歩いていて、漂ってきたかすかな香りで、ふと立ち止まる。何か、思い出しそうな気がする。
 あれは、何だった?もう一度香りを吸い込んでみる。
 その途端、鮮やかにあの日のあの場面が蘇ってきた。もう、何年も前のこと。その時の気持ちまで覚えてる。そう、あのときもあの花が咲いていた―――。

 そんな風に、何かの匂いで、記憶が蘇ってきた経験はありませんか?
 私は薬局の調剤室でフェノール亜鉛華リニメントを練っていると、何か思い出しそうになって気になって仕方ないことがありました。それは、小学校の水彩絵の具の匂いにとてもよく似ていたのでした。うーん、何だか全然ロマンチックじゃないぞ。
 
 特定の匂いで記憶を喚起されることを「プルースト現象」と言います。
 プルーストの名作小説「失われた時を求めて」で、記憶を失った登場人物が、マドレーヌを紅茶に浸したときの香りで記憶を蘇らせたというエピソードに由来します。

 香りは記憶の引き出しの開け閉めに関わっています。それは、記憶を司る海馬に、香りがダイレクトに作用するからなのです。
 香りが記憶されるとき、海馬は香りだけではなくてその場の情景や感情も一緒に結びついて記憶されるのです。

 この記憶は、個人的な記憶だけでなく、遺伝子に組み込まれた人類の記憶も含まれています。
 匂いの好みに個人差はあれど、腐敗臭は誰でも嫌な匂いだと感じます。こんんな風に、危険なものを理屈ではなく生理的に判断したり、生命を維持するために有益になるようなシステムができあがっているのです。

 スヌーピーでライナスがいつも毛布を持ち歩いているのは何故でしょう。毛布の存在そのもの、手触り、色と形、まつわる想い出、理由は色々あるでしょう。


 私はそこに、匂いも加えたいと思います。ライナスが常に持ち歩いていて、「これがあると安心できる」と思っていると、その毛布の匂いそのものがライナスにとって安心できる匂いとして記憶されているから、ではないでしょうか。

 香りが起こす心理作用は、そのメカニズムがわかっていても、何だかとても不思議な感じがしますね。だからこそ、太古の昔から、香りは神秘的なものとして扱われてきたのだと思います。

 アロマテラピーを通じて、良い香りでリラックスしたり、マッサージで痛みを和らげたり――そんなふうにして、香りが与えてくれる心地よい記憶が増えていくことは、あなたの生活を更に心豊かにしてくれることでしょう。 

投稿者 asidru : 13:46 | コメント (0)

精油(エッセンシャルオイル)の作用

 それでは、精油(エッセンシャルオイル)はどういうメカニズムで私たちに作用しているのでしょう?

 精油(エッセンシャルオイル)が私たちの体に作用するのには、二つのルートがあります。ひとつは、鼻から直接脳に作用する「嗅覚」としてのルート。もう一つは、皮膚から吸収されて体内をめぐるルートです。

・鼻からのルート
 先ほど、匂いの元の物質が鼻の粘膜にくっついて香りを感じるというお話をしましたね。それを、もっと詳しく説明していきましょう。
 
 鼻の粘膜には、匂いを感じる受容体があります。この受容体は、鍵と鍵穴の関係のように、決まった物質にしか反応しません。人間の場合、匂いの受容体は350種類前後だと言われています。

「何か、思ってたより少ないみたい」

 そうですね。世の中にはたくさんの匂いが満ちています。食べ物の匂い、植物の匂い、動物の匂い、薬品の匂い……数え上げればきりがありません。でも、そのひとつひとつの匂いも、分析してみれば、いくつかの匂いの物質の組み合わせであることがわかります。

 受容体は350でも、組み合わせが変われば感じる匂いも変わります。350の自由な組み合わせは一体何種類あるのでしょう? そう考えてみると、最初に聞いた印象と違い、350の受容体で人は数え切れないほどの匂いを感じることができるのだということがおわかりいただけると思います。

 さて、匂いの物質が受容体と結びつくと、インパルス(電気信号)が生まれて、嗅覚神経から脳へ作用していきます。嗅脳と呼ばれた大脳辺縁系を経て、ルートはまた二つに分かれます。ひとつは海馬や大脳に行くルート。もう一つは視床下部から自律神経系、免疫系、内分泌系へと分かれるルートです。

・皮膚からのルート
 精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイルで薄めてマッサージしたり、クリームにして塗ったりすると、肌から精油の成分が浸透します。薬やサプリメントを内服すると、最初に肝臓を通ったときに、多くが代謝されて排泄されてしまいます(これを初回通過効果と言います)。でも、皮膚からの吸収は初回通過効果をウケないので、とても効率よく、血管から各臓器へと循環していきます。
 もちろん、皮膚そのものに対する直接的な効果が非常に大きいことはいうまでもありません。

投稿者 asidru : 13:45 | コメント (0)

香りの正体

 香りの正体は物質です。前回、揮発度についてお話ししましたね。
 何かの香りを感じているとき、その香りの元になっている成分は、空気中に揮発し、あなたの鼻の穴に入り込んで粘膜にくっついているのです。

 ちょっとアレなたとえですが、あんまり状態のよろしくない公園とかのお手洗いって、嫌な匂いがしますよね。

「臭いなぁ。ヤだなぁ。でも、他にないからしょうがないし」

 あなたは自分に言い聞かせて、臭いのを我慢して順番を待ちます。自分の番をすませて、手を洗う頃には何だかいつの間にか、さっきまであれほどイヤだった匂いががそんなに気にならなくなってたり。

 ――――――ええっ?、私って無神経?

 大丈夫、大丈夫。誰だって、同じです。嗅覚は五感の中で最も敏感です。そして最も慣れやすいものなのです。人間は脳の発達に連れて、大昔に比べてかなり嗅覚が鈍くなってしまいましたが、他の動物たちは、人間よりもずっとずっと強い嗅覚を持っています。

 たとえば、人間に最も身近な動物である犬は嗅覚が鋭いことで有名ですね。警察犬や麻薬犬は、人には感知できないほどのその鋭い嗅覚で、目的の匂いを追跡し、探し当てるのです。
 鮭が自分が生まれた川に間違わずに戻ることができるのは、その川の匂いの記憶をたどっていくからなのです。あの広大な海の中、自分の生まれた川の匂いを間違うことなくたどってゆけるなんて、凄いことだと思いませんか?

投稿者 asidru : 13:45 | コメント (0)

精油の抽出法~各論

エッセンシャルオイルの抽出方法について詳しく説明します

水蒸気蒸留法

 植物の芳香成分は、植物の細胞で作られるエッセンスです。このエッセンスは蒸留によって化学変化を起こし、精油と私たちが呼んでいるものになります。

 原料を蒸留釜に入れ、そこに高温の水蒸気を通し、植物のエッセンスを揮発させます。揮発したエッセンスを含んだ水蒸気は、冷却器で急激に冷やされ、液化します。このとき、液体は二層に分かれ、上の部分は精油となり、下の部分はフローラルウォーターになります。このフローラルウォーターにも精油成分が少し含まれているため良い香りがし、化粧水などに利用されます。


溶剤抽出法

 熱や圧力に弱いデリケートな花には水蒸気蒸留法は使えません。
そこで、使われるのがこの溶剤抽出法。ベンゼンなどの有機溶剤に原料を漬け込み、低温で揮発させます。後に残ったコンクリートと呼ばれるものになります。
 コンクリートに再びアルコールを加えて溶かし、揮発させて抽出します。


圧搾法

 読んで字のごとし。オレンジなどの柑橘類はエッセンスは果皮の外側に最も多く含まれています。その果皮を押しつぶしてエッセンスを絞り出すのが圧搾法です。機械による圧搾が現在では増えてきていますが、やはり手絞りの方が品質が良いと言われています。
 簡単に精油が取れる圧搾法ですが、この方法でとれる精油は劣化も早いので、封を切ったら早めに使い切るようにしましょう。
 
 この3つの抽出法でできる精油の内、厳密には溶剤抽出法でできたものはアブソリュート、圧搾法でできたものはエッセンスと言われていますが、ここでは三種とも精油とよぶことにします。

 さて、この他にも精油の抽出法はまだあるのですが、あまりにも効率が悪いため、あまりポピュラーではありません。
 その中でも、アンフラルージュ法と呼ばれる方法で抽出された最高級のジャスミンのオイルは、何と200個の花からたった一滴しか取れないというのですかですから驚きです。

投稿者 asidru : 13:42 | コメント (0)

精油の抽出法

 精油は植物から抽出されますが、一体誰がその方法をあみ出したのでしょう? それは10世紀のペルシャの錬金術師アブ・アリ・イブン・シーナ(アヴィセンナ)です。

錬金術と言えば、何だかオカルト的な、あやしげな響きですね。中には、「あ、今年映画になった『鋼の錬金術師』に出てくるアレでしょ?」と思う人もいるかもしれません。
 でも、そんなイメージと反して、昔の錬金術は医学と重なる部分がとても多いものでした。私のプロフィールのページでカドゥケウスの杖が医療と薬学のシンボルであることを説明していますが、実はこの杖は錬金術のシンボルでもあるのです。

 杖の元々の持ち主であるヘルメスが、ローマ神話ではマーキュリーという名であり、錬金術の神であること、また、エジプトのトート神や錬金術の始祖ヘルメス・トリスメギトスと同一視されていたことも興味深いところです。
 前述の『鋼の錬金術師』(のTV版)でも主人公が「錬金術は科学だ!」と言い切っていたりしますが、実際の処、当時の錬金術というのは全ての科学分野とリンクしていたといっても過言ではないでしょう。

 そして、錬金術で有名なパラケルススが医師でもあったように、アヴィセンナもまた、医師の側面を持っていました。
 アヴィセンナが完成させた水蒸気蒸留法で抽出された精油を、シェイクスピアは「アラビアの香水」と呼んで讃えました。
 それ以前の時代は、植物を水に浸したり、植物油に漬けた香油として用いていました。彼が完成させた水蒸気蒸留法は、まさにアロマテラピーの歴史のエポック・メイキングと言えます。

 さあ、具体的な精油の精製法=香りの成分が解け合った精油のみを植物から取り出す方法を説明していきましょう。

投稿者 asidru : 13:41 | コメント (0)

精油―エッセンシャルオイル―とは

 芳香植物――香りのする植物には香りの元になる、様々な成分が含まれています。それを植物精油――エッセンシャルオイル――といいます。アロマオイルとも呼ばれていますね。

 オイルといっても、実は精油は一般に言う「油」ではありません。

「え? でも、この前お風呂にアロマオイル垂らしたけど、油みたいに浮いてたわよ?」
 はい、その通り。
 アロマオイルの成分は、アルコールが多く含まれています。

「でも、お酒はアルコールだけど水に溶けるでしょ? 水割りとか、カクテルとか、色々あるじゃない」

そう、私たちが飲用にしているエタノールや、中学や高校の化学実験室によく置いてあるメタノールは、低級アルコールといって、水に溶けるアルコールです。
 低級と言っても、質が悪いという意味ではありません。有機化学の分野では、同じカテゴリに属しているものでも、炭素数が少ないものは低級、多いものは高級と呼び分けているのです。専門用語には、こんな風に、ちょっと一般的には意味が違って聞こえるものがたくさんあります。

 高級アルコールは炭素数が多く、水には溶けません。ですから、お風呂にアロマオイルを垂らしても、溶けていかないのです。
 そんな風に水に溶けない精油を薄めるためには、キャリアオイルと呼ばれる植物性の油や、エタノールが用いられます。
 
 精油が放つ香りは実に様々でバラエティに富んでいます。甘いフローラルから、さっぱりとした柑橘系、スパイシー、さわやかなウッディー、刺激臭まで。 中には、「えっ? 何、このニオイ!」と、思わず顔をしかめてしまうような香りもあります。
 でも、そんな精油にも、あなたがまだ知らないだけで、とても素敵な効果がぎっしりと詰まっているのです。 
「良薬は口に苦し」といいますが、精油の香りもまた、同じようなことが言えそうです。

 精油は植物に含まれている成分を、ギュッ!と濃縮したものですが、空気に触れると、あっという間に空気中に拡散していってしまいます。それだからこそ、私たちは香りを感じ取ることができるのです。

 物質が空気に触れて拡散することを揮発といい、その速度や拡散しやすさを揮発度という言葉で表します。

 精油の中にあるのは一つの成分だけではありません。色々な成分が混じり合って溶け込んでいます。その中のそれぞれが違う揮発度を持っています。
 ですから、もちろん、精油毎に揮発度は変わってきます。

精油をブレンドすると、この揮発度によって、時間が経つごとに香りが変化してゆきます。
 まず最初に香ってくる揮発度の早いものがトップノート、次に揮発度が中程度のミドルノートへと移ってゆき、最後に、揮発度がきわめて遅いベースノートが漂います。

この三つのノート(速度)は香りの世界では重要なもので、香水をブレンドするパヒューマーと呼ばれる職人たちは、香りのブレンドをするとき、どんな順番でどんな香りを漂わせたいかを入念に見当し、その組み合わせで、香水のイメージも変化するのです。
 あなた好みの香りをアロマオイルでブレンドしてみるのはとても素敵なことです。アロマテラピーになれてきたら、オリジナルのブレンドにも、是非挑戦してみて下さい。

投稿者 asidru : 13:40 | コメント (0)

世界に広がる香りの効能

 香りにまつわる歴史の逸話をお話ししてきましたが、芳香植物が持つ薬効やその使用法はどのようにして知られていったのでしょう。

 古代ギリシャ人はエジプト人から芳香植物の知識を受け継ぎ、それを利用して行く内に、香りの心理作用に気づき、経験からその薬効をも知るようになっていきました。

 ローマの医師ディオコリデスがまとめた優れた薬草誌「マテリアメディカ」はその後1500年にわたって、ヨーロッパの医療で重んじられていました。一方東洋では、芳香植物はアーユルヴェーダや漢方という形で受け継がれてゆきます。

 こうして、芳香植物は、ただ良い香りがして何となく良い気持ちにさせてくれるもの、宗教の儀式に使われる神秘的なもの、という枠から抜け出して、その真の実力を人類に知らしめるようになっていきました。
 火に暖められて空気の中を広がってゆく性質を持つ香りは、その効能もまた、そんな風にして世界中に広まっていったのです。

そして、ようやくアロマテラピーの夜明けがやってきたのは10世紀のこと。それは、また次回にお話しすることにしましょう。次回からは、本格的にアロマテラピーの扉を一つずつ開けて、ご案内します。

投稿者 asidru : 13:37 | コメント (0)

美女と香りの関係

 かぐわしい香りと美女は、どうやら切っても切り離せない関係にあったようです。ちょっと奮発した香水を付けるとき、あなたも、いつもより美人になったような気持ちになったりしませんか?

 香りと美女、と言えばまず思いつくのは古代エジプト最後の女王クレオパトラ。
 彼女は実に様々な香りに関する逸話を持っています。「クレオパトラの鼻があと3㎝低ければ歴史は変わっていたかもしれない」とよく言われますが、
クレオパトラが今もなお世界三大美女の筆頭として讃えられるのは、男心をくすぐる、そのかぐわしさが大きな魅力の一つだったのだと、私は思っています。

 クレオパトラは香りを愛し、高価な麝香、薔薇、シベット、龍涎香などを惜しげもなく日々の生活に取り入れていたのです。
 香水の風呂に身を浸し、香油でマッサージ、そして仕上げに体中に香料を擦り込む――まるで、毎日超高級エステサロンに通っているかのような豪華さは、さすが女王。香料代だけで今の日本円にして20万円以上と聞くと、羨ましいを通り越して、まさに別世界、といったところでしょうか。

 それでは東洋の美女は? と言えば楊貴妃ですね。彼女もまた、香りを大変に愛していました。楊貴妃が建てた沈香亭は、その名の通り、柱に沈香と白檀を使っていました。
 沈香というのは別名栴檀。白檀が非常に高価なものであることをご存じの方も多いと思いますが、沈香もまた、その等級に応じて天井知らずの値がつく香木で、その最高級品「蘭奢待」は今も正倉院に大切に保管されています。

 そんな高価な香木を、そのまま柱に使い、更に壁には麝香、乳香などの高価な香料を塗り込めた沈香亭は、何と牡丹を観賞するためだけに建てられたというから驚きです。牡丹の花期は4月半ばから5月半ばの約1ヶ月。1年の内のほんの1ヶ月の牡丹の盛りに、花の女王と呼ばれた牡丹を愛でながら、沈香亭の香りに酔う――――なんとも贅沢な話です。

 現代にも、香りにまつわる逸話を持つ美女がいました。マリリン・モンローのシャネルの5番の逸話はあまりにも有名なので、モンローとは全く違うタイプの美女、銀幕の妖精と呼ばれたオードリー・ヘプバーンの逸話をご披露しましょう。

 「麗しのサブリナ」で、まだ新人女優だったオードリーはジバンシィのデザインした衣装を見事に着こなしました。
 それがきっかけで親交を持ったオードリーとジバンシィ。ある時ジバンシィはオードリーのためだけに香水を作りました。ところが、それがあまりにも改心の出来だったので、ジバンシィはその香水を世に出したくなってしまったのです。
 おそるおそるこの香水を市販しても良いかと尋ねたジバンシィに、オードリーは「ダメ!」と即答。けれど、結局市販するに至ったその香水を、ジバンシィは「禁断」の意味を持つ「ランテルディ」と名付けました。

 この逸話に限らず、何となく、美女と神秘的な香りが結びつくと禁断のイメージがするのは、その美しさゆえなのかもしれません。

投稿者 asidru : 13:36 | コメント (0)

古えの貴重な香り・乳香(フランキンセンス)と没薬(ミルラ)

 古代の代表的な香料として、乳香(オリバナム)と没薬(ミルラ)があげられます。両方ともフウロソウ目カンラン科の樹皮から取れる樹脂です。


・乳香
 乳香は、そのままではほとんど匂いを感じませんが、火にくべた途端、甘く強い芳香を放ちます。この香りの成分はα-ピネン、サピネンです。

また、乳香が貴重なのはその独特の芳香のみならず、非常に強い殺菌効果をも併せ持っていたからです。クレゾール、チモールがその殺菌成分になります。

 何千年もの間、乳香は宗教や文化に溶け込み、また民間薬としても活躍してきました。現在もその地位は大変高く、フランスでは「純粋な芳香」という意味を持つフランキンセンスと呼ばれ尊ばれているのです。

・没薬
 そして、その乳香と並び称されるのが没薬です。没薬の名がミイラの語源となったことは先ほどもお話ししましたね。乳香と同じく、クレゾールが含まれていて殺菌力もありますが、没薬の特徴はなんと言っても、その強い防腐力です。オイゲノールがその防腐力の主役で、ミイラを作るときにその威力を発揮しました。

 また、香りも大変良く、ムスクに似た甘いエレガントな香りは上流階級の貴婦人方に好まれ、香油として愛用されていました。

 二つの大いなる香料、没薬と乳香は、今までにお話ししたとおりの薫り高さと優れた効能ゆえ、大変貴重なものとして扱われていました。
 キリスト生誕の折、東方からはるばる訪れた三賢者から捧げられたのも没薬と乳香でした。救世主の生誕に、賢者たちは最高の礼を尽くしたのです。

 シバの女王で有名なシバの国は、実はこの没薬と乳香の重要な産地であり、独占販売を行っていたといわれています。旧約聖書でシバの女王がソロモン王が会見した折に、女王がソロモン王に乳香を進呈しているのは、そういう事情があったからなのです。特に乳香同量の金の価格よりも高価だった、といわれ、古代ペルシャで「乳香は神、没薬は医師、黄金は王」と言わしめるほどでした。

投稿者 asidru : 13:29 | コメント (0)

香りの歴史のはじまり

 アロマテラピーについて詳しくお話しする前に、香りの歴史についてお話ししましょう。
 どんな風にして昔の人々が香りを役立ててきたかを知ることで、何故アロマテラピーが生まれたのか、そのわけも、きっとすんなりと心に浸み込んでくることと思います。


 さて、アロマテラピーが確立するずっとずっと昔から、香りは人類にとって重要なものでした。その歴史は、遡ること、なんと15万年。
「え? そんなに大昔から?」
 実は、そうなんです。考えただけで気が遠くなるような、遠い遠い昔から、人は経験的に、香りが自分たちにとって役立つものだということを知っていたんですね。それって、かなり凄いことだと思いませんか?

 15万年前といえば、ネアンデルタール人の時代です。彼らはどんなふうにして香りを利用することを思いついたのでしょう。
 さて、香料を意味するperfumeはラテン語のper fumum=煙を通してから派生した言葉です。つまり、ネアンデルタール人は火を覚え、暖を取ることや灯りのために色々な草や木を火にくべている内に、そこから「火にくべると良い香りがするもの」を経験的に覚えていったのでしょう。

 想像してみて下さい。何の気無しにその辺にあった木を火に放り込んだときに、今まで知らなかったとても良い香りがあたりに漂ったときの、彼らの驚きと感動を。現代に生きる私たちですら、良い香りには何か神秘的なものを感じることがあります。
 15万年前という途方もない過去にあったネアンデルタール人にとって、その香りは、どれほど彼らを陶酔させ、あるいは気分を高揚させたことでしょう。

 そして、それはダイレクトに彼らの原始宗教へと結びついていったのです。彼らは原始宗教の儀式――特に、死者を埋葬するときに香りを用いました。
 香木を火にくべたとき、得もいわれぬ香りを漂わせながら夜空へとたち上ってゆく薫煙は、死者の魂を天に導いてゆく、呪術的かつ神聖なものとしてみなされていったのです。

 時代は下って古代エジプト。エジプトと言えば何を思い出しますか?
 ピラミッド、スフィンクス――そして、やはりミイラなのではないでしょうか。

 香料はミイラを作るとき、防腐剤として重大な役目を担っていました。中でも多く使われていたのはシダーウッドです。エジプトでは死体を完全な形で保存しておけば、死者の魂が戻ってくると信じられていました。
 そして、シダーウッドは永久不滅のものと考えられており、シダーウッドの香油を浸した麻布で死者を包んで魂の復活を祈ったのです。
 ミイラにはシダーウッドの他にも様々な香料が防腐や消臭などのためにふんだんに用いられています。ミイラの語源になった没薬(ミルラ=myrrha)や丁子(クローブ)、肉桂(シナモン)が代表的なものです。

 死の儀式は古代宗教では重要なものであり、そこで使われる香料というものもまた、特別なものとして扱われていたのですが、特別視されるあまり、古代エジプトでは王と僧侶しか香を扱うことを許されませんでした。

 巷に香りがあふれ、学生でもたやすくブランドの香水を手にし、思うままに香りを楽しむことができる現代人の感覚では「えーっ! 信じらんなーい!」「ずるーい!」って感じですよね。

 でも、昔は香料は貴重で高価なもので、たとえ禁じられていなくてもなかなか庶民の手に入るものではありませんでした。
 だからこそ、新約聖書でマグダラのマリアが香油をキリストの足に塗ったとき、ユダが「何という勿体ないことをするのだ」と怒り、キリストは「それほど高価なものを私に捧げてくれるというその気持ちが有り難いのだ」とユダをいさめたのです。

 今でも世界各地のさまざまな宗教で、聖なる香りは儀式に用いられています。古えに生まれたアミニズムの儀式の風習は、連綿と途切れることなく、私たちが普段気づかないところで現代に息づいているのです。

投稿者 asidru : 13:25 | コメント (0)

アロマテラピーとは

 前回の「アロマテラピーへの誘い」で、アロマテラピーの世界への扉が開かれました。では、アロマテラピーとは本当はどういうものなのでしょう。

 アロマテラピーは芳香植物から取った100%天然の精油を使って、心や体の不調を整える自然療法のことで、日本語では芳香療法といいます。
 芳香=aromaはギリシャ語、療法=therapyは英語読みではセラピー、フランス語読みではテラピーですが、ここでは一般的になじみのあるフランス語読みのテラピーで統一して、アロマテラピーと呼ぶことにしましょう。

 同じ種類の植物から取った精油でも、その植物が育った場所の条件によって、精油の中の成分の比率が大きく異なってくるものがあり、それをケモタイプと呼びます。ローズマリーはケモタイプの中でも特に有名です。

投稿者 asidru : 13:24 | コメント (0)

アロマテラピーへの扉

<癒しブームとリラクゼーション〉

「あーあ、もう。やんなっちゃう。また残業だよ」
「クソ、部長の奴、無茶言いやがって」
「毎日メールしてるのに、何でちゃんと返事くれないの? まさか、他に好きな人できたとか……?」

――――と、まあ。とかく現代人はストレスが多いものです。会社でも、町でも、家の中でも、あちこちにストレスの原因が転がってる。ただでさえ疲れてるのに、満員電車で酒臭いオジサンに勝手にもたれられたりしたら、もうイライラも最高潮。ちょっとぶつかっただけなのに、何かもの凄くひどいコトされた気分になったり。
 
 あーもう!誰かどうにかしてーーーっっ!なんて叫びたくなっちゃう。とにかく、身も心もへとへと――――そんな人が多いのではないでしょうか。

 で、ここに数年前からの癒しブーム。本来癒しって良い言葉のはずなのに、マスコミに流れてブームになっちゃうと、何でこんなにうさんくさい感じになっちゃうんだろ。不思議ですね。

 でも、自分を癒すと言うことはとても大事なこと。それを忘れていると、だんだんストレスが大きくなって、いろんな病気を呼び込んでしまいます。

 それじゃ、癒しって何なんでしょう?

 それは、心も体もリラックスさせることです。

 ほんとは癒しってもっと簡単なもので、さわやかな風に吹かれたり、道ばたの綺麗な花を眺めたり、仲良しな人と美味しいもの食べたり、好きなことしたり。
 とにかく心や体にとって心地よいことをする――それだけで、自然にストレス解消できてリラックスできるものなんです。
 
 でも、今はストレスの原因が多すぎて、ストレスから自分を守ろうと、心にも体にも対ストレス用の鎧みたいなものを作ってしまって、それが、かえってまたストレスの原因になってるんじゃないかなって思います。

 そんな重い物つけてたら、リラックスできるものもリラックスできるわけがありませんね。だから、普通に好きなものに触れたりする余裕すらなくなって――それどころか、何が自分にとって心地よいのかすら忘れてしまって、ストレスが溜まりに溜まり、心も体もラクになりたくて悲鳴を上げているのでは?

 ここまで来ると、やはり何かの助けを借りてでも、心身共にリラックスしないと病気になってしまう。それは、もうみんな心のどこかで感じている。そんな需要が大きなマーケットだからこそ、ここまで癒しブームは早く広く世間に浸透していったんじゃないでしょうか。

 私としては、好きなものを一つでも多く作ることをおすすめしたいけど、もうギリギリ! って人も多いはず。じゃあ、どうやったら、心や体につけてしまった鎧を剥がして、より簡単にストレス解消してリラックスした自分になれるか。その方法をお話ししていきましょう。


〈リラックスした状態とは?〉
自律神経という言葉を知ってますか? 自分の意志にかかわらず、脳がコントロールして体や心を調節してくれる神経のことです。自律神経には交感神経と副交感神経に別れています。

 大まかに分けると、交感神経が優位なときは緊張している状態、副交感神経が優位なときは、リラックスしている状態です。ところが、ストレスが溜まってくると、自律神経はずっと交感神経に傾いたまま。リラックスできなくなってしまうのです。

 副交感神経がきちんと働いていると、リラックスして、よく眠れ、ストレスを追い払ってくれます。また、リラックスしているときの脳波はα波、さらに深いリラックス状態の時はθ波が出ていると言われています。

 じゃあ、ずっと副交感神経が優位だったら、一日中リラックスできて楽しく過ごせるの?

 ――そうではありません。副交感神経がリラックスするのにとても大切なように、交感神経はやる気を出したり、頑張ったりすることに役立ってくれる、大切な神経です。
 もし交感神経が働いてくれなかったら、やる気がなくてダラダラしてしまうし、体も緊張感を失ってしまいます。

 ひとは、一日中ずっと緊張していてもリラックスばかりしていても駄目で、この二つの神経がバランス良く働いてくれることが大切なのです。そうすれば、心も体も調子が良くて、少々のことではへこたれない元気なあなたでいられるのです。

 さて、お話をリラックスに戻しましょう。リラックスした状態にもっていくことをリラクゼーションと呼びます。

 世には、多くのリラクゼーションの方法があります。自律訓練法、呼吸法、様々なマッサージ、瞑想、アロマテラピー……数え上げればきりがありません。私たちは、上手にこのリラクゼーションを使って、より簡単に、快適に、自分自身をリラックスした状態へ持って行くことができるのです。

 そんなリラクゼーションの方法の一つ、アロマテラピーを最初に取り上げて、お話ししていきましょう。
 『アロマテラピーって、ハーブのオイルを部屋に蒔いたり、お風呂に入れたりするあれでしょ? 何か、よくわかんないけどオシャレって感じ?』


 ――それが一般的なアロマテラピーに対するイメージですね。ちょっとオシャレな雑貨屋さんに行けば、小さなアロマコーナーができてたり、バスグッズとオイルとポットをワンセットでカゴにいれてギフト用に置いてあるのをよく見かけます。

 でも、ちょっと待って。
 アロマテラピーって、そんな雰囲気重視の、オシャレグッズの一つなんかじゃないんです。もちろん、オシャレなイメージがあなたの心を華やがせてくれるのは素敵なことです。
 でもアロマテラピーはもっともっと奥が深くて、あなたの心も体も癒してくれる、素晴らしいものなんですよ。

 そんなアロマテラピーのこと、もっとよく知ってみたいと思いませんか? 

 知れば知るほど、もっと興味が出てくる――そんな魅力的なアロマテラピーの世界へ、次回からみなさんをご案内していきますね。

投稿者 asidru : 13:23 | コメント (0)

リラックスした状態とは?

自律神経という言葉を知ってますか? 自分の意志にかかわらず、脳がコントロールして体や心を調節してくれる神経のことです。自律神経には交感神経と副交感神経に別れています。

 大まかに分けると、交感神経が優位なときは緊張している状態、副交感神経が優位なときは、リラックスしている状態です。ところが、ストレスが溜まってくると、自律神経はずっと交感神経に傾いたまま。リラックスできなくなってしまうのです。

 副交感神経がきちんと働いていると、リラックスして、よく眠れ、ストレスを追い払ってくれます。また、リラックスしているときの脳波はα波、さらに深いリラックス状態の時はθ波が出ていると言われています。

 じゃあ、ずっと副交感神経が優位だったら、一日中リラックスできて楽しく過ごせるの?

 ――そうではありません。副交感神経がリラックスするのにとても大切なように、交感神経はやる気を出したり、頑張ったりすることに役立ってくれる、大切な神経です。
 もし交感神経が働いてくれなかったら、やる気がなくてダラダラしてしまうし、体も緊張感を失ってしまいます。

 ひとは、一日中ずっと緊張していてもリラックスばかりしていても駄目で、この二つの神経がバランス良く働いてくれることが大切なのです。そうすれば、心も体も調子が良くて、少々のことではへこたれない元気なあなたでいられるのです。

 さて、お話をリラックスに戻しましょう。リラックスした状態にもっていくことをリラクゼーションと呼びます。

 世には、多くのリラクゼーションの方法があります。自律訓練法、呼吸法、様々なマッサージ、瞑想、アロマテラピー……数え上げればきりがありません。私たちは、上手にこのリラクゼーションを使って、より簡単に、快適に、自分自身をリラックスした状態へ持って行くことができるのです。

 そんなリラクゼーションの方法の一つ、アロマテラピーを最初に取り上げて、お話ししていきましょう。

投稿者 asidru : 13:22 | コメント (0)

癒しブームとリラクゼーション

「あーあ、もう。やんなっちゃう。また残業だよ」
「クソ、部長の奴、無茶言いやがって」
「毎日メールしてるのに、何でちゃんと返事くれないの? まさか、他に好きな人できたとか……?」

――――と、まあ。とかく現代人はストレスが多いものです。会社でも、町でも、家の中でも、あちこちにストレスの原因が転がってる。ただでさえ疲れてるのに、満員電車で酒臭いオジサンに勝手にもたれられたりしたら、もうイライラも最高潮。ちょっとぶつかっただけなのに、何かもの凄くひどいコトされた気分になったり。
 
 あーもう!誰かどうにかしてーーーっっ!なんて叫びたくなっちゃう。とにかく、身も心もへとへと――――そんな人が多いのではないでしょうか。

 で、ここに数年前からの癒しブーム。本来癒しって良い言葉のはずなのに、マスコミに流れてブームになっちゃうと、何でこんなにうさんくさい感じになっちゃうんだろ。不思議ですね。

 でも、自分を癒すと言うことはとても大事なこと。それを忘れていると、だんだんストレスが大きくなって、いろんな病気を呼び込んでしまいます。

 それじゃ、癒しって何なんでしょう?

 それは、心も体もリラックスさせることです。

 ほんとは癒しってもっと簡単なもので、さわやかな風に吹かれたり、道ばたの綺麗な花を眺めたり、仲良しな人と美味しいもの食べたり、好きなことしたり。
 とにかく心や体にとって心地よいことをする――それだけで、自然にストレス解消できてリラックスできるものなんです。
 
 でも、今はストレスの原因が多すぎて、ストレスから自分を守ろうと、心にも体にも対ストレス用の鎧みたいなものを作ってしまって、それが、かえってまたストレスの原因になってるんじゃないかなって思います。

 そんな重い物つけてたら、リラックスできるものもリラックスできるわけがありませんね。だから、普通に好きなものに触れたりする余裕すらなくなって――それどころか、何が自分にとって心地よいのかすら忘れてしまって、ストレスが溜まりに溜まり、心も体もラクになりたくて悲鳴を上げているのでは?

 ここまで来ると、やはり何かの助けを借りてでも、心身共にリラックスしないと病気になってしまう。それは、もうみんな心のどこかで感じている。そんな需要が大きなマーケットだからこそ、ここまで癒しブームは早く広く世間に浸透していったんじゃないでしょうか。

 私としては、好きなものを一つでも多く作ることをおすすめしたいけど、もうギリギリ! って人も多いはず。じゃあ、どうやったら、心や体につけてしまった鎧を剥がして、より簡単にストレス解消してリラックスした自分になれるか。その方法をお話ししていきましょう。

投稿者 asidru : 13:15 | コメント (0)

執筆者星野青猫プロフィール 星野青猫:プロフィール

薬剤師青猫のアロマテラピー&リラクゼーションナビ好評連載中☆

歴史・文学・民俗学等に造詣の深い薬剤師青猫が、 世界での様々なエピソードや身近な例を挙げながら アロマテラピーやリラクゼーションについて綴るコーナー。
「アロマテラピーって興味はあるんだけどちょっと難しいな」
「使ってみたいけど、どうやって使ったらよいのかよくわからない」
アロマテラピー初心者の方にもわかりやすく解説していきます。 もちろんプロの方にも納得していただけるような 薬剤師ならではの化学的な解説もご紹介。
このコラムを通して、アロマテラピーのことを一段と好きになってもらえれば幸いです。

星野青猫:プロフィール
大阪府出身
摂南大学薬学部卒業後、上京
調剤薬局管理薬剤師
病院内薬局管理薬剤師
病院内薬局在庫・PC担当
企業内健康管理室管理薬剤師
を経て、現在に至る。

ハーブ、アロマテラピー、心理学・民俗学・歴史などに興味を持ち、日々勉強中。色々な仕事をこなし、小説家になるのが野望。

MyBirthday読者賞佳作受賞
TV朝日「新部長刑事ストーリー大賞優秀賞」受賞

イラストレーターとしても活動中。
このページのバナーやコラム中のカットも青猫作です。
CGメインの星野青猫個人サイトはこちら→ http://aoneko.k-server.org/
(星野青猫へのイラスト&執筆のご依頼も上記サイトより直接どうぞ。)

☆TOPページのバナーに使われている意匠は「カドゥケウスの杖」別名ヘルメスの杖とも呼ばれています。ギリシャ神話でヘルメスから医学の神アスクレピオスの手に渡ったことから、医学・薬学のシンボルとされています。

投稿者 asidru : 13:10 | コメント (0)

ドイツの波動医学

今回はドイツの波動医学についてお伝えします。

ドイツの波動医学には面白い歴史があります。

引用:
[quote]
「アメリカやオーストラリアの原住民が水脈を探すのに用いた「ダウジング」という古い技術があります。今日ならばボーリングマシンで掘削し、水脈の存在
を目で確かめなければなりませんが、彼らが使ったのは「ロッド」と呼ばれるY字型の木の枝です。(中途略)水脈にであったとき、ロッドは何をキャッチし
て動くのでしょうか。地下にある水脈が、目に見えない何かを発していると考えるしかありません。それが「波動」です。つまりダウジングは、水の波動という微細なエネルギーをとらえる古来の技術なのです。(中途略)

ドイツ人のパウル・シュミットはもともとボーリングのエンジニアでしたが、ダウジングにも興味を持ち、ダウザーとして活躍した人です。しかし、かれは従来のダウジング法には、満足しませんでした。一口にエネルギーの放射といってもその波動の種類は様々です。光のスペクトルのように長い波長の物や短い波長のものがあるでしょう。(中途略)パウル・シュミットは、その周波数をとらえようと考えました。(中途略)
 それが今では振動医学の波動療法として実際の診療にも応用され、多大な効果を上げているバイオレゾナンス・メソッドです。この方法の開発に心血を注いだパウル・シュミットが拠り所としたのは、熱放射の研究でノーベル物理学賞を受賞し、現在の量子物理学の基礎を築いたとされるドイツの理論物理学者、マックス・ブランクの次のような言葉でした。
『全ては振動であり、その影響である。現実には何の物質も存在しない。すべてのもの、各々のものは、振動から構成されている。』(中途略)

人間の五感やその延長であるテクノロジーではとらえきれない微細な波動も、それが振動であり、波であるからには、必ず周波数を持っています。
パウル・シュミットが着目したのは共鳴現象でした。同じ周波数の音叉を2つ並べて、その一方を叩くと、もう一方の音叉が鳴りだす。同時に2つの音叉を叩
くと、音の波が重なり合って、そこに強い共鳴が生じます。(中途略)逆にいうと、ある鉄に向かって様々な周波数の波を順番に放射していき、そこに共鳴が
起これば、その時の周波数が鉄に固有の周波数であると判断する事ができるのです。実際パウル・シュミットや、彼に続くバイオ・レゾナンスの研究者たちによって、様々な物質の周波数がすでに確定されています。「鉄に向けて同じ周波数の波動を放射すれば」と書きましたが、それを行う装置がパウル・シュミットの考案した波動送波器『レヨメータ』なのです。」
(新しい波動健康法 野呂瀬民知雄著より抜粋)[/quote]

レヨメータを使った人の生命エネルギーの調査によると、中国医学の経絡と非常によく似たルートが多数見られます。例えば、気功で有名な小周天はパウル・
シュミットの発見した頭部循環のルートとほとんど同じものです。男女による向きの違いや、その方向まで同じです。さらに腕循環や脚循環ですが、これも男
女差の流れの方向の違いなどありますが、中国医学に似ているといえなくもありません。また、手足の指先にある経穴の「井穴」にも波動周波数が発見されています。
このようにみていくと、ドイツで生まれた波動医学と古代から伝承されてきた中国医学の経絡というのはかなり近似していると言えます。また、このドイツ医学ではチャクラの存在、部位、周波数までも詳細に発見しています。チャクラと言えば、サンスクリット語で輪のことで目に見えないエネルギーの渦があるといわれてきました。振動医学の発見によると、エネルギーの中枢となる重要なものが7つあり、それらはアーユルベーダのチャクラと同様、位置も大体同じですが、心臓チャクラと脾臓チャクラが少し左にずれたところにあり、伝承と異なります。

私は気功やヨガをやりますが、これは体の内側から気を回す方法です。しかし、この波動医学では、今までに特定されているメインチャクラや経絡のそれぞれの周波数を体に送る事によって外側から気をまわす事ができます。

 今までも経絡に焦点を当てた技術はありました。日本の本山博博士は経絡の電気的特性を測定する機器、AMIを開発しています。これは、ほんの数分で人
体内の電気的バランスの乱れを診断するコンピューター装置です。AMIで計測される点は、対になっている経絡の井穴で、これにより経絡系の電気的バラン
スの崩れと、その経絡系につながる臓器に隠れた病気が発見される事に強い相関関係を5000人以上も調査を行う事によって見いだしています。
 ドイツ人医師ラインハルト・フォルによって開発されたEAV(Electroacupuncture According to
Volt)は特定の経穴の電圧レベルを測定できます。AMIと違い、問題となる臓器の変性の存在や炎症の有無についての手がかりを与えてくれます。ま
た、『治療モード』に切り替える事によって機能が低下している経穴に放電エネルギーを与える事もできるのです。
 上記に紹介した2つの装置は今までの科学の範囲内で電気的、電圧的な計測ができるものでした。(参考図書「バイブレーショナル・メデイスン」リチャード・ガーバー)
 しかし、パウル・シュミットの開発したレヨメータは体の中は勿論、体の外にある物質や場合によっては場の気、までも周波数化できるのがすごいところです。
場の気、というと風水師みたいですが、「新しい波動健康法」の中にドイツのヴォルムバッハの礼拝堂が良い例として出てきます。世界には特別な波動を発している有名な場所が数多くあります。それらは聖地と呼ばれ、日本では霊山、霊場などと呼ばれています。ヴォルムバッハの礼拝堂はそういう場所のようです。詳細については本をお読み頂きたいのですが、簡単にご説明します。パウル・シュミットの調査によると、協会の内部にむけておびただしい程の数の放射帯が集中しているそうです。特筆すべきなのは、この境界を貫くように1000ヘルツの70センチ幅の放射帯が通っている事です。このパウル・シュミットが検知した1000ヘルツは頭頂チャクラを活性化する波動であると言われています。この特別な波動が集中する場所を感知し、教会を建てた昔の人々は素晴らしい能力を『普通に』持っていたのかもしれません。そして聖地にたてられた教会は巨大な健康装置だったかもしれないのです。

さらに、レヨメータを使ってその場の周波数を特定し発生させる事で、日本の自室に居ながら、聖地と呼ばれる場の波動を感じる事ができるのです。

このように中国医学で伝承されてきた経絡、経穴というのは大まかな流れとしては実在するように感じるようになりました。今の整体、マッサージの学校で
は、経穴は教えても経絡としての臓器との関連性など教えないところもあるようですが、(その現状は西洋医学の医師が漢方を処方する時、症状別分類表をみながら、、、という現状とそっくりです)本来は経絡と臓器というのは古来から言われているように関連がある可能性があります。

ドイツの波動医学の研究結果より、ひとの身体に様々な周波数の波動があることがわかりました。ということは、体の中の細胞は固有の周波数のenergyを出していると言えます。それらは古代から感知されていたのでいろいろな呼び名があります。気やオーラ、プラーナ。それらは無数にあるんだけれども、バイパスみたいにある程度太いmainの流れのところは、その流れのmainの臓器の名前が冠されている。(例えば、肺経、肝経)それぞれが目には見えない流れの中、mainの臓器を経由しながらflowしています。もしmain flowの1つが何らかの原因で滞った場合、そのmain臓器に障害が起こります。 
なぜでしょうか?

エール大学の神経解剖学者ハロルド・サクストン・バーは動植物のlife-fieldについて研究していました。彼は1940年代に活躍した元アメリカ エール大学医学部解剖学教授です。一貫して生物の電気力場(life-field)の研究に打ち込み、今世紀の科学的思想に革命的影響を及ぼしました。
引用:

「かれはサンショウウオの周囲に、その体とほぼおなじかたちをした電場が存在する事をみいだした。しかもその電場が、脳と脊髄をとおる1本の「電気的な軸」をもっていることを発見したのである。その電気的な軸が発生のどの段階で生じるのかをこまかくしらべようとしたバーは、サンショウウオの発生の初期から電場の形態の変化の記録をしはじめた。そしてその電場が既に未受精卵の時期に生じていることを発見した。」


もう一つ、面白い証拠をご紹介します。

ロシアの研究者セミョーン・キルリアンはキルリアン写真を開発した事で有名です。キルリアン写真で特に有名なのは、気功師の5本の指先からの放電パターンの変化です。気を発する前の写真と発している時間帯の写真の変化が凄いです。放電されたコロナの長さ、放電量が明らかに増えている写真は一度ご覧に
なった方が良いと思います。すなわち、生体エネルギーを視覚化した写真のことを、開発した人の名を冠してキルリアン写真と呼びます。
引用:

「高電圧写真、すなわちキルリアン写真は、高周波、高電圧、低電流の電場下で生物を撮影する技術である。(中途略)彼の高電圧写真の技術はバーの電磁気的な計測を視覚的な電気コロナに変換したものであった。(中途略)植物の葉の周りに生じる放電パターンの写真は、指先の写真よりさらに興味深い。キルリアン写真技術で記録されて他に類を見ない物は、「ファントムリーフ効果」といわれる現象で、まさにこれがわれわれが議論している「生体エネルギーの鋳型」とおおいに関係があるものだとかんがえられる。この効果が観察できるのは、葉の先端三分の一を切り取った物を撮影した時である。葉の残った三分の二の部分をこの技術で撮影する。すると、切断されて失われたはずの葉が、写真では完全な葉の像として示される。切断された部分が物理的に破壊されているにもかかわらず、写真には全体像が映るのである。」 
(「バイブレーショナル・メデイスン」リチャード・ガーバーより一部抜粋)

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 未受精卵1個にすら電場がある。それなら、様々な細胞の複合集合体であるヒトは、かなりの複雑な電場(エネルギー、波動、ともいえます)が複数流れているはずです。それらのオーケストラが気功でいう小周天(経絡でいうと、任脈、督脈にあたる)としてあるのではないでしょうか?
 そしてファントムリーフ現象の事実から、その細胞の集合体のオーケストラ(energy flow)が細胞の成長や維持をleadしているのでは?と考えます。私は分子生物学レベルで(DNAやタンパク質レベルで)生命の発生について研究し
た事がありますが、いくらミクロのレベルで問題を追及してもわからない事のほうがまるで増えていくように思えました。なぜなら、遺伝子やその発生の仕方はあらゆる事にも対応できるように準備がなされているのです。例えば、がん遺伝子もがん抑制遺伝子も持っている。発生に応じた遺伝子もあるけど、細胞を自殺させるアポトーシスに関連した遺伝子ももっている。どこでどう指令が出ているか、そういう調節はどこでなされているのか、全く誰もわからないのです。新しい遺伝子やタンパク質が発見されるたびに、その調整はどうやってやるのか??という疑問は科学者ならだれしも感じている事でしょう。

ここで仮説です。
実は生命あってのenergyでなく、energyがあっての生命だとしたら、、、、。

これに関しては前回の「波動イントロダクション」でご紹介した本にそう思わせる内容の部分がでてきます。また、別にこれに関してお伝えする機会があると思いますので、ここではそれに関しては略します。

もしそうなら、energy flowが滞る事によってmain臓器の障害が起こるのは、不思議ではないのです。幻肢痛(原因不明の激しい痛みをもつ足の治療法として、足の切断が選択される事があります。しかし、切断後も存在しないはずの足の痛みが続くという不思議な現象)も残存したenergyによってあると説明できます。
 東洋の先人は修練で研ぎすませた感覚によってそれを感知する事ができました。現代人は人を物と解釈する「科学」を優れている(例えば、解剖なんかやると人は物だと認識してしまう)とし、先人の知恵を宗教上のものとして否定しました。

上記は実験結果から導きだした仮説の上での話ですが、現在の科学がその新しいenergyを認識するには不足な可能性も十分あると思います。

夫婦が一緒のベッドで寝ると脳波の同期が起こるように、専門分野の臓器の障害で死ぬ医者の話(これは医者の中では頻繁にいわれている事で、専門分野としている疾患で医者が死亡することが多いという噂があります)も同じ疾患の患者さん(同じenegy flowのblockが起きている人たち)と日常的に接する事によって、energyのシンクロが起こるのでは?と考えます。

以上の事から、伝承されてきた経絡という考え方は19世紀後半の研究成果や機器の開発によって大まかな意味で存在する事が認められる方向性にあります。

もし、この人体のenergyに着目して人が病気になる前に治療ができたら、そして病気のひとにも西洋医学と合わせてアプローチできたら、その成果は飛躍的に伸びる可能性があります。
 この波動分野に関して、日本の医療界では先端の考え方を持つ(ある意味異端の)医者をのぞいては、普及していません。でも、西洋医学一辺倒では治せない患者が多くいることや、抗がん剤や手術だけの治療法では多くの末期がん患者を救う事は難しい事を誰もが知っています。そういう状況を考えると、波動医学というのは、新しいアプローチ法として私は注目しています。

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ナビゲーター
ハラ ミツコ

投稿者 asidru : 12:59 | コメント (0)

波動~イントロダクション~

私は驚いています。
今日だけではありません。昨日も、その前の日もそうでした。
何度も止まっては考え、そして再び止まっては読み…という本に出会いました。

何度もつい「え!!」と口から出てしまい、驚きのあまり部屋の中を歩き回ったりしていてもたってもいられない。こんなペースですので、なかなか先にすすめません。あまりに本の内容が濃く、そして新しい知見に富んでいるので自分なりに受け入れるのに時間がかかるのでしょう。

フィールド 響き合う生命・意識・宇宙
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「そうか、そうだったのか…」

今まで不思議だと思っていた点と点が線でつながるような穏やかな感覚です。
皆さんも是非読んでみてください。驚くような事実が科学として書いてあります。

皆さんは波動という言葉を聞いた事があると思います。
今この世界は医療だけでなく、量子物理学が先陣を切って大きく進歩し、世界に受け入れられようとしています。この動きはまだ仮説のレベルですが、今までよりもっと加速していく事と確信しています。私は物理学に詳しくありませんのでその辺りは、ご容赦ください。

それでは波動とは何か?
「全ての物質は固有の周波数で振動している」という文章が表していますが、この手の本を見慣れていない人には、今ひとつ、ピンとこないかもしれません。
誤解を恐れず、もっとわかりやすく言うと、一般的には気、オーラ、プラーナ、生命エネルギーと呼ばれているものです。それは微弱な電磁波の一種で、体の細胞それぞれが異なる周波数で振動しています。これを中国医学では、それぞれの臓器名を冠した経絡として感じ取っていたのだと思います。鍛錬を極めた先人が鋭い感覚をもって辿ってきた道は本当の事ではないでしょうか?

少し脱線しますが、私自身の不思議体験をお話しします。
私は患者さんのエネルギーが入りやすい体質です。これは学生実習をした時から始まりました。悪性疾患や難治性の病気,長年にわたり我慢してきた感情をお持ちの方は、言い方はよくありませんが、強力な邪気をお持ちです。そして、防御するすべがないほど強く、一瞬で入ってきます。特に相手に対して同情心を持ってしまったときにそれは起こりやすいようです。つまり相手を想いやると言うことで自分の気と相手の気に交流がおき、よりパワーの強力な相手のものが入ってくる,と感じるのだと思います。

私の場合は特に患者さんの腹部など、さわったときに入ってきます。そして、一瞬で胸から頭頂部にかけて何か重いものをかんじます。少し締め付けられたような、まとわりつく重いものを感じ、「今,はいったな」とわかります。そして顔から頭にかけて血が逆流したように熱くなり、胸は動悸がして、息苦しくなります.グラグラとめまいを感じ,私の方が横になりたいほどの状況です。これが10秒ほどで一瞬にしておこります。ただの貧血やプレッシャーによる精神的な変化では?と普通の医者(夫!)に指摘を受けたこともありますが、そのどちらの可能性もありません。私は貧血はありませんし、プレッシャーを感じるほどの難しい症例が来る病院には勤めていません。


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これを気だ、波動だ、と言うつもりはありません、私にとっては呼び名はなんでもいいのです。体験していることは本当ですし,これからも起こるでしょう。確かなことは、自分の生命エネルギーを私たちひとりひとりが持っていることです。それを東洋の先人たちは修行によって感覚を研ぎすまし,感覚的に知っていたのだと思います。ただあまりに個人的な体験の中で感知されていたため、現代人は宗教の中のお話だと誤解したようです。現代の科学ではそのエネルギーがあまりに微細で簡便な計器ではかることは難しいし、なんといっても目に見ないことで認識するレベルにないだけかもしれません。
では、目に見えないから何もないと本当に言い切れるでしょうか。

目に見えないけど、あると認められているものは、重力、電磁波があります。
地球には重力があり、周囲を取り囲むmagnetic fieldが強烈な太陽風から地球を保護しています。

人間の脳や心臓は電気的な刺激で動いているので、電極を体に取り付ければ波として動きを観察する事ができます。
それでは、電気製品には必ず電磁波が発生しているように、微弱な電気が流れている私たちの体の周囲に微弱な電磁波があると考えてもおかしくないのです。

むしろ自然な考え方に思えてきます。もしかしたら、magneticfieldが地球を保護するような役目を果たしているように、エネルギーも本来、人を守る役目を果たしていたのかもしれません。

マッサージ、アロマなどこの業界の方の中には、エネルギーに関する体験は多く語られているかもしれませんね。西洋医学の医者はあまり患者さんに頻繁にはさわりませんし、dataや画像を重視しているところがありますので、こういう話はほとんど聞いたことがありません。もしあったとしてもそういう発言を控える雰囲気があります。もし体験談などありましたら、勉強のためにコメント頂けると嬉しいです。

次回はドイツで実際に行われている波動医学について詳しくお伝えしていきたいと思います。

投稿者 asidru : 12:58 | コメント (0)

予防医学の大切さ 4 ~自分の健康をコントロールするには…?~

そろそろ、自分の健康を医者や薬でなく、早い段階で自分のコントロールのもとにおきませんか?それは、毎日のちょっとした努力でできることです。そして、あなたにも必ずできることです。自分の体とこころは密接につながっています。あなたの体と心の声に耳を澄ませて下さい。何かメッセージを伝えてきているのが、聞こえると思います。それは、特別なことではありません。

例えば、こんなこと。
風邪をひいてから、夜中に救急外来に駆け込む前に、あなたにもできることがたくさんあります。そして病気を悪くしない工夫を取り入れることができます。一例として、「あ、微かだけど、喉のところがおかしいな」というちょっとしたサインを素直に受け入れるのです。今日は腰や背中がゾクゾクするな、とか、口では表現しにくいけど、いつもよりだるい、というサインに気がつくこと。これは非常に大事です。そして、そのちょっとした体のサインというのは、個人差があり、他人がそうだからといって、自分に当てはまるとは限りません。他人にはとても理解しがたい症状というのも、きっと含まれると思います。

例えば、再び私の場合。
風邪かも?という時は喉がおかしくなります。痛いとか、腫れているとかではないのです。ただ、その喉を通る自分の息がつめ~~たく、ひんやりと感じるようになります。そしてそのひんやり感はいや~な感じを伴います。そう、このいや~な感じというのが大事です。自分の体の特徴を良く知ることはとても大事だといえます。

こういうことがありました。
私は出産後から顕著に冷え性になりました。これは私の生活を大きく変えました。自分が快適に活動できる気温の幅がかなり狭くなるのです。
特に冬が辛いのです。
といっても私は南国生まれの南国育ち。現在に至るまで東京より北へは行ったこともありません。東北や北海道の冬場のそれに比べれば、冬と呼べるほどでもないでしょう。
それでも、冬場は辛い。
自分でも不本意に感じていますが、実際に自分の身に起こったことなので、受け入れるより仕方ありません。

冬場の足の冷たさというか痛さと耐え、春や秋でも寒さや風に敏感になり、喉元や手首足首など首とつくところはスカーフや手袋、レッグウオーマーでカバーすることが生活の知恵となっています。

ある4月のお天気の素晴らしい夕方に、新しくできたテーマパークにお出かけすることになりました。ポカポカした日でしたが、私はいつものように上記のような風よけと羽織る物を一枚多めに持っていきました。

友人T美は元来から丈夫で常に薄着でどんなに寒くてもコットン素材の衣類で通す人です。
いつものようにTシャツにデニムシャツという軽装で、上着は車に置いていきました。
目的地についてから急に冷えるようになり、風もでてきたのですが、向こう岸のお店にいくには、船での移動しかありません。船上では、冷え性の私だけでなく、若いカップルから年配の夫婦まで寒い寒いと身を寄せ合って凍えている様子でした。私も当然寒いのですが、自分の体の特徴を知っていたので、いつものようにこまめに防寒することで体の変化を起こすほどではありませんでした。

ところが、友人T美が珍しく、くしゃみをし始めました。一度でなく重ねて出るようになりました。「あ、この人、風邪引くかも」そう思わせるような冷たい風でした。彼女は、寒いはずなのに、無精で衣類を重ねることを嫌がっていたのです。そして存分に楽しんだ後、駐車場まで歩く頃になって「寒気がする、頭痛がする」と言い出したのです。

もし、それが私だったら危険信号と受け取り、すぐに漢方と保温を開始するのですが、彼女はまさか、自分がこれくらいで風邪を引くなんて、と取り合いません。寒気がするのは、気温が実際に下がっているせいだとし、車の温度計をみています。確か数時間前に比べると数度は下がっていました。そして、頭痛がするのは、一時的でいまに治ると。でも、気温が下がっているのに、冷え性の私が元気でピンピンしていることはおかしいとおもわないの??

この二人は非常に対照的です。
二人とも職業は現役の医者です。
でも、信じている物が異なります。一人は、環境の変化とそれに反応する自分の症状を重要視しています。もう一人は、自分の症状よりも、気温という数字を重要視し、現在の症状を結びつけることをしません。

彼女は結局帰宅して、その晩から高熱と悪寒で翌々日まで苦しみました。そして、私の言うことの方が正しかったと、少し残念そうに繰り返しました。

さあ、みなさん。
もうおわかりですね。知識も大事ですが、自分の体をよく観察することも同じくらい大事です。
こういう生活を始めると、自分に自信が湧いてくることに気がつくでしょう。ちょっとした風邪やストレスでも、自分をいい状態に戻すことができるということは、生きていく上で大きな自信につながります。ちょっとしたドカ食いや飲み過ぎによる体の不調や体重増加にも、難なく対応できるようになります。そして、そういうことを繰り返すことで、自分の心と体にとっての適度な頃合いというのを見つけていくのです。
そして、こうなってくると、今度は精神的にも肉体的にも踏ん張りがきくようになります。自分の心と体に対する満ちあふれるような信頼があるからです。
ちょっとしたことで動揺することやキレることも少なくなります。

自分の外にあるものに全面的に頼るよりも、自分を自分で優しく育てていくことのほうが本当は確実に効果を期待できることなんです。
そして、自分がいい!と思えるものを今、始めるのです。
皆様のこころと体の健やかさを心から願います。

(ただし、あまりにも高価な場合は第三者の意見を求めることをお薦めします。なぜなら、継続することが難しいですし、暴利をむさぼる業者がいないとは、言い切れないからです。ご自分の心の声と周りとのバランスも大事にしましょう。)


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投稿者 asidru : 12:56 | コメント (0)

予防医学の大切さ 3 ~食生活の影響~

子供を育てて初めて感じることがありました。
子供は母親が与える食べ物で大きくなります。
自分でお店にいって買い食いできるはずもありません。
初めは、母親の乳を飲み、やがて離乳食という、どろどろの消化しやすい食べ物で固形の食べ物に慣らしていきます。
やがて歯が生えれば、それなりの固形の物でも食べることができるようになります。

もし、この子供に、毎日カツ丼、ステーキ、ハンバーグ、そしてスナック菓子、ジュースを与え、適度な量の野菜や果物を与えなかったら、どうなるでしょうか?

これは、必ず子供ながら肥満になり、もしかしたら糖尿病、高血圧や高脂血症といったmetabolic syndrome(メタボリック・シンドローム=代謝症候群。肥満・高血糖・高中性脂肪血症・高コレステロール血症・高血圧の危険因子が重なった状態)まで発症する可能性があります。

これは、この子供のせいではなく、一概にはいえませんが、明らかに食生活に一因があります。

これと同様に考えて、これがサラリーマンの食生活だったら・・・。
そして、その行く末は・・・。

今お騒がせの若貴騒動よりもわかりやすい問題です。
この食生活を改善すれば、病気とつきあわずに済む可能性があります。
にもかかわらず、自分の習慣を変えないまま、降圧剤やコレステロールの薬や糖尿病の薬を飲み始めるとします。
これでは、毒と薬を両方とも生活の中に取り込むことになり、なんとも無駄であり、自分以外の何かに依存的な精神と生活をおくる第一歩になるのです。

(続く)

ドクターハラが語る、「自分の健康を自分でコントロールする方法」とは・・・?
待て、次号!

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投稿者 asidru : 12:54 | コメント (0)

予防医学の大切さ 2 ~西洋医学のカベ~

それでは、そこで行われる治療というのを考えてみましょう。

皆さんはどんな症状のときに病院に行こうと思われますか?
そうですね、風邪、腹痛、下痢、便秘、喘息、骨折、糖尿病、高血圧、四肢の痺れや関節の痛み。更年期障害、夜間頻尿、頭痛、腰痛、いろいろな症状で病院にかかった経験がおありと思います。
では、上記の中で現在の主流である西洋医学で治すことができるのは、どれかおわかりになりますか?

ここで、治す、というのが完全な「治癒」のこと、つまり投薬を中止しても健康な状況を維持できるということと、定義してみましょう。

そうすると、実は、一つしかありません。

それは骨折だけです。

「エエエ~~!!」と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。

「私のおばさん、高血圧治ったって人いるわ」とか
「いとこの腰痛がなおった」とおっしゃる方も中にはいらっしゃるでしょう。

そういう方はきっと次のような場合です。
明確な原因で一時的に高血圧、腰痛、などの状態に陥った人、もしくは、内服を毎日おこなっている状況を「治った」と解釈しているのでしょう。
そうではなくて、長年の高血圧、長年の下痢、長年の喘息、長い経過煩っている、いわゆる慢性疾患を治すこと、これは至難の業です。

といっても、どの病名に対しても西洋薬は対応する物はあり、効果もある程度あります。が、今度は投薬を中止することが今度は難しくなります。ここで皆様に聞いてみたいと思います。

もし、薬の効果によって、あなたの健康が形作られたとしたら・・・それは本当に健康なんだろうかと、ふと思うことはありませんか?

西洋医学というのは、非常に発展しているという印象をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。西洋医学は今後も、おそらく最強最大の医学派閥であり続けることでしょう。CTやMRIをはじめとする画像診断は3Dを駆使し、今後ますます高度な診断レベルをもつでしょうし、たった何mlの採血管によって多数の項目の検査データを調べることが可能です。

しかし、それでも、得意な分野と不得意な分野がはっきりしているのです。得意な分野はずばり、怪我や骨折など外傷の回復、そして、急性期の状況からの(突然の呼吸停止、心臓停止)救命、そして細菌感染による肺炎などの抗生剤による治療です。これらに関し
て西洋医学によって治療することに私は何の異存もありません。

しかし、それ以外の病気に対しては、薬を中止できる状況まで持っていくことは難しいケースがほとんどです。

慢性疾患の中でも難病と言われる慢性関節リウマチを含む膠原病、慢性ウイルス性肝炎、悪性腫瘍、特に多発性の転移、化学療法後の再発など、多くの医者はそういう場合、次に打つ手がありません。

私はCTでもMRIでも映らなかった胃癌の転移巣を経験したことがあります。優れた診断能力をもつといわれる西洋医学の壁を感じたことが度々あります。ましてや治療に関しては、なおさらです。ここ数年、難治性の疾患に対して、ステロイドや免疫抑制剤など早期から投与することを推奨する傾向が出てきています。これは、今の科学に限界があることを明確に表しています。民間施設にアメリカの空爆を浴びせるようなもんです。

ここまで来ると、病院に病気になってから行くことは、自分の体をほったらかしにしているようなものだと、わかっていただけたでしょうか?

だから、病気になったら病院へいく、というのをもうやめにしませんか?

その前に食事の仕方を考える、運動を取り入れてみる、生活のリズムを工夫する、ストレスを受けた時の解消法を自分なりに模索する。

そのなかにアロマセラピーやフットマッサージ、ハーブなど植物をつかったフィトセラピー、サプリメント、鍼や指圧、温泉、気功、太極拳、yoga、様々な呼吸法、いろいろあっていいと思います。ご自分にあったものを探し出して病気になることを待たずに、今!たった今、始めるのです。
そして、カウンセラーや精神科への受診も最近ではストレスマネージメントの意味で気軽に行う方向になってきています。心の健康は体の健康に必ず大きな影響を及ぼします。気になることがあれば、自分と相性の良さそうな医者を見つけておくためにも、足を運んでみてはいかがですか?

病気にもいろいろありますが、慢性的な病気の大部分は長年の個人の好みや習慣によるものが多いのです。つまり、その誤った習慣を正すことでかなりの患者さんが、健康に暮らしていくことはできるのです。


(続く)


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投稿者 asidru : 12:53 | コメント (0)

予防医学の大切さ 1 ~入院生活~

みなさん、病院へ行ったことありますか?

ありますね、それくらい。
今の質問は忘れてください、

それでは、病院に入院したことはありますか?

一度入院したことのある人ならおわかりかもしれませんが、病院内というのは、基本的に病人が生活するところと考えられています。病人となると、発熱したり、ほとんど寝ていたり、時に急変したりすることを想定して、病院の医療従事者にとって働きやすいように考慮されています。

例えば、こんな感じ。

ストレッチャーが移動しやすいようにツルツルした床、真っ白な壁、白々とまぶしい蛍光灯、浄水器にかけてない水、以前に比べると良くなっているものの・・・という程度の病院給食。週に数回のお風呂。

いかがですか?想像通りですか?

こういう印象は人により、様々です。
入院生活が上げ膳据え膳の天国のような場所とおっしゃる強者もいらっしゃるでしょう。これは現在の生活がどんなものかという質問かも知れません。でも、環境的に病院というのは、やはり厳しい所です。そして私がお話しした病院はきわめて一般的で今イメージしている病院はどちらかというと、良心的な部類に入ります。

じゃ、どうしてそんな想いをして多くの患者さんは残り少ない人生の貴重な時間をつかって、入院をしてらっしゃるのでしょうか。患者さんたちは居たくていらっしゃるわけではありません。ほとんどの方が帰りたいけど、病状がままならず、家での生活は到底望めない場合もありますし、または家族の協力が得られないために仕方なく入院の継続をしている場合もあります。
でもね、、、。
私だったら、数日で逃げ出したくなるでしょう。そういう感性が本当は人間的なものだと思います。病気になって一人ではやっていけないという方は、社会的な弱者に入ります。守ってくれる環境がないため、病院に入ります。そして、自分一人の時間や家族との時間との引き換えに、ご自分の身の保証を優先するのです。
ある程度の我慢が必要になってくるでしょう。

でも、考えてみてください。
誰だって自分の好きな家具やお皿、自分で植えたお花、自分で選んだ食材に囲まれて静かに自分の時間を持ちたいと思います。

特に体の調子が悪ければ、自分の好きなシーツで丁度いい具合の布団の中で眠りたいと思います。そのちょうどいい具合のものは自分だけがわかる、そういうさじ加減的な物ってやっぱり快適に過ごすためには、大事にしたいですよね。

もっと、贅沢言ってしまいましょう!
できたら、パートナーか愛する家族の作ってくれた、または買ってきてくれた食べ物を口にしたいでしょう?はたまた、自分の好きなアロマを炊いてもらって、オイルで足のマッサージをしてくれたらそれは、もう・・・。たまらな~~い!
あ、これは、あくまで個人的な好みです。(うっとり)

特にこれは高齢者がほとんどですが、入院し、手術を受け、強制的に寝たきりになり痴呆の症状が出始めるケースは、多くの医者が経験するエピソードです。

これは、寝たきりに近い状態になり、今まで使っていた多くの脳の部分の働きを落としたためと思われます。また、今まで健康だったお年寄りが試験的に検査を受けるために予定入院にすると、入院後すぐに高熱を出すということがしょっちゅうありました。これはあくまで私の憶測ですが、入院したことによる一時的な心の不安、ストレスによって免疫が落ち、その際に通常だったら感染することのないウイルスや細菌にも免疫防御ラインを破られてしまうことだろうと思います。

ああ、前置きがながくなってしまった!

つまり、病人になってからでは遅い!ということです。病人というのは、すでに自分の考えや想いを実践するには、あまりにも弱い立場にあるということです。

その場に低くしゃがんで自分の病気の勢いが少しでも弱くなることをただ待つしかない。または、家族に協力的でパワフルなメンバーが一人でも居ればいいのですが、そういう場合も患者さん自身が強力な精神力を発揮できる時だけに限り、例えば、脳梗塞などしゃべる機能や考える機能が損傷を受けてしまった場合は、家族としてもできることは少なくなるのが自然といえるかもしれません。

(続く)


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投稿者 asidru : 12:51 | コメント (0)

執筆者プロフィール

執筆者プロフィール
ハラミツコ


卒後10年目の医師。
地獄の研修を経て大学院にてDNAの研究へ。
その後、妊娠&出産で充電期間を経て現在は老人病院に勤務。
主婦業もこなす。
西洋医学の壁を感じ、漢方・ホメオパシー・フラワーエッセンス
などオルタナティブ&コンプリメンタリーメディスンに目覚め,勉強中。
最近はまっている食べ物:こんがりトーストしたスプラウトの雑穀パン
最近はまっているテレビ:仮面ライダー響鬼


現役医師として、また生活者としての立場から、アロマテラピー、ホメオパシー、東洋医学など気の向くまま、筆の向くままにコラムをつづっていく予定です。

投稿者 asidru : 12:21 | コメント (0)

ハンドリフレのデモンストレーションレポート

去る6/27(月)馬喰町の「マスダ増」にて、
ハンドリフレのデモンストレーションを実施いたしました!
その詳細をお届け致します。

マスダ増は、美容室さん、サロンさんなどの業者のみが入店可能な問屋さんであり、当日は、気軽にハンドリフレのメニューを取り入れたい!ハンドエステをすでにやっているが、あと一歩何かがほしい!と考えている100名を越す経営者の方などに集まっていただき、一日中大盛況のうちに、デモンストレーションすることが出来ました!

「爪が最近弱いのよねぇ…」
「やっぱり年齢は首と手に出るから…」
「手は毎日酷使しているのに、自分じゃ揉めないから、やってもらうと気持ちイィ~☆」
「お店で着付けをやってるんだけど、何か1つサービスとして追加したいのよね…」

一人一人の経営者の方の生の声をお聞きすることができまして、大変興味深かったです。マッサージ専門のサロンというわけではないのですが、隣接業種ともいえる美容院ですとか、着付け、ネイルサロン、などで待ち時間の有効活用の一つとしてリフレクソロジーの導入が盛んなようです!

無料サービスとしてされるところも多いようですが、オプションメニューとして設定し、
通常料金を1000~1500円として、
ローズやジャスミンなどちょっと高級なアロマオイルを使ったコースは
数百円アップというのがオススメです!
「トータルビューティーサロン」「トータルリラクゼーションサロン」として、
総合的に癒しを楽しめるサロンとして、
美容室やネイルサロンさんなどにもマッサージやアロマテラピーなど
「癒し」の要素を取り入れ始めているところが増えてきています。

手・足のみでしたら、洋服を脱ぐことなく気軽に出来ます。
ハンドにいたっては、終わった後も、軽くふき取ってそのまま帰れますので非常に手軽!

フット・リフレは靴を脱ぐというステップがあることから、ちょっと抵抗がありますが、これからサンダルで靴を脱ぎやすくなる季節でもあり、足の美しさに気を配る方が増える季節でもあります☆フットバスが1つあると、本格的ですが、簡単なタライ(ちょっとおしゃれなものだとよりイイですね!)さえあれば、気軽にリフレを取り入れていただけます。

治療目的・肩こり解消!というのではなく、心地いいひと時の演出方法として、
リフレ&リラックスは多大な注目を得ているもようです。
その「癒し」の演出に、アロマグッズは最適です!


☆ハンドリフレクソロジーに使ったアイテム

ハワイアンスキンローション

このクリーム1本あるだけでハンドリフレクソロジーができます!
詳しいトリートメント方法は商品説明のページをご覧下さい。
「マスダ増」さんでも販売しています☆
デモンストレーション当日も、あまりの心地よい香りとしっとりとした肌触りに
多くの方にお買い上げいただきました
ありがとうございました。
これからハンドリフレクソロジーを始めたいと思っている方は、
ぜひお使いになってくださいね!
両手10分(片手5分)1000円
両手15分(片手7分半)1500円
くらいがお勧めです。
美容室さんやネイルサロンさんでしたら、待ち時間の間や
終わったあとのオプションメニューなどにお勧めするとよいかもしれません☆

ベビーオイル

これはエッセンシャルオイル(植物の濃縮エキスのオイルです)を薄めるための
ベースオイルで、ハンドのオイルトリートメントに使いました。
まず、数種類あるエッセンシャルオイル(精油)からお客様に
お好みの香りを選んでいただきます。
本当に人によって香りの好みって分かれるんですね~^^
いろいろ試していただいてお客様が好きな香りをその場でベビーオイルで薄めます。
エッセンシャルオイルの一覧はこちらです!

ほのかにアロマの香りのするオイルで行うトリートメントは
リラックス効果抜群!
好きな香りだったらなおさら幸せですね^^

チャクラオイル

こちらはハンドリフレの仕上げに使うキューティクルオイルです。
つめの根元の甘皮(=キューティクル)の部分に、定期的に
栄養分を補ってあげることで、折れにくくて健康な爪が生えやすくなるんです。
チャクラオイルを少量取り、指先1本ずつ根元の甘皮部分に塗って
軽く刷り込むように揉んであげるだけでOK!
浸透性が高く、栄養分がたっぷりなので、ふき取らずにそのままにしておいて
大丈夫です。

デモンストレーションを体験された年配の方に多かった声が、
「爪に縦にスジが入ってしまったり、
爪が黒ずんで硬くなってしまったりで悩んでいる」
というものでした。
毎日のお手入れで少しずつ改善されていきますから、
チャクラオイルのような栄養分を毎日補ってあげるといいですね!
ということで、お客様に施術をするだけでなく、
ご家庭でのケア用に、サロンのお土産として販売しても喜ばれるかもしれません♪

このチャクラオイルは9つの栄養分たっぷりの美容成分が入っているオイルで、
主成分のヘンプシードオイルには各種必須アミノ酸(リノール酸とαリノレン酸)が
最高のバランスで含まれています。
肌にもっとも浸透しやすいオイルのひつとで、スキンケアに最適と言われています。
また実は頭皮やひげやムダ毛の剃り跡などのかみそり負けのケアにも
よいんです。
シャンプー前に頭皮をオイルケアしてあげるだけで
頭皮に必要な栄養分が補われ、乾燥していた頭皮もやわらかくなります。
スタッフの一人が以前頭皮が乾燥し、フケで悩んでいたのですが、
チャクラオイルで頭皮トリートメントを続けていたらすごくよくなりました!
本当にお勧めです!

<チャクラオイルの成分>
・ヘンプシードオイル
・ビタミンE
・アボガドオイル
・ホホバオイル
・大豆オイル
・アプリコットオイル
・ユーカリ
・ローズマリー


「マッサージビジネス独立開業マニュアル」では、
デモンストレーションや、出張実演イベントを承ります☆
イベントの集客に、体験に、是非お声をおかけ下さい。

(イベントに出演してくださるマッサージ師・セラピストの方も募集しています(登録制))

投稿者 asidru : 12:06 | コメント (0)

蒸しタオルの達人

蒸しタオルを作るには、タオル蒸し器が必要なのでは。。。
と考えてしまいがちですが、
タオル蒸し器がなくても透明ポリ袋と電子レンジを使って簡単に蒸しタオルを作る方法をご紹介します。
(元マッサージ店の店長さんにお話を伺いました)

<簡単ポリ袋と電子レンジで蒸しタオル作り!>

-用意するもの-
☆フェイスタオル 3枚
☆ポリ袋     1枚
☆水 適量

<方法>
1)まずフェイスタオルを適度に水にぬらして軽く絞ります。
  水分量は多すぎず、少なすぎず適量にします。
2)透明ポリ袋の中に1人のお客様に使う枚数分のフェイスタオルを
  セットとしてまとめて入れます。
  お話を聞いた方の場合は3枚で1セット
  (1枚は背中からお尻用、2枚目は左足用、3枚目は右足用)としていたようです。
  (体が大きいお客様はフェイスタオルでは背中が隠れないこともあるので、
  その場合はバスタオルを使いましょう)
3)ポリ袋を重ね合わせて、そのまま電子レンジに入れて温めるだけで
  アツアツの蒸しタオルのできあがり!
  電子レンジの7割くらいポリ袋を入れて3分くらい加熱するとよいでしょう。
  とても熱くなるのでヤケドに注意しましょう。

=======================================
<電子レンジを使うメリット>
タオル蒸し器は場所を取るし、完全に蒸すのに時間が3時間くらいかか上、
衛生的にも維持が大変です。
(ちなみに蒸しタオル器を持っている方はオスバンを使って毎日消毒しましょう。)
ところが電子レンジを使うと、場所もそれほど取らない上、
お客さんの回転に合わせてスピード作成ができますし、
ビニール袋に入れることで常にタオルを清潔に保てます。

=======================================
<ポリ袋を使うメリットと注意>

ポリ袋を使うと、加熱した後熱が逃げにくく、
1人用をまとめておけるので便利です。
また、保温を保つために電子レンジから取り出した蒸しタオルをポリ袋ごと
蓋つきのバケツに入れておくと、蒸しタオルがお互いに温めあうので熱が長持ちします。

※スーパーのビニール袋だと溶けてしまいますのでご注意!
透明ポリ袋だと電子レンジで加熱しても溶けません。
1度使ったポリ袋は必ず捨ててください。
使いまわすと袋が臭くなってタオルに臭いが移ってしまいますので
衛生的によくありません。

======================================
<マッサージの効果を高める効果があります!>

マッサージ施術前に蒸しタオルであたためる…。
すると毛穴が開いてマッサージ効果を高めます!!
アロマの有効成分がより浸透します!
背中、足、手のほかにも顔や頭のマッサージ前にも!

あたためることでリラックス効果も得られます!
「気持ちいい~♪」

======================================
<蒸しタオル美容法>

先ほど作った蒸しタオルを、
軽く絞って顔、首すじまでを約1分間包み込みます。
(最初は熱すぎることがあるので少し冷まして適度な温度まで調節してください)

その後たっぷり泡立てた洗顔フォームで泡でなでるように洗ってください。
毎日続けることで顔の透明感が増すという声も!!吹き出物なんて怖くない!!

======================================
<蒸しタオルサービスはいつ行うの?>

蒸しタオルを使う順序ですが、
施術前と施術後の2種類が考えられます。

(1)オイルサービスを施す前に蒸しタオルサービス。
蒸しタオルで体をほぐしてからベビーオイルや アロママッサージオイルなどを使ってマッサージをします。
蒸しタオルサービスをマッサージ前に取り入れることで、
熱が血行の流れをよくし、ツボへの刺激を高めます。

(2)オイルサービスの後に蒸しタオルサービス。
オイルサービスが終わったあとに、蒸しタオルで仕上げて、
そのままタオルを取るときにオイルを一緒に拭う、という使い方もあります。
オイルが体に残っていては気持ち悪い、とおっしゃるお客様も多いので、
しばらく蒸しタオルで温めた後、少しこするような感じで
オイルをふき取ります。
オイルが残っている部分がないようにまんべんなく
ふき取るのがポイントです。
======================================
<蒸しタオルは体のいろんな部位に使えます>

背中 背中前面に大きく広げて載せる。
足   何枚か重ねて巻いて蒸す。
    特に足の裏は皮膚が熱い部分ですので、少し熱いくらいのタオルの方が
    きもちよく感じると思います。
首筋 タオルを棒状に折りたたみ、首筋にマフラーのように巻きます。

蒸しタオルでぐるぐる巻きにした後に
ゴム製のシートやラップ・ビニールなどで包んで
蒸す効果を高める方法もあります。

======================================
使い終わったタオルは必ず洗剤・消毒液(塩化ベンザルコニウム液)を
使って洗いましょう。

きちんと殺菌消毒しないでの再利用は衛生上よくありませんので
やめましょう。

インタビュー者経歴:元東京駅八重洲にあるマッサージ店店長
現在数多くのマッサージ店をコンサルタント的立場からウォッチング。

投稿者 asidru : 12:04 | コメント (0)

マッサージって資格がいるの?

結論から言おう、「“マッサージビジネス”は何の資格がなくてもできる!」

・・・しかし、これだけで終わってしまっては、説明の意味がない。
もう少し詳しくお伝えしよう。

マッサージと一言にいっても、その種類にはいろいろある。
資格・免許が必要かどうかは、その種類によって違う。

一般的なマッサージには、大きく分けると

「医業類似行為としてのマッサージ」
「非医療類似行為としてリラクゼーションを目的するもの」がある。

そして、医療類似行為としてのマッサージには、国家資格免許が必要である。
その免許とは

・ あん摩マッサージ指圧師免許
・ はり師免許
・ きゅう師免許
・ 柔道整復師免許
http://www.shadan-nissei.or.jp/

一つ一つの資格の概要は以下の通り。

あん摩マッサージ指圧師免許
いわゆるマッサージ・指圧など出来る。

はり師免許&きゅう師免許
いわゆる鍼や灸を用いた鍼灸治療が出来る。
鍼治療が出来る。体中にあるツボ(経穴・ケイケツ)に鍼を刺すことによって、気の流れを整え、病気の治療や予防に役立てる。

柔道整復師免許
いわゆる、接骨院などで行っている「ほねつぎ」骨折、脱臼、打撲、捻挫などのケアをするものである。(整体師とは異なる。整体師の国家資格は存在しない。整体師は以下で説明するが、各種整体スクールなどで訓練を受け、団体独自でに整体師としての資格を取得しています。)

これらの資格が必要なマッサージは、医療保険が適用になるなど(条件にもよる)かなり医療行為としての側面が多い。また、資格取得のために、厚生労働省認可の施設で3年以上教育を受け、国家試験に合格しなければならない。

保健所への登録が必要なのは、国家資格が必要な上記の免許を使う場合である。
免許を持った治療師は厚生労働省の管轄下にあり、開業の際は保健所への登録が必要となる。


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以上の枠組みは、本来、「マッサージ」は医療類似行為であるが、例外的に、上記の免許を得たものにのみ生業として行うことを許可したものである。

しかし、全てのマッサージ的行為に資格が必要というわけではない。

医療行為としてのマッサージではなく、現在ブレイクしているリラックスを目的とするリラクゼーションエステ&サロンを営むためには資格は必要ないのである。

また実際、近年注目を集めている代替的なマッサージ方法(タイ古式やアーユルヴェーダなど)については、国家資格が存在しないので、とりたくても取れないという状況もあるのである。

実際には、足裏エステや、マッサージ店に行くと「整体スクール修了証」や「リフレクソロジースクール修了証」が額に入れられ誇らしげに掲げられている。

しかし、これらの資格は、いわゆる業界団体が所定のスクール・コースを修了した者に与えている民間資格であり、公的には何の効力もない。整体などはよく「接骨」(前述の柔道整復師が行うもの)と混同されるが、整体師の国家資格などは存在しないのである。

逆にいえば、癒し・リラックスを目的とする施術(トリートメント)には、法律的には資格など不要なのである。

もっとも、この場合、「マッサージ」と謳ってしまうと、マッサージという医業類似行為を無免許で行うことになってしまうため、違法行為にあたる、下手すれば逮捕され・刑罰を受けることのいなる。決してマッサージという治療行為をしてはいけない。また、 『診断』『処方』『投薬』といった医業類似行為ももちろんしてはいけない(医師や薬剤師免許を持っているなら話は別であるが・・・)

また、資格が不要といっても、人体に触れる以上、その意味と責任を考えると、十分な知識、および技術が必要なのは言うまでもない。その点で、本来人体に触れる施術を行うものは、すべて医療類似行為として規制をかけるべきという立場も存在する。

現在マッサージ関連の話題では国家資格に話題が及ぶと必ず場が紛糾するのであるが、乱立する無資格者(国家資格を保持していない者)の中には、知識も技術も有しないまま、粗悪な「施術」を施しているために、民間資格全体に対する信頼が薄れているところにも問題がある。また、現状の国家資格の養成体制にも問題があるといわれ、激増する「リラクゼーション」技術者の需要に供給が追いつかないのが現実である。

現在、『リラクゼーションを目的とする医療行為ではないマッサージ』は、事実上、マッサージという言葉を使わない限りにおいて黙認されているようにも見える。

実際、リフレクソロジーや、整体も、人体に与える影響などを考えると医療行為とリラックスを峻別するのは不可能であり、「医療行為」「リラクゼーション」の区別は究極的には相対化されるのではないかという割り切れない思いを抱くが…。

ただ、人は、治療行為や、医学的効果を求めるだけではなく、ゆったりとした時間、人のぬくもり、非日常の空間を求めるためにリラックスを求めるのは確かである。

そして、そのリラクゼーション&癒しを提供する場は時代によって今強く求められているのも確かである。

そして、国家技術者が足りない、不足している、または時代に求められている形でのサービスを提供できていないというのもまた事実であり、そこを埋める形での「リラクゼーション産業」が現在盛況なのである。

投稿者 asidru : 12:02 | コメント (0)

オフィスを借りよう!スモールオフィスのツカサさん取材!

よんよんまるまるにゃんにゃんにゃん~♪のテレビCMでおなじみのツカサ都心開発株式会社(所在地:東京都品川区、代表:川又 三智彦さん=写真、以下ツカサ)が「個人支援」をテーマに掲げて、様々な形で起業家を応援していらっしゃるとの話を聞きつけ、お話を伺いました。

SOHOというのはスモール・オフィス・ホーム・オフィス(Small Office Home Office)の省略形で、主にパソコンなどを使った在宅ワークなどを中心とした新しい就業形態を指します。一見、マッサージ&リラクセーションとSOHOの取り合わせはミスマッチなようにも思えますが、そんなこともないのです☆

ウィークリーマンションの覇者が起業家支援へ!
東京近郊にお住まいの方なら、「よんよんまるまるにゃんにゃんにゃん、ツカサ~のウィークリーマンション♪」という印象的なCMをソングを一度は耳にしたことがあることと思います。

ツカサさんは1983年ウィークリーマンションという賃貸形態を日本ではじめてスタートし、独特なテレビCMとともに知名度と業績を上げていました。もっともバブル崩壊時に突然銀行からの融資がストップという事態が勃発!巨額の負債を抱えることになってしまったのです…

「1999年に銀行が一斉に物件を差し押さえた時も、営業権を譲渡した時も、誰もが全く興味を示さなかったのが、このオフィスのSOHO物件でした。」(ツカサ広報 渡辺さん)

というわけで、現在は「ツカサワンワンオフィス」や「ツカサのSOHO」などのオフィス物件を中心に、「カフェホテル」や「マンスリーマンション」などのユニークな物件を展開をされているそうです。でも、未だにウィークリーマンションといえばツカサという強いイメージがありますよね。

マッサージ&リラクセーションに限らず「起業」を考える時、多くの方にとって必要なのがまず「事務所」でしょう。

ビジネススタートにあたって、いきなり店舗を構えられる方はあまり多くいらっしゃらないと思いますので、出張や自宅開業から始める方も多いことでしょう。が、不特定多数のお客様を相手にする場合、生活の場と密着している自宅で開業されることに不安を覚えられる方もいると思います。また、事業拡大にともない家族以外のスタッフを使いたい場合など、自宅より「事務所・オフィス」の方が何かと便利なこともあります。

もっとも事務所物件を借りるには、敷金礼金、更には保証人など多額の資金が必要になります。ましてや東京都心部であれば、かなり大きな出費が必要となるので、スモールビジネスを立ち上げていきなりオフィスを借りるのは難しいですね。

そんなことでお悩みの方にぴったりなのがツカサのオフィス。完全個室のワンワンオフィスが、なんと18000円から借りることができるのです。

ワンワンオフィスは「北新宿」「渋谷」「池袋」などの 都心部をはじめとして都内に1600室。
ツカサのSOHOに至っては、「日本橋」「兜町」などオフィス街・金融街の真ん中という超好立地にあります。
疲れた企業戦士を対象にしたリラクセーション・ビジネスの拠点としては、最適ではないでしょうか。
敷金礼金保証人が不要というのはもちろん、様々なキャンペーンを行っていらっしゃいますので、更にお安く借りられるのが嬉しいですね☆

ツカサさんでは起業家支援としてオフィス提供にとどまらず以下のような事業を行っていらっしゃいます。

1 廉価でのスモールオフィスの提供
2 起業家向けセミナーの開催(会員は無料で受講できます!)
3 ツカサさんのウェブサイトにて無料で取材&紹介!
ツカサさんの物件はどのようにして使われている方が多いのですか?

「24時間利用可能なオフィスとして、起業家の方はもちろん、地方や外国に本店がある方の東京支店としてお使いいただいているパターンも多いです。」

マッサージビジネスの経営者・開業志望の方必見!
マッサージやリラクセーションビジネスを立ち上げる人へのツカサ物件の使い方のご提案などはございますか?

「事務所はもちろん、フットマッサージなどのサロンに使っていただけます! スペースの問題が大丈夫ならば・・・いろいろな使い方で使っていただけます。出張系のサロンの控え室として使うこともOKですよ!」(広報の渡辺さん)

もっともコンパクトな「ワンワンオフィス」は、パソコン机で人一人作業するのにジャストなスペース(※2人用~3人用もあります。)なので、サロンというより事務所向けですね。洗面台はありますがトイレやシャワーなどが共用スペースにあるため、その点でも水周りを必要とするサロンには向いていないかもしれません。(図はモデルルーム。)

SOHO日本橋・兜町のオフィスの方は、作業スペースがもう少し広く、四畳半程度でしょうか。ベッドならギリギリ一台、チェアなら2台くらいおけそうです。シャワー・洗面所とトイレも完備しているので、サロンとしては決してゆったりしているとはいえませんが事務所にはぴったりではないでしょうか?

更に居住性を高めたマンション&オフィス「T1東日本橋」は、スペースが更に広いため(通常のワンルームマンションと同程度の広さ)、事務所としてだけでなく様々な用途で使えそうです。(写真)

インターネット回線が引いてあるのはもちろん、会議や来客に使える共用の会議室などがあるので、便利ですね!



ツカサさんにはかつてSOHOオフィスの物件のテナントとしてマッサージ店が入っていたそう。その後その方がツカサに入社し、予約が入った際に出張という形で行っているとのことです。(歌舞伎町のカフェホテルというビジネスホテルの物件にて)

今実際にリラクセーション系のビジネスをツカサさんのオフィスで行っている方はいらっしゃるのでしょうか?

「そうですね…マッサージとはちょっと違うのですが、ワンワンオフィス渋谷にてヒーリングのお仕事をされている方がいらっしゃいまして、ツカサの起業家コミュニティで取材いたしました。」

最近、癒しはブームですので、 これからもどんどんリラクセーション系の業者さんの入居が増えてくるかもしれませんね!

オフィスだけじゃない!多様な事業展開 
さて、ツカサさんというと「よ~んよんまるまるにゃんにゃんにゃん~♪」や「てんこてんじぇいぴ~♪」の歌が印象的なのですが・・・。


「あの歌は社長が自分で考えたものですよ。

あのCMはおかげさまでマーケティング調査だと『空で言えるホームページアドレス』として日本で3番目とかなり高い知名度なんです。ちなみに1位がアコムで2位がトヨタと名だたる企業ばかりです。

その認知度がまだまだホームページのアクセスにつながっていません。」
最近ではツカサさんは最近ではブログ作成や、ネット新聞など、インターネット事業に積極的に乗り出していらっしゃいますよね。

「はい、おかげさまで年初はホームページのアクセスが 1~2万ページビューだったのですが、今では1日14万ページビューまで行っていますね。」

今後はポータルサイト運営なども事業の中心にしていかれる予定などですか?

「ネットは広告の手段としてやってます。そこで広告など出して収益をあげようというよりも、それ自体を広告としてとらえています。ネット新聞も登録していただいた市民記者から記事を1,000円から買ってます!結構面白いと思いますよ。」

ツカサの物件に入居している起業家の方を無料で取材し、ツカサのウェブサイトで紹介するというコンテンツなどもありますね。自分のビジネスをPRできる掲示板などもあったりして、起業家の方にとってはとても役に立つウェブサイトだと思います。(ツカサの起業家コミュニティ「SOHOネット」 )

ツカサさんの精力的なネットでの展開を拝見していますと、ちょっとライブドアなどを思い出すのですが…ネット企業のライバルとして意識などはしていらっしゃるのでしょうか?

「いえ、特に意識していることはないですが…やはりポータルサイトというのはユーザーがすでにある形に慣れてしまっているので、勝手なことはできないんですね。目の動かしやすさ、わかりやすさという点からは、やはりどうしても似てくる面もあります。」

なるほど、またツカサさんのホームページで「昭和30年代村計画」というちょっと面白い計画を見つけたのですが。

「これは、伊豆の方に昭和30年代の町並みを模したテーマパーク「昭和30年代村」を作ろうという計画でして…。

テーマパークと聞いてピンとイメージするものではなく、人が実際に生活や仕事ができて、電車の駅があり、学校があり、病院があり、そういう街(村)を作るという計画ですね。

紙芝居、チンドン屋や漆喰の壁を作る左官やさんなどの職人さんとか伝統工芸など、そういう後継ぎがいなくなっていきそうな技術も仕事として残していきます。

昭和30年代村の予定地である伊豆の修善寺の近くは、高級温泉旅館がたくさんありまして、一泊10万円とかすぐかかってしまったりするんです。が、昭和30年村では一家四人が一週間を10万円で過ごせるというのを目安にしたいと思っています。」

へぇー面白いですね!それはすでに動いているんですか?

「会社も立ち上げて実際に動いてますよ!一気にオープン!というのではなく少しずつですが…。
最初はオートキャンプから始めていって、徐々に村にしていきます。

学校・病院・駅を作ったり、木造の平屋なんかも今では勝手に建てられないんですよ。特区申請というのをしないと駄目なんですね。今も手続き関係を行っていてこれには時間がかかります。

ここは介護タウンにもなるわけです。現代社会で失われつつあるコミュニティを作って、その街で面倒をみていこうという計画です。」

最近ツカサさんは昭和30年代村以外にも、介護や福祉の学校を作られるなど、福祉の分野にも進出していらっしゃいますよね。

「そうです。2007年問題をご存じですか?昭和22年前後生まれのいわゆる団塊の世代が大体1000万人くらいいるのですが、その世代が2007年から一気に退職しはじめるという問題なのです。リタイアする人が突然増えて必然的に介護が必要になる時期が来ます…それを見越して介護事業をはじめたのも発端の一つです。

現在はケアマネージャーやヘルパーの養成をしています。」


オフィスという空間提供にとどまらず、アイデアと広がりのある事業展開をされてるのですね。

リラクセーションビジネスから話が飛びましたが、大変興味深いお話を聞くことができました!ありがとうございます。

スモールオフィスという便利さからツカサさんに注目いたしましたが、単にオフィスというにとどまらない起業家支援事業、さらに広がりを持った独創的な事業展開に感銘を受けました。

マッサージ&リラクセーションビジネスにて独立をお考えの皆様、オフィスを探されている方是非ツカサを考えてみてくださいネ!

ツカサ都心開発株式会社 http://www.222.co.jp

投稿者 asidru : 11:31 | コメント (0)

資金調達の種類と特徴

開業の際はもちろん、経営していくうえで、欠かせないのが「運転資金」
ここでは、各種資金調達方法とその特徴について、簡単にまとめました。

主な資金調達方法

融資 いわゆる借金のこと。
保証 お金を借りる時に、誰かに返済を保証(いざというときの肩代わりの約束)をしてもらうことにより、お金を駆りやすくする。
法律に基づく支援 法律の条件に沿う場合、中小企業支援策が受けられる。
補助金・助成金 一定の条件に合う場合、お金などがもらえる。
出資・投資 資金調達と引き換えに将来利益が出た場合にその割合に応じて、利益を配分する。
社債の発行 社債(有価証券)を発行する。借金の一種。
株式の発行 株式を発行する。出資を受けることの一種。

各資金調達方法の分類と特色

■融資
 ●家族・身内より
 ●公的機関の融資
  ・国民生活金融公庫(http://www.kokukin.go.jp/)
   ※数百万~数千万 個人事業&小さめの中小企業対象
  ・中小企業金融公庫 (http://www.jasme.go.jp/)
   ※数千万円~数億円 やや大きめの中小企業対象
  ・商工中金 (http://www.shokochukin.go.jp/)

  ※無担保・無保証人での融資が可能な場合もあり
  ※金利や条件面で、個人が開業するのにもっとも利用しやすい   

 ●民間金融機関の融資
  ・銀行
  ・ノンバンク

 ※中小企業の創業直後の融資は難しい
 ※高金利

■保証(融資を受ける際の保証人となってくれる)
  ・信用保証協会 (http://www.zenshinhoren.or.jp/)

■法律に基づく支援
  ・中小企業創造活動促進法 (http://www.chusho.meti.go.jp/gijut/tebiki/)
  ・中小企業経営革新支援法 (http://www.chusho.meti.go.jp/kakushin/tebiki_01.html)

■補助金・助成金  
  ・経済産業省中小企業庁 (http://www.chusho.meti.go.jp/)

 ※経済産業省・厚生労働省などが実施
 ※補助金・助成金は返済不要な点で融資(返済が前提)と異なる。
 ※事業内容を審査され、認められた場合、補助金が出る。

■出資・投資
  ・ベンチャーキャピタル
  ・新規事業投資株式会社 (http://www.nbivc.jp/)
  ・出資コム (http://shusshi.livedoor.com/)
  ・東京中小企業投資育成株式会社(http://www.sbic.co.jp/)

■社債の発行
  ※多数の者より小額の借金を受けること。社債は「借金証書」
 ※発行した社債が株券と同様、有価証券として流通する点で、通常の融資と異なる。

■株式の発行

投稿者 asidru : 11:21 | コメント (0)

タイプ別、べストなマッサージの開業形態

マッサージの開業にもいろいろな形態がございます。
マッサージをどういう形態で開業されるのか以下にまとめてみました。

【自宅開業】
 ●メリット
比較的小額の資本でスタートできる
近所づきあいなど地域に密着した客が獲得しやすい

 ▼デメリット
新規客にとってみて気軽に入りづらい
生活感を払拭するための工夫が不可欠
立地を選択できない
同時に何人ものお客様をさばくのは向いていない
自宅から先の戦略まで広がりづらい
(本業として大きく発展させるのに不向き)

向いているジャンル
整体・指圧・あん摩・マッサージ・鍼灸
ロミロミ、アーユルヴェーダなど特色があるマッサージ。
オイルコースがあるマッサージ
長時間のコースがあるマッサージ
プライバシーを必要とするマッサージ


【店舗型】
 ●メリット
お客様が安心して入れる
 ▼デメリット
店舗の契約などで初期投資額が大きい

向いているジャンル
すべて

【マンション型】
 ●メリット
(店舗型よりも比較的安く始められる)
シャワーなどの施設も使える
 ▼デメリット
気軽に入りづらい
同時に何人ものお客様をさばくのは向いていない

向いているジャンル

タイ式マッサージ
整体・指圧・あん摩・マッサージ・鍼灸
ロミロミ、アーユルヴェーダなど、特色があるマッサージ。
オイルコースがあるマッサージ
長時間のコースがあるマッサージ
プライバシーを必要とするマッサージ

【テナント入居】
 ●メリット
  もともとの施設(商業ビルやスパなど)に人が集まっているため集客しやすい
 ▼デメリット
  初期投資額が大きくなる

向いているジャンル
何かのついでに気軽に出来るもの
 (テナントの種類にもよるが…
  ショッピングビル→服を脱がなくてもよいもの。
  スパ・スーパー銭湯など→アカスリ・全身オイル
  癒し系施設→高級感や特色のある、スペシャリティ感のあるもの)


【出張マッサージ】
 ●メリット
技術と、最低限の用品、および車さえ整えばすぐにでもスタートできる
初期投資額がほぼ不要
 ▼デメリット
店舗系に比べ、より積極的な営業努力が必要
ホテル・旅館・一般家庭・企業・スパ・ドライブスルー

向いているジャンル
すべて(特殊なベッドや大きな設備etcを必要としないもの)

【マッサージ系フランチャイズ】
 ●メリット
大手ブランドの知名度と信頼性が得られる
広告費などがほぼかからない
人材育成・広告・内装などの確立されたノウハウが手に入る

 ▼デメリット
加盟料・ロイヤリティーなどで
契約上本部の決定に従うことが義務付けられ
独自の経営努力や個性が発揮しづらい
(独自のサービス・キャンペーン・広告営業など)

向いているジャンル
すべて

参考
マッサージ・整体系フランチャイズ
http://www.sakura-seitai.co.jp/
http://www.korifresh.com/
http://www.tainakaigakuin.com/index.html
http://www.total-therapy.jp/
http://www.harmonyh.sitesuite.com.au/
http://www.suhadade.com/
http://www.nbcinter.co.jp/fcannai.html

岩盤浴
http://www.venture-link.co.jp/service/nb/nb_fc_iy01.html

・・・まとめ・・・
※目安として1000万円以上の自己資金がある場合を「資金力がある」としてお読みください。資金調達についてもご覧ください。

A★「資金力があり、技術もある」
テナント、店舗やマンションをもとに、今日にでも人気店となってください!

B★「資金力があり、技術力に自信なし」
マッサージ店長のノウハウのある人材をスカウトして店舗かマンションで
スタート。よくある“オーナー”という形がよいでしょう。
オーナー自らがまったくマッサージに関わっていない場合は店長がいなくては、
    店は回りません。絶対的に信頼できる店長をパートナーとして任せましょう。
家族などが理想的でしょう。

手っ取り早くマッサージビジネスをしたいのなら、フランチャイズもよいかもし れません。

C★「資金力に不安があり、技術はある」
借り入れをしていきなりサロンをオープンさせるという道もあります。
が、大規模にスタートさせるより、少ない資金でまずはマッサージビジネスを
始めるのがよいでしょう。
出張サービスや自宅で週末のみ開業など少しずつ自分の顧客をつかんでいくのが
オススメです。

D★「資金力に不安があり、技術もない」
施術は他人まかせ、自分は経営一筋というカタチで突然起業するのは、
個人の方では難しいかもしれません。

まずはスクールや、サロンで丁稚奉公するなどして技術をつけてください。
すべてはそこからです。
自分が直接施術に関わらないカタチのマッサージビジネスをはじめることも可能でしょう。

投稿者 asidru : 11:15 | コメント (0)

マッサージ店を開業し、独立したいあなたへ…!

マッサージ店を開業し、独立したいあなたへ…!
これから、マッサージ店、エステ店、整体院、足裏指圧、開業をしたいあなたへ!

こんな不景気のなかで必死に頑張っている、お父さん方々サラリーマン世代に、独立の機運が高まっているといわれます。会社の上司の機嫌を見ながらの仕事、残業なんか、「くそ食らえ!」は当たり前ですよね。

今の時代は独立経営で自分の好きなように好きなだけ、仕事が出来る時代なのです。
事実、最近よくサラリーマンが脱サラして商売を始めている方を見かけます。
しかし、誰一人成功をしている人を見た事がありません。
脱サラして、ラーメン屋や服を売る商売も中々大変です。
外食産業は、日本では成熟産業だといわれています。

また、「ベンチャー起業」「独立開業」というと、パソコンやIT、SOHO起業、ベンチャー企業を思い浮かべるかもしれません。

しかし、ITだけが、起業の方法ではありません。
パソコンの知識がないし、自信がない…という方も心配はありません。ライブドアやソフトバンクのようにITでなければ、開業ができない!という時代ではありません。

サラリーマンであっても、その経験を生かして、十分成功することが可能です。


それがリラクゼーション・癒し・マッサージビジネスです!

現代社会人に一番ウけているのが、エステ店マッサージ店なのです。
この不景気の中、唯一驚異的な伸びを示している業界でもあります。

スキンシップや大地との一体感を失った現代人にとって、マッサージとは、世界との一体感を回復するためのプリミティブな儀式であり、癒しを超えたものです。

マッサージ業界は今もっとも熱いベンチャーです。
まだまだ発展と進化を続けるでしょう。
今がチャンスです。

人間は生きているだけで疲れるのです。
そのため、人間とマッサージは切っても切れない関係なのです。
人間あるところに、マッサージビジネスあり!
そう言いきってしまってもいいかもしれません。
不景気や、悪いニュースが多く、人々がストレスと疲労で疲れきっている今こそ、絶対的なチャンスです!!

当サイトでは、実際、マッサージ業界に現役で関わっている超優良店長を始め、隣接業界で仕事を続け「今」のマッサージ業界を熟知しているマッサージ開業の達人が執筆いたします。

内容は全て、私どもが、長いキャリアの中から体得した、金には替えられない貴重なノウハウのエッセンスです。(更に詳しい指導をご希望の方向けの講座メニューを今準備中です。ご期待ください。)

是非、マッサージ店を作って独立開業してください。
一年後、アナタの銀行口座に1億円が入っていることも可能かもしれません。
是非、当サイト“マッサージ開業マニュアル”を活用しつくし、いいマッサージ店を作ってください!
そして儲けて下さい!
そして、人々に癒しを届け、マッサージの素晴らしさを伝えてください。
あなたの登場によってマッサージ業界がより魅力的に、より成熟していくのを待っています。

(※マッサージビジネス独立開業マニュアルは、特定の業界団体・特定のスクール・特定のフランチャイズを斡旋する趣旨のものではありません。)

投稿者 asidru : 11:14 | コメント (0)